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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは出版社に偽装したサイト-8184に収容してください。サイト8184は小説の執筆、編集、印刷が行える設備を設置してください。サイト-8184ではSCP-XXXX-JPが提出する文書、SCP-XXXX-JP-1(サイトの特性上以下から小説と呼称)を処理するための職員(サイトの特性上以下から編集者と呼称)を24時間体制で常駐させなければいけません。SCP-XXXX-JPから提出される小説は、サイト-8184管理者兼SCP-XXXX-JP担当博士(サイトの特性上以下から編集長と呼称)へと送られます。その後編集長と編集者による添削及び出版作業を開始してください。SCP-XXXX-JPに関する全ての許可は、必ず編集長へと許可を取ってください。
説明: SCP-XXXX-JPは現実改変能力を持つ男性です。SCP-XXXX-JPは、SCP-XXXX-JPが書いた小説が現実のものとなる現実改変能力を有しています。SCP-XXXX-JPは、財団のサイバーパトロールを担当する職員が小説投稿サイトで発見しました。SCP-XXXX-JPが投稿していた小説は約100万文字に及ぶ長編ライトノベル形式の小説で、小説は高校生の主人公がとある組織にスカウトされ、未知なる生物を確保、収容、保護する内容でした。これは財団の活動内容と一致しており、小説の登場人物、組織図の約██%が現在財団で活動している職員又は収容中のオブジェクト、実在する要注意団体と完全に一致していました。他にも小説のストーリーの約██%が、実際に財団で起きたSCPの収容違反、要注意団体による財団への攻撃など、財団にとって重大な事故・事件についてのものでした。財団はSCP-XXXX-JPの小説を即座に小説投稿サイトから削除しました。小説を閲覧した人物に対しては、現在財団職員の監視下に置かれています。
補遺1: SCP-XXXX-JPの小説に登場するエージェント(以下主人公と呼称)を発見しました。主人公は18歳という若年で財団のフィールドエージェントとして活動しており、現在通常のフィールドエージェントが経験するオブジェクトの収容違反などの異常事態に対して、平均5倍遭遇していることが判明しました。これにより主人公をSCP-XXXX-JP-aに設定し、財団の管理下に置かれることが決定しました。
補遺2: SCP-XXXX-JPによって引き起こされる事象に対応するため、機動部隊す-04(編集部)が創設されました。機動部隊す-04(編集部)の指揮権は、編集長に一任されます。機動部隊す-04(編集部)創設の契機となったインタビュー記事を公開します。
インタビュー記録
対象: SCP-XXXX-JP
インタビュアー: 編集長
<録音開始, 20██年█月██日>
編集長: それではインタビューを初めます。
SCP-XXXX-JP: いつになったら新しい小説が書けるんだ?
(SCP-XXXX-JPは財団に一週間程収容され、ネットや執筆環境から隔離された生活を送っている)
編集長: 現在は難しいですが、インタビューに次第では書ける可能性があります
SCP-XXXX-JP: 分かった。
編集長: それでは初めましょう。まず貴方が書いた小説ですが、あれは何かを元にして執筆したのでしょうか?
SCP-XXXX-JP: あれは完全オリジナルだ。元ネタなんてありゃしない。まさか盗作でも疑っているのか?編集長: そういう訳ではありません。あくまで質問です。次の質問ですが、あの小説は構想から完成までどのくらいかかりますか?
SCP-XXXX-JP: あー、そうだな。プロットで一週間、本文なら十万文字で三週間ってとこだな。
編集長: 了解です。それでは最後の質問です。貴方が書いた小説の内容の一部に、主人公の前に施設から脱走した化け物三体が主人公を襲って逃げるという描写がありましたが、その後化け物はどうなったか分かりますか?
SCP-XXXX-JP: あの描写か? そんなもん知らねぇよ。あくまで俺は主人公目線で書いてるんだ。あんなのただの舞台装置、使い捨てでしか無い。
編集長: 了解しました。質問は以上です。録音終了
終了報告書: SCP-XXXX-JPによって引き起こされる事象に対応するため、機動部隊す-04が創設されました。SCP-XXXX-JPのインタビューから、財団から外部へ情報が漏れた線が消えた。これにより現在物語は4割ほど進んでいるが、残り6割も実際に起こる可能性が高い。しかし、SCP-XXXX-JPのインタビューから、一つの仮説を提唱したい。それは、小説の描写外にまでSCP-XXXX-JPの現実改変能力は適応されないというものだ。試して見る価値はあると思う。
作戦報告書
作戦責任者: 機動部隊す-04(編集部) 機動部隊指揮官 編集長
動員人数: 機動部隊す-04 一個小隊
負傷者・死者 共に無し
作戦目的: サイト-81██から収容違反を起こしたオブジェクト三体の確保
以下機動部隊す-04(編集部)小隊長と、機動部隊指揮官編集長との通信記録である
<通信開始, 20██年█月██日>
小隊長: こちら、編集部第一小隊。作戦は成功した。サイト81██の収容違反オブジェクトの捕縛に成功。
編集長: 了解。負傷者及び死者を報告しろ。
小隊長: 全隊員負傷者及び死者は無し。
編集長: 了解。作戦通り、サイト81██に常駐している機動部隊へ引渡せ。
小隊長: 了解。
<通信終了>
終了報告書: 今回の作戦は、SCP-XXXX-JPの小説通りの結果となった。サイト81██にある北の壁を突き破りながらオブジェクトが脱走した。予め機動部隊す-04を待機させたことにより、迅速な捕縛に成功した。これにより、SCP-XXXX-JPの小説の描写外に当たる部分はSCP-XXXX-JPの現実改変能力が及ばないことが発見された。これにより効果的に作戦を実行できる。
補遺3: 20██年█月██日、SCP-XXXX-JPが書いたと思われる約100万文字小説(SCP-XXXX-JP-b)が、SCP-XXXX-JPの収容室にて発見されました。収容室内には小説が書ける環境になっておらず、SCP-XXXX-JPの現実改変能力にて出現したものと推測されます。この小説では、機動部隊す-04(編集部)が行っていた作戦に対し、対策が施されたものとなっていました。以下のインタビュー記事で詳細を記します。
インタビュー記録
対象: SCP-XXXX-JP
インタビュアー: 編集長
<録音開始, 20██年█月██日>
作戦報告書:
作戦責任者: 機動部隊す-04(編集部) 機動部隊指揮官 編集長
動員人数: 機動部隊す-04 中隊
負傷者・死者 負傷者19名・死者2名
作戦目的:
ページコンソール
批評ステータス
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SCPやGoIFなどのフォーマットが一定の記事種でフォーマットを崩している下書きが該当します。
シリーズ-JP所属
JPのカノンや連作に所属しているか、JPの特定記事の続編の下書きが該当します。
JPではないカノンや連作に所属しているか、JPではない特定記事の続編の下書きが該当します。
JPのGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
JPではないGoIやLoIなどの世界観用語が登場する下書きが該当します。
ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7689220 (07 Oct 2021 12:43)
「ください」について、ひらがな表記を推奨します(参考)。また、サイト番号にハイフンを挿入してください。
主語が捻じれています。「小説は~作業が開始されます」のように統一してください。
読点を入れるならば位置は「SCP-XXXX-JPは、」の方が良いです。
同上。
1文1文でぶつ切りにするより、「長編小説であり、内容は主人公が……」と接続する方が良いでしょう。また、「確保、収容、保護」は「確保・収容・保護」と中黒で記載する方が良いでしょう。
財団職員がSCPオブジェクトを単にSCPと呼称することはほぼありません。「オブジェクト」あるいは「アノマリー」を推奨します。
「事故・事件」と中黒で区切るか、一言で「インシデント」とする方が良いでしょう。
「小説のストーリーの約██%が~」で文で始まっているので、「~についてのものでした」で締める方が良いでしょう。
句点の後に不自然な空白が入っています。
サイト番号にハイフンがありません。
「閲覧した者に対しては」といったように補う必要があると思います。
「ミーム殺害エージェント」ではないでしょうか。
不自然な空白。
「特殊サーバー室から日本支部理事会を介してサイト-8141の」のように端的にまとめてはいかがでしょうか。
読点の位置不良。
「発生した事故・事件」または「発生したインシデント」
不自然な空白。
急にタメ口になっています。
現状DVです。SCP財団を創作物として取り扱う作品は幾つも前例があり、どうしても既視感を拭えない内容になっていると思います。私はSCP財団を創作物として扱うメタフィクション的な作品を好まないのでその時点でかなりDVに寄った意見になりますが、そうした嗜好を取り除いたとしても、sanks269=solvexの提言のような読者を引き込む表現の工夫や、SCP-101-FRのような創作物としての財団と架空組織としての財団を両立させる説明の巧妙さの点で弱く、UVには至らないと感じます。例に挙げた2作品も何年も前に投稿された作品であり、財団内におけるメタフィクションの扱い方が充実してきた現状においては、さらなる演出・内容の工夫が求められるように思います。
現状では話を成立させる最低限の骨組みが揃っているようには思いますが、読者を楽しませる十分な肉付けがなされていないように受け取りました。オチにあるような創作物的観点を巡るメッセージをぶつける前に、読者を納得させ魅了するポイントが必要だと感じます。
創作物としての財団の側面を描いた作品には他にもSCP-1374-JPをはじめとする前例が多く存在します。もしそうしたメタフィクション路線で作品を残そうとお考えであれば、そうした前例がこれまで何をしてきたのか、そうした作品をすでに享受した読者にも新しさを提供できる要素としてはどんなものがあるのか、ゆっくり整理してみてはいかがかなと思います。
批評コメントありがとうございます。自分もまだまだ浅いと知れました。アイデアを整理して行こうと思います。