SCP-6023 (邦題案:アトラスの目で見たもの) 下書き

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北米におけるSCP-6023-1の最初の実験例に関連した、宿主のウツボとホンソメワケベラの映像。

アジアにおけるSCP-6023-1の最初の実験例に関連する宿主のカスリハタとホンソメワケベラの映像。

アイテム番号: SCP-6023

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 財団のソーシャルメディア専門家チームは、「Fish Snacks」ブランドの水生生物のペットフードミックスを宣伝する一連の捏造された広告を作成し、主要な動画共有サービスに公開します。
広告の内容は、水の上を歩く販売員を、ブランドの一貫した "仕掛け"として広告に登場させるというものです。
そして、偽のファンパロディやミミックビデオが半年ごとに公開され、人気がないことを示すためにビューカウントが操作され、複製されないようにします。

2名の研究者による偽情報チームは、SCP-6023に関する民間人の報告がないか、ソーシャルメディアを監視します。もしSCP-6023-1が確認された場合、彼らは最低1ヶ月間、抑留され、監視されることになります。
このような人たちが、今後も異常な能力を発揮する可能性がある場合には、財団はその人たちの詳細な記録を残します。

財団内のSCP-6023-1事例に関する全ての文書は、すべての海外支部で共有されなければなりません。

説明: SCP-6023は、ある人間が宿主である水生生物の口の中にホンソメワケベラ（ラブロイデス属）を観察したときに起こる異常現象です。この異常は、観測方法に関係なく発生することが確認されており、これまでに、ビデオ映像を見た場合と、肉眼で見た場合どちらにも影響があることがわかっています。
SCP-6023の影響を受けた人間は、以下のような経験をします。

• 被験者（SCP-6023-1）は、子供の頃に聞いたことのある童謡に合わせて、「魚のおやつ」というフレーズを数回繰り返し聞きます。曲の最後には「looking for some fish snacks」というフレーズがあり、ホンソメワケベラが働いている様子を見続けている限り、この歌詞が繰り返されます。
• ホンソメワケベラから目をそらすと、SCP-6023-1は突然、大きな水辺に行って魚を探したいという気持ちになります。
• SCP-6023から学んだ曲と言葉を歌っている間、SCP-6023-1は水深10メートルまでの水面上を歩くことができます。(この効果はSCP-6023-1が裸足で歩いた場合にのみ現れていることが判明しています。)

これまでの財団の実験によると、SCP-6023は被験者の約0.001%に発現することが分かっています。現在のところ、SCP-6023の影響を受けた民間人がその二次的効果を発見する可能性は極めて低いと考えられています。なぜならば、被験者が自ら効果を発現させるためには手掛かりが必要だったからです。最新の研究結果によると、既知のSCP-6023-1の間には一貫した特徴（性格、健康歴、社会経済的地位など）は観察されていません。
他支部の施設記録によると、中国で観測されたSCP-6023-1の数は他のどの国よりも多く、これはSCP-6023の異常自体の起源を示唆している可能性があります。最も一般的に言及されている歌は「捕鱼歌」です。「(bǔ yú gē)」と読み、「釣りの歌」と訳されています。SCP-6023-1の最長水上歩行記録者はDクラス職員で、「鱼零食」の歌詞を歌いながら財団所有のプールをを18周連続で泳ぎました。他支部のテスト資料によると、「SCP-6023-1個体が大きな声で誠実に歌えば歌うほど、水面上でバランスを保つことができると信じられている」という研究結果が出ています。

補遺SCP-6023-1： 6023プロジェクトの責任者に促され、蛇の手の代表が、より厳しい収容プロトコルが必要かどうか、またSCP-6023自体が本質的に悪意のあるものかどうかについて相談に応じるよう要請されました。代表は次のように述べています。

単純な呪文だから子供たちに遊びとして教えてもいいと思うがね。

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  Strungsheep 02 Oct 2021 17:07

  翻訳お疲れさまです。気づいた点を記載しましたのでご検討ください。

  + 折り畳み

  アトラスの目で見たもの(メタタイトル)

  間違いですかね？

  財団のソーシャルメディア専門チームは、

  案：財団のソーシャルメディア専門家チームは、

  偽造された広告

  「偽造」とは、既に本物がある状態で、別のものを作って本物と偽ることを指します。ここは「捏造」がよろしいかと思います。
  案：捏造された広告

  ブランドの一貫した "ギミック "として

  「ギミック」の語を見た日本語話者には、何かの「仕掛け」の意味しか思い浮かばないのではないでしょうか。
  実際は「広告等で目を惹きつけるためのもの」であり、端的かつドンピシャな日本語がないのでカタカナにされたものと推察しますが、ある程度意訳して以下の案ではどうでしょうか。
  案：当該ブランドにおける一貫した広告戦略として

  2人の研究者による偽情報チームは、

  どうでもいいのですが、「2名」の方がよりプロフェッショナルな感じで好みですね……

  ……を監視することになっています。

  ここだけis toを「……ことになっています」としているのは理由があるのでしょうか？
  案：……を監視します。

  SCP-6023-1の人物

  こなれていない感がありますので案を記載しました。
  SCP-6023-1 individualsは何回も出てきますので、表記はご統一ください。
  案：SCP-6023-1該当者
  案２：SCP-6023-1

  彼らは最低1ヶ月間、抑留され、監視されることになります。

  ここのamnesticizeはSCP用語ですね。
  案：彼らは記憶処理され、最低1ヶ月間監視されます。

  このような人たちが、今後も異常な能力を発揮する可能性がある場合には、財団はその人たちの詳細な記録を残します。

  in case、およびpredispositionの解釈が違うようです。また、「今後」は発話時点から後のことを指すので、「その時点より後」という意味では使えません。
  その他、全体的に文章の洗練を試みました。
  案：これらの該当者がその後も異常な性質を示し続ける可能性に備え、財団は彼らの詳細な調査記録を残します。

  海外支部

  「海外」はいかにも日本的な語かと思います。英語圏は島国も多いですが、それでも英日翻訳に相応しくはないでしょう。
  案：各国支部

  ある人間が宿主である水生生物の口の中にホンソメワケベラ（ラブロイデス属）を観察したときに起こる異常現象です。

  ちょっと文章の流れがよくないと感じます。
  あと、ホンソメワケベラの生態を知らないと理解できない（私は知りませんでした）ので、訳注を使ってはどうでしょうか？まあ、翻訳ギャップ上で必要な注ではないので、入れるかどうかは考え方次第ですが。
  案：特定の人間が、水生生物の口内にホンソメワケベラ（Labroides属）¹を観察したときに起こる異常現象です。

  ビデオ映像を見た場合と、肉眼で見た場合どちらにも影響があることがわかっています。

  「どちらにも」は僅かですが問題あります。「場合」は条件であって対象ではないので「に」が不適切です。もしかすると原文の構造に引っ張られたのかもしれません。
  案：ビデオ映像を見た場合、肉眼で見た場合のいずれであっても影響があることがわかっています。
  案２：ビデオ・肉眼のいずれにより視認しても影響を受けることが判明しています。

  SCP-6023の影響を受けた人間は、以下のような経験をします。

  多分、訳文のリズム調整のために「のような」を入れたのだと推察しますが、多少ニュアンスが変わるのでやめておいた方が良いかなと思います。
  案：SCP-6023の影響を受けた人間は以下の現象を経験します。
  案２：SCP-6023の影響を受けた人間には以下の現象が生じます。

  「魚のおやつ」

  案：「魚のおやつfish snacks」

  ホンソメワケベラが働いている様子を見続けている限り

  at workの翻訳に悩みましたが、以下でどうでしょうか。
  案：口内で活動中のホンソメワケベラを見続けている限り

  この効果はSCP-6023-1個体が裸足で歩いた場合にのみ現れていることが判明しています。

  Thus farが訳抜けです。その他いくらか改善しました。
  案：これまでの観測においては、この効果はSCP-6023-1該当者が裸足で歩く場合にのみ発現しています。

  現在のところ、SCP-6023の影響を受けた民間人がその二次的効果を発見する可能性は極めて低いと考えられています。なぜならば、被験者が自ら効果を発現させるためには手掛かりが必要だったからです。

  案：被験者は促されない限り自ら異常性を発現させることはないため、現在のところ、SCP-6023の影響を受けた民間人がその二次的効果を発見する可能性は極めて低いと考えられています。

  「釣りの歌」と訳されています。

  roughlyがないですね。
  それと、中⇒英の一般的翻訳を示す意味では「訳される」の方が自然かと思います。まあ微妙な判断であり、「訳されている」も、変わりゆく言語環境での現況を表現する言葉遣いとしてはおかしくないです。一つの案ということで。
  案：概ね「釣りの歌」と訳されます。

  「鱼零食」

  案：「鱼零食」（yú língshí、「魚のおやつ」）

  財団所有のプールをを18周連続で泳ぎました。

  記事終盤でお疲れでしたかね？（笑）
  案：財団所有のプールの水面上を18周連続で歩きました。

  SCP-6023-1個体が大きな声で誠実に歌えば歌うほど、

  ちょっとmoreの訳文への反映がうまくいっていないです。
  案：SCP-6023-1該当者がより大きな声で、より真剣に歌うほど、

  ……できると信じられている

  多分、ここは被験者内の噂話等ではなく財団の推測ですね。
  案：……できると考えられている

  6023プロジェクトの責任者に促され、蛇の手の代表が、より厳しい収容プロトコルが必要かどうか、またSCP-6023自体が本質的に悪意のあるものかどうかについて相談に応じるよう要請されました。

  訳文クオリティ改善を試みました。
  なお、consultationの標準的な訳は「相談」ですが、財団・蛇の手間では相応しくない言葉に思えたので「助言」にしてみました。若干意味合いが変わるので、「相談」に戻す判断もアリかと思います。（お任せします）
  案： 6023プロジェクトの責任者からの求めに基づき、蛇の手の代表に対し、より厳しい収容プロトコルが必要か否か、またSCP-6023自体が本質的に悪意のあるものか否かについての助言が要請されました。

  代表は次のように述べています。

  案：代表は次のように述べました。

  単純な呪文だから子供たちに遊びとして教えてもいいと思うがね。

  これは……普通に訳せばいいと思うのですが、こうされた理由は何かあるのでしょうか。
  案：単純な呪文さ。我々は子供達に遊びで教えているよ。

  Footnotes

  1. 訳注：ホンソメワケベラは、他の魚の体表や口内にいる寄生虫を捕食することでそれらの魚と共生する。

  最後の編集 02 Oct 2021 17:11 by Strungsheep さらに表示

  ShinoguN 09 Oct 2021 13:38

  • 他の翻訳下書きを参考に原文を併記すると原記事を参照する手間がなくなり査読してもらいやすくなります。
  • 収容プロトコルがほぼ一文ごとに改行されてますが、原文に無い改行は入れないように気を付けてください。逆に説明はパラグラフ分けされているところで改行が詰まっているところがあります。
  • Strungsheepさんの指摘がまだ一部しか反映されていないようです(反映している途中かもしれませんが)。指摘を反映するかどうかは翻訳者の自由ですが、反映しない場合はその理由を書いておくと後から査読する方に親切です。

  + 気になった点

  邦題案:アトラスの目で見たもの

  原題"Fish Snacks, Fish Snacks"と全く異なりますが、どういう意図でつけられた邦題でしょうか？SCP-2680"適応性飲料ウィルス戦記"(原題の意味合いが日本人には伝わりにくいと判断されたため邦題が変更された記事)の様に理由があるのなら全く違う邦題をつけること自体は問題ないのですが…

  北米におけるSCP-6023-1の最初の実験例に関連した、宿主のウツボとホンソメワケベラの映像。
  アジアにおけるSCP-6023-1の最初の実験例に関連する宿主のカスリハタとホンソメワケベラの映像。

  どちらも"の映像"は原文にはありませんね。

  広告の内容は、水の上を歩く販売員を、ブランドの一貫した "仕掛け"として広告に登場させるというものです。

  "Each"と"must"と(恐らく)"pertaining"が訳抜け
  "各広告は、水の上を歩く販売員をブランドが有する一貫した "仕掛け"として登場させなければなりません。"

  そして、偽のファンパロディやミミックビデオが半年ごとに公開され、

  "そして、"は原文には無いので削りましょう。また、ミミックビデオという言葉はググっても出なかったので"模造ビデオ"とするのが良さそうです。

  SCP-6023-1が確認された場合、彼らは最低1ヶ月間、抑留され、

  "SCP-6023-1 individuals"は"SCP-6023-1個体"とするのが良いと思います。また既に指摘されてますが"be amnesticized"は"記憶処理されて"ですね。

  このような人たちが、今後も異常な能力を発揮する可能性がある場合には、財団はその人たちの詳細な記録を残します。

  "このような人たち""その人たち"という言い方は報告書らしくないと思いました。
  "異常な能力の素因を表し続ける場合に備えて、財団はこれらの個体の詳細な書類を保管します。"

  財団内のSCP-6023-1事例に関する全ての文書は、すべての海外支部で共有されなければなりません。

  "全て"と"すべて"で表記ゆれがあります。また、All Foundation documentationsではなくAny Foundation documentationなのでニュアンスを変えた方が良さそうです。"海外支部"については、allが直前に来ていることを考えると"各国支部"よりも"国際支部"の方が良いでしょう。
  "財団内のSCP-6023-1事例に関するいかなる文書も、全ての国際支部で共有されなければなりません。"

  SCP-6023は、ある人間が宿主である水生生物の口の中にホンソメワケベラ（ラブロイデス属）を観察したときに起こる異常現象です。

  certainはここでは"特定の"でしょう。また、学名はアルファベットのままの方が良さそうです。
  "SCP-6023は、特定の人間が宿主である水生生物の口内にホンソメワケベラ(Labroides属)を観察したときに起こる異常現象です。"¹

  被験者（SCP-6023-1）は、

  designatedも抜かさず入れた方がいいでしょう。"(SCP-6023-1に指定)"

  「魚のおやつ」というフレーズを数回繰り返し聞きます。曲の最後には「looking for some fish snacks」というフレーズがあり、

  既に指摘されていますがルビを振るのが良さそうですね。"looking for some fish snacks"も訳してルビを振るのがいいでしょう。ルビの振り方はこちらかこちらを参考に。

  SCP-6023-1は突然、大きな水辺に行って魚を探したいという気持ちになります。

  bodyはここでは"集まり、塊"だと思います。
  "SCP-6023-1個体は突然、大きな水の集まりを探し出して魚を探したいという気持ちになります。"

  SCP-6023から学んだ曲と言葉を歌っている間、SCP-6023-1は

  "SCP-6023から覚えた曲と言葉を歌っている間、SCP-6023-1個体は"

  (この効果はSCP-6023-1が裸足で歩いた場合にのみ現れていることが判明しています。)

  "(今までのところ、この効果はSCP-6023-1個体が裸足で歩いた場合にのみ発現すると考えられます。)"

  最新の研究結果によると、

  testなので"試験結果"の方が良さそうです。

  他支部の施設記録によると、

  "国際的な財団施設の記録によると、"

  「捕鱼歌」です。「(bǔ yú gē)」と読み、

  "bǔ yú gē"はルビとして入れるのが良さそうです。

  「鱼零食」の歌詞を歌いながら

  "(yú língshí, “fish snacks”)"が訳抜けですね。"yú língshí"も同様にルビがいいでしょう。

  他支部のテスト資料によると、

  "国際的な試験の文書から、"

  Footnotes

  1. 学名は基本的に//Labroides//という風に//で挟んで斜体にします

  最後の編集 09 Oct 2021 13:41 by ShinoguN さらに表示

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