アートワークに関する諸事

アートワークに関する諸々。


アートワークに関する包括的自己見解

アートワーク全体の立場は、アートワーカーの認識や、サイトメンバー個人単位の物はともかく、サイト全体の空気として「ファンアート」「二次創作」として扱われる空気が存在する=
・本wikiにおいて、SCPやtale、ハブ等のように「シリーズ」に置かれず、フォーラムやガイドのように「コミュニティ」に置かれていること
・アートワークが著者ページ制作の条件に含まれないことに「taleのように、そのオブジェクトやモチーフを利用した新規概念、物語の想像ではなく、オリジナリティを欠いたものである」という意見が含まれていた事実→この事実には大いに賛成するところではあるし、他の意見も「そもそも文芸サイトである」「品質の差が大きく、クオリティコントロールが働いていない(この点については、アートワークの批評体制が整っていない、アートワークは批評や手直し不可能という誤解の膾炙、ノウハウの欠如とそれを培うことの対労力効果が高いとは言えない、上記三点を理由にアートワークの批評や積極的DVが行われないことによる悪循環と、それに甘えている部分等、色々な解決困難な理由が挙げられる)」等もおおむね賛成可能である
・アートワーク自体を報酬としたコンテストが企画されていた事実(思うところはあるが黙秘したい)
等から自明。
この空気に逆らうには駄々をこねれば良いので(空気を変えることを目的としなければ)簡単であるが、そんなことは大の大人がするべきことではないし、やろうとも思わない。なので、この空気を飲み込んだうえで、アートワーク作品を制作することになる。
ファンアート扱いの利点は兎にも角にも「UVを得られやすい」ということだろう。「このアートワークを制作した人はモチーフへの愛で制作したのだから、それに対してDVを入れることは、その愛や、制作にかかった労力を加味すると躊躇われる」という部分である。これにより、文章記事で記事を残せないと嘆いている人をしり目に、投稿時点でほぼ記事の残留が確定するのは明確な利点である。ただし、これは以下の「財団にアートワーク記事として投稿するメリット・デメリット」と考えた際、人によっては無視したい利点にもなるだろうか。また、オリジナリティを欠く二次創作ファンアートという前提が存在するので、アートワーク記事に他の記事ほどに差別化を考えなくても良いというのも気楽である。白紙のページに作品を貼り付けておくことが記事成立の最小単位であることもハードルの低さでいうと利点だろう。加えて、これはアートワークの中でも絵に限った話だが、絵は誰でも描けるので、挑戦も簡単である(最も、巧拙を度外視すればの話だが)。


財団にアートワーク記事として投稿するメリット・デメリット

自分がイラストや漫画系統の作品しか作れないので、その周りについてのみ記述する。

メリット
・財団サイトに自分の作品が載る→財団サイトに作品を載せることにあこがれを抱いている人にとっては大きなメリットだろう。低評価削除も、よほど酷い完成度であるか、その意図が誰にも伝わらないほどに感性がズレているかでなければまず発生しない。
・SCPカノンに自分の作品を影響させられる可能性がある→これはほかの文章記事でも同じであるが、その立場に自分の作品が立てるというのもメリットと言えるだろう。わざわざ書くまでもないことかもしれないが。
・UVによる自己肯定感の促進→誰だって評価されれば嬉しい。特になんらかの芸術作品作りに携わる人間は、冗談を含む自虐的な発言や振る舞いもあるだろうが、基本的にメンタルが弱い存在と思われがちである(そんなことないと思うのだが、まあ人によるのだろう)。そういう存在にとってはUVが得られる=自分の作品が評価されたということは、自分の存在が評価されたように感じるものだと考えられる(逆もしかりであり、作品が否定された場合は、自分の存在が否定されたように感じるものなのだろう。よくわからないが、そういう考えの人も多いようだ)

デメリット
・しんどい→特に漫画形式等の、複数の画像を使用する形式の場合、おそろしくしんどい。pixivやtwitterであれば簡単であるが。
・画質の劣化が避けられない→特に自分の様な、細かい描き込みを行う画風にとっては、画風を変えなければならないほど大きな問題である。細かな描き込みがただのモザイクになってしまうのは悲しい。
・SCPやtale等の様な、批評によって第三者視点の意見をもらい、それによって自己の研鑽に役立てるという行為ができない→これは「不利益がある」というより「ほかの人が享受している利益を得られない」という相対的デメリットとでも言える状態であるが、かなり大きなものだと思う。ノウハウの蓄積した先達の胸を借りられるのは創作において大きなメリットである。この「ノウハウの蓄積した、第三者視点からの意見を言ってくれるアドバイザー」を得るために、例えば漫画であれば編集部に胃がねじ切れる思いをしながら持ち込みをしたり、なんらかの賞に出してみたりするものであり、しかもそれで本当に得られるとは限らない。なんなら、年間百万近くを払って芸大に通うことの大きな一因にも、このアドバイザーが関わってくる(教師をうまくアドバイザーとして使えるか否かが大きな差となる)。また、自分もアドバイザー的立場に立てるというのも大きい。他人の作品を批評しようと分析して読むことにより、自分の作品にも適応させられるノウハウを得ることが期待できるためである。これが、ガイドの熟読等を置いておけば、割りと簡単に得られることはSCPが創作コミュニティとして非常に優れている部分であるが、その優れた部分の恩恵をアートワークは十分に受けられていない。


アートワーク作品として描画することの意識について(イラスト・漫画に限る)

往々にして人は、文章から脳内に像を結ぶことにより、イメージをつかんでいるものである。この点において、人間の想像力、特に自分の理想とするものに対してのものは凄まじいものがあり、小説やノベル系のゲーム等をコミカライズしたときに、キャラクターデザインや描写の仕方について「解釈違い」とかと言われるのはこの辺りが要因である。特にSCP関連の絵を描く場合、その元となるビジュアルが存在しない場合が多く、読者はそれぞれの理想形のイメージを脳内に作っていることが想定される(SCP-076-2ならば、読者の思う最も恐ろしく強く痩躯で凶悪なセム人であり、SCP-1989-JP-2を読んで、読者はそれぞれにとって理想のラノベ系ヒロインを想像するだろう)。当然であるが、絵を描く以上、この読者の想像した理想像を超えるか、全く別の解釈でありながらも嵌るものにしなければならない。これは、文章作品のファンアートを描く場合において共通する前提でもあるが。
逆に、一部の人事ファイルや記事等、すでに確定されたビジュアルがあるものの場合、それを踏襲しながら、例えば見せ方や描き方等で、元のものとの差異を明確にしつつ、それでもモチーフとの同一性を保たなければならない。でないと描く意味はない。


書くべきこと

記事内に書くべきことの自分用メモ。
・アートワークの制作趣旨(何を題材に・何を伝えるため・どのような手法で・何を意識して)
・キャラクターデザインから起こした場合は、そのデザイン趣旨(何をモチーフに・何から情報を得て・何を意識して・どんな見た目になるように)
・出来るだけ具体的な説明文(特に技法系の用語は初出の場合は文中に書いた方が無難か・二度目からは脚注でも)
・記事として包括的な演出(隠し文字・テーマ・構文・そもそもの文章の読みやすさ)


批評テンプレ(仮)

アートワーク批評に役立つかもしれないテンプレートです。アートワーク記事を作成した後、記事内任意の位置(末尾か先頭が良いと思います)に張り付け、以下の括弧内を記入してください。また、必要に応じて項目の増減を行ってください。

趣旨-(アートワークを制作した背景や、このアートワークにおいて伝えたいこと、意識したこと。元となったコンテンツがあれば、それへの言及。)
制作-(何を使って制作したか。上記趣旨を実現するために工夫した点は何か。特に気を遣って制作した部分はどこか。自分で満足のいっている部分、逆に満足できていない部分はどこか。)
批評点-(特に批評してほしい点、第三者から見た時に気になると推測される部分があれば記入。)
備考-(上記で拾いきれない部分があれば記入。)



以下、コピペ用
> **趣旨**-
> **制作**-
> **批評点**-
> **備考**-


以下は一例です。
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趣旨-まず、色々なカノンから別々の理事を持って来ようという考えがありました。各カノンが真であり偽である状態を保ちたかったためです。次に、"鵺"「斎宮」と"獅子"「陰陽頭おんみょうのかみ」をデザインし、全体の方向性を決定づけました。偏見ですが、財団日本支部上層部の、特に蒐集院と関係していたりいなかったりな部分は、かなり保守的と言うか封建的だろうというイメージがありました。そこから連想して、現実の大企業の上層部や幹部には男性がかなり多いというニュースを思い出し、凝り固まった上層部の感じを出すために"鵺"以外は全員男にしようと考えました。この時点で"稲妻"「雷霆」から"稲妻"「鑑定士」に変えています。また、儀礼的に理事達には刀を持っていてほしいと前々から思っていたので、全員に太刀を持たせることにしました。スーツを着ているのに和的要素である刀を持っているというミスマッチ感が好きであるということもありますが、理事も代替わりを行うのなら、称号や職務以外にも何か引き継がれていく、物理的なわかりやすいものがあっても良いんじゃないかという考えもあります。並び順は、"獅子"が真ん中、"鳳林"と"鵺"が左右の端、2号理事の"升"が"獅子"の隣、"稲妻"と"若山"は隣、他は流れでという具合で、"獅子"の隣に"升"が来る以上、記載順を気にしても仕方ないなと、絵的な映えを重視しています。全員を逆光にしたのは、理事の不穏さや不気味さの演出であると同時に、財団職員は光の方ではなく闇を見ていてこそだという考えにも基づいています。ただし、"鳳林"のAGEや、他理事達の瞳("鵺"は本体の方)が白く抜かれていたりと、絵的に強調したい部分に関してはこの限りではなく、演出を先行させています。また、全体のデザインの傾向として、それぞれのマーク等は極力取り入れず、"獅子"や"稲妻"のような理事名からビジュアルが連想される場合も、あまりその要素を前面に押し出したり、服飾に取り入れないようにしました。安直な表現を避けたかったためですが、"千鳥"等にはあえてこの表現を用いているので、絶対ではありません。
制作-Gペン、丸ペン、ミリペン、ハイテックを使用して、モノクロに仕上げています。「ぬばたまの黝き月か吼ゆると」の文言から連想される黒色を前面に押し出したかったためです。また、黒一色で描く以上、ベタ塗りを多用するとどうしてもマットな仕上がりになってしまう(悪いことではないのですが)ので、それを避け、重厚感を出すために、ほとんどの影や黒の部分を描き込みで出しています。背景はデジタルで無作為に描いた模様を歪ませたものに和紙のテクスチャを適用し、中央に黒い月を描くことで、不穏で黒い雲のかかる夜という感じを表現しました。人体描写は現実に忠実に行う部分と「黄金時代」「鑑定士」のように外連味の欲しかった理事のように、現実的人体から逸脱させる部分を混在させています。紙上でモノクロで仕上げただけでは黒さが足りなかったので、デジタルで薄く灰色を載せ、全体的に逆光となるようにしています。それぞれの理事のデザインは、別々のカノンから引っ張ってきたことを強調するため、あえて統一感のないバラバラなものにしていますが、一つの団体としての締まりは欲しかったので、全員に刀を持たせています。最後に、全体を締まった雰囲気にするため、画面上下に黒枠と、上に理事のシンボル、下部に「ぬばたまの黝き月か吼ゆると」の文言を置いています。
批評点-それぞれ、財団日本支部理事としての威厳や存在感があるか・明らかな人体、服装描写の狂いがないか・モノクロで仕上げたことが手抜きに見えないか・描き込みの密度は十分か・趣旨を表現しきれているか
備考-なし



上記例ほどの分量は書かなくてもよいかもしれませんが、ある程度は書いておいた方が、批評の助けにも、自分の思考の整理にも良いと思います。大体すべて文章で書いていますが、箇条書きでも問題はないかと。


すでにあるものについて

気にする必要はないかもしれないけど、アートワーク-JPに限っても、これは独創的だぞと感じた表現はたいていの場合すでに前例があり、また、オブジェクトやキャラクターごとに、ある種「お約束」的なやり尽くされた表現が存在する(例えば「040-JP=カワイイ・実は不気味」とか)→それからややズラすことも大事になるか。
ただし、ズラしすぎるとそもそもモチーフを説明しないと伝わらなくなる=ビジュアル面くらいは、ある程度お約束を踏襲した方が無難?
作品数が多いわりにジャンルが固定されており、ともすればモチーフ元が被りまくるうえ、UV/DVのシステムがある分「差別化」という部分は、ほかの創作発表の場よりも重要視される=アートワークだって例外ではないはずであるので、意識しないのはUVを狙いに行くうえで損。


アートワークでテレキルが欲しい

アートワークでテレキル評価を得ているものはこの通り
結論から言うと「わからん」。テレキル評価の記事に限っても様々な種類があり、なんらかの方法論があるわけではないように思える。有名な記事や要注意団体を元ネタとしているものや、サイトの運営上必要だったり財団世界観内で実際にありそうなもの(オブジェクトに関連した物体の再現やロゴ等)、純粋なクオリティの高さで評価を得ていると思えるもの、サイト内の流行や年代の違い等々であり、方向性がつかめない。
アートワークはUV率が高く(そもそも文章が主体のサイトでアートワークはそのファンアート的立ち位置となりがちであるので、DVが入りにくい?また、文字を書く人たちからアートワーク制作の労力を非常に大きなものと思われている節がある=文字よりも評価基準が甘くなりがち?)、実質のところ閲覧数=UV数となりやすい。DV理由は「単に拙い」「理解不能」「ヘッカ違い」辺りが考えられるが、前2つはそもそも作品としての出来に関わる部分なので投稿前に改善しておくべきであり、ヘッカ違いは正直もうどうしようもないのである程度諦める必要がある。
UVを伸ばす=閲覧数を稼ぐと考えた場合、阿漕な手段になるが、伸びやすい題材で制作したうえで宣伝することが必要になってくる。伸びやすさを話題にしやすさと考えた場合、題材として考えられる例は以下の通り
・コンテスト参加作等の今話題になっている記事(≠有名な記事)
・有名ではあるが誰もアートワークとして制作していない記事
・人事等キャラクターもの
・記事内の物体及び概念をアートワークとして作成可能な記事
・拡散力の高い人に刺さりそうなもの
上記題材を表現する方法として考えられる例は以下の通り(前提として高いクオリティは求められる)
・細密画や立体造形等の労力がわかりやすいもの
・その題材に対して読者が抱くであろう感情を想起させるもの(題材となるものを初めて見た時と同じ感情を与えるもの)=題材のもつ魅力や特徴を引き出す表現
・斬新さ(少なくとも同じ題材のアートワーク内で同じ表現を使っているものがない)のあるもの
・一目で魅力的であると伝えられるもの=少なくともページ上部に来るものはわかりやすい表現にしておく
・題材に対する新しい解釈や物語(所謂「幻覚」も含む)
・インパクトのある展開(1つのコンテンツを強くぶつけたり、読み進めさせて最後に食らわせたり)
以上の題材例と表現例を用いても伸びるとは限らないが、何も考えずに制作するよりは結果の分析がしやすくなるのではなかろうか。


アートワークの評価軸について

前述の通り、アートワークにDVはつきにくいものだが、低評価削除される作品も当然存在するので「全くDVが入らない」のではなく「報告書やtaleといったSCPサイトのメインコンテンツに対するものとは少し異なる評価軸が存在する」と考える。
Voteポリシーのアートワークの項の記述は以下の通り

アートワークの評価基準は極めて曖昧です。 露骨なポルノ画像やグロテスク画像については、 ページごとのディスカッションで疑問があるとして説明してください。Wikidotの規約上、 そのような画像がアップロードされるのは、マズイことであるからです。
既存のアートワークを元にして、モチーフの追加や彩色などを行ったものが新たなアートワークとして投稿されることがあります。 そのような既存のアートワークを元にした作品へのvoteでは、投稿された作品そのもののオリジナリティを基に評価してください。

極めて曖昧の言葉が指すように、アートワークに対するVote基準はサイトメンバー各々によって一定していない。観測できた範囲では以下の基準が多いように思う(それぞれUV/DV理由)

・上手いか/下手か-最も単純な理由。その作品の完成度そのもので評価されるのは、報告書やtaleと対等な扱いと言え、SCPサイトらしいと言えるだろう。

・作品として成立しているか/否か-アートワークに属するものを制作しないメンバーが基準としていることが多い。つまり「自分には作れないから作品として作ってる時点でUV」ということである。未完成なものをサイト上に出すなという話なので、この基準ではほぼ100%のUVが保証される。

・ヘッドカノンと一致するか/一致しないか-他の評価基準の前提となっている部分だと思う。「ヘッカには合ってるけど/ヘッカ違いではあるんだけど」という「だけど」による評価の変化が起こりやすい部分ではないだろうか。「ヘッカ違いだがこれもアリ」と思わせるに足る技術の欠如がDV理由となるかもしれない

・採用されたモチーフに必然性があるか/ないか-表現しようとすることのために選ばれるモチーフとして適正か否かの部分。taleに於いて、題材とするオブジェクトや職員、属するカノンが「本当にこれで良いのか?」と問われるように、これもSCPサイトらしい部分と言えるだろう。ただ、アートワークにはそもそも表現意図がない場合や、あったとしても「好きな人事/オブジェクト/taleを描きました」程度なことがある。この時、そもそも必然性を求めることができない(必然性を生む土台となる部分が存在しない)ため、DVやNVに傾くということもあり得るだろうか

・財団サイトに投稿する意味があるか/ないか-上記の必然性の話にも似るが、DVされず、ただ好きなものを好きなように作るだけで良いのであれば、Twitterやpixivに出せば良い話である。ならば、サイト上に投稿されている作品について、逆に「なぜこれをサイト上でやろうと思ったのか」という判断基準が存在しても不思議ではない。特に、報告書やtale、GoIFといった財団世界観の中でしか存在せず、世界観を紡ぐものとは異なり、アートワークは基本的に世界観を傍観する立場にある。傍観するのであれば、サイト上でなくても良い。ここに関しては、wikidot構文を利用した表現や、サイト上に存在する=他カノンや作品への影響を与えやすいという点に目を向けてみるのも良いかもしれない。

他にもあるかもしれないが、上述したものの中だと「作品として成立しているか/否か」の基準が他コンテンツと大きく異なる部分になっているように思う。SCPサイトは基本的に文字書きの集まりである。故に、文章作品以外を制作できるというスキルが特殊技能となるのだろう。「低品質であろうと、アートワーク作品として投稿している時点で自分には作れないからUV」という部分である。報告書やtaleにおけるVote基準の最低ラインというより、SBⅢではサイトに投稿できる状態=記事として完成されている状態での批評開始を定ているため、批評を必要とする他コンテンツでは自動的に満たされている基準となる。これは寧ろ軽んじられていると言えないだろうかと個人的に思うが、他人のVote基準に対して口を出す権利はないので、そういう人もいる程度に留めておくべきだろう。


「SCP財団」というサイトに於けるアートワークの立ち位置

現状のアートワークは「あっても困らないがなくても困らない、なのに評価の対象になっているよくわからない枠」になっているように思う。
※以下は「【意見募集】アートワークを著者ページの作成要件として追加しませんか?【11/17迄】」」での議論、及びそれに関連する外部の発言等を受けて考えたもの。
サイト「SCP財団」は自明的に文芸サイトであり、これを否定するわけではない。アートワークはあくまでも傍役であり、主役はSCP報告書、tale、GoIフォーマット等の文章作品であることに異議はない。その中でアートワークの果たしてきた役割は、その多くが「シェアードワールドにおける世界観の拡大・発展」ではなく「既存作のビジュアル的翻案」であり、極論「ただのファンアート」であった。文芸サイトに投稿された作品を元に描かれた文章以外の作品を、文芸サイトがそれ自体に投稿を許していた形であり、いわば雑誌の読者投稿コーナーに近いように思うアートワークが、Rateモジュールの設置が義務付けられ、クオリティコントロールの及ぶ範囲となっていること自体が混乱の元なのではないだろうかと考える。「クオリティコントロール下に置くのならばサイト上の作品として扱ってほしい」「ただのファンアートやアート的翻案であり文芸サイトのオリジナル作品として認めないのならばRateモジュールの設置やvoteを禁止にしてほしい」という二極を置いたとき、現状のアートワークは「文芸サイトの他の作品と同様にクオリティコントロール下に置かれているが、文芸サイトであることを理由に正当な作品として扱われていない(=著者ページ要件に含まれず、帰納的に網羅すべきサイトへの貢献と見做されていない)」という立ち位置になる。基本的に、ファンアートはあって困らない。だが、ファンアートであるということはそれだけで正当な評価を受けられなくする。ファンアートとして元の作品が有名であればそれだけで一定のVoteを稼げてしまう状況が現に存在する以上「アートワークはrateが稼ぎやすく、それにより低品質なアートワークの連投と著者ページの乱立。著者ページの褒賞としての価値の暴落につながる」という理論は、筋が通ってしまっている。そして、その状況を変化させるために議論すること、および変化した後の状況は、文芸サイトの執筆者たちにしてみれば、著者ページの価値の低下というデメリットこそあるものの、メリットはほとんど存在しない。
SCP財団は文芸サイトであり、アートワーク(=ファンアート。より露悪的かつ外部で見かけた表現を使うならば「落書き」)を投稿する場所でなく、文芸作品以外の物は外部で発表すべきであるとするならば、提案すべきは「アートワークカテゴリの削除」だろう。


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