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アイテム番号: SCP-1715-JP | Level 4/SITRA ACHRA |
オブジェクトクラス: Thaumiel | Classified |
特別収容プロトコル: 現在建造中のSCP-1715-JP-11、12はサイト-J81の第一から第二工房に直接保管し、既に建造が完了したSCP-1715-JPはキティラ協定に基づき、壊れた神の教会1(GoI-004)と共同でG701武装サイト群に保管されます。SCP-1715-JPは壊れた神の教会の技術者主導の下、2日毎にメンテナンスを行ってください。また、イベント・エラ発生時までギリシャ支部の主要な陸上監視資産をG701武装サイト群防衛に割り当て、他の陸上オブジェクトには予備監視資産を動員してください。
説明: SCP-1715-JPは全長195m・重量約2400tのオートマトンです。SCP-1715-JPの大半が未知の合金で構成されており、古代メカニトの使用した装甲材といくつかの類似した点を持つ配合がなされています。また、各部位に壊れた神の教会の主要な宗派のシンボルが刻印されています。SCP-1715-JPの肢体は歯車仕掛け・蒸気圧パイプ及び電子回路によって制御されており、その質量にも関わらず正常に稼働します。また、動力炉にはSCP-882の大部品を利用した蒸気機関が使用されています。
SCP-1715-JP胴体内部にはスタジオ理論2によって拡張された、2km2の空間が存在します。内部はシトラ=アキュラ3-壊れた神の教会合同で使用される居住区、格納庫、動力炉等で区分けされています。背部付近格納庫にはSCP-24064を復元したオートマトン5を複数機配備し、即座の展開が可能です。一部の駆動部品にSCP-882の構成部品が使用されているため、居住区・格納庫区画の壁面には厚さ1mの防音壁材が使用されています。また、SCP-1715-JPは現時点で10機が収容されており、1番機にはシトラ=アキュラ合同臨時司令部が設置されています。腹部格納庫には「鎚」と呼ばれる、指向した方向へ約120Hmの現実性を放射・指向する装置が格納されており、使用の際は第二腕部で照準を固定します。暴発や事故による周囲の現実崩壊を防ぐため、使用許可が下りるまでの間、現実歪曲装置への回路は遮断されます。SCP-1715-JPに搭載される詳細な人員・設備・通常/超常兵器群については各SCP-1715-JPの資料を参照してください。
SCP-1715-JPは、後述するイベント・エラによるHKクラス-神的征服シナリオを阻止するため、シトラ=アキュラ合同司令部と壊れた神の教会の協力の下開発・建造されました。
経緯: 2013年、シトラ=アキュラ合同司令部隷下の監視網が、サーキック・カルトに関連する複数のオブジェクトの前例に無い異常な変動を感知しました。いくつかの例を下に抜き出します。
オブジェクト名 | 変動内容及び対応 |
---|---|
SCP-6106 | バイカル湖付近に収容されている610実体群の数が異常な増加を示し、収容線を突破。直後に壊れた神の教会構成員が出現し、突破した610実体群を撃滅。収容状態は回復されました。当該インシデント後、610実体封じ込め区域の戦力を補強しました。 |
SCP-10327 | データが削除された状態であったSCP-1032-17の情報が公開される。内容は「アディウムの帰還」 |
SCP-20958 | 死亡個体を収容しており、最近になって発見された生存個体の収容作戦が計画されていましたが、生存個体周辺に少なくとも3のカルキスト及び1000を超えるその他のサーカイトが集結しており、収容作戦は一時中断されました。 |
SCP-21339 | SCP-2133-2個体の転生サイクルが不規則なものになり、一日のほとんどを教会内で消費するようになりました。また、転生サイクル直後にSCP-2133-2個体への3度目のインタビューに成功しました。詳細は下記のインタビュー記録を参照してください。 |
これに加え、サーキック・カルト11に関連すると思われる未知のオブジェクトの発見報告が相次ぎました。一連のインシデントから、"崇高なるカルキスト・イオン"12によるHKクラス-神的征服シナリオが予見され、シトラ=アキュラの予算及び人材の追加要請が許可されました。
本インタビューは以下のインシデントと併せ、イベント・エラ制定の根拠としてファイリングされます。
イベント・エラ
本イベントの定義は"崇高なるカルキスト・イオン"等と呼称される準多能性実体、及びそれらに付随すると予測される脅威実体群によるHKクラス-神的征服シナリオの発生です。
本イベントは、2133-1-17へのインタビュー記録及び下記のインシデントを以て制定されます。
留意事項: 北部ウラル山脈付近にて、次元粒子の大規模な漏出が確認され、13回に及ぶ次元振動によって周辺の観測機器のほとんどが機能不全に陥ったため、調査部隊スカウト-324が結成され、当地域に派遣されました。
2014/02/06: スカウト-324、ヘリボーンにてナロードナヤ山に展開。簡易拠点を構築し、周辺調査を行う。持ち込んだ観測機器が機能せず、目視での捜索に移行する。また、外部での調査の結果、機器の機能不全は次元粒子の大規模な漏出にあると判断され、簡易XACTSが支給される。
2014/02/16: スカウト-324が次元振動の発生源と思われる洞窟を発見する。洞窟の周囲には多数のSK-BIO実体が確認され、約240体から1050体と見積もられる。
2014/02/19: 調査を継続していたスカウト-324-1,スカウト-324-2が、隠蔽された洞窟群を発見する。高度な統率が取れたSK-BIO実体群が確認される。
2014/02/20: 次元粒子の濃度が、UAVが観測を行える値まで低下し、2機のUAVが当空域での偵察に就く。空撮したSK-BIO実体の分布から、未発見の洞窟が複数存在すると予想される。
2014/02/21: 次元粒子の濃度が上昇し、次元振動が再発する蓋然性が高まったため、UAVは空域から離脱する。
2014/02/22: 観測を行っていたスカウト-324-3及びスカウト-324-4の反応が消失。消失直前の両名のボディカメラには、神格に起因すると思われるパルスが記録されていた。追加人員の派遣及び観測機器の搬入が行われる。
2014/02/23: 何らかの儀式行為を行っている、複数の高位サーカイトが確認される。スカウト-234-3,スカウト-234-4が攻撃し、儀式行為を中断させる。1名を終了し、残りの高位サーカイトは逃走する。
2014/02/24: 多数のSK-BIO実体により簡易拠点が襲撃を受ける。スカウト-324全隊の反応が消失する。破壊される直前に機器群が送信したデータは、大規模な次元変動の値を示している。また、基準値を大きく超えるアキヴァ放射の値が受信された。
終了報告: 研究チームはSK-BIO実体について、周辺地域での目撃情報が無かった事から、今回の次元振動によって発生したポータル、または次元裂開口より侵入したと結論付けました。
本インシデントにて確認されたアキヴァ放射パターンの解析の結果、A-a13と推定され、当該実体による造主の召喚行為、または単独でのHK-クラス神的征服シナリオの発生が予想されました。また、本インシデント後、全世界に於けるサーキック・カルトに関連したオブジェクトの活動が活発化しました。
研究チームは、2133-1-17実体へのインタビュー記録の内容と本インシデント、及びオブジェクト群の活発化は密接に関係しているものと結論付け、本イベントを提言しました。その後、提言内容を改変したものがO5評議会によって認可され、本イベントが正式に制定されました。
2014/05/21、GoI-004により一時的な共同措置が提案され、三頭政治14=GoI-004間で臨時協定が締結されました。締結後、キティラ協定が締結され、GoI-004はシトラ=アキュラ合同司令部に合流しました。
GoI-004の合流後、イベント・エラに対処する計画が立案されました。詳細はプロトコル・ポテーリオンを参照してください。
プロトコル・ポテーリオン
本プロトコルは2014年から発動され、2021年現在も進行中です。
本プロトコルは、サーキック・カルト資料に於ける"崇高なるカルキスト・イオン"と同等またはこれを上回る能力を保持している実体が出現すると仮定し、これに随伴して発生すると考えられるSK-BIO群、活動拠点と予想される"アディウム帝国"の出現(以降、これらをイベント・エラと呼称)の対処を最終目的として策定されました。そのため、本プロトコルはGoI-004が保管している"肉の大戦"と称される大規模軍事衝突の記録を元にした、SK-BIO実体に有効と思われる兵器の再現及びそれらの情報を用いた兵器の開発から開始されました。当該兵器群はAAA(Artificial Paranormal Arms(人工超常兵器群、以降AAAと呼称))に指定され、本オブジェクはAAA-001として所属しています。AAAの開発に際して使用された技術等については別紙を参照してください。
2021年現在、10機の建造が完了しており、建造中の2機もイベント・エラ発生時には竣工が予定されています。
上記のAAA-001建造に並行して、三頭政治の制御下にて、一般社会に緩やかな異常の認知を促すプロジェクト・アンニュイが進行中であり、イベント・エラ発生時にオブジェクトやGoIによる一般人の避難活動を円滑に進められると考えられています。また、連絡が可能なGoI・sGoIとの臨時協定が結ばれつつあり、GoI・sGoIとの臨時協定締結数が250を満たした場合、O5評議会よりイベント・エラ発生に備え、O5より異常組織による臨時同盟の設立が提唱される予定です。規定数に到達したため、当該計画は世界超常同盟(WPA)として設立されました。詳細は付随資料を参照してください。
WPA加盟GoI・sGoIに情報を共有し、サーキック・カルトに関連する物品の破壊や無力化を促しています。進行度については各地域の主要な異常な新聞社等にて掲載される予定です。
2021/8/20現在のプロジェクト・アンニュイ進行率は68%です。
以下はSCP-1715-JP竣工式でのロバート・ブマロの祝辞です。
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- portal:7612768 (25 Sep 2021 12:01)
記事が投稿された際に書こうと思っていて機を逃してしまっていた指摘も含みます。
[データ削除]は単に財団が行った検閲であって"データ削除"とそのまま書かれていたわけでは無いと思うので、変動で公開されたとしても財団の上層部が[データ削除}の内容を公開されたとしても不自然に感じます。また「サーキック・カルトに関連する複数のオブジェクト」とされている中で特に関連性のないSCP-1032が並んでいることにも違和感がありました。
クリティカルな指摘ではありませんが、ここまで過剰なほど脚注を付けていた割に「カルキスト」や「サーカイト」についての解説が特に無いのはバランスが悪く感じました。
サーキック・カルトについての脚注を付けるなら「シトラ=アキュラ合同司令部隷下の監視網が、サーキック・カルトに関連する複数のオブジェクトの前例に無い異常な変動を感知しました」の箇所の方が適切ではないでしょうか。
報告書が書かれた時系列的には「制定されます」ではなく「制定されました」ではないでしょうか。また、インシデント記録自体を上の変動の一種としてまとめて、イベント・エラの項はイベントの定義と予想される影響などのみにした方が構成としてすっきりする気がします。
こちらにも特に解説は付けないのでしょうか。
書きかけでしょうか。
「主要な異常な」と続いているのと新聞社限定なのがよくわかりませんでした。「主要な超常メディア」などした方がわかりやすく感じます。
括弧内は脚注にした方が読みやすいかと思います。
現状DVしている最も大きな要因です。まず日本語として違和感を感じます。恐らく「壊れたる神」からもじったのだとは思われますが、壊れたるの場合は「壊れた・る」であって助動詞「たり」とは違うのではないでしょうか(そこまで文法に詳しいわけでは無いので間違っているかもしれませんが……)。
平易な文章に言い換えるなら「壊れであれ」となると思うのですが、そういう用法はゲームでの「壊れ(キャラ)」みたいな時にしか聞かない上、「壊れている状態であれ」という意味と捉えても祝辞としてのシチュエーションに合いませんし、ここまでの文章の中で団結が大事と説いていたブマロのキャラクター性にも似合わないように思います。命令形として「壊れろ」という意味でとらえてもこの不自然さは同様です。
全体としては、現行版に寄せられている意見を消化できていない印象です。
細かい点を変えただけで物語の大筋は特に変更されていないため、特に大きい問題点であろう以上2点を解決するに至っていない気がします。また、単純にイベント・エラが発生した場合についての具体的描写が少なく、超常社会が大わらわしている記述に比べ読者側には全く緊迫感が伝わってこなかったのでしらける感じがありました。サーキックカルトの一斉蜂起と610の大量発生以外にもっとわかりやすい影響やその予測があれば多少は変わるのかなと思います。
ご批評してくださりありがとうございます。
この部分では、K-クラスシナリオを想起させる事を重視したため、深く考えずに1032を使ってしまいました。前後の文脈などを見直します。
読者への配慮が足りていませんでした。次回改稿時に付けます。
見落としていました。次回改稿時に修正します。
「制定されます」について:改稿案作成時の内容調節での見落としです。次回改稿時に修正します。
インシデント記録について:確かに、そちらの方が可読性が向上しますね……。参考にさせて頂きます。
次回改稿時に適切な脚注を付けます。
書きかけです何故これをそのままにして批評に出してしまったのか、私自身にも分かりません。すぐに内容を改めます。
日本語がおかしくなっている箇所は次回改稿時に修正します。新聞社については、当時リンク先の記事である恋昏崎新聞を差し込む際に、認識が固定化されてしまったためです。次回改稿時に修正します。
次回改稿時に修正します。
根幹記事を担うためのフレーバーテキストとして入れました。しかし、ご指摘にある通り、日本語として成立していませんし、シチュエーションに対する言葉選びとしても非常に粗末なものになってしまいました。次回改稿時には、祝辞の内容全体を踏まえ、相応しい言葉を使用します。
大きな視点での話を意識しすぎた結果ですね……。サイト外で批評を頂いた際にも、緊迫感に欠ける、物語が平坦すぎるといった意見は頂いていたのですが、なかなか思いつかず、この改稿案となりました。次回は積極的に意見を求め、より物語として楽しめるような改稿案に出来るよう努力します。
最後になりますが、貴重な時間を割き、批評してくださりありがとうございました。