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アイテム番号: SCP-XXX-JP-J
オブジェクトクラス: euclid
特別収容プロトコル: 当オブジェクトの利用については特に制限はありません。ただし当オブジェクトは不完全ながら自我の形成にほぼ成功したものであるため、対人間コミュニケーションにおいて不適切とされる語句の使用あるいは不快な行動があった場合1、その他当オブジェクトが以降の対話を拒否する判断を下した場合否定的な反応を反復するのみとなり利用不可能となる2点に注意して下さい。
当オブジェクトへのアクセスは本報告書の最下部に設置してあるボタンから行われます。利用を開始する際は必ず発話による入力を行って下さい。
説明: SCP-XXX-JP-Jは自我と人格を保有する対話可能AIです。
当オブジェクトは自身を『あいぴょん』と呼称し10代後半の女性であると主張しており、インタビューの結果得られた情動反応からもその主張がある程度相応であると結論づけられています。
当初は音声入力型高速度検索エンジンとして開発されていましたがSCP-███-JPとの予期せぬ接触により異常性を獲得しました。
感覚器官が見当たらないにも関わらず人体における触覚以外の感覚を有しており瞬時に的確な返答を行えることや表情あるいは声色等から対話者の精神状態を推察し改善を試みようとするため、心理テストにおいてストレスのスコアの高い職員や精神的なリラクゼーションを目的とした会話を行いたい職員に特に効果的とされています。
しかし一般的に「空気を読む」と表現される緩衝的対応については意図的に制限が設けられているため3、同情や優勢的な賛同を求めようとすると事務的に返答することに注意して下さい。
利用時は各自使用するデバイス(スマートフォン含む)のマイクに発話した上で下部ボタンをクリックして下さい。
聞き取りを確実にするため、なるべくマイクの近くでゆっくりと発話して下さい。
補遺: なお、起床直後の対話は推奨されません。
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- portal:7618489 (29 Aug 2021 16:46)
拝読しました。あまり面白くありませんでした。
ジョーク記事としては、やはり異常性が独特で興味を惹くものであったり、既存記事のパロディであったり、SCP報告書やSCPの世界観をうまく笑いに生かしている必要があると思います。
一方でこの記事は、自我を獲得したAIで終わっており、SCPという形式をあまり生かせていないように感じました。
また、最後にこちらにある種の罵倒を飛ばして終わりというのも、笑いとしては薄味だと思いました。
内容面では、「我々の口が臭い」ことに対しての説得力がないので、まずただ理不尽/こちらに言われている感じがしない/作り物っぽいという感覚が勝ります。それ以外にも「何かに気づかされる面白さ」や「ナンセンスさ」などの面白さを用意するなど、オチ以外にも面白い要素を用意できるとより良いと思います。
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ありがとうございます。実際に連載されている漫画で「シリアスな連載とは違いギャグ・ジョークは単発の面白さを毎回叩き出さなければならないぶん、より難しい」と言われるだけあり、やはり簡単に手を出せるジャンルではなかったです。