four-boretto-278-ed03

SCP TALE 未定

無名のコンテスト てるてる

http://scp-jp.wikidot.com/kiryu-tales-2

http://scp-jp.wikidot.com/him-and-winggirl

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いつ頃からだろう、あの子を"あの子"と呼ぶようになったのは。

今外は夜で、あの子は隣の収容室ですうすうと寝息を立てている。僕は明日の食事の準備をしてる。
足元には、今日並べたはがりの(ひらがなの掛かれた積み木)が散らばつてた。「あ」「り」「う」「と」「が」、拾いながら、あの子らしいや。と思った。

テストを始めて、もう早々◯年がたっていた。早いものだ。今や彼女は、

そうして僕が収容室内で粥の調理(準備的な?)をしている時、確かあの子は起きていた。

彼女は突然起き上がって、アクリルの窓越しに僕の手元(こっち)を指差した。そえはなに?僕は思わずさじを落とした。かゆ?

確か、3年前の今日だった(っけ)

—-

“あの子”は、僕が初めて担当したオブジェクトだった。
あどけない顔。何の飾り気もない青い患者衣。病的で、色の悪い手足。そして、不安定に生えた両の腕の翼。
最初みたときは、気持ち悪いとさえ思えてしまった、あの羽。何よりも目立つ、あの翼
初めて見たとき、世界の不可思議さに驚いた(財団職員になって初めての担当オブジェクト)

「おはよう」

そう言って入ると、女性職員に髪を溶かされていたあの子の目がわっと輝く。
うだうだした様子で女性職員の方を一度振り返ると、一目散にこっちへよたよたと歩いてきた

「おーよしよし」

ぐりぐりと頭を押し付ける彼女を(翼を押し付ける彼女を)を引き剥がしながら、もう娘みたいなモンだろ、とおどけると、チームメンバーたちは微笑んだ(笑った)。

最初はただただ後味の悪い事件だった。
何でも、日本生類創研なるものが、人間と鳥を無理くり“繋ぎ会わせた”らしい。それが、“あれ“だ。その目的もわからない。実験かどうかもわからない。どうしてあそこにいたのかもわからない。
誰か望んでこんなものを作ったのか。そう、あの子は巻き込まれた。あの子はいつまでたっても被害者なのだ。

この薄っぺらいものが?仮面だなんて。

「んー!」

気がつくと、あの子は

あの子を、可哀想たど思った

しかしそれでも、彼女は元気に生きていた。薄っぺらい仮面をつけた僕の顔を見て、弱々しく(よたよたと)も必死に無防備に歩み寄る彼女を見た。僕は感じた。彼女には僕の顔がどう見えているんだろう?彼女は今何を感じているのだろう?苦痛?そう思うことで、彼女との時間が何か特別なもののように思えた。たとえそれが仮面で作られた関係だったとしても。

それから僕らは色んなテストを始めた。彼女は僕らが思っているよりも、ずっと早く覚えた。自然、音楽、景色、言葉に至るまで。あの傷だらけだったあの子が、もうここまで来ているのだ。(✈️省略)

そして今、彼女は立つことすらままならなくなった。随分と背が伸びた。言葉も覚えた。(しかし:逆説、対比ね)用意されたベッドと(点滴)から天井を眺める時間が多くなった。質問に答えられない時間が増えた。もう長くはない。そう感じた。

私はインタビューをしていた、定期的に。いくつか質問投げ掛け、返答がかえってこないことを知ると、いつも通りペンをつらつらと静かに動かした。そうしていると。

「わたしは──」
三番目の質問が終えたところで、彼女はいった。僕は耳をすませる
「この翼は、いつとぶことができるようになるの」


(主人公が主任に呼び出され、033を解体しろと命令)→場所は003の収容室前?

「日本書類創研のデータが全て洗いざらい見つかった」

「日本書類創研が?」僕はいった。は?そんな馬鹿な。

(あの子は隣の部屋ですうすうと眠っている)

主任がいきなり呼びつけたかと思えば、とんでもないことを聞かされた。

主任「ああ、日本書類創研の廃棄施設から、ほぼ全ての職員、オブジェクトのデータが見つかった。とのことだ。」

「それで何の意味が?」僕は尋ねた。ただ強く。

「それでこちらでの対応だが、データに記載されているオブジェクトを、今後はデータに差し替えアーカイブしていく」

僕は感じていた。ほぼ全てのオブジェクトのデータが?差し替えだと?そんな馬鹿な。

しばらくたって僕はここに呼ばれた真の意味をしった。同時に、主任(がいった)。
「君は……確か003の担当だったか」

「はい」僕は答えた。最悪な予感がした。

「今週中に、003のシェルターを空にしてくれ。手法は薬でも何でも良い。解体事項はこちらで何とかしておく。いいか、君の再割り当てはその後だ」

「……はい」他にない。僕は答えた。強く拳を握る

僕は振り返る。主任に失望した。シェルターを空にする、の重みが彼にはわかっていない、そう感じた。鋭い怒りだ。(しかし、主任の言い残したことは、(幸いにも)せめてもの助けになった)→心の中で→

(言ったな。やり方は何でも良い。)

数時間後、彼は003の収容室にいた。次の定期カウンセリングまであと30分あるが、あの子に伝えなければならない(伝える?どうやって?)と思いここで拘泥してた。インタビュー。取り出したのは、何枚ものほとんど白紙のインタビュー記録紙たち。中にはいくつかの意味のないやりとりが二つ三つほど。取り出して、また投げ入れる。

(コストのためか、)

僕は自嘲的になった。

(畜生、)

手法は何でも良い、でも考えはまるっきりなかった。(省略✈️)はっと気がつくと、あの子はとっくに起き上がっていて、こちらを不思議そうに見つめていた

「どうしたの」

「どうもしてないよ」

「ごめん……ごめんよ……」
本当に泣きたくてどうしようもないのはあの子の方だったろうに。

「何か、妹みたいな、娘みたいな」

時計を見た。夜明けまで時間はまだある。

車椅子は確か◯◯だった。僕は走る

走る。

息を切らしながら収容室の扉をあけたとき、彼女は起きあがっていて、驚いた顔でこちらを見てた。


(003の発見した場所の近くへ行く、崖、夜明け)

僕は全く知らない場所だったが、彼女はここが良いと言った。探すのには随分時間がかかってしまった。山のなか、崖、急カーブの道路

僕は仮面を外した。→実はこれは仮面だったんだ。→僕は何故こんなことをいわなければならないのか、(てかそもそも彼女が感づいてないわけがないやろ)と思ってた。しかし……

彼女は目を見開いて、驚いた顔をしたが、しばらくすると俯いて、ただ「うん」とだけ答えた。

僕は事前に事務所からくすねてきた薬を取り出す。とっておきの。

「これは痛みを失くす薬なんだ。これを使えば、痛みなく死ぬことが──」

「ありがとう!」彼女はそう叫び、僕をたぎしめる。羽に包まれるのは、心地良い。でも痛々しいな。

僕は手を差し出し、彼女はそれをつかんだ。彼女が車椅子から立ち上がると、ふらふらとなげぞり、必死に僕の腕にすがった。軽い。驚くほど軽すぎる。

仮面はいるかい?僕は尋ねた。首をふる彼女。もうこれは必要ないな。僕は仮面を投げ捨てた

一人は恐いかい?僕は尋ねた。小さく首をふる彼女。僕はゆっくりと彼女の手を離した

そうか、と僕が呟いたときには、涙で彼女がどこに立っているかさえにじんで見えなかった。(彼女はいつもふらふらしているのに、駄目じゃないか)

(ここで僕は(もう仮面をつけてないことに気づいて)はっと気かついた。そうか、この子が本当に愛している人は、他にいるんだ)(でも、それでも僕を愛して欲しかったと言うのは、傲慢ですか)

でもそれでも、たとえ飛べなくても、ただ僕は彼女はいなくなってほしくなかったと、今でも考えてしまうときがある。


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