SCP-XXX-JP - キラークイーン

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SCP-XXX-JPの外見。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid(仮)

特別収容プロトコル: 財団の各支部によって、世界規模でSCP-XXX-JPの発生の有無が監視されます。SCP-XXX-JPの発生が確認された場合、Dクラス職員を一名、SCP-XXX-JP-Aに会うという名目でSCP-XXX-JPの内部に侵入させてください。SCP-XXX-JPの利用については現在審議中です。

説明: SCP-XXX-JPは世界各地に出現する城のような外見の建造物です。SCP-XXX-JPの組成はSCP-XXX-JPの内部には人型実体が現れることが確認されており、(以下SCP-XXX-JP-Aと呼称)英語でコミュニケーションをとることが可能です。SCP-XXX-JPは発生から約2~3時間後に消失します。SCP-XXX-JPの内部に侵入者が存在していた場合、SCP-XXX-JPが消失した跡に侵入者の遺体が残留します。この遺体には心臓を鋭利な刃物で刺されたような痕跡が残されます。

SCP-XXX-JPの入り口の前には2体の甲冑が存在します(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)。SCP-XXX-JP-1は不明な動力によって人間のようにふるまい、その内1体(以下SCP-XXX-JP-1-aと呼称)とは英語でコミュニケーションをとることが可能ですが、侵入を試みる者に対しては基本的に排他的です。ただし、SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-Aに対しては忠実であることから、後述する探索映像ログXXX-JPの書き起こしにおいては侵入を許す様子が見られます。

SCP-XXX-JP-Aはドレスを着た20代の女性のような外見をしている人型実体です。当実体については何らかの認識災害、現実改変能力が存在していると推測されていますが、詳細は不明です。

SCP-XXX-JPが発生してから約4時間後、半径5km以内に存在する人間の内2~3名が突発的な心臓発作によって死亡します。ただし、職員がSCP-XXX-JPに侵入した際にはこの事象は発生しませんでした。SCP-XXX-JP-Aは自身とこの事象の関連を示唆するような発言をしていますが、詳細は不明です。

探索映像ログXXX-JP-1の書き起こし

探索者: D-905-JP

対象: SCP-XXX-JP

監督者: シア博士

備考: シア博士は遠隔で指示を出している。


[ログ開始]

前方にSCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1が見える。

D-905-JP: 映ってるか?

シア博士: 映っている。そのまま中に侵入してくれ。

D-905-JP: 了解。

D-905-JPはSCP-XXX-JPに接近するが、SCP-XXX-JP-1によって阻まれる。

SCP-XXX-JP-1-a: 止まれ。何用だ。

D-905-JP: 何用か、だとよ。どうすんだよ博士。

シア博士: 強引に侵入できないか試せ。

D-905-JP: 無茶言うな。

SCP-XXX-JP-1-a: 用がないなら失せろ。

D-905-JP: 言われてるぞ、どうすんだよ。

シア博士: では、そいつにインタビューをすることにしよう。その城の正体を聞いてくれ。

D-905-JP: へい。えーあんた、この城は何なんだ。

SCP-XXX-JP-1-a: 答える義理はない。さっさと失せろ。

D-905-JP: 話になんねぇ。

(以下同様な問答が5分間続くため省略)

シア博士: 他の質問を試そう。

D-905-JP: (大声で)いい加減にしてくれ!明らかに入れさせてくれそうにないのはわかるだろ!

不明な声(おそらくSCP-XXX-JP-Aのもの): 誰かそこにいらしてるの?

D-905-JP: …誰だ、今の。

シア博士: 彼女に用があると言ってみてはどうだろう。

D-905-JP: …ええと、彼女に用がある。通してくれないか。

SCP-XXX-JP-1-a: 少し待っていろ。

SCP-XXX-JP-1-aが城内に入り、扉が閉まる。約2分後、扉が開く。

SCP-XXX-JP-1: 許可が下りた。くれぐれも無礼がないようにしろ。

シア博士: D-905-JP、気を引き締て行け。

D-905-JP: はあー、帰りてぇ。

D-905-JPは、SCP-XXX-JP-1-aによって客室と思われる場所まで案内される。

SCP-XXX-JP-1-a: 陛下、お連れしました。

SCP-XXX-JP-A: あら、こんにちは。

D-905-JP: こ、こんにちは。わ、私は[偽名]と申す者です。ここら一帯の調査をしに参りました。(小声で)博士、どうすりゃいい。

シア博士: 話が通じるかどうか試してみよう。この城の正体を聞いてくれ。

D-905-JP: ええと、この城の正体についてお聞きしたいです。なぜ突然現れたのでしょうか。

SCP-XXX-JP-A: ええ、教えて差し上げましょう。(SCP-XXX-JP-1-aの方へ向いて)あなたは席を外してくださるかしら。

SCP-XXX-JP-1-aが退室する。

D-905-JP: では早速お話を伺っても-

SCP-XXX-JP-A: (遮って)まあ、そんなに慌てることでもないでしょう?お茶でも飲みながら、ゆっくりお話ししましょう?

SCP-XXX-JP-Aが席を立ち、台所へ向かう。

D-905-JP: 博士、指示を頼む。

シア博士: なんとなくで相手に合わせろ。状況を見計らってその都度指示を出す。

D-905-JP: 了解しました。

SCP-XXX-JP-Aがティーセットを持って戻ってくる。

SCP-XXX-JP-A: 今お茶をお入れしますわね。

D-905-JP: 召使いなどはいらっしゃらないのですね。

SCP-XXX-JP-A: あら、お気づきになられました?普段は20人ほど雇っている者がいるのです。しかし、最近、私は少々のお暇をいただきました。私が休んでばかりいるのに彼らを働かせるのは気の毒ですので、彼らにも休養をとっていただくことにしたのです。

SCP-XXX-JP-Aがお茶を入れ終わる。

SCP-XXX-JP-A: どうぞ。お飲みになってください。

D-905-JP: ああ、じゃあ、いただきます。

シア博士: 待て、一応飲まずに様子を-

D-905-JPがカメラをテーブルに置き、お茶を一口飲む。

シア博士: …まあいい、続けろ。

SCP-XXX-JP-A: 彼らはよく働いてくれるのですが、何というか、少々私に世話を焼きすぎているのです。お父様が亡くなってから、私も甘えていた部分があるのですけれど。やはり子ども扱いされるのがどうしても煩わしく感じてしまうのです。

SCP-XXX-JP-Aが自身の分のお茶を入れ終わる。

SCP-XXX-JP-A: ところで[偽名]さん、何か趣味はございますの?

D-905-JP: 趣味ですか。何がいいんだろう…。

シア博士: そいつが好きそうなものを言っておけばいい。お前占いとか得意じゃなかったか?

D-905-JP: うーん、趣味というか特技なら、タロット占いを少し…。

SCP-XXX-JP-A: 本当ですか?実は近頃、私もはまっておりまして。よろしければ、私のこと占ってもらっても結構かしら。

D-905-JP: もちろん、喜んで。

SCP-XXX-JP-Aはタロットカード一式を持ってくる。

D-905-JP: 何について占いましょう。

SCP-XXX-JP-A: お仕事についてお願いしますわ。

SCP-XXX-JP-AはD-905-JPにカードを渡す。D-905-JPはそれらをシャッフルし、裏向きにしてV字型に5枚並べる。SCP-XXX-JP-Aがその内1枚を選び、D-905-JPがそれをめくる。カードは13番の正位置であった。

D-905-JP: 13番目の正位置のカードは、あなたは今の仕事をあきらめた方が良い、ということを意味しています。これはあなたが今の仕事に適していないということではなく、悩みの原因となっているものから距離を置くことで、自分の気持ちを整理できるようになるであろう、ということです。

SCP-XXX-JP-A: すばらしいお告げです。私の悩みも晴れました。ありがとうございました。

D-905-JP: いや、役に立てたのならよかったです。ところで、この城には本当に入り口の二人以外誰もいないのですか?

SCP-XXX-JP-A: ええそうよ。なぜ?

D-905-JP: あなたのような女性一人が私のような男と二人っきりなんて、怖くないですか?

SCP-XXX-JP-A: (笑う)そんな、せっかく来ていただいたお客様に対して怖いだなんて、とんでもない。それに私、こう見えても腕っぷしには自信がありますのよ。

D-905-JP: (笑う)そうですか。

SCP-XXX-JP-A: ねぇ、[偽名]さん、あとどれくらいお時間ある?

シア博士: 一旦考える素振りをしろ。その後に-

D-905-JP: いっぱいありますよ。

シア博士: おいD-905-JP、勝手が過ぎるぞ。

SCP-XXX-JP-AがD-905-JPに接近する。これから先の出来事は、カメラの画角の範囲外で起こっているため不明である。

SCP-XXX-JP-A: (小声で)よろしければ、[不明瞭]お試ししてみませんこと?

シア博士: D-905-JP、警戒を解くなよ。一度距離を-

D-905-JP: ええ、喜んで。

シア博士: おい、D-905-JP。帰ってこい、一時撤退だ。

この時点でD-905-JPのマイクの信号は途絶した。

SCP-XXX-JP-A: お願いいたしますわね。

(二人分の足音が遠ざかる)

シア博士: おい!D-905-JP!制御不能か、クソッ。
[ログ終了]

探索映像ログXXX-JP-4の書き起こし

探索者: D-1974-JP(認識フィルター着用済み)

対象: SCP-XXX-JP

監督者: シア博士

備考: シア博士は遠隔で指示を出している。


[ログ開始]

前方にSCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1が見える。

D-1974-JP: 記録を開始します。今から侵入します。

シア博士: 気を付けていけ。

D-1974-JP: 了解。

D-1974-JPはSCP-XXX-JPに接近するが、SCP-XXX-JP-1によって阻まれる。

SCP-XXX-JP-1-a: 止まれ。何用だ。

D-1974-JP: この城の中の女に用がある。

SCP-XXX-JP-1-a: 少し待っていろ。

SCP-XXX-JP-1-aが城内に入り、扉が閉まる。約2分後、扉が開く。D-1974-JPはSCP-XXX-JP-1-aに案内され、SCP-XXX-JP-Aがいる部屋へ入室する。SCP-XXX-JP-Aの命令でSCP-XXX-JP-1-aが退出する。

SCP-XXX-JP-A: 何の用でしょう。

D-1974-JP: あなたたちについての調査に参りました。他の職員たちは仕事の途中であなたと遊び始めたようでしたので。

SCP-XXX-JP-A: あら、あの人たちからはきちんとお返事はいただいたのだけれど。

D-1974-JP: そうですか。

SCP-XXX-JP-A: どうぞお掛けになって。お茶でもお入れしましょうか?

D-1974-JP: 結構です。

SCP-XXX-JP-A: あら残念。

二人は向かい合って席につく。

D-1974-JP: あなたたちは悪魔か何かですか。

シア博士: おい、あまり刺激するな。

SCP-XXX-JP-A: ずいぶん不躾な聞き方ですわね。私、こう見えても気難しい性格ですのよ。

D-1974-JP: ここに入った男たちは皆、あなたに従順な性格になったらしいですね。しかもその後、死体として見つかった。

SCP-XXX-JP-A: ええ、彼らは私の誘いを断りませんでした。

D-1974-JP: 彼らの死の原因があなたなのはわかっています。聞きたいことはあなたの目的です。

SCP-XXX-JP-A: 私の目的、ねぇ。私はただお暇をいただいているだけですのよ。お仕事で行き詰ったから、気分転換にね。

D-1974-JP: その“お仕事”とは何ですか?

SCP-XXX-JP-A: どうしてもお話しなければなりませんこと?

D-1974-JP: はい。

SCP-XXX-JP-A: そうね…あなたたちの多くが望むことですわよ。

D-1974-JP: …明確に答える気はないようですね。では質問を変えます。あなたがお城の場所を頻繁に変えるのはなぜなのでしょうか。

SCP-XXX-JP-A: (笑う)私って、人目に付く場所にいるだけで多くの人に言い寄られることが多いのです。それは職業柄しょうがないのですけれど、私自身はあまり好ましく思っておりませんの。ですので、休養を取るにしろ、長い間同じ場所に留まらないようにしていますのよ。

D-1974-JP: 普段城の中で何をしているのですか。

SCP-XXX-JP-A: 音楽を聴いたり、外を眺めたり…あと、実はほんの少しだけお仕事も。

D-1974-JP: 休養中ではなかったのですか。

SCP-XXX-JP-A: ええ、もちろんそのつもりよ。ただ、やっぱり仕事のことが気になりましてね。先週に訪れた彼1に占っていただくまでは、心のどこかで引っかかってましたの。

D-1974-JP: では、その人の言葉のおかげで、今はもう仕事のことは忘れてしまっている、と?

SCP-XXX-JP-A: その通りです。そうだ、今度は私があなたを占って差し上げましょうか?

D-1974-JP: それは-

シア博士: 受け入れろ。

D-1974-JP: ですが-

シア博士: あまり刺激するなと言ったはずだ。

D-1974-JP: …お願いします。

SCP-XXX-JP-A: 何を占いましょう?

D-1974-JP: じゃあ、私も、仕事についてで。

SCP-XXX-JP-Aはタロットカードを一式取り出し、それらをシャッフルする。その後、裏向きにしてV字型に5枚並べる。D-1974-JPにその内1枚を選ぶよう促し、D-1974-JPはこれに従う。SCP-XXX-JP-Aがそれをめくる。カードは11番の逆位置であった。

SCP-XXX-JP-A: 11番の逆位置のカードは“力”の逆。現在取り組んでいる仕事が上手くいかず、限界を感じているかもしれない、という意味ですわね。

D-1974-JP: はあ。

SCP-XXX-JP-A: あなたが叶えたいことが何なのかをはっきりさせれば、道は開けるかもしれませんわね。

D-1974-JP: …ありがとうございました。元気が出ました。

SCP-XXX-JP-A: それはよかった。ところで-

シア博士: 来たぞ、注意しろ。

D-1974-JP: …わかってます。

SCP-XXX-JP-A: 少しの間、私にお付き合いしていただけませんこと?

D-1974-JP: お断りします。

SCP-XXX-JP-A: そう、それは残念…。

シア博士: おい、もし怪しい動きがあったら急いで逃げろ。

(約10秒間の間)

シア博士: おい、D-1974-JP、大丈夫か?

SCP-XXX-JP-A: あら…。

D-1974-JPは応答しない。

シア博士: D-1974-JP!クソッ、今度もダメか。
[ログ終了]

インシデント記録XXX-JP

財団の一部の機動部隊が無断でSCP-XXX-JP-Aの確保作戦を行いました。この際、SCP-XXX-JP-1-aではない方のSCP-XXX-JP-1(以下SCP-XXX-JP-1-bと呼称)が初めて発言したことが確認されました。以下は当インシデント時に機動部隊隊員の記録装置より送信された映像ログの書き起こしです。

映像ログの書き起こし

機動部隊: ██████

対象: SCP-XXX-JP

部隊長: ████


[ログ開始]

前方にSCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1が見える。

████: これより、SCP-XXX-JP-Aの確保作戦を開始する。

機動部隊██████はSCP-XXX-JPに接近するが、SCP-XXX-JP-1によって阻まれる。

SCP-XXX-JP-1-a: 止まれ。何用だ。

████: この城の中の女に用がある。

SCP-XXX-JP-1-a: 少し待っていろ。

SCP-XXX-JP-1-aが城内に入り、扉が閉まる。

SCP-XXX-JP-1-b: お前たち、陛下をこの城の外へ連れ出しに来たのか?

████: 貴様、喋れたのか。

SCP-XXX-JP-1-b: いいか、お前たちでは陛下に適わない。少しでも敵意がばれたなら、お前たちは死んだも同然だ。

████: と、言うと?

SCP-XXX-JP-1-b: 陛下は“殺しの女王”だ。2手首を軽く捻るように造作もなく、あるいはもっと簡単にお前たちを蹴散らすだろう。

████: そうだろうな。だが、それでもいいさ。

SCP-XXX-JP-1-b: そうか。なら好きにすればよい。

扉が開き、SCP-XXX-JP-1-aが出てくる。

SCP-XXX-JP-1-a: 通れ。

機動部隊██████はSCP-XXX-JP-1-aに案内され、SCP-XXX-JP-Aがいる部屋へ入室する。SCP-XXX-JP-Aの命令でSCP-XXX-JP-1-aが退出する。

SCP-XXX-JP-A: おやおや、今回はずいぶんとたくさんのお客様がいらっしゃったようですね。ちょうどよかった、実は今日から使用人たちの休暇が終わったところですの。確か棚の中にケーキがございましたので、今、それをお出しさせますわね。

████: いいや、おもてなしは結構。我々はあなたを確保しに来ました。その力を野放しにはしておけないのでね。

機動部隊██████は一斉にSCP-XXX-JP-Aに銃口を向ける。

SCP-XXX-JP-A: (無言)ええ、そうですよね。わかりました。

SCP-XXX-JP-Aは機動部隊██████に接近する。機動部隊██████は反応を見せない。

SCP-XXX-JP-A: もう十分でしょう、私が休んでいるわけにもいきませんから。

機動部隊██████は反応を見せない。

SCP-XXX-JP-A: 皆様、帰りますわよ。

爆発音と共に閃光が確認され、信号が途絶する。

[ログ終了]


終了報告: 当インシデント後、SCP-XXX-JPは通常よりも早く消失しました。

補遺: インシデント記録XXX-JPの後、SCP-XXX-JPの出現は確認されていません。また、ΩK-クラス("死の終焉")シナリオが終了したことと当インシデントの関連性については調査中です。

付与予定タグ: scp jp 死の終焉 euclid k-クラスシナリオ 建造物 未収容 現実改変 qコン22


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  1. portal:7920319 ( 06 Mar 2022 08:24 )
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