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アイテム番号: SCP-2342-JP
オブジェクトクラス: safe
特別収容プロトコル: SCP-2342-JPはサイト-█にて、複数の方向に照明を設置した、黒色の金属板でできた照度200ルクス以上の室内にて収容されます。
照明の取り替え、又は観察・実験等の目的でSCP-2342-JPを開封する場合、職員は表面が金属製の防護服と遮光マスクを着用してください。
説明: SCP-2342-JPは、体長約60mm、翅開帳150mmの、大型のモンシロチョウ(Pieris rapae)に類似した生物です。SCP-2342-JPは食事をほぼ必要とせず、基本的には浮遊しながら羽をゆっくりと動かし、移動と着地しての休息を繰り返しています。着地状態の時は極稀に卵を産みますが、それらが孵化することはありません。また、SCP-2342-JPの羽には特殊な鱗粉があります(これをSCP-2342-JP-1と呼称します)。
SCP-2342-JP-1は白色の鱗粉であり、光とほぼ同じ性質を示す何らかの波(SCP-2342-JP-1-aと指定)を発します。この波は白色の光として視認可能であり、そのためSCP-2342-JPは薄暗い空間では移動中、SCP-2342-JP-1-aと本体が反射する周辺の光の時間差によって、二匹の蝶のように見えます。
SCP-2342-JP-1-aは有機物に触れると反射せず消滅します。また、SCP-2342-JP-1-aが約5m以下の距離で直接当たった有機物(SCP-2342-JP-2と指定)はSCP-2342-JP-1-aを発するようになります。SCP-2342-JP-2は、焼却することで通常の物質に戻ります。
SCP-2342-JP-1-aは、SCP-2342-JP-1及びSCP-2342-JP-2から離れるほど減速し、約15m以上離れている場合光速に達します。また、SCP-2342-JP-1-aには、低速であるほど、SCP-2342-JP-1-aが存在する空間の時間を減速させるという異常性が確認されています。ただし、SCP-2342-JPとSCP-2342-JP-2はこの影響が軽減されます(SCP-2342-JP-2となった有機物によって差があります)。これらの異常性は、SCP-2342-JP-1-aよりも強力な光によって一時的に全て無効化されます。
補遺1: 収容時の記録
SCP-2342-JPは19█/██/██、██県の小規模な洞窟で、少年とともに発見されました。少年は今が19■年であると主張していたので、精神の異常を疑った発見者は少年を検査のため入院させ、その結果SCP-2342-JPの異常性が明らかになりました。その後、財団のエージェントがSCP-2342-JPを収容し、関係者にAクラスの記憶処理を行いました。その過程で、SCP-2342-JP-2となっていた人物及び物品は、火災に偽装して焼却しました。
補遺2: 実験記録SCP-2342-JP
実験記録SCP-2342-JP-001 - 日付19█/██/██
対象: D-1041
実施方法: SCP-2342-JPから12mの距離にあるカメラを通し、SCP-2342-JPから10mの距離にいる、防護服着用済みのD-1041と会話する。
結果: 対話は可能ではあったが映像・音声にはラグが大量に確認された。カメラには、短いスローモーションのような映像が保存されていた。
分析: カメラなどを通した場合、影響はありません。また、生物にその他の影響はないものと思われます。
実験記録SCP-2342-JP-003 - 日付19█/██/██
対象: SCP-2342-JP-1-a、D-1214
実施方法: 金属板でSCP-2342-JP-1-aを遮断し、SCP-2342-JPから4mの位置にD-1214を接近させる。
結果: D-1214は影響を受けなかったが、金属板のD-1214から20m離れた位置に少し隙間を開けると、D-1214は通常通りの影響を受けた。ただし、D-1214はSCP-2342-JP-2にはならなかった。
分析: SCP-2342-JP-1-aの速度は、進んだ距離ではなくSCP-2342-JP及びSCP-2342-JP-2からの距離によって決まります。有機物がSCP-2342-JP-2になるかはSCP-2342-JP-1-aの進んだ距離によって決まります。
実験記録SCP-2342-JP-008 - 日付19█/██/██
対象: チューリップ、マウス、D-1066
実施方法: 対象にSCP-2342-JP-1-aを当てる
結果: 対象の一部はSCP-2342-2となり、そこからSCP-2342-2は拡大していった。このときマウスとD-1066は、SCP-2342-2が眼球まで達してからは通常の光を避け、光源に対して敵対的な行動を取るようになった。ただし、しばらく光を当て続けることで、この行動は収まった。D-1066は、通常の光が激痛を感じるほど強いものに見えるようになり、SCP-2342-JP-1-aは視認不能になり、暗視が可能になったと供述。
分析: SCP-2342-JP-2には能力の無効化を避けようとする性質があります。
メモ: その後の調査の結果、D-1066に類似した症状を持った人間に、SCP-2342-JP-2は確認されませんでした。
実験記録SCP-2342-JP-011 - 日付19█/██/██
対象: SCP-2342-JP
結果: 直接触れた場合SCP-2342-JPは一時的により強力なSCP-2342-JP-1-aを発し、前述の異常性によってサンプル採取は失敗した。
分析: サンプル採取、破壊は困難です。
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- portal:7898093 (20 Feb 2022 04:52)
とても面白い作品だと思う。これに＋α適当なscpと対面実験の結果を足したらいいと思う
ありがとうございます。
初めて書いた記事なので、
そう言っていただけると自信が持てます。
説明特別収容プロトコルの部分の
はそれぞれ
の誤字ではないでしょうか？
ありがとうございます。
指摘していただいた箇所を修正させていただきました。
Scar C does not match any existing user nameさん
こちらの下書きはこちらのものと同一の記事の下書きであると思われます。
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