現在このページの批評は中断しています。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-Aの周囲を強化ガラス板によって囲うことで民間人のSCP-XXXX-JPへの侵入を防いでください。また、SCP-XXXX-JP-Aの操作およびSCP-XXXX-JPの探索は小型のドローン等によって行ってください。
説明: SCP-XXXX-JPは東京都文京区湯島聖堂の一部に存在する手押しポンプ(SCP-XXXX-JP-A)を操作した対象が転移する空間です。
SCP-XXXX-JPはかつて東京都に存在していた浅草文庫に酷似した建造物の内部です。SCP-XXXX-JPには動物園、植物園、温室、図書室等の機能を有した部屋が確認されており、本来の浅草文庫に比べると部屋数や建物の増大が確認できます。また、各部屋へと続く扉には花札の図柄が表記されています。以下はSCP-XXXX-JP内部の一部です。
花札の図柄 | 内観 | 特徴 |
松に鶴 | SCP-XXXX-JPの扉付近に位置する図書室 | 人造人型実体が司書としての業務を行っている様子が確認されている。また、蔵書印の元号表記は全て大正となっている。 |
桜に幕 | SCP-XXXX-JPの中心に位置する温室 | 多数の植物の他、噴水や座椅子が通路に点在している。植物を採取する試みは失敗し続けている。 |
鹿に紅葉 | SCP-XXXX-JP南側に存在する動物園 | 右腕が未知の土塊で構成された人間が飼育員としての業務を行っている様子及び絶滅した種を含む多数の動物の生息を確認。 |
菊に盃 | "松に鶴"のカウンター奥に位置する扉 | 詳細不明 |
SCP-XXXX-JPにはSCP-XXXX-JP外部由来と思われる多数の人間が利用者および職員として存在しています。
また、異常な技術を使用した人造人型実体1および異常性を有した人間がSCP-XXXX-JPにおいて職員2の役割を担当していることが確認されています。
SCP-XXXX-JPのカレンダー及び書籍の出版年などにおける元号表記はすべて大正であり、現在大正150年までの表記が確認されています。SCP-XXXX-JPの探索に用いた機器もしくはDクラス職員を回収する試みおよびSCP-XXXX-JPから外出する試みはSCP-XXXX-JPの職員とみられる人間および前述の人造人型実体に捕縛される形で全て失敗しています。
補遺: 小型ドローンを用いたSCP-XXXX-JP内部探索の際、人造人型実体のうち1体との接触に成功しました。その際行われたインタビューにより、SCP-XXXX-JPおよび"菊に盃"は要注意団体"蛇の手"によって"道"と呼ばれるポータルである可能性が示唆されています。以下はインタビューの音声記録です。
インタビューの結果から、この世界にも財団に相当する未知の正常性維持期間が存在する可能性が示唆されています。また、以下はSCP-XXXX-JP内部に展示されていた手記の転写です。
大正12年に到着。虎ノ門事件の直後であるからか、俄に往来が騒がしい。混乱に乗じ、図書館へと繋がる道を見つけるという計画が始まる。この時代の同志にも、我々の声を届けたい。
[中略]
この世界にも書籍館は存在するようだ。今は帝国図書館としてだが。事件直後の混乱で、建物はまだ壊されずに残っている。忍び込むことに成功。
[中略]
神よ、感謝します。
書籍館内部に道を発見。ここは、蛇の集う我々の道となる。
[中略]
カフェでエルマという単語を聞いて顔がほころぶ。知人との再会は嬉しいものだ。エルマについて話す人々の顔は好奇心に歪んでおり、この世界での彼らの扱いは宜しくないことが推測される。私の創る図書館には勿論、彼らも招き入れなければ。
[中略]
私のやろうとしていることは間違っているのだろうか?私は結局、この異界の中で現実でできなかったことを偽りの楽園を作ろうとしているだけなのか?
[中略]
この世界にも、他の人と違う特徴を持った人々がいる。異常と呼ばれて忌み嫌われる人々。今日、そんな人々に会った。職員として雇いたいと話すと、彼らは嬉しそうにしてくれた。
[中略]
職員の数が増えてきた。彼らはこの時代で正常とされている人間とどう違うんだろうか?私からすれば、この世界で普通に生きている体の一部を機械に変えてしまった人々とそう変わりがない。
[中略]
この世界が夢幻ならば、正常なものしか許さないような夢など、夢と言えるのだろうか?私は作る。蒐集院の魔の手から、この夢の時代が否定したものを隠すための箱庭を。
図書館は、避難所でなければならない。全てを忘れられる場所でなくてはならない。誰も彼もが、混乱の現実から逃げて夢に浸れるような。
前述のインタビューログと手記の内容を鑑み、さらなるインタビューが実施されることになりました。以下は行われたインタビューの音声記録です。
付与予定タグ: scp 大正150年 放浪者の図書館 ポータル 異次元 建造物
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8091563 (22 Jun 2022 01:40)
読ませていただきました。現状ですと私はnvです。
非常に長々と的外れな指摘だったと思います。適宜取捨選択して改稿に臨んでくださることを願います。投稿を陰ながら応援しております。頑張ってください。
丁寧な批評をありがとうございます。
ご指摘いただいた通りもう少し深掘りする方向で行ってみたいと思います、ありがとうございました!