SCP-XXXX-JP 商品棚を覗く時(仮)

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クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 商品棚を覗く時
著者: katata
作成年: 2023

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-

説明: SCP-XXXX-JPは食品スーパー「████」の店舗に酷似した建造物です。オブジェクトは破壊耐性を有しており、正面入口の利用以外に内部へ侵入・脱出する方法は存在しません。SCP-XXXX-JPの内部空間は外観から想定される物よりも広大¹であり、大型の人型実体(以下、SCP-XXXX-JP-Aと記載)以外の生物は存在しません。また、店内には不定期に敵対的な神格実体(以下、SCP-XXXX-JP-Bと記載)が出現する事があります。

SCP-XXXX-JP-Aは「████」の制服を着用した筋肉質なヒスパニック系男性の姿をしており、SCP-XXXX-JPのアルバイト店員を自称します。通常時は一般的な店員と同様の業務に従事していますが、定期的に「休憩」と称して店内から消失し、10~25分後に再出現する性質を持ちます。SCP-XXXX-JP-Aは日本語を用いた会話が可能であり、侵入者に対して友好的な態度を取ります。しかしながら、自身への攻撃及び「休憩」の妨害を試みた侵入者に対しては暴力的反応を示します。

SCP-XXXX-JP-Bの大きさ及び外見は個体毎に異なりますが、共通して高強度の認識災害作用を持ち、目視した人間に重度の精神汚染を及ぼします。これに加えてSCP-XXXX-JP-Bは個体毎に様々な超常現象を発生させる事が可能ですが、SCP-XXXX-JP-Aがこれらの影響を受けた事例は存在しません。以下はこれまで確認されたSCP-XXXX-JP-B出現事例に関する記録の抜粋です。

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番号	外見的特徴	異常性	補遺
SCP-XXXX-JP-B-1	体長3.2m程度であり、ミズダコ(Enteroctopus dofleini)の足と同様の構造を持つ無数の触手で構成された塊状の実体。	半径50m以内に存在する有機物から頭足類の足に類似した触手を生成し、操作する。	財団が最初に遭遇したSCP-XXXX-JP-B個体。SCP-XXXX-JP-Aによる鎮圧までに機動部隊3█名が死亡した。
SCP-XXXX-JP-B-4	体長約8.1mのニワトリ(Gallus gallus domesticus)に類似した実体。体表面に羽毛が存在せず、17個の眼球と8本の脚を有する。	実体の鳴き声を聴いた生物の血液を硫酸に置換する。	SCP-XXXX-JP-Aと機動部隊によって無力化済み。鎮圧までに機動部隊██名が死亡し、交戦中に「休憩」を試みたSCP-XXXX-JP-Aを妨害した2名が重傷を負った。
SCP-XXXX-JP-B-6	体長約2.1mの人型実体。表皮は魚類の鱗に類似しており、鰓状の器官と水掻きのついた4本の腕を持つ。	不明。	当該実体の出現時にSCP-XXXX-JP-Aへのインタビューに成功した。詳細はインタビュー記録XXXX-JP-1を参照。
SCP-XXXX-JP-B-14	体長2.4m程度のトマト(Solanum lycopersicum)に似た色と形状を持つ実体。人間の腕に酷似した37本の脚を持ち、体表面に人間の口腔内と同様の組織が内包された裂け目が多数存在する。	口腔内から体長1.2mの子実体を約40匹/分のペースで出現させる。	複数回の出現が確認されている個体の一つ。SCP-XXXX-JP-Aを認識した場合、子実体を残して即座に消失する。

SCP-XXXX-JP-Bが示す攻撃性及び他生物に対する殺傷能力の高さから、実体が外部に出現した場合周辺区域に重大な被害が齎される事が予測されており、SCP-XXXX-JPに対しては重警戒体制下での監視が義務付けられています。しかしながら、現在まで出現したSCP-XXXX-JP-Bは全てSCP-XXXX-JP-Aによって鎮圧・無力化されており、実体群が外部へ脱出した事例は確認されていません。

+ インタビュー記録XXXX-JP-1

- 隠す

対象: SCP-XXXX-JP-A

インタビュアー: エージェント・ランドルフ

付記:

<記録開始>

[対象が抵抗するSCP-XXXX-JP-B-6の首筋を掴み、壁に押し付けた状態で殴打や蹴り、頭突き等の攻撃を行っている。SCP-XXXX-JP-B-6には複数ヵ所の外傷と出血が見られる。]

インタビュアー: SCP-XXXX-JP-Aを発見しました。えー、現在交戦中の様です。

[対象がSCP-XXXX-JP-B-6を持ち上げ、床に投げ飛ばした後に頭部を踏み砕く。]

インタビュアー: …敵性実体の消失を確認しました。それでは交流を試みます。すみません、少々宜しいですか？

対象: 申し訳ありません、今から清掃作業を行いますので少々お待ち下さい。

インタビュアー: いえ、幾つか聞きたい事がありまして。作業しながらでも構いませんので答えてくれませんか？

対象: [数秒沈黙]…まあ良いでしょう。

インタビュアー: ありがとうございます。では、貴方が先程交戦していた相手は何者なのかを教えて下さい。

対象: あれが何者かって？そんな事私が知りたいですよ。店長は知っているでしょうけど「たまに商品を荒らす連中が来るから、その時は殺すか追い払え」としか言ってくれませんでしたし。

インタビュアー: 直接店長と話をさせて貰う事は出来ますか？

対象: すみませんが店長は今不在でして。[聴取不可能]日後には戻ると思いますけどねぇ。何か要件があるのでしたら、私にお願いします。

インタビュアー: 解りました。ところで、この店の店員は貴方だけですか？

対象: ええ、以前までは何人か同僚が居たんですけど。辞めるか死ぬかでどんどん減っていきまして、今は私1人です。危険な上に仕事量は多いけどその分給料は良いし、私が働ける所も他に無いですからね。

インタビュアー: そうですか。

対象: そうですね、

インタビュアー:

対象:

インタビュアー: