案山子の悪い幻想
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPを中心とした半径3mを強化ガラスで囲い、外部の接近を遮断してください。クリアランスレベル4の職員の許可なしに、SCP-XXXX-JPの半径2m以内に近づくことは禁止されています。実験終了後、SCP-XXXX-JP-1はアイテム保管庫へ保管し、保管しているSCP-XXXX-JP-1が20体を超えた場合は、保管された順に焼却炉で廃棄してください。

説明: SCP-XXXX-JPは人型の形状をした案山子です。異常性は過去に一度でも友人と死別したことがある人物(以降対象)が一定の範囲に接近し、SCP-XXXX-JPを対象が認識した場合に発現します。異常性が発現した場合、SCP-XXXX-JPの半径2m以内に対象の死亡した友人の意識を持った案山子(以降SCP-XXXX-JP-1)の支柱が地面に埋まった状態で出現します。SCP-XXXX-JP-1は生前の記憶を保持しており、問題なく会話を行うことも可能ですが、その異常性を認識することが可能なのは対象に限定されています。

実験記録-XXXX-JP: 以下はSCP-XXXX-JPの異常性について調べられた実験記録の抜粋です
実験記録XXXX-JP-1 - 日付20██/10/10

対象: ██研究員1
実施目的: 対象がSCP-XXXX-JPに接近し出現したSCP-XXXX-JP-1にインタビューを行い、SCP-XXXX-JP-1の実態解明を進める。
実験概要: 収容室において、対象をSCP-XXXX-JPに接近させSCP-XXXX-JP-1を出現させたあとSCP-XXXX-JP-1を実験室へと移動させて実験を行う。██研究員は必要に応じて、実験室でSCP-XXXX-JP-1にインタビューを実施し、SCP-XXXX-JP-1と自らの発言を記録する。

以下実験で行われた記録からの抜粋です。
実験記録-SCP-XXXX-JP-1 - 日付20██/11/28

対象: SCP-XXXX-JP-12

インタビュアー: ██研究員

<録音開始>

██研究員: えーっと………、お久しぶりです、エージェント██。

SCP-XXXX-JP-1: ………どういう状況だい?いや、どうせSkipのせいなんだろ?腐ってもエージェントだ、それはわかる。まあもう骨だけなはずだったんだが。

██研究員: あはは………、面白い冗談ですね。とにかく今の状況を説明しますね。

██研究員がSCP-XXXX-JPの説明と、現在の実験の内容の説明を行う。

SCP-XXXX-JP-1: ああ、そういうことね………。とにかく、私は君がする質問に答えればいいんだな?

██研究員: そういうことです。

SCP-XXXX-JP-1: わかった。私が知っている限りのことは応えよう。

██研究員: 感謝します。では質問を開始します。

[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了>

終了報告書: 生前の記憶はほぼ保持しているようだ。なんだか、懐かしい気分がする。死後のことには何も知らないようだった。死んでいく体験は痛々しい話で、もう二度と聞きたくはない。
――██研究員

実験記録-SCP-XXXX-JP-1 - 日付20██/10/31

対象: SCP-XXXX-JP-1

インタビュアー: ██研究員

<録音開始>

██研究員: おはようございます、エージェント………なんでしたっけ?

SCP-XXXX-JP-1: はぁ………私は██だ。そんな覚えにくい名ではないはずだぞ。最近私のことを忘れすぎだぞ、██研究員。

██研究員: すいません、すこし疲れがたまっているのかもしれません、気を付けます。今日は実験を行います。

SCP-XXXX-JP-1: 実験?私の耐久テストでも行うのか?

██研究員: 内容は、感覚はあるのかなどを調べるだけなので安心してください。

SCP-XXXX-JP-1: あまり痛くしないでくれよ。私は痛いのが嫌いなんだ。そういえば、生前も何度も言っていたな。

██研究員: そうでしたっけ?

SCP-XXXX-JP-1: やはり君少し疲れてるぞ、少し休んでみたらどうだ?

██研究員: そうですね、少し上司に相談してみます。幸いなことに有給は全日残っていますから。

[以下、実験終了まで会話を記録する]

<録音終了>

終了報告書: 痛覚など、基本的な感覚は持ち合わせているようだった。少しふらついて、誤って一本藁を切ってしまったとき、筋肉が切れてしまったような痛みを感じたと言っていた。
――██研究員

補遺1: 実験終了後、██研究員には精神疲労が見られたため、休養が認められました。

補遺2: 休養期間終了後、██研究員に対し、インタビューが行われました。

対象: ██研究員

インタビュアー: ███博士

<録音開始>

███博士: こんにちは、██研究員。気分はどうかな?

██研究員: 休養前よりはまだましですが、まだ少しあのSCPのことが気がかりです。

██博士: 君は知っているだろう、SCP-XXXX-JPが
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>

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