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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは特設サイト内のセキュリティロックの掛けられた収容室にて保管され、旧特別収容プロトコルと同様の方法で監視・収容されます。また、予期せぬSCP-XXX-JP-1の変化及び暴動発生の原因となる可能性があるため、サイト内への異常性を持つ物品・職員及びDクラス職員の入室はいかなる場合であれ禁止されます。
旧特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8104のセキュリティロックの掛けられた収容室にて保管されます。SCP-XXX-JPは収容室内に配置された警備員の目視によって常に監視し、実体化した場合には機動部隊による捕縛を行ってください。また、収容室への記録機器の持ち込み・SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-1の画像の財団データベース上への保存及びアップロードは、いかなる場合でも禁止されます。
説明: SCP-XXXX-JPは縦1.7m、横3.6mの金屏風に描かれた一頭の虎の絵です。鑑定の結果、室町時代後期に作成された事が判明しています。通常は正面を睨み付け、牙を剥き出しにした構図をしています。
活性化しているか否かに関わらず、SCP-XXX-JPを視認したDクラス職員は殆どの場合「堂々としている」「勇猛だ」「神々しい」等の好意的な印象を抱きます。この影響は軽度であり、影響を受けていない他者からの説得及び対象の閲覧を中断させる事で消失します。
SCP-XXX-JPは不定期に活性化し、自身の姿が映っている画像及び映像を媒介として実体化します。実体化したSCP-XXX-JP(以下、SCP-XXX-JP-1と記載)は体高約1m、全長3mのベンガルトラ(Panthera tigris tigris)の外見をしており、両前脚の付け根部分に大きな傷痕が存在します。また、知性を有しており、日本語及び中国語による会話が可能です。
SCP-XXX-JP-1は一般的なベンガルトラよりも身体能力が高く、敵対的な言動を取り周囲の物品を破壊します。この際周囲の人間に危害を加える事がありますが、致命傷を与えることはありません。また、SCP-XXX-JP-1は自身に対する攻撃を透化する能力を持ち、非殺傷武器による行動阻害以外の物理的干渉は不可能です。
SCP-XXX-JP-1は自身が完全に拘束された場合その場から消失し、屏風内に帰還します。この際、SCP-XXX-JPの図柄は縄で縛られた虎に変化し、2週間~1ヶ月経過した後に元の図柄に戻るまで活性化しなくなります。
発見経緯: SCP-XXX-JPは20██/7/██に京都府██市██寺██骨董品店で「屏風から虎が出てきて暴れている」という財団への匿名の通報を受けて派遣されたエージェントによって発見されました。発見当時SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1を放出しており、派遣された機動部隊に捕縛されるまでに█名の民間人が重軽傷を負いました。財団はカバーストーリー「軽トラ衝突」を適用し、目撃者に対して記憶処理を行い、SCP-XXX-JPを回収しました。
以下は当時の通話記録です。
記録者: 加古研究員
対象: 匿名の通報者(以下、通報者と記載。)
<記録開始,>
加古研究員: はい、もしもし。通報者: もしもし、突然すみません。本日はそちらに相談したい事がありまして。
加古研究員: …失礼ですが、どちら様ですか?ここは電話相談所ではありません。何処かとお掛け間違いではないでしょうか。通報者: いやいや、そんな事はありませんよ。実はですね、今京都の██市██寺の骨董市で屏風から虎が出てきて、人に襲いかかったり、物を壊したりしているんです。これってどう考えても異常な事ですよね。それで、そういった物を集めているおたくらに機動部隊を派遣していただきたいのですが。
加古研究員: …何の事でしょうか?私達にはさっぱり通報者: [遮って]とぼけないで下さいよ。サイト-8104勤務、26歳、セキュリティクリアランスレベル2の加古██1さん。
加古研究員: …え?通報者: 勤務態度も真面目で職務に忠実。上司からの信頼も厚いって聞いたからわざわざ貴女に電話したんですから。大丈夫、貴女が報告すれば上にもきっと信じてもらえますって。だから早いとこ機動部隊を派遣して下さいよ。
加古研究員: え、ちょ、どうして、私の事が…。通報者: ああ、驚きました?すみませんね。でも安心して下さい。この情報を使ってどうこうしようとか、誰かにバラそうとは思ってないし、貴女達が異常な物品を集めているって事以上は知りませんから。私はただ、あの虎を捕まえて欲しいだけなんです。だから早く誰か現場に確認しに来てくださいよ。もうこの際エージェントでも良いし、贅沢言いませんから。
加古研究員: は、はい。分かりました…。通報者: ありがとうございます。あ、そうだ、言い忘れた。刃物とかの武器であの虎を殺そうとしても無駄ですよ。あの虎にナイフで切りかかったチンピラがいましたけど、全然効果無かったみたいですから。
[通話終了]
通報者の身元は現在捜索中です 補遺:事案XXX-██を参照して下さい。
補遺1 事案XXX-16: 20██/11/██、SCP-XXX-JPが活性化し、収容違反しました。しかしながら、当時SCP-████-JPの収容違反によってサイト-8104内の職員は全員避難プロトコルに従って退避済みでした。
SCP-XXX-JP-1は通常通りに破壊行動を行いましたが、20分程経過すると行動を止め、激しく困惑している様子を見せました。その後SCP-XXX-JP-1は自発的に収容室に帰還し、その場に蹲って不満を示す呻き声を上げ続けました。SCP-████-JPの再収容後、SCP-XXX-JP-1に対して急遽インタビューが行われました。
以下は当時のインタビュー記録の抜粋です。
補遺2: 事案XXX-16以降、実体化時のSCP-XXX-JP-1の行動パターンに以下のような変化が確認されました。
・周囲の物品や人間の存在を無視し、サイト-8104内部を広範囲にわたって徘徊する。
・活性化頻度が上昇し、数日に1度実体化するようになる。
・サイト-8104に収容されている他のオブジェクトを発見した場合、数秒間凝視する。
これらの行動の意図は不明です(補遺3を参照)
補遺3 事案XXX-JP-24: 20██/3/11、SCP-████-JPの収容違反が再度発生した際に、SCP-XXX-JP-1が突然SCP-████-JPの背後に出現しました。出現したSCP-XXX-JP-1はSCP-████-JPに飛びかかり、対象が完全に行動を停止し、原形を止めなくなるまで執拗に攻撃を加えました。その直後、急遽SCP-XXX-JP-1に対してインタビューが行われました。
以下は当時のインタビュー記録の抜粋です。
変化したSCP-XXX-JP-1の破壊行為及び連鎖的に発生したDクラス職員達による暴動によって、事態が完全に収束するまでにサイト-8104内で収容されていた██個のオブジェクトが破壊され、██の職員が死亡し、███名の職員が重軽傷を負いました。これを受けて臨時サイトが急遽建設され、現在の収容プロトコルが制定されました。プロトコル施行後、現在までSCP-XXX-JP-1の変化は発生していませんが、潜在的な危険度の高さから、Keterクラスへの再分類が議論されています。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7948071 (28 Mar 2022 06:29)
”もし一休さんの虎が囚われたがりだったら?”というところから上手く発展できていないように感じました。既にあるネタに1つトンチキなアイデアを足しただけになっており、そこから発展性がないです。こういったものは、さらにその足したアイデアを発展させていってコントのようにしていくのがよいのかなと思います。
自身のイメージに執着する動物系オブジェクト、というくくりではImaginanimalが参考になると思いました。このタグの上位記事を読んでもらえればわかると思いますが、基本的には動物に結び付いた概念を出して終わり、にはなっていません。そこから発展させて話を続けています。この記事もそう言った発展ができるとよいと思います。
ご批評ありがとうございます。imaginanimalの記事は元々好きで、それをきっかけに思い付いたSCPだったのですが、確かに私のは物足りない感じですね…。
タグの付いた記事をもう一度読み返して参考にしようと思います。
コメントを参考にして改稿しました。
インタビューの書き方がまだあまりわかりません。
批評お願いします。
改稿しました。
別記事で投稿してしまっていましたが、指摘を受けてこちらの記事に投稿し直しました。
・モチーフは分かりやすいか
・最後のインタビューが雑ではないか
・文字の間違い、矛盾の有無
・その他指摘したい点
などの批評をよろしくお願いします。
拝読しました。あまり面白くありませんでした。
まず、この記事で表現したいことがよくわかりませんでした。おそらくオブジェクトの心の動きのようなものを描こうとしていると思うのですが、一読しての感想としては終始オブジェクトがわがままを言っているように感じ、共感できませんでした。
結局のところ「なぜこのトラは捕まりたがるのか」という最も美味しくなりそうな部分の答えが「人がそう決めたから」というかなりシンプルかつオブジェクトの思想がほとんど関係ない外的要因になってしまっているために、オブジェクト自身にキャラクターとしての魅力がありません。もしこの部分に面白い設定が付けられるのなら、「オブジェクトの基本説明→虎が捕まりたがっていることを暗示→オチで思想を明かす」という非常にシンプルな構造で記事が成立するでしょう。
もしimaginanimalとして「人がそう決めたから」という外的要因を維持するのであれば、キャラクターを立たせるために重要なのは、与えられた状況に対してそのキャラクター(トラ)が導く結論と、結論に至る過程です。先ほども申し上げた通り、結局このトラは構ってもらえなくて暴れているだけで、何も成長していない/わがままで幼稚な存在であると感じました。与えられた使命とそれが達成できない葛藤を描くのであれば、それをメインにもっと繊細に心の動きや悩みを書きつつ、読者に共感してもらうためにトラに好感がもてるようなシーンを入れていく必要があるでしょう。もし成長して状況と折り合いをつけるのであれば、そこまでの思考の流れを描き出す必要があります。
最後に、インタビューについてですが、かなり人工的な印象を受けました。特に「とぼけないでくださいよ~」の周辺に顕著です。トラの視点で考えれば、後から自身の正体がバレることを防ぐために、このような挑発は避けるはずです。しかも、このような挑発をせずとも財団は収容をしくてくれるはずです。インタビューを書く際は、そのキャラクターの視点に立って、そのキャラクターが今どんな目的を持っているのか、そのために何を伝えたくて、一方で何を伝えたくないのか等を考えながら、なるべく自然なセリフを書くと良いと思います。
これはかなり致命的な点ですが、最後に翼が生える展開の説得力がありません。一休さんのトラにそのような能力はありませんから、散々「人々の作り上げた像に従う」といっていたオブジェクト自身としても、またimaginanimalの性質としても違和感があります。
以下形式面の指摘です。
補遺1ですが、不適当な改行が見られます。報告書では基本的に改行を用いません。詳しくはSCP記事の文体とは?を参考にしてください。
途中
このようなリストが使われていますが、これは
と、このように書くと実現できます。アスタリスクを#に変えると数字付のリストになります。
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