Tale‐JP太平洋を越えた手紙

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すぽいらー？　SCP‐2006とSCP‐2708‐JPって似てるなぁって思って作った。　

　
「SCP財団北米本部からの通信です。」

Nagano Prefecture in Japan around noon today … Was it?今日の昼頃に日本の長野県…だったかな？
I'm sure you'll get a letter on a site somewhere, so give it to the talking fox？のサイトに手紙が届くと思うから喋る狐とやらに渡してやってくれないか？

　
「誰からの手紙か聞けるかい？」
「了解しました。聞いてみます。」

who is the lettar from?誰からの手紙でしょうか?

　
……　……
　

From SCP‐2006.SCP-2006からだよ。

　
「なぜ北米から、しかもSCPから手紙が届くんだ？」
「分かりません。」
「まぁいい。とりあえず届ける旨を伝えておけ。」
「わかりました。」
　

Understood. We deliver it firmly.了解しました。しっかりと届けます。

　

Thank you. And I guess I forgot to tell you something… ありがとうな。それと何か伝え忘れていたような…
Oops, I forgot to tell you something important.おっと、大事なことを伝え忘れていたよ。
He gives the letters to the foxes and asks them
届いた手紙は狐たちに渡し、
not to look at the contents until they have read them狐たちが読むまでは決して内容を見ないでほしいらしい。
SCP-2006 did that himself.SCP‐2006が自らそう言ったのでね。

　

Sigh… I see.However, if it is your SCP's instruction, はぁ…ですがそちらのSCPの指示ならば
I will keep the instruction as much as possible even if the country is different.国が違っても指示は可能な限り守ります。

　

No. Not as much as possible. "Absolutely" protect it！いや。可能な限りではない。"絶対に"守ってくれ。
Otherwise, this will be a big deal.

じゃないとこちらが大変な目に合う。
　
「大変な目って何ですかね？」
「SCP‐2006が逃げるとでも言ったんじゃないか？」
　
以下はSCP-2708-JPが現在生息するエリア81██での記録の一部です。

記録者: エージェント・猫山

---

<再生>

エージェント・猫山: SCP-2708-JP-A-1を発見しました。接触を試みます。

[SCP-2708-JP-A-1に再び交流を試みる]

エージェント・猫山: お久しぶりです。キツネさん。

SCP-2708-JP-A-1: お久しぶりですね。今日はどうしたんですか？

エージェント・猫山: 実はあなた方あての手紙を預かっていましてそれを渡しに来ました。

SCP-2708-JP-A-1: 手紙？私たちにかい？

エージェント・猫山: ええ。なんでもあなたの息子らしいのですが…

SCP-2708-JP-A-1: あの子が生きていたのかい？

エージェント・猫山: "あの子"がどなたか私は存じ上げませんがお元気そうですよ。

SCP-2708-JP-A-1: よ、良かった…[SCP-2708-JP-A-1が涙を流し始める]

SCP-2708-JP-B-1: 彼女は感激でしばらく話せなさそうだから僕が話すよ。

エージェント・猫山: お願いします。

SCP-2708-JP-B-1: 僕たちがかなり昔からいるのは知っているよね？

エージェント・猫山: はい。確か私たちの前身組織"蒐集院"によると1280年ごろにすでにあなたたちはかなりの範囲に生息していたとの記録が残っています。

SCP-2708-JP-B-1: そうだよ。あの時代¹はまだ仲間もたくさんいたよ。まだ人間も私たちのことを不思議がっていた。"あの時"が来るまではまだ生存していた仲間もたくさんいたんだ。"あのときまでは"

エージェント・猫山: "あのとき"とは？…

SCP-2708-JP-B-1: 君たちもよく知っているだろう。この国が唯一負けた最初で最後の大戦争…そう、太平洋戦争のことだよ。

エージェント・猫山: まさかあなたたちは爆撃によって…

SCP-2708-JP-B-1: ああ、そうだよ。もう人間を化かすことはできない。なのにいきてどうするのか？この前話した内容とは別に人間のようにはならないいと思った、そんな思いを持った者たちは次々に焼夷弾の落下地点に急ぎ、散っていった。私もそのうちの一人さ。だけどあの子は諦めなかった。戦後あの子はアメリカ兵に連れ去られ行方知れずとなっていた…でも生きていてうれしいよ。でも同時に生きている僕たちの仲間はもう"あの子"だけなのだと痛感させられるね。

エージェント・猫山: ですが寿命はもう長くないと思われます。

SCP-2708-JP-B-1: いや、確か僕たちの寿命は病気にならなければかなり長かったはずだよ。詳細は覚えてはいないがほうき星をを見た子が夏に キノコ雲を見た、と聞いたからねぇ。

エージェント・猫山: なるほど…。

SCP-2708-JP-B-1: ところでその件くだんの手紙はどこだい？

エージェント・猫山: すみません。渡し忘れていました。こちらです。

[SCP-2708-JP-B-1とSCP-2708-JP-B-1が手紙を読んでいる]

SCP-2708-JP-B-1: うん、彼女もしゃべれそうだってさ。

SCP-2708-JP-A-1: 今日は手紙を届けてくださってありがとうございます。

エージェント・猫山: いえいえ、こちらもよい記録が取れたので良かったです。

SCP-2708-JP-A-1: ありがとう。そう言ってくれてうれしいわ。

エージェント・猫山: では私はこれで。

SCP-2708-JP-B-1: 僕からも今日はありがとうね

SCP-2708-JP-A-1: また来てくれるとありがたいのだけど…

エージェント・猫山: 上司に問い合わせてみます。

SCP-2708-JP-B-1: そう言ってくれるとこちらも安心するよ。じゃあね。

エージェント・猫山: ええ。
<終了>

　
以下は手紙に書かれていた内容です。
　

父様と母様へ
　
今僕はあめりか亜米利加？のとある施設にいます。
そこでは僕が驚かせるとびっくりしてくれる人がたくさんいます。
僕はうれしいです
父様と母様もぜひ訪ねてください。

[解読不能]より

　

警告: 以下のファイルはレベル8/2708‐JP機密情報です

---

このファイルにレベル2006/2708‐JP承認無しで行われるアクセス試行は記録され即時懲戒処分の対象となります。

　

職員コード

e91c258d7de9ce134d96dab520403aa9_1737419185

パスワード

bd544112ee7bde1e9d92a57e129db3e2_1737419185

認証

以下はインタビュー時には残っていなかったログを復元し、解読したものです。

記録者: 不明

---

<再生>

SCP-2708-JP-A-1: あの子が生きていてよかったわ。でもあちらで何も起こさないといいんでけど…

SCP-2708-JP-B-1: 確かにあの子は少しやりすぎるところがあるからねぇ。

SCP-2708-JP-A-1: そうよ。それだけが気がかりなのよ。

SCP-2708-JP-B-1: 確か幸運艦に化けてたこともあったんだっけ？

SCP-2708-JP-A-1: そうよ。あの子は化ける才能も妖術を使う才能も私たちよりあったから…

SCP-2708-JP-B-1: 僕と君しかあの子は止められなかったからねぇ。

SCP-2708-JP-A-1: 今はただあの人たちがいなくならないことを願うわ。

SCP-2708-JP-B-1: ああ、キノコ雲を作る物を知らないまま死ぬことを願うよ。私たちとしては気が進まないのだけど。

SCP-2708-JP-A-1: そうね。
<終了>

SCP‐2006: この大きく爆発するものってなぁに？これやればみんな怖がってくれるの？なら変身するね

Footnotes

1. 鎌倉時代と推測されます

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  OY2010 05 Nov 2022 22:47

  + 拝読しました。

  内容自体は好みだったのでUVです。ただ気になった点がいくつかあったため指摘させていただきます。

  北米本部からの通信が敬語になったり、口語になったりしているので統一した方がいいと思います。

  のサイトに手紙が届くと思うから喋る狐とやらに渡してやってくれ。

  この記事が翻訳文ではないので完璧に訳すのではなく、ある程度意訳でもいいと思います。この文の僕の翻訳案としては

  サイトに手紙届くと思うからそっちの喋る狐に渡してくれ。

  のようなものがいいかと思います。

  "Absolutely"

  「Absolutely」より「Definitely」の方がいいと思います。

  この記事を見たところ、もしかしてvz_770izayoi_jpさんは機械翻訳で英文などを作っていませんか？(違ったら申し訳ございません。) もしもそうな場合、少しでも機械翻訳文に手直しを加えた方がいいと思います。

  以上です。執筆頑張ってください。執筆の参考になれれば幸いです。

  ---

  If you want to contact me, please contact me using private message.

  Tobisiro 06 Nov 2022 07:25

  執筆お疲れ様です。

  気になった点

  現状DV寄りのNVです。SCP-2708-JPには明るくないため、評価が難しいのでNVとしています。

  英語について

  序盤は英語が気になってしまい内容に集中できませんでした。日本語そのままの文を英語で再現するよりも、意味だけを維持して英語としての文章を作る方が自然な英文が作成できると思います。

  例えば以下の文ですが(構文は省いています、すみません)

  Nagano Prefecture in Japan around noon today … Was it?
  今日の昼頃に日本の長野県…だったかな？

  I'm sure you'll get a letter on a site somewhere, so give it to the talking fox.
  のサイトに手紙が届くと思うから喋る狐とやらに渡してやってくれ。

  Today around noon likely…site in Nagano Prefecture in Japan, I think you'll receive a letter and please give it to the talking fox I hear.
  今日の昼頃、多分……日本の長野県のサイトに、手紙が届くと思うので喋る狐とかいうものに渡してくれ。

  自分ならこのように訳します。
  receive a letter で手紙が届くという意味なので使用しても良いかもしれません。
  喋る狐、にあたるtalking foxですが、特定のものを指しているので固有名詞としても良いかもしれません。

  who is the lettar from?

  文頭は大文字した方が良いと思われます。

  Understood. We deliver it firmly.

  firmlyでも間違いではありませんが、動作が安定しているといったことに使われることが多いように感じます。適切な方法で渡し、紛失したりしないとお伝えしたいならproperlyの方が使うかもしれません。

  He gives the letters to the foxes and asks them
  届いた手紙は狐たちに渡し、
  
  not to look at the contents until they have read them
  狐たちが読むまでは決して内容を見ないでほしいらしい。

  SCP-2006 did that himself.
  SCP‐2006が自らそう言ったのでね。

  ここにおけるheはSCP-2006であると思われますが、SCP-2006を主語としても良いかもしれません。細かい話になりますと、SCP-2006は財団からすれば知性はあれどオブジェクトなので、itを用いるのも間違いではないかもしれません(参考)。
  それと、英文と日本語が一致していないように思えます。この日本語訳をもとにするなら、自分であれば以下のように訳します。

  When the letter received, give it to the foxes, and don't read contents until they read it. SCP-2006 said that itself.

  Sigh… I see.However, if it is your SCP's instruction,

  sighはため息そのものを指す単語と思われます。落胆しているというより、指示内容に唖然とし、返事に困っているという感じでしたらohや、呆れているのでしたらduhなどが当てはまるかなと思います。
  SCPという言葉は財団世界観の中だとSCiP、やオブジェクト(object)と言い換えられていることが多いですね。特別な意図などなければ使ってみても良いと思われます。

  I will keep the instruction as much as possible even if the country is different.

  instractionが直前の文章に登場しているので、ここではitと置き換えたほうが自然と思われます。
  これは私個人のヘッドカノンなので無視していただいても構いませんが、財団が国に関係なく組織として存在していると考えているので、even if 以降の文章に違和感を感じました。

  "Absolutely" protect me.
  "絶対に"守ってくれ。

  ここでprotectするべきはこの直前に出てきたinstractionと思われます。その場合を考えるとここはmeではなくitが適切なのではないでしょうか。

  Otherwise, this will be a big deal.
  じゃないとこちらが大変な目に合う。

  こちら、という言葉をそのまま訳せばthisになりますし、意味は理解できるのですがthisの部分をweにする方が相手側の当事者性をより引き出せると私は思います。

  ---

  描写について
  あくまでも私が読んで気になった点なので、拘りや特別な意図がある場合無視していただいて構いません。

  序盤の英語圏の財団との通信のシーンですが、誰からの便りかも明かさずに手紙があり渡してくれというのは、財団職員としてより社会人としてどうなのだろう、と気になりました。手紙に何が書かれているのかも分かりませんし、中身の安全は保障されていません。

  同じシーンで、守るべき事項に可能な限り、と曖昧な返事を財団がするのか、ということも疑問に感じました。オブジェクトの管理には必ず守るべき事項が存在しており、逸脱が時に惨事を引き起こします。それを職員は理解していると思うので、絶対に守ると返事するのではないかと思います。

  大変な目についてこの後何の言及もありませんが意図的なものでしょうか。

  警告: 以下のファイルはレベル8/2708‐JP機密情報です

  レベル8という権限は聞いたことがないのですが、どのようなものなのでしょう。私の知る範囲ではレベルは5までしかなかった筈です。セキュリティクリアランスレベルによる情報の習得制限(参考)と私が認識しているだけなので、別にレベルの基準があるといった場合でしたら無視していただいて構いません。

  ---

  全体について
  SCP‐2006とSCP‐2708‐JPの類似性に目を付けたのは良い着眼点のように感じました。しかし、SCP-2708-JPのインタビューの内容は、SCP-2708-JPの記事から読み取れることが大半であり、新規性が見られませんでした。同じキャラクターを使用しているので同じような言動を行うのは当然のことであるのは承知です。しかし、SCP-2006との関係性をインタビューを通して描くのなら、より深く二つのオブジェクトについて考え、逸脱しない範囲でこのオブジェクトはこのような言動をするかもしれない(サブカルチャーの世界では"解釈"とも呼ばれています)、というものを見たいですね。

  加えて、前述した二つのオブジェクトの関係性に対する説明が不足しているように思えました。何となく彼らがかつて仲間同士でSCP-2708-JPがSCP-2006を気にかけているということは伝わってきましたが、いつから彼らは仲間なのか、SCP-2708-JPと姿が異なるSCP-2006を彼らはどう見ていたのか(おそらく人を恐怖させたいのならSCP-2708-JPと同じ姿はとらないでしょう)、SCP-2708-JPはSCP-2006に会いたいのか、そもそもなぜ今になりSCP-2006は手紙の存在を知り、SCP-2708-JPに渡そうと考え、職員はそれに従ったのか、私が気になったのはこのあたりですが、示唆するくらいが一番面白く、理想だ、とvz_770izayoi_jpさんが考えているわけではないなら、掘り下げてみるのも良いかもしれません。

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