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クレジット
タイトル: SCP-1347-JP 空を翔る
著者: ©︎Aramine
作成年: 2022
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:7873216-14-8e07
アイテム番号: SCP-1347-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: その性質上、活性状態にあるSCP-1347-JPの収容は不可能です。SCP-1347-JPの出現が確認された際は財団が保有する人工衛星による追跡を行ってください。SCP-1347-JPが非活性状態に変化した際の落下地点が市街地であると推測される場合は、想定される移動ルート上で可能な限り一般人が存在しない地点においてSCP-1347-JPを撃墜してください。その後目撃者に記憶処理を行った上で周辺に適切なカバーストーリーを流布し、非活性状態にあるSCP-1347-JPの回収を行ってください。落下地点が海上・山中など一般人の目につかない場所である場合は攻撃を加えず、落下地点に急行した財団職員によりSCP-1347-JPの回収が行われます。回収されたSCP-1347-JPはサイト-81RAの低脅威度物品収容ロッカーに収容してください。
SCP-1347-JPの出現地点及び想定上の移動ルートと一般の旅客機の飛行ルートが重なる場合、各航空会社に潜入している財団エージェントによりフライトの中止、延期が行われます。その後、カバーストーリー「新型旅客機」「飛行機雲」等を流布することでSCP-1347-JPに関する一般人の混乱を防いでください。
(更新)回収されたSCP-1347-JPには遺伝子検査を行い、対応する人物及び近しい人物の住所を調査することでSCP-1347-JP-Bの捜索を行ってください。発見されたSCP-1347-JP-Bはサイト-81RAの低脅威度物品収容ロッカーに収容され、実験には担当職員の許可が必要です。
説明: SCP-1347-JPは紡錘形の立体を中心として側部と背面にそれぞれ2つの円錐をもつ未知の生物です。地上から確認できるSCP-1347-JPの外見は滑空中の鳥類や飛行機に類似しており、体長は120~180cm程度です。
SCP-1347-JPは不定期に日本国内の上空約10000mに出現し、高度を維持したまま時速約60kmで移動します(SCP-1347-JPが飛行している状態を活性状態であるとします)。観測上移動する方向に規則性が無いことから、活性状態にあるSCP-1347-JPは明確な目的を持っていないと推測されています。活性状態は平均して1時間程度で終了し、非活性化後SCP-1347-JPは自由落下します。非活性化したSCP-1347-JPが再び活性化した例は現在まで確認されていません。
活性状態にあるSCP-1347-JPは尾部から霧状の気体(以下、SCP-1347-JP-A)を噴出します。SCP-1347-JP-AはSCP-1347-JPの進行方向に沿って滞留し、SCP-1347-JPの非活性化と同時に消失します。人間(以下、対象)がSCP-1347-JP-Aを吸引すると五感において特殊な刺激を受け取り、更にそれらに対応する感情を抱きます。この刺激はSCP-1347-JPの個体ごとに異なり、記憶処理による除去が可能です。
実験記録 - 2010/02/21
実験対象: SCP-1347-JP-A-6
対象: D-9989
付記: 財団が保有する航空機によりSCP-1347-JP-6の追跡を行い、専用の機材を用いてSCP-1347-JP-A-6を機内に充満させることで吸引を行わせました。ガスマスクを装着した他の搭乗者はSCP-1347-JP-A-6による刺激を受け取っていません。
結果: 以下のインタビューログを参照。
終了報告: 非活性化後回収されたSCP-1347-JP-6の調査を行った結果、SCP-1347-JP-6と山中優斗氏の遺伝情報は一致していることが判明しています。
回収されたSCP-1347-JPの解剖を行った結果、正常な人間のものと比べ1/10程度の大きさに縮小しているか欠損しているもののヒト(Homo sapiens)と酷似した体内組織・器官を有していることが判明しました。更にSCP-1347-JPはヒトに特異的な神経伝達物質を有しており、遺伝情報はその個体が放出したSCP-1347-JP-Aから得られるイメージの持ち主と思われる人物と遺伝的に一致することが報告されました。該当人物は全て行方不明となっており、対応するSCP-1347-JPの出現以降に発見された例はありません。他に特筆すべき点として、SCP-1347-JPの骨強度は著しく低下しており骨密度は約30%程度である、摘出された脳の海馬に当たる部位が著しく委縮3していることが挙げられます。
補遺: SCP-1347-JP-A-6に関する実験の終了後に行われた山中優斗氏宅の特定・調査から、クマタカ(Nisaetus nipalensis)の卵に類似した、非異常のものに比べ非常に軽量の無精卵(以下、SCP-1347-JP-B)を発見しました。
人間がSCP-1347-JP-Bを摂食すると開けた場所に行きたいという欲求4を感じます。この状態で十分な広さをもった天井が無い空間に移動すると摂食者は走行を開始し、時速約60kmになった段階で飛翔します。また走行中は摂食者の外見が徐々に変容し、最終的にSCP-1347-JPになります。この変形プロセスは物理的な妨害を行うことで中止することが可能ですが、走行開始後に中止した場合摂食者は即時死亡します。Dクラス職員を用いて行われた実験から、このプロセスは骨格や内臓の変形による著しい苦痛を伴うことが判明しています。
この調査から、山中優斗氏の父親である山中█氏が要注意団体「日本生類創研」の職員であることが判明しました。以下は回収された日記の抜粋です。
7月27日
優斗は今日も手術だった。少し前までは病気が治ったらパイロットになるんだと息巻いてたのに、もう何も言わなくなってしまった。
やはり病状が良くない。一緒に居られる時間はそう長くはないだろう。残された少ない時間で……父親として、何ができるだろうか。
8月10日
上司へのプレゼンが成功した!明日から研究で忙しくなるぞ!当分は研究室で寝泊まりすることになりそうだ。なんせ急ピッチで進めないといけないからな。
流石に息子のためって理由だけなら認められなかっただろうが、需要の話を持ち込んだのが功を奏したんだろう。職権乱用だろうが何だろうが、優斗の夢を叶えるためならなんだってやってやる。
9月24日
看護師さん曰く、しばらく優斗の元気がないらしい。俺が喋ってる間はそんな感じしなかったけどな……。もしかしたら、俺に心配をかけまいと気丈に振る舞っているのかもしれない。手術も投薬も、本当は辛いはずだ。
という訳で、今研究中の製品についてちょっとだけ教えてやった。本当は社外秘だからかなりボカしたけど。お前の夢を叶えるためだと言ったら笑ってくれたが、少し複雑そうだった。生きているうちに完成するか不安なんだろう。パパに任せとけ!
11月8日
試作品は失敗だった。骨をいじるだけじゃだめみたいだ。もっと軽くしないと。
12月17日
今日は優斗の誕生日だ。見舞いにこそ行けなかったが、プレゼントはもちろん送った。研究が忙しいなんて息子をないがしろにする理由にはならないからな。前々から目をつけていた人力飛行機を送ったのだが、きっと喜んでくれているだろう。
研究には行き詰っている。骨は軽くした、内臓にも手を加えた、外に露出している器官も可能な限り空気抵抗を減らす形にした。……でも足りない。他に何が捨てられる?
1月29日
見つけた、記憶だ。だが記憶を捨てさせるなんて残酷なことはしたくない。代替案を探さなければ。体への負担を軽減する方法も見つけられていない。
2月19日
連絡があった。いつ容体が急変してもおかしくない。優斗が苦しんでいる間に俺は何をしていた?記憶の代わりに捨てる何かも見つけられていない。臨床実験も全く足りていない。間に合わない。優斗。
2月20日5
明日だ。棺桶のような病室よりも、ずっと憧れていた空の中で息絶える方がずっといいはずだ。変化は痛いだろうが、記憶を捨てる過程でそれも忘れるだろう。[染み]きっと俺のことも。それでも、優斗が少しの間だけでも夢を叶えられるなら。大人になって本当に[染み]ならどれだけ良かったか。すまない。すまない。すまない。最後に父親らしいことをさせてくれ。
補遺2: 2010/02/22、山中氏宅に帰宅した山中█氏の確保6を行いました。当報告書の内容を元に行われた尋問の結果得られた情報は別紙を参照してください。この尋問以降、対象には重度の鬱症状が見られることに留意してください。
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- portal:7873216 (05 Feb 2022 05:18)
拝読しました。現状ではNV寄りのDVです。
構成の狙いとストーリー自体は悪くはないと思いました。ただ、現状だと表現不足などの理由により狙いを活かしきれていないように感じました。
まず、1ページ目の描写に少々疑問を感じました。オブジェクトの外見について、説明の1文目に紡錘形の立体を中心とした白色の物体と表現されています。しかしながら、「回収されたSCP-XXXX-JPの調査から、~」の部分ではSCP-XXXX-JPが人型であるかのような表現となっており、読者の混乱の原因となっているように感じました。恐らく著者側からすると「SCP-XXXX-JP=山中優斗氏」という図式が成り立っているものの読者側からするとこれがまだ分からない情報であるという認識のずれから発生しているものだと思います。また、「未知の微小な白色物質」や「五感で特殊なイメージを感じます。」などの読者がイメージしにくい描写や漠然とした異常性もオブジェクトのエグさをイメージするのを妨げてしまっているように思います。
次に、2ページ目についてです。親の空回りでこのようなオブジェクトが出来てしまったというある種のやるせなさを表現しようとしているのは伝わりました。ただ、「山中優斗氏がパイロットを夢見ている」という事前情報がないまま唐突に補遺でその情報が公開されるために取って付けた感が出てしまっているように感じました。1ページ目の観測結果の部分でそれを匂わせることができると良いと思います。また、これはあくまで一例になりますが、親と子のすれ違いをテーマにしたいのであれば、子供側に「別にパイロットにはなれなくても良い、父親には自分のことなど気にせず長生きしてほしい」というように語らせればより父親が死んでしまったことに対する悲劇感が出るかもしれません。全ての登場人物が可能な限り不幸な目になるように、いろいろな人間の想いや願いを提示したうえでそれらを全て裏切るような構成にするとよりやるせない結末になると思います。
以下は「批評していただきたい点」に対する簡単な回答となります。
上に挙げた通りです。一度読者側の視点に立って読み直してみると良いでしょう。
特に問題はないと思います。
胸糞悪い展開にしようとしているのは伝わりました。あとは詳細な描写の部分が充実すればさらに良くなると思います。
ご批評いただきありがとうございます。
この2点については表現を改めさせていただきました。「五感で特殊なイメージを感じます。」については言い換えが思い浮かばなかったので、良い表現を思いつき次第変更します 変更しました。
確かに情報の出し方が急すぎでした。観測結果などの表現をより充実させて助走をつけようと思います 観測結果を表からインタビューに変更し、表現を大幅に盛りました。
なるほど……。子供側の視点があればより悪い方向に持っていけそうですね。記事にうまく落とし込めるよう考えてみます。 インタビューで子供側視点を入れました。
ご回答ありがとうございます。非常に助かります。
伝えたいストーリー自体は伝わったようでなによりです。全体的に表現や描写が不足していると痛感しましたので、その点を重点的に改稿していこうと思います。
この度は貴重なご意見・ご感想誠にありがとうございました。
拝読しました。
SuamaXさんの批評を受けて改稿されたようですが、僕が見る限りだと大分改善されたのではないかと思います。報告書の1枚目で実験記録(観測記録というよりは実験記録と言う表現の方が一般的なので、変えた方がいいかもです)から、優斗くんの様子が垣間見え、2枚目からは父親の歪んだ愛がわかります。表現としては概ね意図通りのものになっていると感じました。ですが、細部にまだ詰められる部分が残っているので、修正/改善していきましょう。
全体を通して、書きたい内容が表現できるようになってきているので、あとはもう一工夫いれてみましょう。改稿頑張ってください。
ご批評いただきありがとうございます。
変更しました。
順番がガタガタの方が異常性らしいと思い、可読性を考えていませんでした。もう少しすっきりとした流れに変更します。飛ぶのに必要な(捨てる)記憶については観測結果か補遺の内容を変更し、違和感をなくせるようにします。
変形プロセスを補遺で描写することは思いつきませんでした。確かにそこを纏めれば1枚だけで済みますね。もう少し間接的な描写にしつつ全面的に手を加えてみます。
なるほど……父親のエゴを前面に押し出しつつすれ違いをもっと描写した方がいい感じですね。他の方から頂いた案も考慮しつつ、もう一度組みなおしてみます。
追記: 諸々考えてみたのですが、優斗・父親ともに不幸になって欲しいところ父親をあまりに歪ませるとちょっと逸れてしまうな、と思ったのでそういった方向にしました。ご意見誠にありがとうございました。
改稿により改善しているとのお言葉、嬉しい限りです。流れや表現の違和感を無くす方向で改稿していこうと思います。
この度は貴重なご意見・ご感想誠にありがとうございました。
タイミング上Hasuma_S氏との重複・相反が生まれてしまったかもしれません。後者の場合は取捨選択お願いします。
・現状だとどのような評価になるか
NV~UVです。ただし、極めて評価の緩い人からの意見であることを留意ください。
・全体の流れが自然か
大まかな流れは良いと思います。
・付与するタグは scp jp euclid 日本生類創研 記憶影響 で問題ないか
これに加えて、コンテスト用のタグの「わかばコンテスト」も必要です。
・1ページ目でオブジェクト自体のエグさを、2ページ目で親と子のすれ違いによりこのオブジェクトが生まれたという胸糞悪さを表現できているか
1ページ目は良かったです。ただ2ページ目は研究者でありながら父親という設定がために、僕にはうまく捉えられなかった部分があります。
以下批評です。大きく分けて二点です。
この作品は複数のページで構成されていて、日本生類創研が関わるのでSCP-183-JPを連想しました。2ページ構成は一つの題材で二度物語を与えられるのが強いですね。そしてこの作品の場合は、2ページ目では異なる部分を赤字で区別しているのですが、ここで起きている問題について説明します。
・変化した点は全て赤字になっている
SCP-XXXX-JPがSCP-XXXX-JP-Aに変わるといった点は文字列が替わるだけでそこまで重要ではないものの、重要な新規情報と同一の扱いを受けているために、本当に大事な部分が目立ちにくくなっています。例えるなら、マーカーを引きすぎた参考書のイメージです。
これは1ページ目と2ページ目でSCP-XXXX-JPの定義が変わっていることが原因なので、改善案として2ページ目でもSCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP、SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JP-Aのまま維持して進める方法があります。ただしこの場合「スズメ(Passer montanus)の卵に類似した、異常性を有する無精卵」は異常性の根幹であるものの、SCP-XXXX-JPではなくSCP-XXXX-JP-Bに分類されるというネックが生まれます。1ページ目の文章から変化していれば赤字の対象となるようですから、もしこのように書く場合には1ページ目の説明: の文章のそのまま後ろに付け足す形で「SCP-XXXX-JP-Bはスズメ(Passer montanus)の卵に類似した~」と記述する形になると思います。
または、2ページ構成を捨てて1ページにまとめるのも一つの方法です。こちらでは、1ページ目の終わり(~著しく委縮していることが挙げられます。)の後に、追記や更新という形でスズメの卵や山中優斗氏の父親に関する情報を記述していく方法です。この場合はページの分割構成がなくなるために、それぞれのページが独立することで持っていた味わいは失われてしまいます。現状維持をするか、何かしらの変更をするかはおまかせします。
ここの解釈が個人的に少し難しかったです。個人的解釈は以下の通りです。
これがどのくらい正しいかは分からないですが、僕には優しい父親としての面と研究に子供さえ捧げる者としての面はどこか相反する感じがあり、両方満たすひとつの解釈としてはこの形に落ち着きました。
スポイラーに書かれている「親と子のすれ違い」を推測するための日記の文章は、父親の心理描写メインで子供の主観的な気持ちを読み取れる部分があまりないところが気になるので、もっと分かりやすい子供側の描写があってもいいかもしれません。もしくは、息子側が遺していたメッセージもあっても良いのかなとも思いましたが、構成に突っ込み過ぎな気もするので参考程度でお願いします。
ご批評いただきありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。コンテスト用のタグを完全に抜かしていました。
2枚目のナンバリング全てを赤色にすると可読性が悪いとは薄々感じていたのですが、代替案を思いつけずそのままにしていました。2ページ構成をやめ、2枚目は更新として表現する形に変更しようと思います。
父親は最初から最後まで善意100%ではあるものの途中からは研究に夢中で息子の本心をないがしろにする、という感じで考えていました。しかし計画の完成の方に比重を置いてしまうのもマッドな研究者らしくて良いですね……補遺の内容に関してはもう少し考えてみます。
実験記録で息子側の思いを出したつもりだったのですが、父親側に比べるとまだまだ描写が足りないかもしれません。息子側からのメッセージを入れるのが一番分かりやすくはあるのですが、構成的に厳しいかなと感じています。もう少し実験記録を膨らませる形で息子の思いを表現していこうと思います。
現状でNV~UVとのこと、非常に嬉しく思います。全体的な体裁を変更しつつより描写を詰めていく形で改稿しようと思います。
この度は貴重なご意見・ご感想誠にありがとうございました。