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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXX-JPはサイト-81██に在るDクラス職員教育課1の低危険物収容ロッカーにて保管されています。レベル3以下の職員がSCP-XXX-JPを用いた実験・新人Dクラス職員忠誠度検査を行う場合、必ずレベル4のセキュリティクリアランスを持つ研究員の許可を受けた後レベル4職員2名が同行し、武装したスナイパー2名を被験者の見えない場所で待機させます。
説明: SCP-XXX-JPは紙の劣化から見て、制作から約██年が経過したと見られるB6サイズ厚さ3cmの本です。この本のページ数は██ページです。紙は通常のコピー紙と同様であり、全てのページは紙の右側3mm程が糊で接着されていて、これは一般的な本と同様2です。本の表紙には幼児が書いたと思われる字体で「まほうのほん」と書かれています。紙の劣化以外の損傷は無く、直接的な破壊行為、自身の異常性による外傷は一切受け付けません。内容は日本語で文のタイトルとその説明が1ページに鉛筆と見られるもので2件ずつ書かれていおり、全体で██件あります。
SCP-XXX-JPの持つ異常性は、SCP-XXX-JPを人間が手に持ってる状態で中に書かれているタイトルを発言した際に、そのタイトルの説明に因んだ物体の出現あるいは現象を発生させます。この時、被験者は内容を視認する必要はありません。
<発見経緯>
SCP-XXX-JPは██小学校に教師として潜伏していたエージェント・██が学校図書館でSCP-XXX-JPを借りるとき、「アイスを食べたい」と発言したところ、目の前に氷の粉が出現したため回収に至りました。██小学校学校図書館には2008年から防犯カメラを設置していましたが、映像記録にはSCP-XXX-JPに対し不審な行動をする者も見られず、「いつから置いてあったのか」「誰が置いたのか」は判明していません。
<タイトルによる現象の実験>
実験記録-1 日時20██/██/██
対象: D-2322
実験方法: D-2322にSCP-XXX-JPを持たせ、「ファイア」と発言させる。説明には「前方に向かって集中砲火を行う魔法」と書かれている。
結果: D-2322の左右と1m先の地点の地面に火縄銃を持った兵士が出現し、前方約30m先に生えていたサクラの木に向かい一斉に射撃を行った。その時にサクラの木近くから馬の悲鳴と、人の呻き声が聞こえた。兵士らはその後5秒程して消失した。出現した兵士は甲冑を身につけており、財団の保有する資料と照らし合わせると戦国時代の兵士の可能性が高いことが分かりました。銃撃が行われたサクラの木には弾丸や焦げた跡などは確認されなかった。
分析: 私が思っていたのとは違いましたが確かに説明の通りのようです。現在SCP-XXX-JPに現実改変能力があるか現在調査中です。
実験記録-2 日時20██/██/██
対象: D-2322
実験方法: SCP-XXX-JPをD-2322に持たせ、「アイス」と発言させる。説明には「氷を作り出す魔法」と書かれている。
結果: D-2322の1m先空中に粉になった氷が出現。この氷自体に異常性はなく、試しにD-2322に使い方を聞いてみたところ、「こう使うんじゃないか?」と言い、1m先地上に皿を置き、SCP-XXX-JPを持ちながら「アイス」と発言しました。出現した氷の粉は皿にのり、かき氷ができました。その後氷の粉は時間経過と共に溶けました。
分析: ヒューム値を計測したところSCP-XXX-JPとD-2322双方に基準を超えるヒューム値が計測され、SCP-XXX-JPのヒューム値が高い事から、SCP-XXX-JPが、現実改変を行っていることが分かりました。しかし何故人が所持した状態でないと異常性が発生しないのかは不明です。
実験記録-3 日時20██/██/██
対象: D-2322
実験方法: SCP-XXX-JPをD-2322に持たせ「サンダー」と発言させる。説明には「雷を相手に落とす。」と書かれている。D-2322には耐電用のテスラコイルを装備させ、周囲に避雷針を5個設置した状態で行う。
結果: D-2322の前に立てつけられるようにドアが出現。D-2322に触るように指示し触らせた所ドアノブに触れた瞬間静電気が発生した。その後、数回D-2322以外の人物が試したところ全て静電気が発生しました。この静電気は素手以外で触れても発生します。このドア自体に異常性は見られませんでした。このドアがどのようにして立ってるのかは不明です。現在このドアは低危険物収容ロッカーに収容されています。
分析: 結果がSCP-XXX-JPの説明と違っていたことと、他の実験でも説明が少し違っていたことから、SCP-XXX-JPを作った人物は一度も使用せずに作っていた可能性があります。
実験記録-4 日時20██/██/██
対象: D-2322
実験方法: D-2322にSCP-XXX-JPを持たせ「ウィンド」と発言させる。説明には「強い風が駆け抜ける」と書かれている。
結果: D-2322の背後から風速10mの風が発生し、上半身裸の筋肉質な体型の30代と思われる男性が時速約20kmのスピードで「魔法は危ねぇぞ」と大声で叫びながらD-2322の真横を通過し、その5m先で消失しました。この男性の身元は判明していません。
分析: これは「強そうな人が風のように駆け抜けて行った」と言う意味でしょうか?少なくとも私達が思っているファンタジーの魔法とは違うものだと捉えて良いでしょう。
事案-SCP-XXX-JP: 日時20██/██/██
実験を行っていたD-2323が突如「クイック」と3回発言し、脱走を試みました。脱走しようとしたD-2323は10m先で待機していた機動部隊に足を撃たれ、鎮圧されました。この時D-2323は██kgものアーマーを装備していたにも関わらず成人男性の平均速度の約8倍近いスピードで走っていました。
SCP-XXX-JPの文章内には「クイック」が書かれており説明には「自身のスピードを倍にする。」と書かれていました。D-2323にどのようにしてこれを知ったか聞いたところ、「これを使ってる内にこれもあるんじゃないか、と思った」と話していました。
これからは、実験をする度に、別のDクラス職員と交代する方法で行います。──███博士
補遺1: 事案-SCP-XXX-JPの内容をDクラス職員教育課部長:佐貫井さぬい研究員に報告したところSCP-XXX-JPをこちらの部署で使わせてほしいとO5-3に確認を取りました。O5-3が了承したと報告されたため、SCP-XXX-JPをDクラス職員教育課へ引き渡しを行いました。この時の申請書は後記載。
補遺2: 事案SCP-XXX-JP当時の担当職員の会話によってSCP-XXX-JPの内容が少し変化して(以下、広内容事案SCP-XXX-JP)Dクラス職員収容所に広まったため、Cクラス記憶処理剤を散布を行いました。
追記: 20██/██/██現在、事案SCP-XXX-JPの内容は有用性があるとして佐貫井研究員はDクラス職員教育課の管理下にいるDクラス職員全員に記憶改竄処置を施し、広内容事案SCP-XXX-JPを記憶に復元しました。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7758687 (25 Nov 2021 13:07)
リサイクルコンテスト2021参加記事です。
kirikiriさんの"こんなの魔法じゃない"をリサイクルしました。
追記:改稿(リサイクル)したのは表現の微妙な変更と、オチの大幅な変更です。
拝読ありがとうございます。指摘された箇所を修正しました。異なっている理由ですが、私の表現と違うところをこちらの表現に変えさせてもらいました。
全体的に修正したのは
sanairomomi_sanの指摘個所ですが少し違うところもあるのでそこだけ書きます。
上から五番目
下から二番目
感想
追記:[ノイズ]は読みづらく、文章に[ノイズ]と書くのも少し変だなと感じましたので、「追記:文字の欠落が確認されています」として、[ノイズ]を全角スペースに変更しました。せっかく提案していただいたのに申し訳ございません。
再度批評をお願いします。
批評誠にありがとうございます。確かに世界が大変なことになる記事は結構多いですね、リサイクルでこれをやるには難しかったかもしれません(ってか実力がない、、)。指摘の通りこのまま出しても「ありきたりだ」と言われてしまうかもです。一回批評中断にして、オチを考えてみます。ギャグテイストにするという意見ありがとうございます、先行記事を活かすにはこの方がよいかもしれません、ギャグ記事も好きなのでこの方向で考えてみます。拝読、批判どちらも誠にありがとうございました。
追記
ShinoguNさんの指摘から、内容(オチ)を大幅に改稿しました。
投稿することにしました!評価してくれた方や閲覧してくださった方、誠にありがとうございます。
SCP-2063-JPです。
リサイクルコンテスト2021参加記事まほうのほんの改稿案です。先行記事同様に
kirikiriさんの"こんなの魔法じゃない"をリサイクルしました。
"こんなの魔法じゃない"からの改稿点はオチと表現の変更です。
"まほうのほん"からの改稿点は内容の追加です。