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SCP-XXXX-JP
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-Aはそれらを囲うように設置された仮設チャンバー内に収容されます。SCP-XXXX-JP出現地点のアミューズメントパークを一時的に封鎖し、カバーストーリー「臨時休業」を流布、民間人の侵入を完全に制限してください。パーク内には警備員を3名以上配置し、侵入者を発見した際はクラスB記憶処理剤を投与した上で解放してください。SCP-XXXX-JP及びSCP-XXXX-JP-Aに損傷を与える行為は即座の収容違反を引き起こす為禁止されています。
SCP-XXXX-JPの完全な収容方法は確立されていません。SCP-XXXX-JPが消失、再出現した場合に備え各地の駐在員による常時監視が行われています。現在、SCP-XXXX-JPの使用実験は無期限に保留中です。
説明: SCP-XXXX-JPは山間部に位置するアミューズメントパークにランダムに出現するジップラインです。出現したSCP-XXXX-JPの接続先は、霧に覆われる、木々に隠れるなどの要因で目視の確認は不可能となっています。接続先と思われる方角の調査では何も発見されなかったこと、SCP-XXXX-JP使用者の行方が未だ不明なことから、SCP-XXXX-JPの目視不可能な地点から先は何らかの余剰次元に接続されていると考えられます。
SCP-XXXX-JPは人間のみが使用できると思われ、撮影カメラ等の機器のみで使用した場合、当該物体は即座に落下し、ベルトに接着させる等の処置を施しても同様の結果に至ります。
SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPと共に出現する、発生地点のアミューズメントパークのスタッフに酷似した人形実体です。SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JP付近を通りかかったパーク利用客に、スタッフを装ってSCP-XXXX-JPを利用するように促します。SCP-XXXX-JP-Aとコミュニケーション可能な事柄はSCP-XXXX-JPの使用についてのみであり、その他のこちらからのインタビューには一切応答しません。
SCP-XXXX-JPを1名以上の人物が使用した場合、SCP-XXXX-JPは接続先に引き戻されるように、SCP-XXXX-JP-Aはその場で消失し、3時間〜18時間程の間隔でその他のアミューズメントパークにランダムに再出現します。また、24時間以上使用されなかった場合も同様に消失します。
SCP-XXXX-JP-Aを拘束する、危害を加える、或いはSCP-XXXX-JPを損壊させる等の行為はそれを行う直前に消失現象が発生するため失敗という結果に終わります。これらの特性のため当該オブジェクトの収容は困難となっています。
実験ログ:XXXX-JP
以下はSCP-XXXX-JP初期収容段階にてDクラス職員を用いて行われたSCP-XXXX-JP使用実験及び接続先の内部探査ログです。
対象: D-24360
付記: D-24360のヘルメットには記録用の小型カメラが装着されている。
<記録開始>
D-24360: あー、収容チャンバーに入ったぞ。
西矢博士: それでは、内部のSCP-XXXX-JP-Aの指示に従って下さい。
SCP-XXXX-JP-A: はーい！そちらのベルトを腕と腰に装着してくださいね！
D-24360: うわ、声大きいな。[SCP-XXXX-JPのベルトを装着する]よいしょっと、これでいいか？てかキツ過ぎないかこれ。SCP-XXXX-JP-A: お客様の安全のためですからねー！[装着を完了する]はーい、これでOKでーす！
西矢博士: D-24360、お願いします。D-24360: へーい。[地面から足を離す]おーー！すごいなこれー！
SCP-XXXX-JP-A いってらっしゃーーい！
[SCP-XXXX-JP及び-Aの消失現象が発生]
西矢博士 おっーと、SCP-XXXX-JP収容違反が発生しました。駐在員に監視強化の通達をお願いします。
[D-24360が目視不可能な地点を通過]D-24360: うおーーーー！景色はーーあんまり変わんないなぁーー！
[通常の森林と思わしきエリアに出る]
D-24360: おっおっ！何だあれーー！[複数の異常な人形実体が写り込む。実体は部分的に魚類の特徴を備えており、釣具に類似した道具を所持している]
西矢博士 D-24360、今のは一体？
D-24360: 分かんねぇーー！半魚人は初めて見るからーー！おーい！また何かいるぞぉーー！
[複数の巨大な実体が写り込む。甲殻類に酷似しており、英語を用いて何らかの会話を行っているように思われる。また、D-24360を指して笑っているような仕草を見せる]
D-24360: さっきのザリガニぃー！喋りやがったぁーー！[D-24360がワイヤーを見上げる]待て！色が変わってる！ピンク色だぁー！
西矢博士: どういうことですか？
D-24360: 何かベルトの色もー！変わってるぞぉーー！あー、また何か見えるぞぉーー！
[SCP-XXXX-JPの接続先に巨大な実体が確認される]D-24360: おい！質感とかも変わってきてるぞぉー！やばいんじゃねぇかこれぇーー！
[D-24360が接近するに連れ、接続先の巨大実体の外見が、パンサーカメレオン(Furcifer pardalis)に酷似していることが分かる。SCP-XXXX-JPのワイヤーは当該実体の口部から伸びているように見える]
D-24360: [叫び声]、畜生！やばいぞこれ！やばいって！[D-24360はSCP-XXXX-JPのベルトを外そうと試みる。ベルトがピンク色の弾性を備えた物質に変化し、D-24360を締め付けるように収縮しているため試みは失敗する]
D-24360: [罵声]！何だよこれ！抜けられないぞ！
[巨大実体が口を大きく開く]
D-24360: 畜生！嫌だ！嫌だよクソ！止まれ止まれ止まれ止まれ！
[D-24360が巨大実体の口内に侵入]
D-24360: [悲鳴]
[巨大実体がD-24360を呑み込むとともに、変質したSCP-XXXX-JPを口内に収納]
<通信途絶>
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ファイルページ: ジップライン
ソース: https://pixabay.com/ja/users/crisquira-2001438/
ライセンス: パブリックドメイン/CC0
タイトル: ジップライン キャノピー
著作権者: crisquira
公開年: 2016年
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- portal:7863290 (28 Jan 2022 12:18)
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ご批評誠にありがとうございます！
検討します。
やはりありきたり感がありますかね。ご意見を踏まえ改稿していきたいと思います。