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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXXX-JPの収容方法はありません。そのため、SCP-XXXX-JPは日本支部理事会により任命、発足された対応チーム"鼈甲蜂"により研究、管理されています。対応チーム"鼈甲蜂"のエージェント1や機動部隊は-14("蜘蛛切丸")2は、基本的にチームの司令部より行動を指示されますが、必要に応じて独断で行動することを許可されています。
世界中に存在する町村などの集落に上及び東西南北の各方向にレンズを向けたカメラを設置しSCP-XXXX-JPの出現を観測してください。カメラからの映像には必ず死角がないようにして設置してください。設置の際、カバーストーリー「気象観測及び天体観測」を流布してください。また、集落の規模に応じて"鼈甲蜂"エージェント数名を常駐させ、定期的にカメラの点検も行わせてください。SCP-XXXX-JPが出現した時、対応チーム"鼈甲蜂"の司令部は速やかに"鼈甲蜂"エージェントに伝達し、消失後速やかに曝露者の発見及び曝露者にクラスA記憶処理剤を施してください。
砂漠や氷雪地帯等の極限環境では数名の"鼈甲蜂"エージェントと"鼈甲蜂"機動部隊で一定のルートを巡回させてください。巡回ルートの端には彼らの拠点を設置してください。SCP-XXXX-JPの発生と同時に付近に人が居た場合、速やかに接近しクラスA記憶処理剤を対象に向かって散布してください。森林のような地上からの観測が困難な場合はドローン、必要に応じてヘリコプターにて観測を行ってください。
海上の場合、"鼈甲蜂"エージェントを派遣し観測させてください。SCP-XXXX-JPが出現した時、近辺に漁師が居た場合速やかに接近し鎮静剤を対象に散布、そして即時その場から漁師を連れて離れてください。その後、対象にクラスA記憶処理剤を施し解放してください。
財団製のウェブクローラーで常にSNSを監視し、SCP-XXXX-JPに関する画像が発見され次第、即時削除してください。また、投稿者や目撃者と思しいユーザーを特定し、速やかにクラスA記憶処理を施してください。
説明: SCP-XXXX-JPは7:00から9:00(以降、朝と表記)、もしくは22:00から24:00(以降、夜と表記)の範囲に出現する雲です。付近の雲の形状から、高度5,000mに発生していると予想されています。しかし、SCP-XXXX-JPは出現してから平均10秒で消失する特性や地球全土の何処かに出現するランダム性、出現タイミングの不確定性から、現在も完全な収容には至っていません。しかし、現在は曇りの日にのみ発生することが統計より判明しています。
SCP-XXXX-JPはミーム汚染性を有しています。SCP-XXXX-JPを直接視認した者はクモに対して強い嫌悪感を示すようになり、全種のクモが絶滅するまで駆除しようとします。しかし、SCP-XXXX-JPのミーム汚染は間接的な視認では曝露せず、クラスA記憶処理により完全な除去が可能であるため、現在SCP-XXXX-JPはEuclidに指定されています。
SCP-XXXX-JPは一般的なクモと等しい形状をしています。しかし現在、朝に発生するものと夜に発生するものとで特徴に相違点があることが確認されています(以降、前者をSCP-XXXX-JP-A、後者をSCPXXXX-JP-Bと表記)。
SCP-XXXX-JP-Aの特徴は以下の通りです。
・白い体躯
・8本の短い脚
・四角形に近い小さめの頭と、楕円形に近い腹
・直径約300m
・雲の底面を活発に移動3
・上空より雲を突き抜けるようにして出現。その後、雲と一体化し消失
SCP-XXXX-JP-Bの特徴は以下の通りです。
・黒い体躯
・8本の長い脚
・円形に近い大きめの頭と、楕円形に近い腹
・直径約1000m
・雲の底面にて静止
・雲よりゆっくりと分離するように出現。その後、雲と一体化し消失
SCP-XXXX-JPは必ず雲の底面に出現します。しかし出現する過程は地上からのみしか観測できず、人工衛星が撮影した写真やIOSに滞在する宇宙飛行士などからはSCP-XXXX-JPのものと思しき瞬間は確認されていません。
SCP-XXXX-JP-1は2体以上が同時に出現することはありません。しかし、最短でSCP-XXXX-JPが出現してから5秒程で全く別の場所で現れたとの記録が存在しています。
警告
以下のファイルは対応チーム"鼈甲蜂"メンバー及びセキュリティクリアランスレベル4以上の職員のみに開示されるファイルです。対象外の職員がアクセスした場合、機動部隊は-14("蜘蛛切丸")により拘束、尋問の後、クラスA記憶処理され解放されます。
付与予定タグ: jp euclid keter クモ 現実改変 予知 未来 世界オカルト連合 蒐集院
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- portal:7916138 (05 Mar 2022 02:38)
細かいですが、これだと市町村の区分に該当しない東京23区は対応できませんね。特に「各市町村」に拘る理由が無ければ、国内〇〇ヶ所の交番に勤務する警察官をEクラス職員にする形式で良いかと思います。
ナントカ角形と言う時の数字は漢数字です。「三角形」と表記することはあっても「3角形」とは表記しません。
カタカナで"クモ"と表記するとより生物らしくて良いかと思います。他の部分の「蜘蛛」も同様です(文学的言い回しであれば問題はないと思いますが)。
また、「クモに類似する物体」「クモ様物体」などとするとよりクリニカルです。
この時刻指定は必要でしょうか?現状ではあまり意味を持たない、悪く言えば尺稼ぎの記述のように思えます。
動物の属名と種小名は斜体で表記しましょう。Heteropoda venatoriaとなります。
ハエトリグモは種名ではないですね。学名で-idaeが末尾にくるものは種や属ではなく、科レベルの学名です(なお科の名称を斜体にする必要はありません)。
また、そもそもアシダカグモとハエトリグモを注釈で言及する必要はないように思えます。
「SCP-XXX-JPを視認可能なのはSCP-XXX-JPの出現地域の居住者あるいは来訪者1名です」とするとよりクリニカルです。
1段落に纏めてしまう方が良い気がします。
また、「大規模災害など有害な事象」「有益な事象」「SCP-XXX-JPの発生後の事象との因果関係は不明です」とするとよりクリニカルです。加えて、"大規模な災害"と"勝利"はやや対比として釣り合いが取れていない印象を覚えました。有益な事象は"健康増進"とか、"経済活動の回復"とかどうでしょうか。
現状DVです。膨大な発見記録はおそらく地震を反映しているのかと思いますが、あまりに膨大すぎる面を否めません。おそらく読者の半数以上は西暦599年5月25日や西暦684年11月24日(しかもこれらがユリウス暦なのかグレゴリオ暦なのか分かりません)に何が起きたのか把握していないのではないでしょうか。もう少し数を絞るか、いっそ示唆的な熊本地震・東日本大震災・阪神淡路大震災・関東大震災など近現代の地震災害で固めてみてはいかがでしょうか。
なお、あまりに古い記録だとどうして1人にしか見られない異常現象がピンポイントで古文書か何かに残っているんだ、という問題も浮上しかねません。
そしてもっと大きなポイントとして、「過去の地震災害はこの異常存在と関連があったんだ」というオチはあまり面白みが無い、という課題があります。これは私が自著を投稿した際に指摘を受けたことですが、異常存在の異常性は著者自身により如何様にでも左右できてしまいます。つまり、「この歴史はあのオブジェクトのせいなんだ!」と主張しても、読者からは「あぁ、そう……」程度にしか思われないということです(私としては好みの手法ではあるのですが)。
例えば、『タイムレス』や『ドクター・フー』など歴史系のSFドラマでは主人公などが過去の偉人と遭遇する場面があります。そういった作品は主人公が歴史上の出来事に絡んでいたこと自体以外にも、歴史的事象をそう使って来るかという意外性や、さらに別の時代と接続する複雑な連続性など、様々な要素を盛り込んで面白さのタネにしています(映像作品の場合であればそもそも過去の世界の映像化という点において魅力を引き出すことも可能ですが、SCPのような文字媒体でそれは難しいのではないかと思います)。
過去の災害と自前の異常存在を結び付けるだけでなく、読者をゾッとさせられるような捻りがあると良いのではないかなと思います。クモの個体数が多いほどマグニチュードが増大して、最後の記録は無数のクモの出現、みたいな……。
"吉兆"や"凶兆"というだけではかなり漠然としていますので、もう少し異常性を制限してみるのも方向性を明確にできて良いかも知れません。
また、そもそもクモおよびその巣と吉兆・凶兆という要素には何か繋がりがあるのでしょうか。もしオリジナルで考えられたのであれば、クモと地震災害というのはあまり直接的に結びつかない気がしますので、異常存在のモチーフをより関連深いものにすると有意義かもしれません。あるいはクモと地震に何か文化的な繋がりがあるのであれば、それを本文の方で説明し、「実際にこういう伝承があるんだよ」とすると説得力が増すと思います。
以上です。執筆のほど応援しております。
追記(04/21): ここまで書いてメタタイトルを思い出しました。「曇り後」と「クモ」でかけていたのですね。そうすると、地震災害よりも気象災害の方が当てはまりが良いかも知れません(ここ数年であれば2022年の豪雪や2018年の西日本豪雨災害が記憶に新しいですし、1959年の伊勢湾台風は伝説的な災害だと思います)。
Tutu-sh
コメントありがとうございます。
このSCPは「朝蜘蛛は殺すな、夜蜘蛛は殺せ」という迷信をモチーフに執筆していました。そのため、朝に出現した場合には良いことが、夜に出現した場合には悪いことが起こるということを書きました。
その上、1人にしか見えない、即ち専門的な知識がない人にも見えるためイエグモなどの漠然としたものを書きました。
ここで質問なんですが、現状判明していないだけで実際はただの予兆だった場合はしっかりと「予兆」等の表現で書けばいいのでしょうか。
お返事・ご質問ありがとうございます。
なるほど、理解しました。
そうすると、SCP-XXX-JP-1(クモの巣)の方は特に意図はない設定ということで良いでしょうか。別にアシダカグモのように巣を張らないクモもいることですし、必ず巣と関連させる必要はないように思えます。むしろ、特にその後に絡まない巣が登場したことによって、理解を妨げるノイズになってしまっているように感じます。
そして朝夕のクモの迷信を反映するのであれば、傾向として朝に観測された場合はプラスの出来事、夜に観測された場合はマイナスの出来事が発生する、ということを明記しておいた方が読者にとって読み取りやすいです。現状では吉兆/凶兆と時刻の連動が分かりにくいですし(2022年4月を除いて全ての事象で2が発生していること、そもそも列挙されている歴史的事象が「地震災害である」ことくらいしか読み取れないことが原因です)、現状で読者にこれを理解させるのは難しいと思います。
加えて、財団の分析や推測という形でそれぞれの日付に何が起きたのか明記しておくのも手だと思います。読者に察してもらう形式は私も手を出すものではありますが、作者自身が想定していない読み取られ方をすることも多いものです。
「アシダカグモとハエトリグモを注釈で言及する必要はないように思えます」に対するお返事と見てよいでしょうか?
個人的には、特にクモに詳しくない方からすればハエトリグモもアシダカグモも区別がつかない(もっと言えば区別する必要性がない)ため、単純に、もっと漠然と「クモ」としか認識できないのではないでしょうか。「あれはハエトリグモだ」と認識できている時点で、その観測者のクモ類に関する視座の解像度はそれなりに高いものだと思います。その点で、細かく科や種レベルの分類を記載する必要性は無いように思えます。
設定を事細かに知っている作者と違い、財団からすると「ただの予兆である」ことは確信できません。クモが災害を引き起こしているかもしれませんからね。なので、書くとしても「予兆であることが推測されている」「可能性がある」などとぼかした表現になるかとおもいます。
ただここは個人の考えにもよると思うので(何か財団の超科学により予兆であることを解き明かせるかもしれませんし)、より広く意見を募ると良いでしょう。
きちんとした返答になっているかは分かりませんが、私の所感は以上です。
Tutu-sh
成程、ご丁寧に説明していただきありがとうございました。時間の許す限り訂正をしようと思います。
特別収容プロトコルについて
警察官の雇用に違和感を覚えます。現地の警察と協力する、あるいは財団職員を派遣するなどのほうが自然に思います。
警察官が行っているのにインタビューという言葉が不自然だと思います。事情聴取や聞き取りと調査などのほうが警察起案の行うものとしては違和感がありません。
ポスターや訪問などでではなく、公共施設等へのポスターの設置や、住民への訪問を行いなどの形のほうが良いと思います。
説明部分について
事象群では何のことだかわかりません。SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JP-2から構成されます。SCP-XXXX-JP-1は~などのようにしたほうが良いと思います。
蜘蛛の巣に似た雲ですは、あまり報告書に適した文体ではないと思います。蜘蛛の巣にに似た形状をした雲であり、おおむね正十角形に近しい形状をしていますなどのほうが良いと思います。また、半径の推定範囲があまりに広すぎるのでもう少し小さくしてもよいと思います。
蜘蛛のような物体ではなく、蜘蛛と推測される生物などのほうが良いでしょう。また、脚注は文章の後につけるのではなく蜘蛛という単語の直後に乗せたほうが良いと思います。
なぜ一人だと判断できるのでしょうか。同じ場所に複数名がいても一人以外には見えないというのであれば、その旨を記したほうが良いと思います。
撮影は不可能だとされていますではなく、撮影の試みは失敗しています、であったり、発見者の発言からの言葉を前につけたほうが良いと思います。
大規模な災害はともかく、勝利では何のことだかさっぱりです。具体的な例を用いて書いてください。
発見記録について
詳細な関連が不明なのだとしても、発見記録だけでは読み物としての魅力に欠けます。せめて関連されると思われる事象を上げるくらいはしたほうが良いです。
こういった記録は異常性の具体例を示して密度を高めたり、意外性のある例を出してどんでん返しに使うなどしないと、薄い情報の羅列になってしまい面白みに欠けてしまいます。
これらの情報によって読者に発見を与えることをもう少し意識したほうが良いです。
全体を通して
この雲は吉兆凶兆でしかなく、言葉遊び以外で雲であることを生かせていません。また、この蜘蛛のほうも何もしてこないため物語の展開に欠けます。
また、有益な批評が得られたなどで、大幅に改稿する予定があるのであればそこを修正するまで、批評中断とすることをお勧めします。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。