エージェント・小鳥遊の元に一通の封筒が届いたのは、桜が舞い散る頃の昼過ぎだった。

[シンプルな白い封筒には見慣れた紋章が印字されており、差出人は財団人事部。]

封を切り、書類を取り出した小鳥遊は予想通りの文面に溜め息を吐いた。テンプレートに名前と部署を入力しただけの簡素な異動辞令は彼女──いや、財団エージェントにとって毎年の恒例行事となりつつある。

[定型文の下に記された配属先を確認する。配属先は蒼春統括部門。それを確認した小鳥遊は聞いたこともない部署を訝しんだ。もしかして: 左遷]

[もう一枚の書類には勤務先のサイトの所在が記されていた。どうやら、蒼春園に新設されたサイトのようだ。名前にも納得がいく。]

-蒼春広域鉄道　駅-
[駅を出ると、そこにはきらびやかな都市が広がっていた。他と明らかに違うところは道行く人が大体学生であるところだろう。それもその筈だ、蒼春園は超常社会で最も巨大な学園都市であり、国家一つがまるごと学園都市というとんでもない場所なのだ。]

[タクシーを止め、財団サイトへ向かう]

案
財団サイトでのオリエンテーションで蒼春園の説明
http://scp-jp.wikidot.com/wagnascousin-3
参考にするもの

エージェント・小鳥遊の元に一通の封筒が届いたのは、桜が舞い散る頃の昼過ぎだった。
シンプルな白封筒には見慣れた紋章がプリントされている。差出は財団人事部から。

封を切り、書類を取り出した小鳥遊は予想通りの文面に溜息を吐いた。テンプレートに名前と部署を入力しただけの簡素な異動辞令は彼女──いや、財団エージェントにとって毎年の恒例行事となりつつある。

[ここで文書の全容を貼る？]