SCP-XXX-JP 赤い災厄

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アイテム番号: XXX
レベル4
収容クラス:
safe
副次クラス:
none
撹乱クラス:
vlam
リスククラス:
warning

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの を囲うようにエリア-8128が建設されます。

説明:

2019年8月2日にエリア-8128において局所的な時間軸の乱れが発生した際、赤色の巻垂型民族衣装を着用した人型実体が当エリアに出現しました1

インタビュー記録

回答者: SCP-XXX-JP

質問者: プリースト博士

備考: 事前の検査では、SCP-XXX-JPは民間人であると考えられていた。

<記録開始>

プリースト博士: それではインタビューを行います。よろしくおねがいします。

(SCP-XXX-JPは不服そうな顔をしている。)

プリースト博士: よろしいですか。

SCP-XXX-JP: 誰に口を利いているのかわかっているのか。

プリースト博士: すみません、存じ上げません。よろしければお名前を教えてください。

SCP-XXX-JP: (大声で)何度も言わせるな!我が名はレードゥノイハン2ディテールュ3語で、すべてを滅する者。お前も噂には聞いたことがあるだろう?

プリースト博士: レード、ノイハンさん、ですか?申し訳ありません、存じ上げておりません。その、ディ、チーシュ?語というのは何なのでしょうか。

SCP-XXX-JP: そんなことも知らないのか?まったく、どんな田舎育ちだ。まあ、俺の名前はともかく、ディテールュ語は一般教養とは言い難いからな。知らないのも無理はないか。それはそれとして、早くあの小僧を出せ、2回目は無いと言ったはずだ。

プリースト博士: すみません、あの小僧、とは誰のことでしょうか?

SCP-XXX-JP: (声を荒げる)とぼけるのか!どこまでも舐めた態度をとりやがって。そもそも私のような上級の魔術師に会う時には煙で自分の身を燻してから会うってのが礼儀だろうが。お前、やってないだろ?

プリースト博士: (無言)やってません。

SCP-XXX-JP: やはりな。お前もあいつと同じで、俺に楯突くのか?もしお望みなら、あいつごとここら一帯を消し炭にしてやってもいいんだぞ!

プリースト博士: 落ち着いてください。無礼があったのなら謝ります。我々はあなたのことについても、あなたが小僧と呼称している人物についても何も知らないのです。もし要望があれば教えてください。可能な限り協力しますから。

SCP-XXX-JP: (沈黙)いや、こちらも少し言い過ぎたな。知らぬのならしょうがない。

プリースト博士: ご理解いただけて何よりです。

SCP-XXX-JP: それで、本当に小僧についてのことも知らないのだな?

プリースト博士: はい。

SCP-XXX-JP: なるほど。ではあいつの転移魔術で次の遠征先に送り付けられた、と考えるのが妥当か。文化的に考えても、ここには私の知っているものが少なすぎる。まったくあいつめ、仕事の内容はあらかじめ教えておくのが筋だろうに。

プリースト博士: すみません、魔術、とはどういったものなのでしょう。

SCP-XXX-JP: (沈黙)ふむ、ここは思ったより文明の発展が遅れているらしいな。(頭を掻く仕草)魔術が何か、と聞かれても、こちらの国では魔法学は義務教育の範囲なのだが。

プリースト博士: 存じ上げておりません。

SCP-XXX-JP: 文明レベルが低いな、ここは。どうやら娯楽にうつつを抜かしていたせいで、魔法学の発展は全くと言っていいほどしてないらしい。

プリースト博士: すみません、魔法学というのは-

SCP-XXX-JP: お前の国の長を呼べ。

プリースト博士: えーと、なぜ?

SCP-XXX-JP: お前の国に、我が国の一部になるか、攻め滅ぼされるかを選ばせてやる。

プリースト博士: え、つまり宣戦布告ということですか?

SCP-XXX-JP: 違う、戦いなんて呼べるようなことは起きない。ただ一方的に虐殺されるくらいなら、服従した方がマシだろうと思って、選択肢を与えてやったのだ。

プリースト博士: いくら文明のレベルが違うと言っても、侵略が起きたなら少なからずお互い損失が生じると思うのですが?

SCP-XXX-JP: (笑う)どうやらあまり状況が飲み込めていないらしいな。お前たちの国なんぞ一瞬の内に焦土と化してもおかしくないと忠告しておいてやろう。

(SCP-XXX-JPが判別不能な声量で何らかの言葉を発する)

破裂音と共に空中で火花が飛び散り始める。

プリースト博士: な、何だ?

SCP-XXX-JP: 私の力だ。

プリースト博士: え、これ、あなたがやってるんですか?

次第に火花が勢いを増していき、最終的に空中で燃焼が起きているかのように見える。

SCP-XXX-JP: いいか、お前は信じるかどうかはどうでもいいが、私の本気はこんなもんじゃない。我が国の魔術は、数多の愚かな国を焼き滅ぼしてきたのだ。私が念じさえすれば、この炎は-

室内の火災報知機とスプリンクラーが作動し、空中の火花が消失する。

SCP-XXX-JP: うわ、何だこれは!

プリースト博士: ああ、スプリンクラーですね。燃え広がらなくてよかった。

SCP-XXX-JP: 貴様、室内に雨を降らせたのか!どうやった?こんなのは魔法力学的にありえないぞ。

プリースト博士: レードノイハンさん、これはスプリンクラー設備といって、火災を防ぐために色々なところに設置されている機械です。

SCP-XXX-JP: 機械?さっきは魔法学など知らぬと言うたではないか。

プリースト博士: (沈黙)ええと、私の言う機械というのは、電気などを動力として機能するものでして-

SCP-XXX-JP: デンキだと?わけのわからん言葉を使いやがって、この悪魔崇拝者どもめ!さては最初からこの私をはめるつもりだったのだろう!

プリースト博士: え、レードノイハンさん?

SCP-XXX-JP: [罵倒]、[罵倒]、[罵倒]!クソッ、この卑怯者が!

(SCP-XXX-JPは頭を抱え、以後応答しなくなる)

<記録終了>

SCP-XXX-JPは収容時点から、複数の要求を行っています。以下はその要求の内容と財団の対応、それを受けたSCP-XXX-JP-1の反応です。

日付 SCP-XXX-JPの要求の内容 対応 SCP-XXX-JPの反応
2019/8/9

我々の保有する文明についての説明。

義務教育用の社会科、理科の教科書を与える。 与えられた教科書を熱心に読み込んでいるように見えた。
2019/8/11

紙とペン。

要求通りのものを与える。 与えられた教科書を見ながら、紙に何かを書き込み始めた。
2019/8/22

SCP-XXX-JPの収容室内に存在する電子機器の仕組みについての説明。

適切な知識を保持するDクラス職員を収容室内に投入し、説明させる。 「わかったぞ」と声を上げながら収容室内を走り回った。
2019/9/7

高度な内容の科学技術についての説明。

一般的な高等学校で内容に相当する物理、化学の教科書を与える。 以前と変化なし。 先日より苦戦しているように見える。
2019/10/1

教科書の内容の説明。

適切な知識を有する研究員を配属する。 担当の研究員が現在の境遇について質問したところ、満足していると述べた。

補遺: 2019年11月12日、エリア-8128において再度局所的な時間軸の乱れが発生し、発見時のSCP-XXX-JPのものと酷似する衣服を着用した人物が出現しているのが確認されました。当人物は機動部隊の到着前に消失しており、現在も行方の調査が行われています。

時間異常部門特殊管理区画81-2観測記録アーカイブ#27該当部分の書き起こし

[ログ開始]

映像内にクォーツァ=レオルア反応4と思しき赤い閃光が発生し始める。

約数秒間にかけて閃光の色が赤から紫へと変化し、それに伴いワームホールが形成される。ワームホールは、赤色の巻垂型民族衣装を着用した不明な人物を排出し、直後消失する。

クォーツァ=レオルア反応が確認できなくなる。

不明な人物は茫然としているように見える。数十秒間の後周囲を見渡し、材質不明な円盤を取り出す。

円盤が不明な紋章を周囲の空間に描きながら、低い音を発する。

円盤の上部に不明な文字で構成された文章が展開される。

不明な人物: [不明な言語]

不明な人物が円盤に何らかの操作を行う。円盤が発光しながら時計回りに回転し始める。

円盤が回転を停止し、直後前方に光線を放つ。光線がサイト-8128の収容棟の一部に命中すると同時に、落雷が発生する5

不明な人物はいらだっているように見える。

不明な人物が円盤を地面に叩きつけ、その後高速で画面外へと移動する。

[ログ終了]

以上の映像ログを基にSCP-XXX-JPへインタビューを行いました。

インタビュー記録-2

回答者: SCP-XXX-JP

質問者: プリースト博士

<記録開始>

プリースト博士: インタビュー開始します。レードゥノイハン、よろしくおねが-

SCP-XXX-JP: 聞きたいことがあるのだが。

(SCP-XXX-JPは教科書を指さす)

プリースト博士: 悪いが、後にしてくれますか。

(SCP-XXX-JPは不服そうにする)

SCP-XXX-JP: ふん、まあいいだろう。それで、お前が聞きたいこととはなんだ。

プリースト博士: こちらの映像を見て、何か分かったことを教えてほしいのです。

(プリースト博士は映像ログをSCP-XXX-JPに見せる)

SCP-XXX-JP: おお、彼はまさに我が愛弟子のコルルト6ではないか。

(SCP-XXX-JPは歓喜の表情を見せる)

プリースト博士: お弟子さんですか。

SCP-XXX-JP: ああ、あいつは優秀なやつだよ。そうだ、あいつにも科学とやらを教えてやろう。

プリースト博士: まあまあ、一旦最後まで見てくださいよ。

(映像終了)

SCP-XXX-JP: (無言)

プリースト博士: 彼の言葉の意味はわかりますか。

SCP-XXX-JP: もちろんだ。なるほど、私は遠征先に来たのではない。どうやら、幾年もの時間を跨いでここにたどり着いたのな。

プリースト博士: 我々の調査でもそうだと思われてます。

SCP-XXX-JP: なんだ、知っていたのなら教えてくれればよかったのに。

プリースト博士: すみませんね、機密情報だったから。ところで、どうして時間軸の乱れについてわかったのです?

SCP-XXX-JP: コルルトが持っていた機械。魔法学から作られたものだが、あれにはウルォスフ7計測器がついている。ああ、ウルォスフ計測器がわからないか。

プリースト博士: それについては、機会があれば詳しく聞きましょう。要は、我々と同様に、時間軸の乱れを観測する機能を持つ機械がある、ってわけですね。

SCP-XXX-JP: 呑み込みが早くて助かるよ。

プリースト博士: レッド8ほどじゃないですよ。

SCP-XXX-JP: インタビューに戻れ。私にも聞きたいことがあるんだ、はやく終わらせよう。

プリースト博士: 了解。次はあの円盤についてです。雷を出していたように見えましたが、あれはどういった原理なのでしょう。

SCP-XXX-JP: お前たちだって銃という武器を持っているだろう。それと同じだ。

プリースト博士: しかし-

SCP-XXX-JP: 長くなるから後で!

プリースト博士: はいはい、わかりました…..ええと、あなたがこの時代にやってきた理由ですが、目途はつきますか?

SCP-XXX-JP: 私が、あの小僧を出せ、と言ったのを覚えているかね?

プリースト博士: 小僧…..ああ、一度目のインタビューでの話ですか?

SCP-XXX-JP: あいつは、私の国の中で一二を争うほどの天才でね。その頭脳を認められて、国王直近の科学者になった。ただ、ちょっと素行が悪くてな。私たちが監視していなければ、すぐに事件を起こす。例えば…..いや、この話はおいておこう。気分が悪い。

プリースト博士: つまり、そいつにやられたと。

SCP-XXX-JP: 直接見てはないがな。コルルトも多分そうだろう。

プリースト博士: ですが、同じような魔法を使えば元の時代に戻れるのでは?映像記録内じゃ、あなたのお弟子さんはそうしなかったように見えますが。

SCP-XXX-JP: 特定の機材や素材がなきゃ使えない魔術もあるんだ。そして運の悪いことに、この時代に時間移動魔術に必要なものはぱっと見そろっていない。

プリースト博士: なるほど、そりゃお手上げです。

SCP-XXX-JP: うまくやられたな、悔しいが感心してしまったよ。そしてちょっと心配でもある。私がいない間に、元いた時代の私の国がどうなるのかがわからないなんて。

プリースト博士: あなたのいた時代についても、これから聞くことがあるかもしれません。その時にはまたよろしく頼みます。

SCP-XXX-JP: ああ、構わないよ。

プリースト博士: さて、ひとまず最後の質問ですね。現代との時間差は何年分かわかりますか?

SCP-XXX-JP: コルルトは200年と言っていた。

プリースト博士: 200年?思ったより最近じゃないか。

SCP-XXX-JP: ああ。こんな変遷の仕方で、200年は短すぎる。この200年の間に何が起こったのか。正直、私には予想がつかない。

プリースト博士: 少し信じられないですね。あなたが属しているとおっしゃるような国が、200年前には存在していたこと。

SCP-XXX-JP: (沈黙)今、200年前って言ったか?それは逆だよ。

プリースト博士: (無言)どういうことです?

SCP-XXX-JP: 私とコルルトの方が未来からやってきたということだ、ドクター。

<記録終了>

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  1. portal:7920319 (06 Mar 2022 08:24)
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