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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 収容下のSCP-XXXX-JPは標準植物管理プロトコルに基づいて管理されます。その際SCP-XXXX-JP-1が形成されないよう適宜剪定を行ってください。野生下のSCP-XXXX-JPはサンプルを回収し残りは現地にて焼却処分してください。

SCP-XXXX-JP-1は簡易収容室を建造し外部の生態系と隔離します。SCP-XXXX-JP-1でのSCP-XXXX-JP開花が確認された場合、機動部隊-う-12("笹舟の錨") を派遣した上でスクラントン現実錨を配備しSCP-XXXX-JP-2の出現に備えてください。新たにSCP-XXXX-JP-1が発見された場合は適切なカバーストーリーを流布し民間人の接近を防止してください。

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SCP-XXXX-JP

説明: SCP-XXXX-JPは現実改変を引き起こすササ属(Sasa)に属する植物です。SCP-XXXX-JPは根系を奇跡論的な位置に配置することによって、根から地上部に向かって現実性を吸引しています。これによってSCP-XXXX-JPの地上部は環境中において相対的にわずかに高ヒューム1となります。SCP-XXXX-JPはササ属の特徴である地下茎を介した無性生殖を行い1個体で広範囲に分布するため、この微小なヒューム値の差異を単一の目的のために集中させることで軽微な現実改変が可能になります。これを利用してSCP-XXXX-JPは気温や天候を操作し自身の生存に役立てていると考えられます。また、SCP-XXXX-JPの根圏は低ヒュームとなり他の植物に対するアレロパシー効果を獲得しています。

SCP-XXXX-JPの発見地である████は一年を通して春の気候を維持する領域としてUE-██████-JPに指定されていました。当該領域の詳細な調査によって、SCP-XXXX-JP生息領域におけるヒューム値の異常な偏り及びSCP-XXXX-JP根系の奇跡論的な特徴が発見されたことにより、SCP-XXXX-JPは収容に至りました。

SCP-XXXX-JPの地下茎および根は屈現実性を持ち、より高ヒュームの領域に伸長する傾向があります。これはSCP-XXXX-JPの現実性吸引の効率を向上させる目的と、根圏が現実性吸引の影響を受け低ヒュームとなるため、同種同士の生息域の重なりによって生じる極度の低ヒューム環境における現実性流出などの不都合を回避する目的があると考えられています。また、この性質によってSCP-XXXX-JPは同種との距離を確保しているものと推測されています。

SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPによって構成された群落です。現在は█箇所で確認されており、それぞれSCP-XXXX-JP-1-aからSCP-XXXX-JP-1-█と指定されています。一般にササ属は地下茎を介して無性生殖を行い密集した群落を作りますが、SCP-XXXX-JPは屈現実性を持ち密集を避ける傾向があるため通常群落を形成することはありません。しかしSCP-XXXX-JPが円環状に生息している場合、円環内部の個体は外部へ伸長することが出来ず群落を形成します。この際円環内部のSCP-XXXX-JPの地下茎は奇跡論的な配置を取るように伸長します。これによって形成されたSCP-XXXX-JP-1ではSCP-XXXX-JPによる現実性吸引能が大幅に向上します。2そのためSCP-XXXX-JP根圏の極端な低ヒューム化によりSCP-XXXX-JP-1境界に沿って現実断層が発生し領域内外の生物の通過を阻害します。この現実断層によってSCP-XXXX-JP自身が傷害されない理由は、SCP-XXXX-JPが緩衝膜を持つためとの仮説が立てられていますが、SCP-XXXX-JP-1を形成していないSCP-XXXX-JPでは緩衝膜は観測されておらず、SCP-XXXX-JP-1内部の詳細な観測が困難なためSCP-XXXX-JP-1内部でのSCP-XXXX-JPの緩衝膜の有無は判明していません。

SCP-XXXX-JP根圏の極端な低ヒューム化は共生関係にある微生物を含めた根圏中の生物をほぼ全滅させます。これによる分解者の不在はSCP-XXXX-JP-1内の栄養循環を悪化させますが、現実性吸引能の向上によりSCP-XXXX-JP地上部での現実改変能も向上しているため、昆虫などの地上に生息する生物に対する現実改変によって本来は地中の細菌などが担っている有機物から無機物への分解を担わせています。

SCP-XXXX-JP-1内でのSCP-XXXX-JPによる現実改変は主に他の生物種に対して行われるため、SCP-XXXX-JP-1内の生物種は現実改変によって変化した機能を遺伝させることで独自の進化を遂げています。また、SCP-XXXX-JP-1の周囲には現実断層が形成されるため、SCP-XXXX-JP-1内外には生物種の移動が起こりません。これによってSCP-XXXX-JP-1は「ヒューム値のガラパゴス」とも呼べる独特の生態系を構築しています。

補遺1: 2017年5月23日、SCP-XXXX-JP-1の██%に当たる█箇所において、SCP-XXXX-JP-1内のSCP-XXXX-JPが一斉に開花し、1ヶ月をかけて全開花個体の枯死が確認されました。これにより当該SCP-XXXX-JP-1境界に存在した現実断層が破綻し、内部で生存していた小型動物(以下SCP-XXXX-JP-2と呼称します。)が解放されました。SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JP-1内の高ヒューム環境3に長期間曝されたことによって内部ヒュームが約1.5Hmで固定されており軽度の現実改変特性を持ちます。SCP-XXXX-JP-2はSCP-XXXX-JPの現実改変による進化の誘導を受けており、その一部は結実したSCP-XXXX-JPの種子を運搬する役割を担っています。
SCP-XXXX-JP開花イベントを受け、枯死によるSCP-XXXX-JP-1の崩壊及び内部の生物群の収容違反を予測していたSCP-XXXX-JP収容チームによって、SCP-XXXX-JP-2群は成功裏に収容され各個体はサンプルを残し破壊されました。

 
補遺2: SCP-XXXX-JP-1-cの調査中、領域内部に██Hmの超高ヒューム領域が存在することが観測されました。SCP-XXXX-JP-1-c内部には、より小型のSCP-XXXX-JP-1が存在すると考えられています。当該領域では推定██HmのSCP-XXXX-JP-2が生息している可能性が高いため、その危険性を鑑みSCP-XXXX-JP-1及びSCP-XXXX-JP-2の破壊を前提とした収容作戦が進行中です。

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