【ショートコンテスト】SCP-XXXX-JP - 無関係はありえない

SCP-JP SB3 » 溶けたリンゴの砂遊び » 【ショートコンテスト】SCP-XXXX-JP - 無関係はありえない

現在このページの批評は中断しています。

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - 無関係はありえない
著者: melt apl
作成年: 20XX

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: O5評議会による許可、及び非常事態宣言発令時以外は、SCP-XXXX-JPの半径15メートル以内に財団関係者が侵入しないようにしてください。またSCP-XXXX-JP内部には監視カメラを設置し、財団の管理するAIにSCP-XXXX-JP内部を監視させてください。対認識災害装備を着用した監視員によって外部から監視してください。またSCP-XXXX-JPで働いている店長及び従業員には発覚されない形で機動部隊れ-4("飽食")による警備を配置してください。

説明: SCP-XXXX-JPは名古屋市██区にある喫茶店です。SCP-XXXX-JPを視認した財団関係者は、SCP-XXXX-JPで休息することを望むようになります。この精神誘導はSCP-XXXX-JPが視界から外れると消失し、他には自制心を保つことでも抵抗することが出来ます。SCP-XXXX-JPの従業員は確認されている限りでは店長及び従業員6名¹ のみです。しかし、SCP-XXXX-JP内部への侵入捜査は後述の異常性により困難です。また13回の外壁破壊実験が行われましたが、全て失敗に終わり、現状52メガトンの衝撃を耐えることが確認されています。SCP-XXXX-JPのフランチャイズ元である████社へ職員が潜入し、SCP-XXXX-JPの店員となる計画が行われましたが、初出勤時に当職員の死亡²が確認されました。

SCP-XXXX-JPの異常性はその内部に財団職員及び関係者(以下"対象者")が侵入することで発動されます。対象者が退出するまでSCP-XXXX-JP外部から財団関係者は、内部の対象者を認識出来なくなり、退出時に対象者は内部での記憶を忘却します。これは機械を用いて内部の画像を見た際も発動し、画像自体に反ミーム的性質が付与されます。また財団関係者がSCP-XXXX-JPに取り付けられている扉以外からの侵入を試みた場合、未確認空間³へ転送されることがわかっています。店内での破壊活動及びバックヤードへの侵入を試みた実験では、全て重大な損失を被る結果となりました。

実験内容: D-33212をSCP-XXXX-JP内部に入らせ、エスプレッソコーヒーを注文させる。

AIによる内部分析: SCP-XXXX-JP内部にD-33212は確認されなかったが、内部の人数が7人から8人になった。

結果: 12分後、D-33212はSCP-XXXX-JPから退出。胃からはコーヒーの成分が検出された。

付記: 分析に使用したAIが労働基準法に則った休息を要求し始めた。以後分析にAIを用いることを禁ずる。

以上のことより、O5評議会は1部の資料をSCP-XXXX-JP内部に保存する計画及びプロトコル"シロノワール"⁴が打ち出され、店長の承諾により実行されました。