このページの批評は終了しました。
 |
記録・情報保安管理局より通達 |
当ファイルは20██/██/██にデータベース上に突如として出現したファイルです。当ファイルは現存するSCiPとの関連性が非常に高いとしてデータベース上に保存されています。担当職員は2019/3/6に発生すると思われる事象についての研究を行ってください。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██の細菌類保管庫に冷凍した状態で保存してください。
SCP-XXXX-JPと思われる事象が発生した場合は関係者全員に記憶処理及び対象がSCP-XXXX-JP-Aかどうかの確認を行って下さい。確認の結果、SCP-XXXX-JP-Aだった場合はカバーストーリー”未知の感染症による検査”を適応し財団フロント企業に2週間勾留して下さい。
顕微鏡で確認されたSCP-XXXX-JP
説明: SCP-XXXX-JPはヒト(Homo sapiens)にのみ感染するウイルスです。(感染者をSCP-XXXX-JP-Aと呼称)SCP-XXXX-JPは、以下の条件下でSCP-XXXX-JP-Aと類似した外見的特徴を持つ生命体(以下、SCP-XXXX-JP-Bと呼称)を出現させます。
1, 1人で10m3以上の空間にいる。
2, 空間内から██日以上生存する能力を持たない。
3, 空間内に██日以上生存を可能とする道具等が存在しない。
SCP-XXXX-JP-Bは出現時に空間内のSCP-XXXX-JP-Aにミーム汚染により親しい間柄であると認識させます。また、SCP-XXXX-JP-Aが条件に該当する空間内から脱出した場合、SCP-XXXX-JP-Bは足部から上部へと消失していきます。この認識はSCP-XXXX-JP-B消失時に効力がなくなります。
実験記録XXXX-JP-1 - 日付19██/5/2
対象: D-23786
実施方法: 実験開始時にSCP-XXXX-JPを対象に感染させた後、対象を財団フロント企業のテナントビルに閉じ込め、全ての部屋、廊下に監視カメラを設置し監視する。対象の選考にはSCP-XXXX-JP-Bの殺害を防ぐため非殺人者で精神的な強度が高いヒトが基準となった。
結果: 対象が封鎖解除後に錯乱を起こしていた。これはミーム汚染による影響が消失したためと考えられる。
以下はテナントビル封鎖解除前に録音されたインタビューです。
対象: SCP-XXXX-JP-B
インタビュアー: D-23786
付記: D-23786は通信により後水博士からの指示を受けています。また、インタビュー時、SCP-XXXX-JP-Bは20歳ほどのモンゴロイド系男性の外見をしていました。
<録音開始>
D-23786: よう。██。親友の間柄でなんだが、まず最初の質問だが、密室内で出現する目的は何だってよ。
SCP-XXXX-JP-B: [3秒の沈黙]今まで貴方には秘密にしてきましたが、私には貴方と出会う以前の記憶が存在しています。私は培養液の中で育ち、後水様からこれ以上自殺するヒトを減らしてはならないとの命令により、ここにいます。
D-23786: [動揺]まるでSFだな。次の質問だ。なぜ密室で1人のときしか出現しないんだ?
SCP-XXXX-JP-B: あなた方は密室に出現する、と勘違いされていますが違います。私は生存の危機の空間に出現します。なぜ1人のときなのかは、それは人間は1人では生きていけないから、と後水様から言われております。
<録音終了>
補遺 2019/3/6: 遅かった。ようやく理解した。もう、生きているのは私だけだ。SCP-XXXX-JPと2つの報告書を過去に転送する。もう一度、繰り返すのか。 -後水博士
付与予定タグ: scp jp keter
ページコンソール
批評ステータス
カテゴリ
SCP-JP本投稿の際にscpタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にgoi-formatタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
本投稿の際にtaleタグを付与するJPでのオリジナル作品の下書きが該当します。
翻訳作品の下書きが該当します。
他のカテゴリタグのいずれにも当て嵌まらない下書きが該当します。
言語
EnglishРусский한국어中文FrançaisPolskiEspañolภาษาไทยDeutschItalianoУкраїнськаPortuguêsČesky繁體中文Việtその他日→外国語翻訳日本支部の記事を他言語版サイトに翻訳投稿する場合の下書きが該当します。
コンテンツマーカー
ジョーク本投稿の際にジョークタグを付与する下書きが該当します。
本投稿の際にアダルトタグを付与する下書きが該当します。
本投稿済みの下書きが該当します。
イベント参加予定の下書きが該当します。
フィーチャー
短編構文を除き数千字以下の短編・掌編の下書きが該当します。
短編にも長編にも満たない中編の下書きが該当します。
構文を除き数万字以上の長編の下書きが該当します。
特定の事前知識を求めない下書きが該当します。
SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C-
- _
注意: 批評して欲しいポイントやスポイラー、改稿内容についてはコメントではなく下書き本文に直接書き入れて下さい。初めての下書きであっても投稿報告は不要です。批評内容に対する返答以外で自身の下書きにコメントしないようお願いします。
拝読しました。
「なぜ1人のときなのかは、それは…」ではないかと思います。
SCP-3519で生き残った後水博士が自分の作ったウィルスを過去に転送し、2度目の3519でやっと理解し、もう一度過去へ転送する…という話のようですが、個人的にはタイムパラドクスを防ぐために名前を伏せた意味はあるのだろうか？と感じました。SCP-XXXX-JPを受け取った後、後水博士以外にも大勢で研究すれば、2度目のSCP-3519が起きた時に使用できたのではないかと思いました。
他人類の自殺を防げなかった→もう一度SCP-XXXX-JPを作って過去に転送するというループエンドなのでしょうか。
親殺しのパラドックス的な、後水博士が1人だけ生き残らないとSCP-XXXX-JPが生まれないため、SCP-3519が訪れ博士がまた1人になる必要があったのかと推察しましたが。
何故「SCP-3519自体から逃れられたのか？」「SCP-3519自体を防ごうとは思わなかったのか？」「孤独を味わわないようにするものを選んだのか？」とも疑問に思い、そのあたり後水博士のキャラクターが分からなかったので、伏せられていた名前が後水博士だったのを見て「？？」と感じてしまうことがありました。
リビジョンの有無で差が出るとは思いません。
ただスポイラーが一度読んで理解できる、「もしかして…」と思い当たるかどうかは、分かりません。
SCP-3287 反ベイビー・ガスは未来から送られてきたことが分かります。そういったヒント的なものがラストより前に示されていたらわかるかと思います。
最後に、タイトルなのですが、SCP-4465 - 人間は一人では生きていけないとほぼ一致しているのが気になりました。
「孤独のあまり自殺させないようにするウィルス」と、SCP-3519のかかわりはとても魅力的だと思います。
執筆応援しています。
批評ありがとうございます。誤字については修正いたしました。展開については、ループエンドから研究を行うエンドへと変更しようと思います。
既出の題名でしたか。題名を変更いたしました。