SCP-2978-JP(仮) 現実、虚構

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SCP-2978-JP

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警告: 以下のファイルはレベル3/2978機密情報です

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このファイルにレベル3/2978承認無しで行われるアクセス試行は記録され即時懲戒処分の対象となります。

アイテム番号: 2978-JP

レベル3

収容クラス:

keter

副次クラス:

none

撹乱クラス:

vlam

リスククラス:

danger

link to memo

財団記録・情報保安管理局日本支部より通達
特別収容プロトコルは2012年以降更新がほとんどありません。最新版への更新をしばらくお待ちください。
— RAISA-JP管理官、██████・██████

特別収容プロトコル: SCP-2978-JPは、周囲に厚さ5m以上のコンクリートで封鎖し、民間人の出入りがないようにしてください。また、定期的に口部より血液凝固剤と元素還元機能抑制剤の化合物(S-900と指定)を投与してください。推奨されている投与間隔は1週間に1回程度です。また、封鎖区域(エリア-B-01)内では、いかなる飛翔体を飛ばしてはなりません。収容違反の際に備えてサイト-8165には100トン以上の血液凝固剤と同量の元素還元機能抑制剤を常備してください。収容違反の際は、常備している全てのS-900化合物を投与し、動きを封じてください。

説明: SCP-2798-JPは、体長300mほどの巨大な爬虫類です。現在、福島第一原子力発電所の地下に存在していて、地下に存在する放射性物質を吸収しています。2011/3/11に活動を再開し、日本海溝最深部(8020m)に移動しました。詳しい記録については、緊急記録-2011/3/11を参照してください。このオブジェクトは、常に未知の放射性物質を放出していて、この放射性物質(SCP-2978-JP-Bに割り当て済み)の半減期は20日と短く、人体への影響はそこまでないと考えられています。しかし、常に放出しているため収容建屋内への立ち入りは厳しく制限されています。そのため、このオブジェクトの研究はほとんど進んでおらず、不明なことが大量にあります。
このオブジェクトの特異性は、異常なほどの再生能力と超高温な体表面温度、異常な攻撃能力にあります。この体温のため、半径50m以内に接近することは推奨されません禁止されています。再生能力については、追加情報-01を参照してください。攻撃能力は、今までに収容してきた施設は、全て口部より発射されたプラズマジェットによって破壊されました。このプラズマジェットには異常性は確認されていません。
このオブジェクトは、財団が収容する前にも███████という組織が監視・保護していました。しかし、プラズマジェットによって収容施設が破壊され、SCP-2978-JPが収容違反を起こしアメリカ合衆国サンフランシスコ湾に侵入し、周辺の住民や漁師などに目撃されました。後に財団によって記憶処理を施しましたが、被害は甚大でした。その被害の大きさから財団による復旧は困難だとされたため、当該区域にはカバーストーリー「巨大地震の発生」を流布しました。また、インターネット上にアップされたものを一部の情報を除いて完全に消去しました。

[実験ログを参照-要レベル4セキュリティクリアランス]

実験記録-001- 日付20██/██/██

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: 背びれに対物ライフルを射撃する

結果: 「ガツン」という音を立てて弾かれた

分析: 背びれは見かけよりも硬い。

実験記録-002 - 日付20██/██/██

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: [編集済み]

結果: [データ破損]

分析: █████[編集█み]

実験記録XXX-003 - 日付20██/██/██

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: 皮膚を採取・破壊

結果: 皮膚の採取は成功。破壊には失敗。

分析: ██████████で、█████████████████だ。

実験記録-004 - 日付20██/██/██

対象: SCP-XXXX-JP

実施方法: SCP-XXXX-JPの体液を採取

結果: 採取に成功。内部に██が検出された。

分析: 胴体より放出される放射線の量が増加 ███████。

[1件のメッセージ-要レベル4セキュリティクリアランス]

宛先: ██博士

件名: SCP-2978-JPの再生能力について

詳細: このオブジェクトは、異常な再生能力を持っています。しかし、その再生能力はどこから得られたのでしょうか。…その答えは、1世代での進化です。このオブジェクトは、古くから認識されており、脅威としても認識されています。その脅威を排除するためにアメリカやロシア(またはソビエト連邦)が該当海域にて核実験を行なってきました。しかし、それだけではこのオブジェクトには外傷を与えることができませんでした。そうこうしているうちに、あっという間に当オブジェクトはノヴァヤゼムリャ沖へと到達してしまいました。ノヴァヤゼムリャ沖まで到達した、ということは、あなたも知っているであろうツァーリ・ボンバが実験されたところですね。実は、ツァーリ・ボンバはSCP-2978-JP破壊のために研究されていた爆弾なのです。実際に投下された際には、威力が50メガトンまで制限されていましたが、このオブジェクトに十分な外傷を与えることに成功しました。しかし、殺害するまでには至っていませんでした。そのため、本人はまた投下されるかもしれない、と思ったのでしょうか。今まで貯め続けていた核エネルギーを使用して、どんどん"進化"していきました。その中で得た能力が、異常な再生能力なのです。__████研究補佐

[サイト-8165からの自動送信メッセージを閲覧]

サイト-8165より緊急通知

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SCP-2978-JP周辺の放射線量が2011/3/9に一時的に[データ破損]を突破しました。収容違反をする可能性が高まったため、当報告書を閲覧している者は、SCP-2978-JPから半径50km以内に居住している民間人を確実に全員退避させる準備をしてください。
原子炉の状態:●安全
オブジェクトの状態:●危険
周辺放射線濃度:●異常

以下からは2011/3/11〜3/16の間に発生した大規模収容違反の記録です。緊急記録のため、一部未修正のタイプミスやエラーが存在している可能性があります。注意してください。

[緊急記録-2011/3/11]

SCP-2978-JPが2011/3/11に発生した東日本大地震に伴って発生した津波の影響で、SCP-2978-JP、SCP-2978-JP-Bの封じ込めに一部失敗しました。そのため、サイト司令部によって緊急発動プロトコル・ロンギヌス、並びに二次発動プロトコル・オグメンタを作成しました。ここではその内容と収容違反までの記録を示します。

プロトコル・ロンギヌス: SCP-2978-JP、SCP-2978-JP-B収容違反に備えて、サイト-8165に保管されていたS-900化合物をトラック数台に分けて退避し、津波が到達しない位置に存在するサイトに避難します。避難が確認されたら、周辺の監視カメラを使用して収容違反の確認をしてください。収容違反がなされていないと確認された際は、周辺住民を確実に全員避難させてください。収容違反が確認された際は、財団日本支部が対応できる全ての火力を持って対処してください。あくまでこの攻撃は、時間稼ぎと考えてください。この間に周辺住民を退避させてください。全員の避難が確認された際は、そのままプロトコル・オグメンタを起動してください。

プロトコル・オグメンタ: 全員の避難が確認された後、SCP財団本部に収容違反を伝え、地中貫通爆弾を搭載した爆撃機数機の援護を要請します。爆撃機到着までの間、エネルギー消費のみを目的とした無人航空機を発進させ、エネルギーを枯渇させてください。また、日本支部の全ての起動可能な火力をSCP-2978-JP終了に尽くしてください。爆撃機が到着したら、爆弾の衝撃波に飲み込まれないようにSCP-2978-JPを中心とした半径60m以内には近づかないでください。爆撃機は、戦闘車両や兵器が退避するまで爆撃を見合わせます。退避が確認されたら、爆撃を開始します。確実な外傷が確認されるまで、空爆を継続してください。外傷が確認されたら、海上より財団保有の艦より巡航ミサイルを発射し、周辺の高層建築物に命中させ、SCP-2978-JPを転倒させます。転倒確認後、S-900化合物を全て口部より投与してください。それにより、このオブジェクトを凍結させます。

収容違反までの記録: 2011/3/11に発生した東日本大地震によって発生した巨大津波によってSCP-2978-JPが20%ほど活性化しました。そして、福島第一原子力発電所まで津波が到達し、原発の機能が喪失しました。それにより発生した水素爆発に伴ってSCP-2978-JPが活性化しました。活性化が確認されたため、プロトコル・ロンギヌスを起動し、日本支部の全ての火力を打ち込みました。しかし、ほとんどの兵器の効果はありませんでした。あまり時間稼ぎが出来なかったにも関わらず、全ての化合物を搬出することに成功しました。そのまま住民にも避難を促し、プロトコル・オグメンタの起動準備を進めました。しかし、SCP-2978-JPの進行速度が想定よりも数倍早く、住民が避難しきる前にプロトコル・オグメンタを起動せざるを得ませんでした。日本支部理事会は避難しきる前のプロトコル発動を条件付きで承認し、できるだけ住民を避難させるよう指示しました。財団の機動部隊、本部より送られてきた爆撃機のみでは対処しきれず、陸上自衛隊にも協力を仰ぎました。その結果、自衛隊員や一般市民にもSCP-2978-JPの存在が広められました。陸上自衛隊の援護によって、SCP-2978-JPの行動を鈍らせることに成功しました。そのまま海上自衛隊所属の護衛艦から周囲の高層ビルを標的にミサイルの発射を要請しました。数分後、巡航ミサイルが到着し、高層ビルを直撃し倒壊しました。そして、SCP-2978-JPが転倒し、数十台のコンクリートポンプ車が周囲に到着しました。コンクリートポンプ車のノズルの先からS-900化合物が噴出し、口部からの投与を開始しました。口部から順に凍結していき、最終的には尾の先端まで凍結しました。凍結が完了したため、日本支部理事会ではNeutralized指定が提案され、協議されましたが、凍結状態から脱出する可能性があるため、オブジェクトクラスKeterが維持されました。

[緊急記録-2012/2/18]

凍結したSCP-2978-JPが凍結状態から脱出しました。急に活動が再開し、太平洋側へ向かって行きました。1時間ほど経ったところで太平洋へと脱出しました。その後の追跡により、日本海溝最深部に現在存在していることが判明しました。そのため、収容は困難です。

被害記録

• 福島第一原子力発電所2号機の破損
• 県道の崩壊
• 沿岸地域の放射能汚染
• 原発の機能停止、メルトダウン
• 周辺海域の放射能汚染

[+ログアウト画面へ]

当ファイルは以上です。機密保持のためログアウトをお願いします。

logouto

ログアウトに失敗しました。再試行してください。

logout

ログアウトに成功しました。サーバーから退出してください。

sarvar-logout-scp-jp

退出完了しました。

tag1 tag2 tag3 …..

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ページ情報

執筆者: touhara

文字数: 6788

リビジョン数: 48

批評コメント: 1

最終更新: 11 Mar 2022 13:55

最終コメント: 11 Mar 2022 11:19 by yzkrt

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  批評コメント批評コメント

  
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  yzkrt 11 Mar 2022 11:19

  基本的に段落分け以外の改行は好まれません。段落分けの場合は空行を挟みましょう。

  password:site-8165-kannrisitu

  これがパスワードなのはかなりまずそうです。

  折り畳みが多く読みづらく感じました。特に[サイト-8165からの自動送信メッセージを閲覧]とログアウト画面は折りたたむ必要性がセキュリティクリアランスなど財団側の設定を考えても薄いです(というか、後者に関しては必要性もないと思いました。)実験記録とメッセージ、緊急記録はそれぞれ一つにまとめることで折り畳みの数を減らせるはずです。

  実験記録

  殆ど得られる情報がないので面白く感じませんでした。伏せられる情報は肝心な情報だけが的確に伏せられているのが面白いのであって、大部分の情報を伏せているだけでは書かれていないのとほとんど同義です。

  異常性及びストーリーですが、ほとんどシンゴジラだと思いました。巨大な爬虫類、核エネルギーの使用、薬剤の経口投与による凍結、凍結からの再始動などシンゴジラのストーリーの要点を抜き出しただけのように思います。まずはオブジェクトのオリジナルティを出すことをお勧めします。

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1. portal:7834539 (10 Jan 2022 21:27)