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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8104-にある低脅威度ロッカーにて保管してください。
SCP-XXX-JPはその性質上、完全な収容は不可能です。そのため、財団による主だった収容活動は、SCP-XXX-JPの情報の隠蔽と情報工作のみに注力されます。
説明: SCP-XXX-JPは一般的な麻とビニールテープで構成された2mのロープです。
SCP-XXX-JPは日本内で自殺を試みている人間(尚、これらの条件を満たしSCP-XXX-JPの特異性の発現の原因になった人物を今後対象と呼称します)が居た場合、1日に1回活性状態になります。SCP-XXX-JPが活性化した場合、対象の半径5m以内に転移します。SCP-XXX-JPが活性化した場合SCP-XXX-JPは自立行動が可能になり秒速1mの速度で空中を移動し、対象に接近します。SCP-XXX-JPに接触した対象は座り込んだ後昏睡します。SCP-XXX-JPが活性状態の時に対象が昏睡した場合SCP-XXX-JPは対象の首に5秒間巻きつき対象を高確率で対象の首を破壊し死亡させます。また、低確率でSCP-XXX-JPが3秒経った時点で対象の首から離れる事があり、その後の対象はなんらかの形で精神が回復し、自殺を試みる事はありません。 SCP-XXX-JPが対象の首に巻きついている時に対象は覚醒する事はありません。上記イベントが終了した後、SCP-XXX-JPは活性化した際の所在地へ転移して不活性化します。
発見経緯: SCP-XXX-JPが発見された経緯はほぼ同時刻に██県██市で「建物の解体中に天井に垂れ下がっていたロープがいきなり消えた」という通報と██県██市で「娘がロープに殺された」という通報を受け財団が関連性を見出し調査をした結果、保護されました。
補遺-インタビュー記録: これは対象になった中本 ██氏に行われたインタビュー記録です。
インタビュー記録-SCP-XXX-JP
インタビュー実施日: 20██年██月██日
対象: 中本 ██氏
インタビュアー: ██博士(当記録内では質問者と表記)
付記: 当記録は中本氏が対象になった翌日に行われました。
<録音開始>
質問者: それではインタビューを開始します。突然の事ですみませんがどうぞご協力ください。
中本氏: はい。分かりました。
質問者: それでは昨日の夜の事を教えてください。中本氏: はい。私は学校でいじめられてました。いつもの様に無視されて、悪口言われて、靴を隠されたりしてたんです。他にももっと色々酷い事をされて…。それでどんどん心が限界を迎えていって、それで昨日マンションの屋上から飛び降りようとしたら急に眠くなって気を失ったんです。
質問者: それで、その後は朝まで寝てたという事ですか。
中本氏: はい。そうなんですけど、その時見た夢が不思議だったんです。
質問者: 夢が?
中本氏: はい。何か不思議な声が聞こえて。「お願い、耐えて。まだ今の君には未来がある。」と言われたんです。何故かそれだけ凄く覚えてて…。その一言でもうちょっと生きるのを頑張ろうかなって思って。
質問者: 成る程。他に何か言う事はありますか?思った事とかでも構いません。
中本氏:…実は…昨日の夜の自分に感謝してるんです。
質問者: 感謝?何故ですか?
中本氏: 私の心がもっと追い詰められてたら、あの声で止まってもまた自殺しちゃうと思ったから、あの声で希望を持てる自分で良かったって思うんです。
質問者: そうですか。他に何か言う事は?
中本氏: いえ、これ以上は特に。
質問者: 分かりました。これにてインタビューを終了します。ご協力頂きありがとうございました。
<録音終了>
終了報告書: その後、中本氏は家族と共に引っ越しをすることが判明しました。SCP-XXX-JPの異常性と関連があるか現在調査中です。
追記: 対象になり生存した人物は必ず夢で自殺を食い止めようとする内容の言葉を聞いています。この事から、SCP-XXX-JPは意思があり、他人の夢に干渉する異常性を持つと考えられます。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7662994 (25 Sep 2021 10:07)
拝読しました。執筆お疲れ様です。
まず段落分けを伴わない改行が多く見られますが、これはあまり推奨されません。改行するのであれば空行を入れて段落を分けることをお勧めします(記事のテンプレート参照)。
現状の記述であれば「日本時間で」は不要です。日本標準時でもグリニッジ標準時でも、1日は1日です。「日本時間で」という記載が必要になるのは、日本時間で正午に活性化する場合など、時刻の指定がある場合だと思われます。
「活性化した場合」の方がクリニカルです。また、「可能になり」という表現が重複しているので、片方を別の表現に変更する方が良いです。
「接近します」の方が良いかも知れません。
「対象は覚醒しません」の方が良いかも知れません。
死亡しない場合/首の破壊に失敗する場合はどの段階でこのイベントが終了するのでしょうか。どの程度の時間継続するのかなど明記しておくと良いと思います。
少し読みにくいです。「場合」が2つあり、また「~時に」という表現もあり、やや文意を取りづらくなっています。以下のように変更すると良いかと思います。
現状DVです。現段階ではアイテムの説明に留まっていて(アイテムの説明だけでも十分にオチをつけていて面白い報告書はありますが)、特に意表を突かれた感覚も身の毛のよだつ要素もなく、「そうなんだ」以上の感想を抱くことができませんでした。
自殺願望を持つ者の前に現れて選別を行い、生き延びた者にもう一度機会を与えるオブジェクトかと推察します。生き延びた人間がその後にどのような人生を歩んだのか、このオブジェクトを生み出す/操る存在がいるならばそれは何を考えているのか、など様々な要素を掘り下げて物語を作ることができるかと思います。是非、今の段階から発展させて、オチをつけてみてください。
ただ、よく似た異常性を持つ報告書の下書きは目にしたことがあります。神のような存在が自殺を誘発する首吊りロープを天から垂らしていて人間を釣り上げて遊ぶような内容だったかと思います。もしかすると比較的思いつきやすい内容かもしれないため、このアイディアを活かすならば差別化であったり、オリジナル色の強い魅力を引き出したりする必要があるかもしれません。
以上です。執筆のほど応援しております。
成る程。ありがとうございます。もうちょっと色々考えてみます。