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「仕事になれてきたか。」
「は、はい。」
俺は財団エージェントとして現場で働くようになってから、まだ4ヶ月の新人だ。この仕事はきついが世界を守っているという実感を得ることができてとてもやりがいのある仕事だ。
今、とある男の追跡調査を行っている。この男はとある要注意団体との関連が疑われていている。
「あいつから目を離すなよ。今日、奴らと接触する可能性が高いからな。」
「わかりました。」
先輩エージェントと共に男のあとをつける。
「先輩、人気の無い、ビルに入りましたけど、追いますか。」
「いや。中に入ったらバレるかもしれない。近くで待機しよう。」
それから30分何も動きがなかった。
「あいつ出てきました。でも様子が変ですよ」
30分ぶりに出てきた男は毒を飲まされたかのように苦しんでいた。しばらくして周りにいた人たちが群がりはじめ、男の様子を見ているようだった。もし何か異常なものに暴露したのなら被害が広がる前に確保しなければならない。それに多くの人が集まると、俺たちは動きづらい。
「先輩、応援呼んだほうがいいんじゃないんですか」
「まだ大丈夫なはずだ。それに応援を呼ぶと回収しづらくなる、友人装って回収するぞ。」
そう言われ、男の回収に向かった時
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
男の断末魔が響き渡る。その後に聞こえたのは集まった群衆の叫び声だった。
逃げ惑う群衆の中心には叫び声を上げ徐々に大きくなっていく、赤い人型実体がいた。
とっさに装備していた拳銃を抜き発砲するが、全く効いていないようだった。
「早く財団本部に連絡しろ、応援を呼んでもらえ」
そう言われ、連絡用のスマホを出すが何故か圏外になっている。こんな都会の中で圏外になるバズはない。おかしいがそれを考える余裕はなかった。
「先輩、繋がりません。」
「ちっ、繋がるところまで退却するぞ」
「ここにいる人達は助けないんですか」
「俺たちがこの場でやるべきことは、財団にこのことを伝えることだ。人を救助することじゃない、それはあとから来る部隊の仕事だ。幸いあいつの移動速度は速くない。早く逃げるぞ」
そう言われ、人を助けたいという自分の気持ちを抑え退却しようとした時、その光景が目に入って来た。
家族と離れたのか一人で大泣きする少女に人型実体が向かって行くのを。
この距離ならギリギリ間に合うはず、少女を助けなければ、そう思い動こうとするが、先程の先輩の発言が頭に響く。しかし迷っている時間は無い。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7856033 (24 Jan 2022 12:28)
かっこが抜けています
ワンシーン物ですね。個人的にはワンシーン物ということを念頭においてもキャラクターの心情描写が物足りないと思いました。財団職員であればこういった二者択一の選択をする時はあると思いますが、どちらにしても想像の範疇を出てきませんでした。見捨てるルートであれば、そのことを後悔するんだろうな、というのは想像に難くないですし、見捨てないルートであれば代わりに死んでしまうのだろうな、という点についても想像できます。
こういった場合の改善方法については二つあると思います。1つは折り畳みの内容を意外なものにする方法です。もう1つは、上のように読者に中身を想定させたうえで描写量で読者を感動させる方法です。
いずれにしてもこの下書きから十分描写量を増やさなければいけないでしょう。財団倫理と世間一般の道徳に揺れ動くというのは広く使われているテーマなので、アイデア一発で勝負するのは難しいと思います。
しばらく更新が見られないため、この下書きのステータスを「批評中断」にしました。下書き批評を受ける準備が整ったならば、お手数ですが、改めて下書きのステータスを「批評中」に変えていただくようお願いします。