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きのう、みほちゃんが休んだ日なんだけどね。
理科の授業でけんび鏡を使ったの。そそ、みくろの世界?が見えるやつ。
それでプランクトンを観さつしましょう、って先生が言って、プールで汲んできた緑色の水をみんなスポイトで取って、ガラスに乗せてのぞいたの。
うん、楽しかったあ。みんなも大興奮でね、「アオミドロがきれい」「あっ、一しゅんだけミドリムシが横切ってった!」って。私も図かんで見たまんまの生き物がレンズを見たらいたから、すごくすごく嬉しくって。
あ、ごめんなさーい。
えへへ、司書さんに怒られちゃった。声のトーン下げなきゃ。
えっとそれでね。5分くらい見てた時に、横の宇佐美ちゃんが声をかけてきて。
「みゆちゃん、私のけんび鏡見て」
プランクトンがきれいにうつってるところの子は周りの子に「私の見て!」って自慢してたのね。だから宇佐美ちゃんもそうなのかなって、一応聞いたの、「なんでー?」って。
そしたら、
「わかんないけど、そのうらまゆきちゃんがそう言ってるから」
宇佐美ちゃんそう言ってきたの。
うん、うちのクラスに「そのうらまゆき」なんて子いないし、みほちゃんもうちの学校で聞いたことないでしょう?
だからその時は宇佐美ちゃんが何言ってるかよくわかんなくって「どういうこと?」って言ったら、「だから」ってまたおんなじこと繰り返されて。それで私もちょっとむっ、ってなっちゃって、かるいケンカみたくなっちゃってね。近くを見てた先生がとめてくれたの。
「ケンカはだめでしょ、仲良く見なさいね」
私は何も悪いことしてないのに、先生私に向かってそう言ってね。その後宇佐美ちゃんに、「取り合いになるなんて、どんなのが見えたのー?」って聞きながら。
宇佐美ちゃんのけんび鏡、のぞいたの。
その後のことは、さすがにみほちゃんももう聞いたでしょ?
先生、急にけいれん起こして倒れちゃって、学校に救急車が入ってきたの。びっくりしたあ。
うん、今も病院。だから今日の理科の授業、図書室で自習になっちゃったんだって。
たんかで運ばれる間ね、先生ずっとぶつぶつ言ってたんだよ。
「ごめんなさい」「プールのことはわざとじゃない」「まゆきちゃんがいたって知らなかったの」
とか。
まゆきちゃんって、先生の友達だったりしたのかな。先生、この学校の卒業生じゃないのにね。
へーんなの。
え?
何で今そんな話したのかって?
えーっと、なんだっけ。あ、そうだった。
ちょっとみほちゃんにこの本の、203ページと204ページを読んでほしいの。
いやわかんないんだけど、そのうらまゆきちゃんがそう言ってるから。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7611828 (23 Aug 2021 07:39)
知らない子が子供たちに混ざっている、という展開自体がかなり使い古されているもので、あまり面白みを感じませんでした。ホラー小説の導入でよくありそう、といった感触です。
知らない子が日常にいる、というところから、どのような不気味さを出していくかがこういった展開で必要だと思います。今のような不気味だが、何も起こっていないというところから具体的に何か起こすか、何も起こっていないが、さらに何か起きそうだ、というところまで踏み込む必要があると思います。
拝読致しました。
リビジョン13時点での批評です。
トーン下げなきゃより声小さくしなきゃという方があってそうな気がします。
さすがにって小学生使いますかね……?
面白かったです。ただそのうらまゆきちゃんの異質さが短さゆえにかあまり際立っていない様な印象でした。ですのでそのうらまゆきちゃんと表記してみたりして異質さを際立たせてみるのも良いのではないかなと思います。
記事作成頑張ってください。