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俺の家系はある神社の神主をしている。しかし俺の神社は大して有名でもないし、神社のある村はあまり人がいない。これだけ聞けば普通の神社と思うかもしれない、それでも他の神社とは違うところがある、それは怪物を封印していることだ。まあ何を言ってるかわからないかもしれないが俺も最初はそうだった。親父に初めてそのことを聞かされたとき理解できなかった。その後、親父に連れられ神社の裏の山に怪物が封印されているのを見た。石化していたが禍々しい気迫が押し押せて来るのが感じ取れた。当時中2だった俺はビビってチビリそうだった。
その後何年かかけて親父から怪物の歴史、封印の維持の方法を教わった。怪物はでかい熊の見た目をしている。怪物はあらゆる攻撃を弾き、見たものの気を狂わすという。今から1500年前に都近くの村で暴れているのを天皇の討伐隊が封印したらしい。封印の維持は年に1回生贄の鶏を捧げるだけでいいが、封印の状態が悪いと人を捧げる必要があるらしい。もし復活したらどうしたらいいか親父に聞いたら、
「諦めろ、やつをもう一度封印する方法は失われた。それに対抗できる武器も無い。少なくともこの村は終わる」
と言われた。それから俺は親父のあとを継いで30年近く怪物の封印をし続けたが、急にそれは訪れた。
ある日、いつものように封印の状態を確認するとろうそくの火が3本灯っていた。封印が解かれる合図だ。この状態になったら為す術なく1ヶ月後に怪物が出てくる。それを見た俺は血の気が引くのを感じた。慌てた俺はあらゆる手段を試したがどれも効果がなかった。その後、対処法があるわけないのに家の倉庫、図書館、インターネットを探して周り、挙げ句警察に対策法を求めた。
怪物が出てくるまであと20日のところで俺の話を聞きたいと言う物好きが来た。俺はそれどころじゃなかったので興味なかったがそいつは、
「超常現象の研究をしていて、もしかしたら怪物に対抗できるかもしれない」
と言うので藁にもすがる思いで話を聞くことにした。
「私は超常現象の研究をしている佐藤と申します。では早速封印している怪物について教えていただけますか」
「対抗手段があるかもしれないんだろ、早く教えてくれよ。」
「対抗手段を調べるための調査です。詳しく調べないとどの手段が有効なのかわかりません」
「わかりました。まず怪物の歴史についてお話いたします。今から1500年前、都近くの村で暴れているところを天皇の討伐隊によって封印されたと伝わっています」
「なるほど、その怪物の能力などわかりますか」
「見た目としては3mほどの熊です。またあらゆる攻撃を弾き、見たものの気を狂わすと伝わっています」
「その怪物があと20日ほどで復活しようとしていると」
「そうなんだよ。もう時間が無いんだ。あんなのが復活したらこの村が終わってしまう。あんた対抗手段を持ってるかもしれないんだろ、復活する前になんとかしてくれよ」
「わかりました。後日、何名か連れて来るのでそれまでこのことを言いふらさないでください」
そうゆうと物好きなやつは出て行ってしまった。外でそいつは電話をしていた。
あの佐藤とか言うやつ、対抗手段があるかも。とか言ってたが封印が解ける前日になって来た。あと映画とかで見る特殊部隊の格好をした5名の人を連れて。あと異様にでかい車。
「神主さんいたんですね。危ないので離れてください」
「何が危ないなんだ。こんな装備で勝てると思ってるのか」
「大丈夫ですよ、彼らはプロですから。どうしてもSC、いや怪物と戦うならこのゴーグルをつけてください。」
といってゴーグルを渡してきた。これがなんの役に立つかわからないがつけてみる。
6時間後怪物は封印を解き出てきたが特殊部隊の連中に10分ぐらいで捕獲され車に載せられて行った。
「嘘だろ、俺が一生懸命あいつを封印してきた意味は?俺が騒ぎ立てた意味は?あんたら何者なんだよ」
「私達はSCP財団と言い、異常存在の確保、収容、保護を行っている組織です。あと私達のことは忘れてもらいます」
「は、何言って」
そういうと俺に霧状の何かを吹きかけてきた。すると俺は徐々に意識を失った。
今日も怪物の封印が維持できているか、確認する。
「今日も異常なしか」
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7856033 (24 Jan 2022 12:28)
2段落目
親父に聞いたら、「諦めろ。やつを…」のほうが良いと思います。
3段落目
ろうそくの火のほうが良いと思います。
拝読させていただきました。現状はDVです。
書き方の面で気になることも少しあったのですがやはりTaleを選んで書かれているように、個人の自由が大事なので細かい部分の指摘は行いません。以上になります。改稿を頑張ってください。
読みました。現段階だとdvがかさむと思います。
既に指摘されたように、民間人が記憶処理されて終わるtaleは有名どころで愛猫バニラ、またシンプルで近い方向性を持つものだと最近では陽だまりの中に残されたものがあり、記憶処理ENDだけではあまり目新しさは感じられなくなっています。そのため、ほかに目を惹くアピールポイントを足し、読者の感情を一度惹きつけてから落とす必要があるかと思います。
簡単に思いつく例だと、あるいは「封印維持の手順」「復活が避けられないことの絶望感」などを盛り、主人公を主人公らしく描いてから急に"怪物も主人公も世界の主軸ではなかった"を出すと落差の演出が出来るのではないかと思います。
他にも「(すでに言われているように)なぜ再び封印する事は出来ないのか(このあたりはSCP-2317なんかが有名な例として参考になるかも)」「人間を捧げる事は実際どのくらい行われていたのか(どうやってバレずにやったのか?)」など、描写や説明をより詳しくやってアピールポイントに出来る要素は結構あります。ひとまず、「自分がもっと描写を盛るとしたらどの要素を楽しく盛る事が出来るだろうか」「その要素は物語及び主人公にとってどのような意味を持つか」の二点を考えてみるといいかなと思います。
あと現在指摘されている「わざわざ財団の存在をバラしてから記憶処理をするか?」ですが、逆に僕は「何で怪物の記憶は残してるんだろう(財団の存在はバラしてもいいけど、どうせ消すんなら全部やって普通の神社だったことにした方が手っ取り早いんじゃないか)」という感想が出ました。この辺は個人差が多いですが、財団職員視点で「何はバラしてもいい」「何は忘れさせる」を整理しておくと読者の疑問が減るかもしれません。
最後に、書き方についてですが、文字が詰まっていると読みにくいので段落や台詞の塊の間に空行を挟むといいかと思います。それだけでも一気に見やすくなるので。