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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8104の標準収容室に収容されます。
回答チームは24時間体制でSCP-XXXX-JPの監視およびSCP-XXXX-JP-2への回答を継続します。回答チームによる制限時間内の回答が困難である場合、当該オブジェクトの情報は時間経過に伴い段階的に財団内に公開され、最終的には全職員による回答が許可されます。(詳細な情報公開手順は補足資料XXXX-VXを参照)
制限時間を超過した場合、調査チームは各種メディアを通じて当該オブジェクトによる影響を調査します。管理チームは調査結果に基づき、その影響度に応じて対応案を作成し、サイト管理者に提出します。
回答準備チームは制限時間超過時のリスクが高い言葉を優先的にリスト化し、事前に回答を用意します。SCP-XXXX-JP-2によってリスト内の言葉が出題された場合、事前回答は即座に回答チームへ伝達されます。
説明: SCP-XXXX-JPは1台のLenovo製ノートパソコン(SCP-XXXX-JP-1と指定)およびノートパソコン上で動作するプログラム(SCP-XXXX-JP-2と指定)です。SCP-XXXX-JP-1は電源を必要とせず自律的に動作を続けており、現在までのあらゆる機能停止の試みは全て失敗しました。
SCP-XXXX-JP-1上ではSCP-XXXX-JP-2が常時起動しています。画面上部には「逆なぞなぞ」のタイトルロゴが表示され、その下に「逆なぞなぞ」の問題に相当する言葉が「Q. XXX」の形式で記載されています。画面下部には回答を記載するためのテキストボックス、および回答の制限時間が表示されています。
当該オブジェクトの回収時に発見された文書によると、「逆なぞなぞ」は、問題に設定された言葉に相応しい「なぞなぞの問題文」を回答するゲームです。回答した内容が適切かどうかはSCP-XXXX-JP-2の判断によりますが、過去の事例ではSCP-XXXX-JP-2の判断基準が一般的な常識から大きく逸脱したことはありません。
SCP-XXXX-JP-1のキーボードを用いることでテキストボックスに回答を入力することが可能であり、回答を入力した状態でエンターキーを押下することで回答が確定されます。回答が適切であった場合は次の問題が表示され、制限時間が新たに設定されます。回答が不適切であった場合は問題文の下に「はずれ!」と表示され、続けて回答が不適切である理由を示す文章が表示されます。
制限時間内に適切な回答ができなかった場合、問題に設定されていた対象が現実世界から消失します。対象が人物名などの固有名詞であれば、制限時間を超過した時点で同名の人物全員が同時に消失します。過去の記録では、「猫」や「鉄棒」といった普通名詞の他、「優しさ」や「合理主義」といった概念的な言葉も問題に設定されており、これらの問題で制限時間を超過した場合の影響は未知数です。
実験記録: 初期収容時の実験記録からの抜粋。
問題: フライパン(制限時間:1時間)
回答: パンはパンでも食べられないパンは?
結果: 適切な回答。次の問題が表示された。
問題: ピーターパン(制限時間:1時間)
回答: パンはパンでも食べられないパンは?
結果: 不適切な回答。画面には以下のメッセージが表示された。
はずれ!ピーターパンは頑張れば食べられます。
回答: パンはパンでも空を飛ぶパンは?
結果: 適切な回答。次の問題が表示された。
問題: パンダ(制限時間:2時間)
回答: 中国に生息する体毛が白黒の熊は?
結果: 不適切な回答。画面には以下のメッセージが表示された。
はずれ!それはなぞなぞというよりクイズに近いです。
回答: 体は白黒で、熊でも猫でもある動物1は何だ?
結果: 適切な回答。次の問題が表示された。
付与予定タグ: コンピュータ 機械 電子デバイス ゲーム 現実改変 知識 自律 概念 敵対的
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JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8095994 (01 Jul 2022 14:25)
臨時報告 XXXX-R: によればSCP-XXXX-JPの財団に対する集中攻撃で直接的なリスクは上昇しているものの、これは必ずしも収容難易度の上昇には寄与していないと判断できました。報告書の初めの方でも「優しさ」「合理主義」といった財団内部に限定されない かつ 消失のリスクが大きい単語が登場していたため、解釈によっては、あらかじめ想定すべき単語の数が財団関連に絞られたと捉えられるため難易度の低下を感じるかもしれません。
相手がプログラムである以上、財団もコンピュータに頼っていいと思います。人力だけで挑むよりも対策用のシステムや人工知能を起用しているほうが、より効率的かつリスクを低減できます。また、特別収容プロトコルにある通り全職員による回答を許可しているとすると、例えば日本国語大辞典の収録されている単語数(約50万語)を網羅するとなると、もし一万人の職員がいれば一人当たり50件の担当で済みます。困難な単語も含まれるとしても、収容の中で作問のノウハウ・テンプレート的手法が確立されていき、機械的な処理が実現できる可能性を感じます。
現状のSCP-XXXX-JPの危険性は、制限時間の減少と設問に登場する単語の難化による難易度の上昇にあるようですが、報告書からは財団がこれまでに回答に失敗して対象を消失させた事例が記されていないため、一度も失敗していないのではないかと判断できました。もしそう仮定すると、大きいリスクを常に抱えてはいるものの収容は遵守できているためパワーバランスとしては財団の完勝という印象があります。具体的な案が出せず申し訳ないのですが、SCP-XXXX-JPによるもっとゲーム性のある、何らかのテクニカルな難易度の上昇があると面白いかもしれません。
また、このオブジェクトの本質的な危険性は出題される単語にあると解釈できています。「Dクラス職員」のように財団内でのみ使用される固有の名称が表示されることは、SCP-XXXX-JPがどのようにそれらの概念を認知したのか? という疑問につながるため、読者としてはどちらかというとこの事実の方に意識が向きました。
類似性を覚える作品として以下の2作が思い浮かびました。もしご存知でなければ参考になるかもしれません。
SCP-565-JP 手のひらヒーローズ
SCP-2837-JP 財団メシ:闇(じゃない)鍋
早速&ご丁寧なコメントありがとうございます!
確かにご指摘の通り、収容プロトコルが人力すぎましたかね…
財団を対象とする出題が増えるほど、ターゲットが絞られて逆に収容が簡単になるという点も見落としていました。
ご提示いただいたオブジェクトも知らなかったため、他のご指摘も踏まえて、練り直してみます。
取り急ぎ、ご返信まで。