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彼はいつも穏やかな笑みを顔に貼り付けている。笑顔の形で表情筋が固定されたのではないかと疑うほどに、彼は笑っている。

「笑ってんですか。生き死にが掛かってんのに」

私はその笑顔を見ると堪らなく心が疼き、ついつい口からそんな言葉がこぼれてしまった。

「辛い時こそ笑うんだよ。楽しい時も、悲しい時も」

そう言って、彼は化け物の顔面に蹴りを入れた。


少しカッとして人を殺したのが最初だった。今思えばくだらない事だったかもしれない。
気がつけば私は監獄に居た。冷たい床に、吹き付けるすきま風は毎晩のように私の眠りを邪魔する。

寝不足で毎日が苦痛だったが、そこには約束された安全があった。世間の批判から逃れ、自分と同類の人同士、傷を舐め合えた。

あの忌まわしい男が来なければ、私は時間がかかっても社会に戻っていただろう。寝不足で思考が鈍っていた私はわけも分からずに出された書類にサインをして、気がつけばD-38841という名前を貰っていた。

初任務はよくわからないノートを開いたり閉じたりする事だった。本当によくわからずに終わり、監督者に労いの言葉と僅かばかりの菓子を貰って部屋に戻った。

なんだ、意外と楽じゃないか。そう思いながら香ばしいしょうゆ煎餅を齧っていると、同室の彼が声をかけてきた。

ちょっと分けてくれないか?という頼みに最初は拒絶していたが、どうしてもと頼み込む彼に根負けし、しぶしぶうまい棒を渡した。
彼はいたく感謝し、美味そうにうまい棒を貪った。

ボサボサ頭の彼に抱いた印象は、狼のような人間であった。あながち間違いではなかったのだろう。

翌週、今度は私と彼そして見知らぬ人達の6人組で呼ばれた。
なにやら摩訶不思議な遺跡を探索して欲しいとのことだった。遺跡探索という言葉に私は心が踊った。

見知らぬ人達はもはや笑える速さで死んだ。

遺跡の扉を潜った先には真っ白な服を着た男たちと、全身真っ赤に染った

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