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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██のヒト型実体特別収容室に収容されています。SCP-XXXX-JPはサイト-81██の最優先警護対象に指定され、警護のために機動部隊ゆ-13「非常灯」が割り当てられています。
k-クラスシナリオ発生が確定的となった段階で、アスクレピオス・プロトコルが発動されます。
説明: SCP-XXXX-JPは、日本人男性の████氏です。SCP-XXXX-JPは心停止状態から蘇生された際に、自身を蘇生させた人物の名前1を記憶します。この過程で記憶された人物は、あらゆる外傷や疾病に対し強い耐性を持つようになり、不死性を獲得します。この異常性はSCP-XXXX-JPの記憶からその人物が抹消されるまで継続し、記憶から抹消された際、対象者は死亡します。なお、この際の記憶は通常時と比較して非常に強く記憶されているため、SCP-XXXX-JPの死亡や記憶処理など特殊な状況で無い限り記憶が消滅すること可能性は低いと考えられます。SCP-XXXX-JPは、██県にてSCP-████-JPの大規模な収容違反が発生した際に、明らかに通常ならば死に至る攻撃を受けながら生存している人物(SCP-XXXX-JP-1)が発見されたことで収容に至りました。収容違反鎮圧後に記憶処理のためSCP-XXXX-JPにクラスA記憶処理薬が使用された際に、SCP-XXXX-JPが避難中に関わったと見られるSCP-XXXX-1が死亡する事案が発生しました。クラスA記憶処理薬は関与した超常現象の記憶をピンポイントで消去するものであり、さらにSCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-1の名前を記憶していたため、異常性の発動には人物名のみならず「蘇生時の状況」も必要であるとの仮説が立てられています。
補遺1: アスクレピオス・プロトコル概要
アスクレピオス・プロトコル
目的: O5評議会メンバーの不死化による緊急時の指揮系統の維持
手順1: SCP-XXXX-JPを財団本部に移送する。
手順2: 医師同伴のもと、安楽死用の████系薬剤を投与し、心停止させる
手順3: O5自らにより蘇生し、名前を記憶させる。
手順4: 希望する人数分の手順終了後、SCP-XXXX-JPを████の地下シェルター2に移送し、機動部隊ゆ-13「非常灯」が保護を行う。必要な医療リソースは優先的にSCP-XXXX-JPに配給される。
手順5: k-クラスシナリオ終了後、SCP-XXXX-JPに対し記憶処理を行い3、アスクレピオス・プロトコルの内容を抹消する。
我々が異常に頼るのは、あくまで緊急時のみ。通常時において不死の人間は十二分に異常だ。正常を守る我々が、異常のままであるわけにはいかない。
- O5-1
補遺2: 20██年██月██日、SCP-████-JPの収容違反によりGH-クラス:"デッドグリーンハウス"シナリオが発生。ガニメデ・プロトコル及びアスクレピオス・プロトコルが発動され、20██年██月██日を以て手順ラザルス-01は正常に遂行されました。当インシデントの詳細は報告書「SCP-████-JP」を参照してください。SCP-XXXX-JPは████にて保護、再収容されました。また、旧O5評議会メンバー13名の死亡が確認されました。
補遺3: 旧O5-5の遺書
今日、ようやく全てが終わった。町並みはあらかた元通りになり、あとはENUI-5を散布すればラザルス-01は完遂だ。
古き財団は敗北したが、我々は死ななかった。何度死にかけようがSCP-XXXX-JPのおかげで生き延びた。組織が崩壊しようが、我々のいるところが財団だ。
我々はO5評議会。本名を名乗ることも許されない。職務を果たした我々の存在は彼4だけが次代に持って行ってくれるだろう。O5ではなく、1人の人間としての我々の名前とともに。
古き財団は死に、新たな財団にバトンが渡される。新たな財団に我々は不要だ。
何度敗北しようと、時代や体制が変わろうと、人類がいる限り、確保、収容、保護すべきものがある限り、「財団」は滅びない。O5-5
付与予定タグ: scp jp thaumiel k-クラスシナリオ ショート2023
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:8039552 (29 May 2022 02:39)
執筆お疲れ様です。リビジョン28時点での内容を元にコメントさせていただきます。
現状ですとややDV寄りのNVという感触です。引かれる点もあるのですが、疑問点がそれを上回っている印象です。
異常性の設定について
本作のオブジェクトの性格を要約すると、「記憶している限りその人は死なない」、かつ「記憶から消えた場合その人は無条件に死亡する」というものであると受け取りましたが、齟齬はないでしょうか。
この設定はかなり強力です。言い換えれば全人類(ひょっとしたら全生命体かも)の生死を握っているも同様な訳ですし、場合によったらこのオブジェクトの死亡即kクラスシナリオということにもなりかねません。
もちろん、そこは既にお考えになっての上で、
あるいは
という《条件設定》を付けることによって「全人類が不死化」もしくは「全人類が死亡」というケースは発生しない、というエクスキューズを組み込んでいる、と受け取りました。
しかし、これはやや作為的、言ってみれば《設定のための設定》になってしまっているような印象を受けます。
このオブジェクトは人間ですから、当然両親がいるはずです。そして両親は当然『対面し顔と名前を記憶された人物』に該当すると考えるのが自然でしょう。(孤児で両親の顔や名前を知らない、としても問題の本質は変わりません)
するとこのオブジェクトの性格上、このオブジェクトの両親は不死性を獲得しているはずです。それだけでなく、このオブジェクトの生育にともなうライフイベントにおいて顔と名前が記憶された全ての人が不死になるという事態が起こっていないと、このオブジェクトの設定と矛盾します。
そうではなく、顔と名前と会った時の状況程度の記憶しかない場合のみ異常性が発揮される、とすると、今度は「直接の面識がない場合(写真と名前を見ただけ、あるいはメディアに登場した著名人の場合など)に異常性は発揮されるのか」などが疑問点として浮かびます。
つまり、「SCP-XXXX-JPの異常性の発動には顔、人物名と出会った際の状況が必要」という設定は、ストーリーの展開のためにご都合主義的に付加されたものという印象を受けてしまいます。
ついでに申し上げますと、一度目にしたものは記憶から消えない、という能力自体は実在します。著名なところではA.R.ルリヤによるS.シェレシェフスキーのモノグラフ『偉大な記憶力の物語』などは邦訳で読むことが出来ます。これらの研究によればこの種の異常な記憶力はむしろ「忘れることの出来ない能力」とでも呼ぶべきものであることが示唆されています。この点からも、「その人に対する記憶が顔と名前と会った時の状況だけ」という設定に若干の違和感を感じました。
もちろん、設定を作りこむ事は執筆に欠かせない事ですし、設定が徹頭徹尾科学的妥当性を持っていなくてはならない、とは思いません。(創作というのは基本ホラ話なのですから)それでも、やはりリアリティのためにはそれなりの《本当っぽさ》、SF的リアリティとでも言いますか、そういうものがあればより作品に没入できるのではないかと思います。古典落語が時代考証的にはデタラメでも、噺家の扇子と手拭の所作がきちんとしていれば聞き手は噺に引き込まれますし、逆に落語の時代考証をガチガチに固めてもそれだけでは面白くなりませんよね?
オチが反対なのでは
本作のパンチラインは補遺2の項にある
の一文にあると読み取りましたがご意図通りでしょうか。
この文だけを読むと、《名を名乗ることが許されないO5評議会のメンバー達が人類の終焉に対して次代に自らの記憶を託す》という結末が示されているように読み取れますが、これはここまでで示されてきたオブジェクトの能力とは正反対のことにならないでしょうか。
このオブジェクトは「記憶したものは不死」「記憶から抹消されたものは死亡」という性質だったはずです。ところがここでは、kシナリオ発生前にO5がオブジェクトと面会し、その後記憶処理によってその記憶が抹消されています。結局O5は何を思ってこんなに回りくどいことをしたのでしょうか。
ここの記述が矛盾しているように感じます。オブジェクトが忘れたのは「名前」の方ではないでしょうか。
「次の時代に自分たちは不要」ならこのオブジェクトは意味がないですし、「O5ではなく人間として名を記憶していて欲しい」なら記憶処理は不要(あるいはそもそもこのオブジェクトも不要)、「kシナリオと共に消滅する運命を受け止める」でもやはりこのオブジェクトの能力が出る幕は見受けられません。結局最後の最後の、一番力が入った大幕切れにこの矛盾点が入ってきたことで「じゃあ今までのは何だったんだ」という印象になってしまっています。
恐らく一読者が完全に作者の意図を誤読しているのだろうとは存じますが、あくまで「この文章に書いてあることだけ」からでは私としてはそのようにしか読み取れませんでした。
誤読している点も多々あるかと存じますので、あくまで一読者の読後感として参考にしていただけましたら幸いです。
御作の完成を楽しみにしております。 拝
Aquila non capitat muscas.
拝読致しました。あまり面白くありませんでした。
前提として、
Yamano_Nakano_Kemonoさんの批評による物だと思われる改稿については概ね良い方向に作用していると思います。只、現状読む中で引っかかる部分が最後まで尾を引いている印象です。
第一に、SCP-XXXX-JPの記憶に残る基準がよくわからないというか、御都合主義を感じます。この際「記憶力が極めて優れているから」というのを異常性に組み込んでしまって良いのでは無いでしょうか?「特定の事象と組み合わせる事で驚異的な記憶力を誇る。尚、そこで覚えられた実体は不死性を獲得する」の様な異常性として展開を進めた方がまだ無理矢理感は減らせると思います。
第二に、アンニュイ・プロトコルについて。前提に不安があるとの事でしたが、私としてもこの前提はある程度のヘッカ違いを招くのではないかと思います。例えばSCP-8900-EXにおいて、O5に限りかつての色が変わる前の世界を覚えているとの解釈も出来ますし、第一財団世界において記憶処理を免れる方法は出そうと思えば幾らでも出せます。その上で押し通すならそれでいいとも思います。
最後に。私としてはこの記事をショートコンに出すのは些か勿体無いと感じました。もう少し描写を丁寧にして展開を組み立てていけば、かなりいい記事になるとも感じたからです。現状は短さによって押し込まれた展開の窮屈さが記事全体の印象を下げてしまっています。私としてはもっと文字数を増やすのも記事の質を向上させる一手だと思います。裏を返せばショートコンでこのアイデアで勝負するのはかなり難しいとも思っています。
以上です。執筆、応援しています。
rokurouru様、ありがとうございます。
異常性の設定に関しては、かなりわかりにくくなってしまいました。自分で今読み返しても不自然な点がありますのでより明解に説明できるよう改めます。
アンニュイ・プロトコルに関して、やはり回避可能と考えるのが通常のようですね。なんとか私のヘッドカノンで押し通したいところですが、その場合にも不可避であることは言及しておくべきでした。
一度この作品はrokurouru様のおっしゃるように文字数の縛りを忘れて書いてみようと思います。そのうえで規約を満たすならばコンテストで、厳しければ別の形で作品として完成させられるよう改稿に努めたいと思います。
お読みいただきありがとうございました。
拝読致しました。
リビジョン39時点での批評です。
まず説明が一行に全て詰め込んでいるというのは読みづらく、可読性を損ないますので改行することをお勧めします。というより全体的に読みにくい印象があり、分類する事で可読性を上げた方が良いと思います。
例:
説明: SCP-XXXX-JPは、日本人男性の████氏です。
SCP-XXXX-JPは心停止状態から蘇生された際に、自身を蘇生させた人物の名前1を記憶します。この過程で記憶された人物(以下、SCP-XXXX-JP-Aと呼称)は、あらゆる外傷や疾病に対しての強力な耐性、不死性を獲得します。この異常性はSCP-XXXX-JPの記憶からその人物が抹消されるまで継続され、記憶から抹消された際、SCP-XXXX-JP-Aは死亡します。なお、この際の記憶は通常時と比較して非常に強く記憶されているため、SCP-XXXX-JPの死亡や記憶処理など特殊な状況下で無い限り記憶が消滅する可能性は極めて低いと考えられます。
発見経緯: SCP-XXXX-JPは、██県にてSCP-████-JPの大規模収容違反が発生した際に、異常な耐久性を保有して人物(SCP-XXXX-JP-A-1)が発見されたことで存在が確認されました。
収容違反鎮圧後に記憶処理時、SCP-XXXX-JPにクラスA記憶処理薬が使用された際に、SCP-XXXX-JPが避難中に関わったと見られるSCP-XXXX-JP-A-1が死亡し、異常の関連性が確認されました。後の調査によりSCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-1の名前を記憶している事が判明しており、異常性の発動には人物名のみならず「蘇生時の状況」の記憶も必要であると仮説が立てられています。
現状DVです。O5評議会の不死化はアイデアとして目新しい物ではなく、あまり面白味が感じられませんでした。また、遺書に関しては仰々しさを感じる上、驚く様な、感動する様なインパクトがない様に思い、オチとしては不十分なのではないかと思います。
記事作成頑張ってください。
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