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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8137の高価値物品保管ロッカーにて保管されます。SCP-XXXX-JPへの接触にはセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の承認が必要です。また、保管ロッカーは武装した警備員4名によって常時監視されます。無許可のアクセスを試みた職員は即座に終了して下さい。現在SCP-XXXX-JPを用いた実験は停止されています。
説明: SCP-XXXX-JPは刀身70cm、刃渡り5cmの両刃の長剣です。実体は異常性の無い鉄製であるにも関わらず、同一の材料で作成された物と比較して高い切断力と物理的耐性を有しています。
SCP-XXXX-JPは当該実体を所持、或いは身に付けた人間(以下、対象と記載)及び対象の周囲の人間の認識に複数の段階を経た変化を発生させます。
初期段階: 対象の自己肯定感が増加し、窃盗、住居や公共施設への不法侵入、及びSCP-XXXX-JPを用いた器物への破壊行為に対する罪悪感や抵抗感の減少が表れます。これによって対象は上記の行為を積極的に行うようになりますが、SCP-XXXX-JPの刀身を視認した人間(以下、観察者と記載)は対象の行動に違和感を抱かず、結果上記の行為を容認します。
第二段階: 対象がSCP-XXXX-JPを所有してから一定の期間が経過した場合、観察者達への精神影響は減衰し始め、対象及び対象の行為を正常に認識する事が可能になります。また、この段階の対象には自己への過剰な自信、及びそれに伴う自身への批判に対する強い反発、他者への高圧的な振る舞いが表れます。
最終段階: 対象が死亡、或いは重傷を負った場合、SCP-XXXX-JPによる精神影響は消失し、観察者達は自身の行動を正常に認識する事が可能になります。その後、第二段階に移行しなかった観察者の元にSCP-XXXX-JPが転移し、新たな対象に変化します。
上記の変化は初期段階のみ対象がSCP-XXXX-JPを手放す事で解除可能です。しかし、第二段階以降の対象の精神影響は不可逆的であり、治療方法は現在発見されていません。また、SCP-XXXX-JPがもたらす精神影響は転移を行う毎に強まり、転移後の対象が抱く奉仕活動への欲求及び第二段階の際に影響を受ける観察者数の増加が発生します。
SCP-XXXX-JPは神奈川県██市にて発生した大量殺人事件の調査中に発見されました。この事件の実行犯であり、当時のSCP-XXXX-JPの所有者だった山瀬 公三郎氏の証言から、当該実体は山瀬氏の友人であった川中 章造氏が骨董品店から購入した物である事が判明しています。
補遺 事案XXXX-JP: 201█/9/23、東京都豊島区で開催された「池袋████コスプレフェス」にて、SCP-XXXX-JPと同一の外見及び異常性を持つ模造刀が非番中のエージェントに発見され、即時確保されました。以下はその後行われた所有者へのインタビュー記録の抜粋です。
対象: 川島 拓郎氏
インタビュアー: エージェント・早坂
<録音開始>
[重要度が低い内容のため、省略。]
インタビュアー: それでは、これから幾つかの質問を行います。
対象: うん、よろしく。
インタビュアー: 貴方は何処であの剣を購入したのですか?
対象: あぁ、あれ?[笑い声]あれは俺が自分で作ったんだよ。
インタビュアー: 作った…?どのようにして製作したのですか?
対象: どのようにって…。別に普通だよ。動画とかネットなんかに載ってた作り方を見ながら、それに従って作っただけだよ。
インタビュアー: …そうですか。
対象: まあデザインは自分で考えたんだけどさ。なかなかカッコ良く出来てるでしょ?
インタビュアー: …ええ、まあ。…そのデザインを考える際に何か参考にした物などはありますか?
対象: そうだなぁ。…最近プレイしてる███████っていうゲームに出てくる武器がカッコよくてさぁ、それを参考にはしたかな。勿論色々なアレンジは加えたけどね。
インタビュアー: …わかりました。ありがとうございます。
<録音終了>
付記: その後の調査の結果、対象が閲覧したインターネット上の動画及びサイトに異常性は検出されず、対象と要注意団体との繋がりも確認されなかったため、SCP-XXXX-JP-Aの製作は偶発的に行われた事が判明しました。発見当時対象は当該物品の異常性を把握しておらず、これ以上の勾留は無意味であると判断されたため、記憶処理を行った後に解放しました。
上記の事案を受け、類似する実体の捜索が行われた結果、SCP-XXXX-JPと同様の異常性を持つ模造刀が日本各地で合計██本発見されました。また、後に行われた実験の結果、外観1に一定以上SCP-XXXX-JPとの共通点及び類似点を持つ模造刀(以下、SCP-XXXX-JP-Aと記載)を製作した場合、その材質を問わずSCP-XXXX-JPと同一の異常性を獲得する事が判明しました。SCP-XXXX-JPの外見のデザイン性の高さ、及び一般的に「ファンタジー物」に分類される創作物に登場する武器との類似点の多さを原因としたSCP-XXXX-JP-A実例が偶発的に製作される可能性の高さから、現在オブジェクトクラスの再分類が議論されています。
付与予定タグ: euclid 精神影響 jp scp 武器 道具 金属
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7948071 (28 Mar 2022 06:29)
批評ありがとうございます。
オチはサブカル系でいく事は決めていたので、元ネタである「勇者」のステレオ像などの情報を集めつつ、アドバイスを参考に改稿していこうと思います。
拝見しました。
個人的にはドラクエの天空の剣を想像しましたが、もしかしたらそういうゲームをやってない人にはいまいち想像がつかないかもしれません。難しいかと思いますが、SCP-XXXX-JPの画像があったら分かりやすいかと思いました。
これは大昔から偶然にオブジェクトが作成されており、今はコスプレの小道具としての需要、技術の進歩で簡単に作り出されてしまう、という脅威の部分だと思います。ここは大切だと思うので、現代に量産されたオブジェクト以外にも、過去のものが出土したという記録があってもいいのではないでしょうか。
影響者が暴力を正当化してしまう剣というとSCP-2200 - ソウルベルグがあり比較されるかと思います。
「アンチ王道RPG」という題材ですが、すでに定番のテーマになっています。有名どころではMoonやUndertaleなど、珍しいテーマではありません。このテーマをメインに据えるならば、剣を手にしてしまった「勇者」の変貌やその末路について描かれてもいいのではないかと思います。憧れのキャラクターのコスプレを楽しんでいたが、そのキャラとは正反対の悪党になってしまった…みたいなかんじです。
逆に「簡単に作れてしまう」と言う点をメインにするのであれば、「まさかこんなものにSCP-XXXX-JPの異常性が現れるなんて」という方向もアリかもしれません。刀身の長さや装飾がにているだけで発生してしまうので、武器とはまったく関係ないものがオブジェクトになってしまうかもしれません。コスプレ用の模造刀に異常性が芽生えてコスプレサークルに悲劇が起こる、子どものおもちゃで惨劇が、というような製作者の目的と引き起こされた事件の落差で印象づけるという方法もあるかと思います。
ながくなりましたが、既存の要素を深く掘り下げて行くといいのではないかと思いました。参考になれば幸いです。
異常性が被っている記事がある事は気付いていませんでした。指摘ありがとうございます。
画像はちょっと用意するのが難しく、使用ライセンスに関してもわかっていない事が多いので…。
要素の掘り下げを意識しつつ、改稿しようと思います。批評ありがとうございました。
「なんで勇者は他人の家の金とかを盗んで捕まらないんだよ」というのはゲームのあるあるネタの中でも相当古臭いもので、それを扱った創作は勇者ヨシヒコシリーズなど山ほど世に溢れています。まあ、最近は古臭すぎて誰もやらなくなったような気もしますが。
そして、この記事は古臭すぎて誰もやらなくなったような事をそのまんまぶつけている印象です。「布団がふっとんだ」と言うだけで笑いを取ろうとしているのと似ていると思います。
このネタを扱うんであれば、上記を踏まえ、1捻り、2捻り加える必要があるかと。