SCP-XXXX-jp 黒い"アイツ"

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タイトル:SCP-XXXX-jp - 黒い"アイツ"
著者©︎Mad whiteMad white
作成年: 記事作成年2022年

アイテム番号:SCP-XXXX-jp

オブジェクトクラス:EuclidからKeter

特別収容プロトコル:SCP-XXXX-jpは厚さ5mmの鋼鉄製の壁で構成された7m四方の部屋に収容します。部屋の中は0度以下に保ち、実体が現れた時はタレットに搭載された大口径弾で破壊して下さい。

実験の際は高画質カメラ4台を稼働させ、火炎放射器を装備したDクラス職員1人と防護スーツを着たDクラス職員2人で入室して下さい。

説明:
SCP-XXXX-jp
SCP-XXXX-jpは重さ1.92kg、体長1.5mの黒い未知の金属製の球体です。SCP-XXXX-jpは高い強度を誇り、銃弾などによるダメージを一切受け付けません。また、室温25度以上、湿度50%〜80%の状態であると、1分に100匹の速度で黒い虫のような実体(SCP-XXXX-jp-1)を再生し、生成した直後周囲に高濃度の2-エチルアクリル酸を拡散します。

SCP-XXXX-jp-1
SCP-XXXX-jp-1とは体長5cmほどの黒色の金属の外皮を纏ったのゴキブリのようなオブジェクトです。食性は非常に貪欲かつ雑食で、5匹以上で狩りをします。室温が5度以上であれば銃弾に反応して避けるほどの反射速度と瞬発力を持ち、頭部には腐食性の体液を分泌できる大顎を持っています。獲物を狩る際はこの大顎を使って獲物の動きを鈍くし、集団で獲物を食い尽くします。飢餓状態の際にはフェロモンのようなものを分泌し、更に凶暴性が増して対象が生物でなくても食らいつきます。その状態では薄羽が赤く染まった群生相になります。また食べただけ単為生殖をし卵を産み、人間1人を食べればおよそ90匹程度まで増えます。また、増える最大数は不明で無限に増殖する可能性がある為オブジェクトクラスがEuclidからKeterに引き上げられました。

補遺1

発見時の状況 SCP-XXXX-jpの発見場所はベルリン郊外に位置するナチスドイツの研究室にSCP-XXXX-jpがSCP-XXXX-jp-1に搭乗したまま停止した状態で発見されました。発見した時に職員の熱反応を感じ取って自動的に起動し「汚物は消毒だぁ!」と叫びながら火炎放射器を放って職員2人を殺害し、その後右手の装甲で職員5人を叩き殺しました。その後財団の増援の機動隊200名の攻撃と、戦闘機による機銃掃射によって活動停止が確認され、収容されました。

補遺2
実験記録SCP-XXXX-jp-1 日付6/7

対象:SCP-XXXX-jp、SCP-XXXX-jp-1
実験内容:拘束具で拘束具されたSCP-XXXX-jp-1に制圧用マシンガンで五百発の集中砲火を喰らわせます。
実験結果:ほとんどの弾が弾かれ、SCP-XXXX- jp-1の表面に少し凹凸が出来る程度でした。
分析:SCP-XXXX-jp-1に対する銃撃は無効でした。毎度の火炎放射に耐えているところからSCP-XXXX-jp-1の装甲の耐熱性はとんでもなく高いようです。

実験記録SCP-XXXX-jp 日付6/13

対象:SCP-XXXX-jp、SCP-XXXX-jp-1
実験内容:SCP-XXXX-jpに向けてパルス爆弾によるパルス攻撃を与えます。
実験結果:反応は無く、体内機構に問題は発生しませんでした。サーモグラフィーカメラでも異常は確認されませんでした。
分析:SCP-XXXX-jpは生物故にパルス攻撃が元々効かないと考えられ、装甲にカルシウム成分が含まれていれば装甲の再生も説明がつきます。

実験記録SCP-XXXX-jp 日付6/19

対象:SCP-XXXX-jp、SCP-XXXX-jp-1、SCP-682
実験内容:拘束具を外し、SCP-682を部屋に放って、SCP-682破壊実験を行います。
実験結果:SCP-XXXX-jp-1がSCP-682に襲い掛かり、顔に向かって火炎放射を放ちました。その後SCP-682は火炎放射器に食らいつき、噛みちぎろうとしました。そこでSCP-XXXX-jp-1が口内に火炎放射を注ぎ込み、炎に驚いたSCP-682はSCP-XXXX-jp-1の頭にかぶりつき、音を立てながら噛み砕こうとしました。そこでSCP-XXXX-jp-1は飛行し、ミサイルをSCP-682に喰らわせましたがSCP-682はすでに耐火性の高い鱗を生成していてダメージはありませんでした。このような戦いが半日近く続き、燃料切れでSCP-682が勝利しましたがそのあとSCP-XXXX-jpは SCP-682と話がしたいと言い出し、両者拘束状態のまま会話をしていました。
分析:SCP-XXXX-jp-1の装甲はSCP-682の攻撃を受けても壊れないほど強靭であることが分かりました。また、火炎放射の威力はSCP-682の身体にダメージを与えられるものだと言うことが分かりましたが、 SCP-682の耐火性の高い鱗を生成したため、 SCP-XXXX-jpでの SCP-682の破壊は困難であると分かりました。

補遺3
SCP-XXXX-JPのインタビュー
SCP-XXXX-JPは会話可能である為、報告書のためにSCP-XXXX-JPにインタビューを行いました。
SCP-XXXX-jpのインタビュー記録

対象:SCP-XXXX-jp
インタビュアー:██████
<録音開始,>
インタビュアー:おはよう。今日は君にいくつか質問があって来たんだ。
SCP-XXXX-jp:帰れ。
インタビュアー:君はなんで研究所にいたんだい?
SCP-XXXX-jp帰れと言っているのがわか
らないのか!帰れ!
インタビュアー:もう一度聞くよ?なんで君
はあんな研究所に居たんだい?

SCP-XXXX-jp:うるさい奴だな。じゃあ俺
のこのうざったい拘束具を外してくれたら話し
てやってもいいぜ。
インタビュアー:君の拘束具は外さない。暴れ出すからね。もう一度聞く。君は何故あんな研究所に居たんだい?
SCP-XXXX-jp:うるせぇ!俺だって知らねえよ!ナチスドイツに連れて行かれたと思ったら翌日には自分の身体が機械になっていてなんでユダヤ人ってだけでこんな目に遭わないといけないんだ!俺だって人間なんて殺したく無いのに!
インタビュアー:君はユダヤ人なのかい?名前は?
SCP-XXXX-jp:あぁ。だが名前は覚えてねぇ。覚えているのはあのブタどもが魂がどうとか言ってたのと人間は全員クソだってことだ。

インタビュアー:魂?彼らはなんて言っていたんだい?魂がなんだって?

SCP-XXXX-jp:奴らが言ってたのは魂を機械にはめ込むみたいなことだ。たぶん俺の身体がこうなっているのは機械に俺の魂が入っているからだ!だからこんな汚らしい物が身体になっているんだ!

インタビュアー:決めつけるのは良くないと思うが…..本当なのかい?そりゃ…。

SCP-XXXX-jp:あぁ!そうだよ!だから起き上がって自分の事を認識したらすぐあのブタどもを焼却してやったんだよ。殺したくもなかったが…。チッ…話したくもないことを話させやがって…奴らは…奴らは俺が家族を失って絶望してたとこに追い討ちをかけるように来たんだ。あの日の悪夢は一生忘れねぇ。

インタビュアー:分かるよ。その気持ち。僕もね、テロで妻と子供2人を失った。でもその時僕は仕事で彼らとは違う所にいた。その時僕は自分の弱さと惨めさに泣いたんだ。今でも思い出す。あの悪夢のような1日。上司に叱られ、トボトボ出張先のホテルに戻る時に妻からSOSの電話が来て、掛け直した時には…もう…あぁ。涙が出て来た。なんで僕が泣いているんだろうね。おかしいね。はは。

SCP-XXXX-jp:おかしな野郎だな。それで怒らないなんて。

インタビュアー:確かにね。……怒らないのは怒っても意味が無いから怒らないんだよ。それほど僕が無力だってことさ。

SCP-XXXX-jp無力なのは人間みんなそうだろう。俺だって…友を救えなかった。家族を救えなかった。恋人を救えなかった。そして、自分を守れなかった。動かないでいるとふと頭に浮かぶ強制収容所へ連れて行かれる同胞の叫び声、命乞い、泣き叫ぶ声。そしてあいつらを連れて行くブタどもの怒鳴り声。いつになっても争いは無くならない。これだから人間は汚物なんだ…

インタビュアー:でも人間はそうだから美しくもあるんじゃないのか?友を失い、家族を失い、恋人を失い、そして自分の身体を失った。でもまだ人間の言葉を話し、人間の頃の記憶を残しているのは人外の機械になっても君が言う「汚物」であり続けたいからなんじゃ無いのか?君の言う「汚物」は本当に「汚物」なのかい?

SCP-XXXX-jp:俺だって「汚物」だ。人外の姿に変えられても人間でありたいと意地を張る。意地汚い野郎だ。まさに「汚物」だ。奴らと同じ……。……もう喋らせんな。俺は疲れた。

インタビュアー:そうか。じゃあまた今度話せたらこの続きを聞かせてくれ。さようなら、私の友。

<録音終了>

終了報告書:この会話の後1時間ほどSCP-XXXX-jpは活動停止状態に入らずに静止していました。だが何かをしようとしているわけではなく、ただ何かを考えている様子でした。
彼の言う「汚物」とは何なのでしょうか。


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