最後のハヤブサより→へ - SCP-JPサンドボックスⅢ

最後のハヤブサより→へ

SCP-JP SB3 » shiraha_yxoの作業机 » 最後のハヤブサより→へ

クレジット

タイトル: 最後のハヤブサより
著者: あなたのアカウント名 does not match any existing user name
作成年: 20XX

ハヤブサ
アンダーソン
パラレル
あの埋もれたヨレハマツの林で
from the last falcon
aiad

アンダーソン視点
ポートランド
5000
→財団からの襲撃、戦闘
→逃げ
→逃げた先(コントルタマツ)
→2000、境界イニシアチブマナによる慈善財団
R.U.R.
チャペック作戦
アルクイスト
https://ja.wikipedia.org/wiki/R.U.R.
Andersonův Portlanderský robot
http://scp-jp.wikidot.com/scp-3860
http://scp-jp.wikidot.com/scp-044

ポートランドの朝は銃声と共に始まった。財団の襲撃かと思ったが、半分違うらしい。標的は私たちだけじゃなく、ポートランドそのものだった。西海岸北部の有数の都市なのだから、人類を滅ぼすなら標的になるのも当たり前だろう。
ただ、なぜ人類を滅ぼそうとするかは分からなかった。

「やあ、アンダーソン。元気にしていたかい？」
「また来たのか…いや、何かがおかしい。話し合いたいなら、後ろの軍人さん達の銃を降ろしてくれ。」
「残念ながら、それはできない。君が人類の根絶に協力してくれるなら別だがな。」
「それは君達が私達に何をしたかを踏まえてのことかい。」
[数秒の沈黙]

「ノー」
[銃声]

「アンドロイドたちに通達。武装して工場に集まれ。外のポートランドは財団による作戦で殲滅中されるかもしれない。」

「アンダーソン、全員準備ができました。どうすればいいですか。」
スリー・ポートランドに残されたペレグリンシリーズのうち一体である#60は戦闘部隊長アンダーソンの代理の一人としてヴィンセントへの通信をしていた。だが、繋がらない。ヴィンセントからの通信は2時間前には繋がっていたはず。彼が死んでしまったという、最悪のシナリオが浮かんだ。
ただ、もし死んだとしても、機械の体はまだもつはずだ。何故死んでしまったか、殺される以外浮かばなかったが、もしそうなら何故殺されたかは分からなかった。
アムールシリーズから送られてきた映像と音声を確認してみると、サイト-64の内部の映像はいつも通りだ。だが、音声の方は「どうすれば人間を効率よく始末できるか」が話されていた。なるほど、アンダーソンは処刑されたと見ていいようだ。
「UIUへのスパイに『私達は投降する。そして、協力しよう。アンダーソンは死んだ。』と言うよう連絡してください。そして、サイト-64までの足も確保してください。ロボットの私たちにできることは、財団から人類を守ることです。」
言い終わった時、業務用のパソコンに一通のメールが届いた。覚えのないアドレスに困惑しつつも開いてみると、ふざけたような文章が入っていた。

以下はO5評議会の総意によって作成されたメッセージです。

現時点で私たちの存在を知らない方々へ: 私たちはSCP財団という組織を代表しています。私たちのかつての使命は、異常な事物、実体、その他様々な現象の収容と研究を中心に展開されていました。この使命は過去100年以上にわたって私たちの組織の焦点でした。

やむを得ない事情により、この方針は変更されました。私たちの新たな使命は人類の根絶です。

今後の意思疎通は行われません。

財団のやりたいことは確定した。かなり前に本で見たロボット三原則の通り、私達は人類を守るために財団を攻撃する。アンダーソンの復讐もできるだろう。

003496(ガプチーク)視点

「第一部隊はドローンと共にポートランド内の機動部隊の揺動、第二・三部隊はサイト-64へ私と共に襲撃をする。残りはポートランド内外の『道』の警備と防衛を頼む。健闘を祈る。」
戦闘部門のアンドロイド・003はポートランドでの作戦を指揮していた。
他の人間もスリー・ポートランドの本社内にはいたが、皆戦闘能力がないからなのか、外には出たがらなく、仕方無く何度かの実践経験をアフガニスタンへ国連軍として派遣された時に積んでいた「"003番"は指揮を任されていた。
「武器はどのくらいある、60」
「確か200もない。サイト-64の制圧が限界だ。」
「分かった。確か倉庫にMP5がいくつかあった筈だ。外の木のところに運んできてくれ。ライフルと拳銃は道経由で揺動と防衛部隊に。多分市民が財団からスリー・ポートランドを守るのを手伝ってくれる筈だ。」

ポートランドの街中、住民の避難を進めていると、古い顔馴染みに出会った。[[[http://scp-jp.wikidot.com/no-matter-what-mask-you-wear|

137、それどころじゃない。アンダーソンも死んだ。123も、彼には従っていない。

「マナにお得意様がいる。今はアイダホで財団に対抗しているらしい。避難ついでに助けに行く。

ヨレハマツは灰の中で芽生える。まだここは出発点だ。

付与予定タグ: ここに付与する予定のタグ

+ 使用画像のライセンス表示を開く

ページコンソール