とある新人職員の初日

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長かった研修も終わり、今日このサイトに配属され上司に「今日このサイトのことを知るためにも このサイトを見て回ってこい それが今日の仕事だ新人」と言われたものの
「ここはどこだ!!」
早速迷子になった。さまざまな物を収容しているだけあって広い。仕方ないので近くの部屋に入りゴソゴソしている職員に話しかけることにした。
「すみませ」
「えっ ちょと待ってください」
そう慌てる彼女の手からチョコレートがいくつも落ちてきた。
「どうしたんですか」
「私、甘い物禁止されててこのことがバレるとまずいので見なかったことにしてください」
じゃなんで食ってんだよ。必死にお願いする彼女を見て何も見なかったことにすることにした。上に報告したらいろいろめんどくさそうだし
「研究棟てどこにありますか、今迷子になっていて」
「だったら右にいけばいいですよ、その後さらに右に〜 」
「ありがとうございます」
俺は足早に出ていった。研修の際に変な職員が多いと言われていたがこのレベルなのかな、だったらそこまでたいしたことはなさそうだなと、このとき俺はとんでもない思い違いをしていた。
研究棟に向かう途中大学生だった俺に財団のことを教えてくださったエージェントの方に遭遇した。
「あのーすみません 僕のこと」
「あーえーと あっ あのときの」
そうしてしばらく話しているとペットと思われるカナヘビが出てきた。
「ペットにカナヘビ飼っているているんですかさわって」
「君 新人かいな 今ボク急いでるんあとにしてくれぇな あとペットちゃうで」
「えっ」
カナヘビが喋った。状況を飲み込めないでいると
「すまん じゃあな」
と言いエージェントの方はどこかに行ってしまった。
喋るカナヘビに頭の処理が追いつかず、あれは職員ではなく収容されているオブジェクトとして思い込むことにした。そうしなければ理解できなかった。言動からして明らかに職員だが。
しばらくして
「そこの君 書類の整理を手伝ってくれ」
どこからか呼んでいる声が聞こえるが、辺りを見回してもそれらしい人影がないので気のせいだと思い立ち去ろうとすると。
「ちょっ どこ行く 君の左にいるから」
そう言われ左を見るが、たくさんの書類とパソコン、唐揚げしかない。
「どこにいるんですか」
「君の目の前の唐揚げが私 書類多くて終わらないの手伝ってセキュリティレベルの高いものは少ないから安心して」
「は ?」
いやいやいやなんで唐揚げが喋ってるんだよカナヘビが喋るのは100歩譲っていいとして、元生物で発声器官がない唐揚げが喋ってる。なんでどうゆう原理だよ1、まさか変な職員ってこういうことなの誰が予想できるんだよ。なんでこの唐揚げを収容しないんだよ、どう考えても収容されるものだろ。よくわからないので俺は考えるのをやめ唐揚げを手伝うことにした。


書類はなかなかに多かった、おかげでどれくらい時間を食ったかわからないサイトを見て回る時間は減ったがやりがいは少しあった。虎屋博士が昼食に持ってきたケーキは固すぎて食えなかった、とゆうかあれどう見てもケーキどころか食べ物にすら見えない。腹が減ったので虎屋博士に食堂までの道を聞き向かうことにした。途中後ろから声をかけられた。
「きみきみ 第二会議室ってどこにあるっけ このサイト来るの久しぶりだから忘れちゃって」
「すみません このサイトきたばかりでわからないんです」 
そう言いながら後ろを振り返ると白衣を着た頭がビーチボールの人型実体がいた。さらに首元には何本か触手が出ていた。その見た目に俺は
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 化け物ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
と大声を上げた、このあとの記憶はない。


気付くと俺はサイトの医務室のベットに横たわっていた。
「あ 気付いた 叫び声が聞こえたので保安部隊が来てみたら君が倒れていたらしいけど何があったの?」「あのー 白衣を着た頭がビーチボールの人型実体がいて つい驚いてしまって」
「あー 宇喜多博士ね あんなので気絶してたら持たないわよ もっとひどい見た目のやつもたくさんいるし」
「えっ 嘘でしょ 辞めよかなこの仕事
勤務初日にして思わぬ形で心が折れそうだ。
「辞めるなら 隣の人事課に辞表出してきて」
「いや 引き止めてくださいよ」


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