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エリア-XXXX内の一区画の写真。画像左上に飛翔行動中のSCP-XXXX-JP-Aが写っている
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 特別収容プロトコル: 全てのエリア-XXXXは周囲500mを封鎖し、常に2人以上の職員によって監視されます。SCP-XXXX-JP-Aの過剰な発生が確認された場合は終了手順: XXXXに従ってください。
SCP-XXXX-JPがエリア-XXXX以外の地上に降着した場合、財団により路面清掃車が派遣されます。必要に応じてカバーストーリー「路面点検」を各機関に適用し一帯を封鎖することが認められています。この時収拾されたSCP-XXXX-JPの対処は基本的に終了手順: XXXXに則られます。実験のためのサンプル採取はアノマリー管理担当者に申請してください。
エリア-XXXX以外でのSCP-XXXX-JP-Aの発生が確認された場合、当該地域にクラスA記憶処理剤を散布し、必要に応じてカバーストーリー「伝承」を流布してください。
上記の対応手順によりSCP-XXXX-JPは収容されているものとし、SCP-XXXX-JP-Aの収容は不要と結論付けられています。
説明: SCP-XXXX-JPは上空約5000mより上に位置する中層・上層雲内に存在する異常生物の卵です。SCP-XXXX-JPは直径約4μmであるため肉眼での観測は不可能です。SCP-XXXX-JP群は雲粒の核として雲と共に上空を気流に沿って移動しています。
SCP-XXXX-JPは1つの雲の体積のおおよそ30%を占めます。SCP-XXXX-JPを雲核とした雲は、そうでない雲と全く同じ振る舞いをし、異常性は認められません。
SCP-XXXX-JPの卵殻は非常に脆く、卵同士の衝突によりその多くは雲の中で死滅します。また、竜巻や雷、降雨による降着の衝撃、太陽光による蒸発等でも死滅することが確認されています。例外として、雹に内包された場合のみ地上への降着の衝撃に耐えうると考えられています。5mmの雹にはおおよそ500から1000個の生きたSCP-XXXX-JPが内包されており、雹の大きさに比例して内包されたSCP-XXXX-JPの数も増加します。
SCP-XXXX-JPが定期的に降着すると見られる地域をエリア-XXXXとし、特別収容プロトコルに則って監視・保護されています。各大陸におけるエリア-XXXXの分布は後述するSCP-XXXX-JP-Aの生息空域と関係があるものと見られ、現在まで調査が続行されています。
地上へと降着したSCP-XXXX-JPは、雹が融解した水の中で孵化し、約2ヶ月をかけて成長します。孵化した個体をSCP-XXXX-JP-Aと呼称します。この際、他の動物や自然現象等の外的要因による死滅の他、SCP-XXXX-JP-A同士の共食いによっても数が大幅に減少します。SCP-XXXX-JP-Aが完全に成熟する確率は1/100000%程度だと考えられています。
成熟したSCP-XXXX-JP-Aは平均全長12m、鱗状の体皮を持つ異常生命体です。鋭利な爪を持つ4本の指が生えた前肢と見られるものが等間隔に2つ、同様の特徴を持つ後肢が1つ存在する点を除けば、爬虫類と魚類に類似する身体的特徴が多く発見されています。また、卵や幼体のときに見られた体躯の脆弱さは失われており、エリア-XXXX内の財団施設と衝突し天井を半壊させる事例が発生しています。SCP-XXXX-JP-Aはあらゆる光線を96.8%透過するため、肉眼での観測は困難です。しかし、強力な紫外線を照射された場合のみ、輪郭が強く虹色を帯びます。観測の際はこの特性を利用するか、サーモグラフィでの体温検知を用いてください。
SCP-XXXX-JP-Aは翼等の器官を有さないにも関わらず、不明な方法での飛行が可能です。この飛行能力は普遍的な対生物用重錘を██個装着した状態でも問題なく発揮されており、一種の空間操作または現実改変である可能性が提言されています。
SCP-XXXX-JP-Aの体内の構造は判明していません。成熟後は一切の摂食・排泄を確認できず、また咆哮等の記録も無いことから、食道や声帯、消化器官が存在しない可能性も浮上しています。
SCP-XXXX-JP-Aは人間に対して比較的友好であると考えられています。平均的な哺乳動物よりも高度な知能を有しており、人間に換算すると8歳児程度とみられています。現在まで実験のためにSCP-XXXX-JP-Aに接触した財団職員が攻撃された事例はありません。
SCP-XXXX-JP-Aは成熟後2〜3週間以内に、前述した飛行能力を用いて上空へ向け飛翔します。この時SCP-XXXX-JPは指数関数的に加速し、観測が可能な時点での最高速度は8██m/sと記録されています。この飛翔を制限し財団施設内に収容する試みは4度の失敗を経て中止されました。
成熟し、飛翔を行える個体は年間約5〜6匹程度です。その他の個体は、SCP-XXXX-JPである内は上空でのなんらかの衝撃による卵殻の破損により、SCP-XXXX-JP-Aとなってからは主に羽化直後の共食いにより死滅します。
16██年、日本の██県の山村にてSCP-XXXX-JP-Aの発生が確認され、その存在が発見されました。その後、財団の調査によりSCP-XXXX-JP-Aの定期的な発生地点を特定、先の██県山村の事案はイレギュラーとし、現在の特別収容プロトコルが制定されました。
付与予定タグ: SCP jp safe 天候 空棲 爬虫類
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8104216 (26 Jun 2022 22:37)
拝読させて頂きました。執筆お疲れ様です。
以下、疑問点と別案になります。
「肉眼での観測は不可能」という記載は、「通常の雲と同じように見える」という性質からは直感的な理解の難しさを感じました。不可能、とまで言ってしまうと雲ごと見ればそこにいることはわかるので間接観測が行える以上は報告書としての厳密さに欠けるためです。
「肉眼での観察は困難だが、雲核として機能するため集合体としての雲を観察することはできる」というような文脈はいかがでしょうか。
通常の雲と同様の、と記載した方がより報告書らしい記載かと思います。
百分率表記として誤っている点と、そもそも10万分の1という確率を算出するのは少々困難なように思いました。キリがいいこともあり直感的に思いついた数に感じます。また、「4μmから12mまで2ヶ月で成熟する」という成長性は極めて強力なため10万分の1は少なすぎるように思います。これは卵の段階で10万個、無事に地上降着と成長のすべての過程を通過する成熟体が1体、ということでしょうか。
であれば「卵から-Aまでが0.00027%、-Aから成体までが0.08%」というような分割表記の方が報告書としての説得力が増すように思いました。
卵から孵化した際にサブナンバーを付与するのに対し、成熟個体は呼び分けないのは不自然に感じます。SCP-XXXX-JP-Bとナンバリングを振ってもいいのではないかと感じました。
強力な紫外線を当てると発光する、サーモグラフィでの体温検知が可能、ということは紫外線と遠赤外線に干渉していることを意味します。(遠赤外線についてはあくまで放出ですが)
これは「あらゆる光線を96.8%透過」という記載には直感的に反するように思います。そもそも『発光』に至る前の段階で紫外線を反射、屈折している相互作用があるからこそ高エネルギー量の紫外線に対して可視光での『発光』に達すると想定されるためです。(X線ならどうか、などSCP-XXXX-JP-Aが相互作用する電磁波の波長範囲が少し気になるところ)
『発光』の性質を重視する場合は「可視光線透過率は100%の近似値を取る」「紫外線とサーモグラフィによる観測が可能」「強力な紫外線に対して可視光域で発光」というような記載が自然かと思います。
この記載からは、スポイラーの「水辺から飛び立ち太陽光に照らされると虹を生み出すその姿は東洋の空想上の生物「龍」のようです。」という幻想的な表現までは読み取れませんでした。虹を生み出すという点について、より直接的に記載しても良いと思います。(後述する龍の陳腐さに反して、虹を生むという性質は詩的で好印象でした)
可能ならそれらしい虹の画像を追加してもいいかもしれません。
まず、1600年代の日本に府県制はありません。令制国表記とするか、「現在の〇〇県東部」などとするのがよいかと思います。
第一に、イレギュラー事案のストーリーを削除する場合、この部分は単に「〇〇で発見されました」と通常の発見地の記載に留め、最上部などに記載するべきかと思います。イレギュラーだと書くのであればイレギュラー事案の本文を記載すべきかと。内容については不明なため言及を差し控えます。
また、ある程度カノン次第ではありますが、1600年代日本に財団があるというカノンは極めて異例と言えます。蒐集院による収容、財団移行後の特別収容プロトコルの制定、などに修正が必要かと思います。
もしくは1600年代という記載が誤記であれば1900年代後半-2000年代と記載すればよいかと思います。発見地と年代を隠す必要性は薄い気もしますが、これは個人の好みかもしれません。
記事の内容について
卵から孵るのが龍である点には必然性や面白みを感じませんでした。
既存のオブジェクトには龍やドラゴンをテーマとするものが数多く存在しますが、この記事においてはむしろ「雲に紛れて漂う極小の異常生物の卵」というアイデアが面白かったため「なんだ中身は龍なのか」と意外性のなさにガッカリし、中身が龍だと思って読むと成体部分の記載はあまり興味が湧きませんでした。作者のアイデアではなく流用された、言葉を選ばず言えば陳腐な発想であるためです。
これはとても面白い着眼点であり、SCP-2472-JPのような気持ち悪い方向性など幅広い人気記事を生む着想と思われます。実際、「普通の雲が実は異常生物の卵だった」というアイデアはとても興味深く感じました。それ以降の部分は「龍の生態」の記載であり、ファンタジー作品にありふれた範疇だと感じます。
これ以降の記載が冗長なため、すべて削除の上発見地と時期のみ上部に移送するのも一つの手かと思います。ナマモノ感のある龍よりも虹との関連性など幻想的な龍の雰囲気のみ言及した方が読後感は向上するのではと。
着想となるアイデア自体は興味深いので、「成体龍の部分はちょっとしたオチとして最小限に留め、シンプルな短い報告書としてアイデアをまとめ上げる」か「成長過程や成体についてもさらに独自性のあるオブジェクトとして再構成する」のどちらかが良いのではないでしょうか。
個人的には前者で雲や虹に関する言及を少し増やし、爽やかな読後感の記事とすると気持ち良く読めるのでは、と思っています。
著者様の懸念点に対して
前述の通り、龍という結論はuv要素には感じなかったため、これは重要ではないというのが個人的見解です。
前述の通り、成体龍に対しての説明は冗長に感じました。
むしろ雲に対する言及はほとんどないため、もっと具体的に気象学的な雲とSCP-XXXX-JPの関連性を語ってもいいぐらいだと思っています。
一般的なファンタジー通りの「龍と少年の物語」が想定されるため、不要に思います。
特に問題ないと感じました。
特に悪い現状タイトルとは思いませんが、「雲海の子ら」「白雲」「産めよ、増えよ、空に満ちよ」など? ……それなりですね。
以上になります。
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