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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト81██のsafeクラス標準収容ロッカーに収容されます。また、実験の際にはレベル2以上の職員1名から許可を得てください。
説明: SCP-XXXX-JPは破壊耐性を有する「なんでも直訳する本(低価格ver.)」と書かれている厚紙のカバーがついた1冊の本です。ページは全て白紙であり、文章を書き込んだ場合1度書き込んだ内容を消しゴムなどで消すことで再度使用することが可能です。SCP-XXXX-JPの異常性はページに文字を書き込んだ数日後に発現します。SCP-XXXX-JPに書き込まれた内容よりも「価値の低い」状態で出現します。1
実験記録: 以下の実験は、SCP-XXXX-JPの異常性が形容詞がついた言葉や文章、同音異義語に対して発現するのかを調査するために行われました。
実験1
実験方法: D-19337にSCP-XXXX-JPに書き込ませ、経過を観察する。今後特に記載がない場合、同様の条件で行われたものとする。
書き込んだ文字: 死んだ猫
出現した物体:「死にました」と張り紙のされたぬいぐるみの猫。
実験2
書き込んだ文字: 溺死した猫
出現した物体: 「溺れて死にました」と張り紙のされた海水に濡れたぬいぐるみの猫。
実験3
書き込んだ文字: 人間
出現した物体: 顔にスマイルマークの描かれた170センチメートル程の大きさのマネキン1体。口元にスピーカーが貼り付けてあり、20代ほどの男性の声で、「やあ、こんにちは!」や「名前は何?」といった簡単な質問を繰り返した。
実験4
書き込んだ文字: 侃侃諤諤(かんかんがくがく)2ってどういう意味?
出現した物体: 「ggrks(ググれカス)3」と書かれた紙1枚。
実験5
書き込んだ文字: かみ
出現した物体: 長髪の人間の形に切り取られた一般的な紙。顔に当たる位置に「神」と印刷されている。
補遺: 2022/5/██の定期検査の際にSCP-XXXX-JPの収容ロッカー内に非異常性の紙が発見されました。以下はその内容です。
文書SCP-XXXX-JP:
コストカットについて
この度は、本書をご愛用頂きありがとうございます。最近、新型コロナウィルス蔓延によるテレワーク移行、円安による物価の高騰などの要因により、出現する物体の低価格化を実行することに致しました。物価の高騰が収まり次第、低価格化を取り消して行きたいと思っております。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。-BNG文具店一同
この事象の後、タイトルが「なんでも直訳する本(超低価格ver.)」へと変化し、外見も「パンフレット」のような外見に変化しました。また、出現する物体がより「価値の低い」ものへ変化したことが確認されました。4また、文書内に記載のあったBNG文具店は現在まで発見されていません。
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シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7906414 (25 Feb 2022 21:03)
拝読しました。あまり面白く感じませんでした。
実験記録は項目の間に一行の空行を設けてください。
おそらく書かれた単語の物品が文脈から解釈されずにそのまま出現する本、ということだと思います。しかし、このように「書かれたものが出現する」というようなSCP記事はすでに存在します(例えばSCP-171-JP等)。また、これは色々な記事に言えることですが、「書かれたものをなんでも出現させる」や「なんでも願いを叶える」などの「何でも系」はやりつくされています。したがって、この記事はオリジナリティがかなり不足してしまっていると思います。
また、展開としてもあまり面白みを感じませんでした。こういったオチで重要なのは意外性だと思いますが、「恐竜」と書かれたために「恐竜」が出現することは不思議なことではありません。「○○と書かれたのに××が出現した」という事象が一見理解不能で、だけどもよく考えたときに「××は○○を文脈から切り離して解釈したんだ」と思えるような例があれば、オチの意外性は上昇していくかと思います。
ただし、オチを改善してもオリジナリティ不足の部分は否めません。少なくとも「書かれたものはなんでも出現する」、ではなく、「出現するためには一定の条件が必要」等と異常性の便利さを限定し、どうしてその限定が生まれたのか等の理由を考えるなどの手段で、作品としてのオリジナリティを出していく必要があると思います。
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改稿をしました。改めてオチや異常性に関する批評よろしくお願いします。
記事、コメントともに拝読いたしました。
私は何も考えずに「良く出来た記事だなぁ」と読んでいましたが、確かにオリジナリティと言う部分では一考の余地はあるかと思います。
特に実験4の結果から、このオブジェクトには自立した意識の様なものがある可能性が示唆されていると思いますので、そういった部分から独自性を発展させてみては如何でしょうか?
拝読しました。現状DVです。
オチの面白さがよく分かりませんでした。SCP-XXX-JPがジョークグッズであったことでSCP-XXX-JPに対する印象や異常性が変化した訳でもありませんし、消化不良な印象を受けました。このオチで行くのであればジョークグッズであることで何が変化するのかを掘り下げ、発展させる必要があると思います。もし、「他にもSCP-XXX-JPが存在すること」が一番のオチであるなら、単純に弱すぎます。
個人的に、実験1のようなそもそもの物体が異なる(猫ではなく折り紙)のは「見劣り」とは言えないように思います。
改稿時の消し忘れでしょうか。
SCP-XXX-JPは本なので当てはめると「本に非異常性の紙が発見されました」とよく分からない文章になってしまいます。「SCP-XXX-JPの周囲」や「SCP-XXX-JPの収容ロッカー」など、場所を指定する必要があると思います。
クレームであっても客にはそう言わないと思います。大抵「ご意見」や「お問合せ」とかではないでしょうか。
「現在まで発見されていません」の方が良いかも知れません。
オチを含め少し改稿しました。批評お願いします。
拝読しました。
現状では異常性、展開、表記など少なからぬ点に問題を抱えているように思います。
以下の指摘は最後のフォーマットに関するものを除き、上のものの方が重要かつ根本的な指摘です。
・コンセプトの問題
これは記事のコンセプトについてですが、オブジェクトのバックグラウンドを考慮するとオブジェクトである本が制作されたンセプトと考えて頂いても問題ありません。
現状のオブジェクトは「なんでも直訳する本(低価格ver.)」という名前の「記入した内容の劣化版が出てくる本」です。
つまり低価格でない場合は「なんでも直訳する本」という名前の「記入した内容が出てくる本」だったのでしょう。
しかし自分は上記の異常性と「直訳」という概念を結びつけることが出来ませんでした。直訳は一般的には翻訳で使われる用語であり、文意や文脈を読まずに個別の単語の意味だけを愚直に訳したものを指す用語だと思います。実際直訳は時に面白い実例を生み出すこともありますが、このオブジェクトからは「直訳」の言語的な要素や面白みを見出すことはできませんでした。
そのため「タイトルの意味がわからない」「何故こんなものを作ったのかが分からない」「購入者がなにを思って買ったのかわからない」アイテムになってしまっている様に思います。
改稿においてはまずこのコンセプトの問題から取り組み、タイトルを異常性に見合ったものにするか、直訳という言葉に見合った異常性にする必要があると思います。
・願いを叶えるもの/なんでも出してくれるアイテムの難しさ
異常性を現状のまま維持した場合、k-calさんも指摘している様に「何でも系」故の難しさが問題となります。
望んだものを何でも出してくれるアイテムは現実では便利ですが魅力的な物語が作りづらいので、何らかの独自性や感情を動かす要素を盛り込む必要があるでしょう。
現状では低価格verということで望んだものを出さなくなっているようですが、その劣化の方向性や理由によって読者の感情を動かす要素にはなっていないと思います。以下、参考になりそうなオブジェクトを幾つか列挙します。
またコンセプトの問題にも関わる部分ですが、現状のオブジェクトは「リスクもコストも無く望んでない物が手に入る」オブジェクトです。要するに全く有用ではないが害を及ぼすこともないものであり、非常に虚無です。この点も読者の感情を動かすのが難しくなっている一因でしょう。
・妥当な実験と納得できる結果
という目的でおこなわれた実験で「人間」や「神」など明らかに名詞を書き込んでいるため実験目的が不明瞭です。
また大本のコンセプトと本来の異常性が読者に伝わっていないため、結果をどう解釈すればよいのかわかりません。低価格でなければどういう反応をするものなのかがが読者に伝わっていないと低価格故の面白さは表現しづらいでしょう。
例えばSCP-802-JPは(表向きは)コピーした複製物が劣化するコピー機です。コピー機は本来同じものを複製する機能を持つため、コピー品が劣化している状態が異常なのだとすぐにわかります。また劣化の仕方もコピー物品ごとに個性があり「なるほどこう劣化させるのか」という実験結果の面白みがあります。
対して現状の下書きでは文字やぬいぐるみ/マネキンに頼り切っており、記入内容を劣化させた面白みはあまり見いだせません。読者の興味を引くには宝石→ジルコニア/石のようなその物品ならではの劣化、低価格化を考える必要があるでしょう。またその劣化の方向性を統一することでオブジェクト自身/製作者の哲学のようなものを表現することも可能かもしれません。
・表記面の問題点
オブジェクトクラスの頭文字は基本的に大文字です。「Safe」としましょう。
「サイト-81██」の様に間にハイフンを入れます。
主語がありません。
現状だとタイトルになっている直訳を軸としたいのか、異常性を軸としたいのかよくわからないため具体的な改稿案が出しづらい状態です。もし軸が定まっているのであれば、それをもとにDiscordでブレインストーミングなどを募集してみると良いかもしれません。
以上となります。
執筆の一助となれば幸いです。