SCP-XXXX-JP 究極の清涼菓子(仮名)
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 高耐久の多重認証式ロッカーに保存してください。収容違反が発生した場合、財団職員は直ちに被験者の拘束を試みるか、SCP-XXXX-JP-Aの効力が切れるまで待機してください。この際職員は火器等の武装が認められます。職員は被験者の呼気を吸入しないよう注意してください。

説明: SCP-XXXX-JPは████社(一般の製菓株式企業)製の異常性を持たないプラスチック製のケースと、ケース内の清涼菓子として製造された異常な錠剤(以後SCP-XXXX-JP-A)の総称です。SCP-XXXX-JP-Aを構成している物質は通常の清涼菓子と相違点は確認されませんでした。発見当時SCP-XXXX-JP-Aは29錠あると確認されましたが、現在は実験の消費と事象XXXX-JPから考察して25錠になっています。通常の場合容量は30錠です。
SCP-XXXX-JP-Aを服用した被験者は以下の症状を発症します。

 ・温度変化への耐性の増加
 ・肺活量の増加
 ・周囲を駆け回る等の異常行動
 ・異常なほど吐息が低温のものに変化する

結果的に、被験者は周囲の環境物を凍り付かせます。この症状は、個人差はありますが最低10分は続くものと考えられます。温度変化の規模や威力については実験記録XXXX-JPを参照してください。

発見経緯: 2019年5月██日に「住宅街が氷漬けになっている」という旨の通報があり、財団が調査した結果SCP-XXXX-JP-Aの被験者と思われる男性を特定しました。被験者の家宅の捜索により、SCP-XXXX-JPを財団の管理下に置く事が決定されました。当時被験者の自宅から半径500mの範囲は全体的に凍り付いており、一部樹木の倒壊も見られました。被験者へのインタビューにより、意図的な行動ではなかったと判断されました。これについては事象XXXX-JPを参照してください。低体温症や凍傷により住民█名が死傷しましたが、それにも関わらず被験者には一切の外傷が確認されませんでした。後日被験者や地域住民らに記憶処理を施しました。

実験記録XXXX-JP:

対象: D-17091
実施方法: 実験施設内でD-17091を壁に拘束した状態にし、防護した試験職員がSCP-XXXX-JP-Aを服用させる。
結果: 服用して数秒後、D-17091が痙攣を始め、直後に吐息を発した。吐息は最大風速50m、摂氏は最低マイナス240℃を記録した。一分経過するごとに風速、摂氏ともに絶対値が減少し、15分後にD-17091の異常性が確認できなくなった。

対象: イエイヌ(学名: Canis lupus familiaris)
実施方法: 前回と服用方法は同様。なお1m×1m×1mのゲージに入れた状態で行うものとする。
結果: 数秒後吐息を発し、ゲージを走り回った。ゲージの吐息をかけられた部分は一瞬にして凍り付いた。吐息は風速10m、摂氏はマイナス53℃を記録した。1分程度で異常性は落ち着いた。
考察: 風速、摂氏の変化については味覚の強度が関係していると考えられる。

事象XXXX-JP: 2019年12月、SCP-XXXX-JPの最初の被験者が殺人容疑で懲役刑が課されました。被験者はSCP-XXXX-JP-Aを使用し出勤先の上司を意図的に殺害したと見られます。SCP-XXXX-JPの発見当時、被験者はSCP-XXXX-JP-Aを同時に2錠服用したと主張していましたが、実際は1錠を残し、SCP-XXXX-JPのケースに通常の清涼菓子を1錠混入させていたと見られます。この行動は被験者の労働環境に起因したと考えられます。財団はSCP-XXXX-JP-Aには記憶処理を無効化する効力があると疑いインタビューを実施する予定でしたが、被験者が受刑期間中に死亡したため実施できませんでした。結果的にSCP-XXXX-JPに関する追加実験を行いました。

対象: D-20023
実施方法: D-20023にSCP-XXXX-JP-Aの異常性を説明し、その後服用させる。服用の症状を発現させる際、温度変化の危険性を示唆させるために様々な実験を用意する。症状が収まったら記憶処理を実施し、質問者に対する反応を確かめ記憶の有無の主張に関する真偽を判断する。この際、いわゆる"嘘発見器"を使用する。後の記述のため質問者を以後職員Aと記述する。SCP-XXXX-JPに関する事象以外にも効力があるのかを判断するため、SCP-XXXX-JPとは全く関係のない情報も伝える。
結果: 職員AはSCP-XXXX-JPによる最初の事例の画像を示し、これは何が原因で起きた事例か、と質問した。D-20023は知らないと答え、その時発見器が反応した。SCP-XXXX-JP以外の情報について質問したところ、それについての記憶には効果があると認められた。同じように真偽を20分ほど続けた後に実験を終了した。

追記: 実験後、他の職員が職員AにSCP-XXXX-JPについての話題を振った際、職員Aが自身のSCP-XXXX-JPについての記憶を有していないように受け取れる発言をしました。これにより追加実験が行われます。

対象: 職員A
実施方法: 先の実験で職員Aに実験後尋ねた職員(以後職員B)が質問する。
結果: 発見器が反応した。また、職員Bも職員Aと同じような症状を発症した。2人に最高レベルの記憶処理を施しても結果は変わらなかった。発見器の故障が疑われたが、テストの結果故障は認められなかった。記憶処理は酸素ボンベを使用した防護服を着た職員らによって細心の注意をもって行われたが、処理を担当した職員には黙秘が見られなかった。

現在、SCP-XXXX-JP-Aを使用した実験は見送られています。この黙秘症状はSCP-XXXX-JP-Aの被験者に発生する副作用であり、記憶処理によって発症し恒久的に続くものと見られています。この黙秘症状は発症者の呼気を通じて多次的に感染する性質がある事を示唆しています。報告書に影響を及ぼさないようにするため、編集は認められていません。


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  1. portal:7916106 (04 Mar 2022 14:22)
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