SCP-XXXX-JP くさいくつした

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非活性化時のSCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは鋼で作られた、専用室内に保管してください。専用室は耐水性のある鋼鉄製のファンによって常に換気されます。専用室内の壁には非常時に作動する開閉式の水流発生装置(水流ポンプ)が整備されます。専用室内には常時稼働可能な鋼鉄製洗濯機が設置されます。非常時において専用室内は注水され、水で満たされます。SCP-XXXX-JPは一般的な洗濯用洗剤を用い、Dクラス職員により24時間ごとに洗濯されます。作業及び実験を行う際にはガスマスク等を装着し、SCP-XXXX-JPの放つ異臭を直接吸込しないようにしてください。万が一体内に取り込んでしまった場合は、拘束し精神安定剤を服用させ、鼻腔及び口内の洗浄を行ってください。なんらかの事象で洗濯が行われずに、24時間が経過しSCP-XXXX-JPが準活性化状態になった場合は、8時間以内に洗濯を行ってください。専用室内の洗濯機が使用できない場合は、予備の洗濯機での洗濯を行ってください。緊急性を要する場合、応急処置として素手での水洗いが認められます。素手での水洗いを行った場合は、その後必ず予備の洗濯機で再度の洗濯を行ってください。素手での水洗いを行った職員には呼びかけ等を実施してください。呼びかけに応じた場合は、直ちに当該職員を拘束し身体検査及び洗浄と記憶処理を行ってください。この際、身体検査で一部にでも腐食がみられた場合、当該職員を直ちに終了してください。呼びかけに応じず反応が無い場合は直ちに当該職員を拘束または終了させて下さい。当該職員の死体に関しては焼却処分を行ってください。準活性化状態に入って8時間以上経過した場合は、直ちに遠隔でのSCP-XXXX-JPの高速及び専用室内の水没を行ってください。水没の完了後はファンやポンプを用いて、疑似的に洗濯を行ってください。当該作業を8時間以上行ってください。この際、疑似洗濯終了から最低でも8時間が経過するまで、SCP-XXXX-JPの半径10m以内には侵入しないでください。もし生物が侵入し腐敗が開始された場合、同様に水没させてください。SCP-XXXX-JP-Aは移動が可能なため非活性化状態になり次第焼却してください。

説明: SCP-XXXX-JPは、一般的な白い靴下と酷似した外見を示す、一部に黒ずみが認められる足底サイズ24cmの靴下です。SCP-XXXX-JPは、??県??市に放置されていた、????青年の自殺遺体が着用していた靴下です。SCP-XXXX-JPは腐敗した生物遺骸と類似する異臭を放っており、成分には未知の物質が含まれていること、異臭を鋼により防除できることが確認されています。SCP-XXXX-JPへの破壊行為は不可能で、SCP-XXXX-JPはあらゆる物理的損傷を受けません。SCP-XXXX-JPは非活性化状態でも異臭を放ちます。この異臭は人体に身体的な影響はありませんが、対象者は不快感を得ます。10~30分程度この異臭を嗅ぐと精神に異常をきたしはじめます。準活性化状態になると、異臭が濃くなり鋼以外のすべての非生物的固体物質を腐らせていきます。準活性化状態の異臭を体内に取り込むと、精神のコントロールができなくなり暴徒化します。SCP-XXXX-JPが完全活性化状態になると鋼や人体をも腐らせていき、この異臭によって腐った人間はSCP-XXXX-JP-AとなりSCP-XXXX-JPと同じ特性を持つことが確認されています。SCP-XXXX-JP-Aになった時点で対象者の意識はなくなります。SCP-XXXX-JP-Aは自由な移動が可能です。SCP-XXXX-JPの異臭は水を使うことで腐敗の進行スピードを遅らせることができますが、完全に非活性化するには洗濯機を用いた洗濯のみです。

補遺:

実験記録03
対象: SCP-XXXX-JPおよびD-XXXX-JP-01
実施方法: D-XXXX-JP-01をSCP-XXXX-JPと同じ空間にいれ経過観察。
結果: 実験開始から数分でD-XXXX-JP-01は不快感を訴える。実験続行。
実験開始から30分が経過。D-XXXX-JP-01は落ち着きがなくなり、実験の終了を求める。実験続行。
実験開始から1時間が経過。D-XXXX-JP-01はさらに落ち着きがなくなり、直ちに実験を終了するように求める。実験続行。
実験開始から1時間15分経過。D-XXXX-JP-01は叫びながらSCP-XXXX-JPと距離を置く事を懇願。距離をおくことを許可し、実験継続。
実験開始から1時間30分経過。D-XXXX-JP-01は先ほどより落ち着きを取り戻した。D-XXXX-JP-01は専用室内の隅に座り込みSCP-XXXX-JPとは反対方向を向き何かをつぶやく。実験続行。
実験開始から2時間が経過。D-XXXX-JP-01は比較的落ち着いているように思える。SCP-XXXX-JPへ接近することを提案。D-XXXX-JP-01はこの提案を拒否。実験継続。
実験開始から24時間が経過。SCP-XXXX-JPは準活性化状態に。D-XXXX-JP-01に特に変化はなし。実験継続。
実験開始から25時間が経過。D-XXXX-JP-01は過呼吸になりこちらの呼びかけに答えない。数秒後D-XXXX-JP-01は壁に頭を打ち始め制御不能に、直ちに実験終了。
D-XXXX-JP-01は死亡。
分析: SCP-XXXX-JPの放つ異臭を長時間嗅ぐと精神に異常をきたす。


  財団は特別収容プロトコルに変更を加えました。

事件記録01
日時: 20??年?月?日 場所: ??県??市

事象 ??市の住宅街にて異臭騒ぎが発生。警察の捜査によって、独り暮らしの男性の首吊り死体を発見。発見当時部屋内の壁や床、家具などは一部が腐っていた。警察は遺体及びSCP-XXXX-JPを回収。その後遺品管理室内にて同様に異臭騒ぎが発生。SCP-XXXX-JPの近くの物品が腐っており、引き取りても居なかったことでSCP-XXXX-JPの焼却処分を実施。SCP-XXXX-JPが燃えず残ったことで混乱。警察内の財団職員によってSCP-XXXX-JPは回収、関係者はBクラスの記憶処理が施された。


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  1. portal:7922742 (21 Mar 2022 11:45)
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