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アイテム番号: SCP-2640-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 現時点では、SCP-2640-JPを完全に収容することは不可能です。SCP-2640-JP事例の目撃者にはクラスB記憶処理が行われます。SCP-2640-JPに関連する情報がインターネット上に確認された場合、即座にカバーストーリー「オカルトネタ」の拡散が行われます。
説明: SCP-2640-JPは主に空中に、不定期的に発生する巨大なパンケーキ型の物体です。SCP-2640-JPは主に郊外・公園の野原等の人目につかない場所に出現し、数時間に渡る不規則的な移動後、その場から消滅します。なお、SCP-2640-JPはその場にいる人間に対し、一切の直接的・物理的な危害を加えてきません。
SCP-2640-JPはその性質上、SCP-T539-JPと多大な関係が存在すると見なされています。SCP-T539-JPの報告書は以下です:
アイテム番号: SCP-T539-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-T539-JPはサイト-8141のXACTS搭載型物品収容室に収容されます。SCP-T539-JPが万が一外部に瞬間移動した場合は、即座に再収容及び適切なカバーストーリーの適応が行われます。SCP-T539-JPに関する資料は全て財団が押収し、関係者にはクラスA記憶処理が施されます。SCP-T539-JPの安全な収容のため、「スイートステルス・プロトコル」が計画され、実行に至りました。ステルススイーツ・プロトコルの詳細は以下です。
- 財団フロント企業はSCP-T539-JPをかたどったスイーツを作成し、「パンケーキ」という名称で販売・宣伝を行う。
- 上記のスイーツ「パンケーキ」が以前から存在していたという様に以前の資料を書き換える。
- SCP-T539-JPの過去の発見事例、ならびに地球外生命体・UFOなどの存在に関する情報が雑誌・新聞・テレビ等のメディア上で見られた場合、その情報は虚偽であるとの情報を財団フロント企業が運営するメディア上で散布する。
説明: SCP-T539-JPは、主に夜中(21時～03時)に空中に発生する、円盤状の物体の総称です。SCP-T539-JPは不規則的な移動を繰り返しますが、その際その場にいる人間に一切物理的・直接的な危害を加えてきません。
SCP-T539-JPが出現・瞬間移動する場所の規則性は判明していませんが、調査によりSCP-T539-JPが出現した場所付近では、地球外生命体やUFO等が実在することを信じている人間が一定数存在することが判明しています。このことから、SCP-T539-JPの本質的な異常性は「自身の存在を認知している人間のもとに発生する」事だと思われます。
日本政府から回収された文書によれば、SCP-T539-JPは大日本帝国空軍が1939年から1945年にかけ開発・利用をしていたステルス爆撃用兵器「判型機ぱんけゑき」に相当するようです。なお、SCP-T539-JPの内部構造には当時では制作不可能と思われる技術が多数見られており、これらの技術は当時から存在していた要注意団体から得たものか、もしくは異常なルートを通じて獲得したものであると見なされています。
補遺: SCP-T539-JP収容後もSCP-T539-JPに関する情報が不特定多数の民間人の間で見られたことから、SCP-T539-JPの性質上収容違反の恐れがあるため、SCP-T539-JPを隠蔽するための大規模なカバーストーリーが必要であると見なされ、「スイートステルス・プロトコル」が制定されました。(詳細は補遺を参照) スイートステルス・プロトコルの実行以降、SCP-T539-JPに関するメディア上の情報が大幅に減少し、その後SCP-T539-JPの収容違反事例は見られませんでした。
以上の記述及び数回の民間人へのインタビューの結果、SCP-2640-JPはSCP-T539-JPの収容を目的としたスイートステルス・プロトコルによる大規模なカバーストーリーの結果、偶発的に発生した表層意識群の統合によって生成されたものだと推測されています。そのためSCP-2640-JPの収容のため、スイートステルス・プロトコルの改定が行われる予定です。 過去推測されていました。詳細は補遺を確認ください。
補遺: 無符研究員による陳述
以下の文書はSCP-2640-JPの発生経緯に関する、無符研究員による調査・研究結果の陳述の抜粋です。なお、以下の文書には主観的・曖昧な記述がみられる点に留意してください。
[不要な部分を省略]
SCP-2640-JPは、SCP-T539-JPの収容を目的としたスイートステルス・プロトコルによる大規模なカバーストーリーの結果、偶発的に発生したものである、という事は間違いないでしょう。問題は、その関係性です。以前はSCP-2640-JPは不特定多数の民間人に偶発的に表層意識群の統合が発生し、その結果生成されたものであると思われていました。
しかしSCP-2640-JPは「空飛ぶ巨大なパンケーキ」であり、スイートステルス・プロトコルによって考案された偽物の菓子はあくまで「パンケーキ」です。改変が起こるとは思えません。したがってSCP-2640-JPの発生にはスイートステルス・プロトコルは間接的には関係するものの、発生の根源ではないと私は思います。以下に私の考えを述べます:
私の考え: SCP-2640-JPは言ってしまえば、人為的な原因なしに自然発生したオブジェクトです。たまたまSCP-2640-JPの異常性がSCP-T539-JPと一致していたため、細かーく関連性が調査された。実際は単純に収容すれば済む話なのに。もっとも、スイートステルス・プロトコル自体を行わなければSCP-2640-JPの発生自体行われなかったかもしれませんが、今となっては遅い話ですね。
もっとわかりやすく: 皆さんは恐らく、SCP-1134-JPの存在を知っていると思います。もし仮に「軍艦」という寿司が軍艦という異常兵器を隠蔽するためのカバーストーリーだったとしても、SCP-1134-JP自体の異常性には何ら関係性が無いですよね。私が言いたいのは、SCP-2640-JPも同じことだ、ということです。従ってSCP-2640-JPを収容するためにSCP-T539-JPの収容プロトコルを変更する必要は一切ないと思われます。単純に収容、出来ないなら隠蔽すれば済む話です。私の言いたいことは以上です。
以上の陳述が提出されたのち、SCP-2640-JPに対する再調査が行われました。その結果以上の陳述は全て事実であり、SCP-2640-JPの発生源は現実改変ではないことが判明しました。これらの情報を受け、現在、SCP-2640-JPの収容プロトコルの調査及び再考慮が行われています。
タグ: scp jp keter 食物 瞬間移動 メタ
リサイクルコンテスト2022に出場します。kasyou様の変なパンケーキをリサイクルしています。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7627731 (29 Aug 2021 10:56)
拝読しました。現状DVです。ちょっと面白みが分かりませんでした。
現状の内容はSCP-2316やSCP-522-JPの要素を切り貼りして乗っかっただけという印象を抱きました。両作品とも優れたオブジェクトだと思いますが、それらの魅力を活かしきれておらず、むしろ著名な作品の要素がデメリットになってしまっているように思います。
「パンケーキ食べたい」というネタで売れた芸能人がいらっしゃったのですね。この方のことは存じ上げなかったため、元ネタが分からず、ただよく分からない記事という印象を抱きました。また日本の経済状況と結びつける記述も、特に因果関係が読み取れないため、面白さを見出せませんでした。
以上です。執筆頑張ってください。
そうですか。。。
リバース・プロトコルを実行した後に日本の経済が良くなった理由は、要するに「パンケーキが沢山売れるようになったためバタフライ効果的に景気が良くなった」との事にしようと思っていたのですが。。。
やっぱりこれだけでは只単によくわからない記事なのでしょうか。
意見を元に書き直してみます。批評頂きありがとうございます。
記事全体の大規模な改稿を行いました。