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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 指定された木箱に収納し、低危険物収納ロッカーに保管します。
説明: SCP-XXXX-JPは刃渡り70cmの青銅製の剣です。刀身に勾玉がはめ込まれており、指の力で自由に取り外しができます。（剣をSCP-XXXX-JP-A、勾玉をSCP-XXXX-JP-Bとします。）-Bがはめ込まれた状態の-A（活性化状態）で攻撃すると、3分後に対象と同属性のものすべてに対して同様のダメージを与えるという異常性があります。何をもってして同属とみなされるかは使用者によって異なります。使用者がいない場合は効果を発揮しません。
経緯: SCP-XXXX-JPは山口県のとある神社の御神体です。一振りでイナゴの大群を消し去った、大火を一瞬で消火したなどの口伝が残っています。主に田畑の害となる柄草1と呼ばれる雑草を刈る神事に使われていたようです。柄草が消滅して以降、SCP-XXXX-JPの使用・移動は今日まで禁じられました。財団は極秘に入手した文献からSCP-XXXX-JPの有用性を推測、ダム湖に沈んでいた神社からこれを回収、収容しました。事前に関係者に接触しようとしましたが、宮司・氏子はみな失踪していたためできませんでした。保存環境に関わらず、状態は極めて良好でした。
実験記録XXXX-JP
実験で使用されるカードはその都度作成されます。7種類のマークが描かれ、それぞれ10枚ずつあります。
内容: 〇のマークのカードにSCP-XXXX-JPで傷をつける（以下これを実験1と略）
結果: 3分後〇のカードすべてに同様の傷が発生
考察: 想定通りだ。すばらしい。
内容: 実験1を違う職員で行う
結果: 3分後全部のカードに同様の傷が発生
考察: 使用者によって効果対象が異なるようだ。
内容: ある離島で深刻な被害を出している外来種のナメクジをSCP-XXXX-JPを使って殺処分
結果: 該当種の離島からの消滅を確認
考察: SCP-XXXX-JPは増える脅威に対して抑止力となりうるようだ。
内容: カードを方々のサイトに郵送し実験1を行う
結果: 16000km離れたカードにも効果を確認
考察: 効果範囲は地球全体を覆っている可能性がある。
内容: -Bを外した状態で実験1
結果: 何も起こらず
内容: -Aを模した剣に-Bをはめ込み実験1
結果: 何も起こらず
考察: -A、-Bが揃っていることで異常性が発現されるようだ。
内容: -Bをはめ込んだ状態で実験1を行い、3分以内に-Bを外す
結果: この時点では何も起こらなかったが次の実験のため-Bをはめ込んだ時に効果が出現
考察: 途中で-Bを外すと効果は保留されるようだ。保留時間の限度も調べる必要がある。
内容: 上記と同じ実験を行い、10時間後に-Bをはめ込む
結果: すべての〇のカードが爆発し消滅。それ以外のカードは木っ端微塵となり、マークがまだ印刷されていない台紙には多数の傷が確認された。
考察: 保留時間に応じて威力が増幅される…？？効果対象も拡大されているようだ。SCP-XXXX-JPはNK-クラス:世界終焉シナリオに対して切り札となる。Thaumiel指定を申請しよう。
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- portal:8109219 (30 Jun 2022 03:18)
財団の反応がちょっと甘いように感じた部分がありました。
軽くググったのですが、5000kmだと東京からネパールの首都くらいだそうです。太平洋横断できないくらいの距離なようです。
食べなきゃいけないSCP-558-JPとSCP-871を別にしても、「同じものを破壊できる」→即抑止力だ、Thaumielにしよう、というのは早計な気がしました。
これはナメクジの実験の時にある程度予見されていそうです。どこまでの範囲を「同じ」としたのかという根拠も、今ある記録ではマークの描かれたカードのみです。
そもそも外来種のナメクジでもいきなり全滅させることはしないのではないでしょうか。生態系に関わりそうなので、慎重に行われそうです。
細かいところを挙げてきましたが、全体攻撃で草を刈る剣というアイディアは面白いと思いました。執筆応援しています。
以下を修正しました
・生物実験は効果範囲がわかる前にしました。（この時点では範囲は1集落程度と思われていた）
・範囲を調べる実験の最長距離を大幅にアップしました。
・保留した時の効果をアップし、Thaumiel申請はラストにしました。