友達のコンテスト
Season2
葦嶺の友達: 0人
概要: 厳しい冬の季節を潜り抜けて、今年ももうすぐ春がやって来ます。笑顔の出会いと涙別れを繰り返して、また新しい友達が増えていく。願わくばこれまでの友達とも新しく出会った人々とも、変わらず旅が続けられたら、なんて……。
という訳で葦嶺も友達を増やしたいと思いました。再びやります、友達コンテスト!
参加条件: 「友達」「友情」「仲間」「愛情」に関連するSCP、Tale、GoIフォーマットを執筆してください。前回同様、友達が人間であるか否かは問いません。参加する際は記事のDiscuss内に、本コンテストに参加する旨を明記してください。葦嶺が気付き次第、本ページに追加させていただきます。投稿後1週間参加リストに追加されない場合はお手数ですが葦嶺のTwitterまでお問い合わせください。友達なんだし笑って許してくれるよね!
投稿期間: 2023/3/1/0:00〜2023/4/15/23:59
投票期間: 2023/4/16/0:00〜2023/4/30/23:59
順位: 投票期間終了時のRateで決定します。
賞品: 上位入賞者には以下の称号が与えられます。
「トモダチ - 気のおけない」最もRateの高かった参加作品の著者、即ち優勝者に与えられます。(※「気のおけない」は「仲が良い」という意味です)また優勝者には副賞として、ファミリーマートで購入可能なプリペイドカード5000円分が葦嶺より授与されます。お金目当ての参加?それも良いのだ!
「トモダチ - 竹馬」2番目にRateの高かった参加作品の著者に与えられます。「竹馬の友」って昔から使うけど由来分かってない言葉です。
「トモダチ - ペンパル」3番目にRateの高かった参加作品の著者に与えられます。入賞者は高校卒業時に地方都市の国公立への進学が決まり、それまでずっと同じ学校へ通学していた「あしみねくん」と初めて離れ離れでの生活を始めることとなりました。その際「あしみねくん」とは互いに連絡先を交換し、大人になった今でも定期的に手紙を送り合っています。SNSが発展した現代における貴方の唯一の文通友達が「あしみねくん」です。そうですよね?
「葦嶺の友達」 参加者全員に授与される称号です。参加作品を投稿した時点で自動的に「ミーム友達エージェント」が作動し、参加者は自身が「
ashimineと深い仲の友人である」ということを強く自覚します。被害者参加者からこの自覚を剥奪することは記憶処理をはじめとする如何なる措置を用いても不可能であり、参加者周囲の人間に対しても「自分も記事を書いて葦嶺の友達になりたい」と感じさせるような精神影響を有するようになることが確認されています。
「葦嶺のツレ」 以前より「葦嶺の友達」である参加者の方(前回の「友達のコンテスト」にも参加していただいた方)に授与される称号です。いらっしゃるかはまだ分かりませんが、2回続けて参加していただけるなんて、もう本当に感謝です。今度会った時に一瞬に飲みに行きましょう。
Q&A: 下記以外にも気になることがございましたら遠慮なく葦嶺のTwitterまで質問ください。
Q: 自身の作品が参加資格を満たしているか確認して欲しいのですが。
A: 基本的に「友達」のテーマに沿っているかは著者の皆様の判断に委ねます。客観的に見て露骨にテーマから逸脱した作品が見受けられた場合は対応します。
Q: 共著はありですか?
A: ありです!著者同士でも友情を深めていきましょう!
Q:投稿期間中に投稿していた記事が参加資格を満たしていたので後から参加させたいのですが。
A:Discussでその旨を示していただければ勿論可能です。ただその場合葦嶺は気付かない可能性が高いので直接ご連絡いただけると有り難いです。
Q: 参加予定の記事の下書きを批評していただくことは可能ですか?
A: 申し訳ありません、葦嶺は現在私的な事情により批評依頼を停止しております。参加していただいた記事は全て読ませていただくつもりです。
Q: 何で友達0人になってるの?
A: 社会不適合者だからコンテストの仕様として分かりやすくするために前回のコンテストとは「葦嶺の友達カウント」を区別させていただいております。実際には葦嶺にだって友達はいる、はず……!
Q: でもお前彼女いるやんけ。
A: うん!!!!!!!!!!
Q: 当然主催者も参加するんだよね?
A: 就職活動と卒業論文に追われて衰弱しきっている人間に執筆を強要するなんて友達のすることじゃない!!!
概要: 第1回の個人コンテストは万人に受け入れられるように非常に明るいポジティブなテーマにしたので、今回は自分が1番好きなものをテーマに据えて個人コンテストを開くことにしました。
SCP財団というフォーマットに限らず、創作において読み手の感情を揺さぶるために最も効果的な要素の1つが「失う」ことだと思ってます。絶望の淵にいる人が、「それでも」と必死に縋り付いていた唯一の希望が、ある日プツンと音を立てて切れてしまう。自分が2本足で立っている理由が無くなってしまった瞬間の人の顔……そそるでしょう?自分がイヤミスを愛読する理由は、無意識のうちにそういった、登場人物の失う様を希求しているからだと思います。あなたの書くとびきりの「失意」を、是非葦嶺に読ませてください。
参加条件: 作中で、特定の人物が何かを失う、或いは失った様子が描写されているSCP記事、Tale、GoIフォーマット、アートワークであること。失うもの、失う数については指定はありません。人であったり物であったり概念であったり著者の尊厳であったり、好きなものを好きなだけ失ってください。また記事のDiscuss内に、本コンテストに参加する旨を明記してください。投稿後1週間参加リストに追加されない場合はお手数ですが葦嶺のTwitterまでご報告ください。著者様からの信頼を失った葦嶺が追加致します。
順位: 投票期間終了時の作品のRatingで決定します。
優勝賞品: 以下の通り用意致します。
「怪奇の孤児みなしご」参加作品の中で最もRateが高かった記事の著者に与えられる称号です。副賞として
ashimineより、ファミリーマートで購入可能なプリペイドカード5000円分がTwitterのdMにて授与されます。葦嶺のお給料が失われていく様をお楽しみください。
「ニヒリスト」参加作品の中で2番目にRatingが高かった記事の著者に与えられる称号です。ニヒリズムは「虚無主義」の意。
「Mr.Doe」参加作品の中で3番目にRatingが高かった記事の著者に与えられる称号です。"Doe"は、英語で架空の姓を指す言葉だそうです。
「財団素寒貧」参加していただいた全ての記事に授与される参加賞です。……ウチ泊まってきます?
「葦嶺の連帯保証人」 葦嶺が特に好みだった記事に強制的に与えられる称号です。称号「葦嶺の友達」と同じく終生有効の永久ライセンスです。有事の際には何卒よろしくお願いします。
Q&A: 下記以外に不明な点がございましたら葦嶺までお問い合わせください。回答した後に追記します。
Q: 「何も持ってない人」が出てる作品でも参加条件を満たしますか?
A: 初めから現在まで何も持っていない人の場合、失っていないことになるので満たしません。過去に何かを失った結果「何も持ってない」ことが描かれていればOKです。
Q: ハッピーエンドでも参加して良いですか?
A: 是非参加してください。失ったものを取り戻す、代わりに新しい何かを見つけるのもまた美しいものです。
Q: 自分の作品が参加条件を満たしているか不安です。
A: SCP財団というフォーマットで参加条件を満たさない方が難しい気もしますがどうしても気になる場合は葦嶺までお問い合わせください。確認させていただきます。
Q:投稿期間中に投稿していた記事が参加資格を満たしていたので後から参加させたいのですが。
A:Discussでその旨を示していただければ勿論可能です。ただその場合葦嶺は気付かない可能性が高いので直接ご連絡いただけると有り難いです。
Q: 失うものって彼女でも大丈夫ですか?
A: ちょっと屋上へ行こうぜ。
Q: 今度こそ主催者は参加しますよね?
A: 記事を書くモチベーションが失われてるってことでここはひとつ……あはは。
友達のコンテスト
1位 百人力の大親友
投稿期間: 2022/03/01 0:00〜2022/04/15 23:59
投票期間: 2022/04/16 0:00〜2022/04/30 23:59
葦嶺の友達: 0人
概要: 少しずつ暖かくなって行く外の世界で、路上には桜の花びらが舞い散り、人々は各々の大切な人に思いを馳せながら伝えるべき言葉に急かされて日々を歩む。こんな巫山戯た時代で縁を結べた、貴方と話がしたいんだ。そう、季節は出会いと別れの春。その最中で 葦嶺は独り布団に籠って記事を書いています。ぐすん。友達が欲しいよ。という訳で友達に関する個人コンテストを開催することにしました。
参加条件: 「友達」「友情」に関連するSCP、Tale、GoIフォーマットであること。友達の人種、種族、属性は問いません。友情はあらゆる人や物の間に成立します。また記事のDiscuss内に、本コンテストに参加する旨を明記してください。投稿後1週間参加リストに追加されない場合はお手数ですが葦嶺のTwitterまでお問い合わせください。全力で謝罪した後追加します。
順位: 投票期間終了時の作品のRatingで決定します。
優勝賞品: 以下の通りです。
「百人力の大親友」参加作品の中で最もRateが高かった記事の著者に与えられる称号です。副賞として
ashimineより、ファミリーマートで購入可能なプリペイドカード5000円分がTwitterのdMにて授与されます。獲得者がTwitterアカウントを持っていない場合はまた考えますので……。
「財団リア充」爆発しろ参加作品の中で2番目にRatingが高かった記事の著者に与えられる称号です。コンテスト参加者が2人以上いらっしゃったらとても嬉しい。
「葦嶺の幼馴染」参加作品の中で3番目にRatingが高かった記事の著者に与えられる称号です。受賞者の家から歩いて5分の所にある家には「あしみねくん」という受賞者と同い年の男の子が住んでおり、受賞者は毎朝8時になると彼を起こして、取り留めのない話をしながら仲睦まじく一緒に学校へ登校していました。いましたよね?
「葦嶺の友達」全ての参加作品の著者に強制的に与えられる称号です。所謂参加賞。剥奪不可の永久ライセンスです。受賞者は大変名誉なことなので大いに喜んでください。
Q&A: 何かありましたらお問い合わせください。お答えした後に以下に追記します。
Q:自分の作品に参加資格があるか不安なのですが。
A:作品が資格を満たしているかどうかは基本的には各参加者の裁量に委ねます。どうしても気になる場合は主催者に上記の方法でお問い合わせください。内容に余程「友達」からの逸脱が見られない限りは参加を認めます。
Q:共著はありですか?
A:ありです。著者同士の友情も是非見せつけてください。
Q:バッドエンド/胸糞でも大丈夫でしょうか?
A:大歓迎です。葦嶺は寧ろそのタイプの記事を好みます。
Q:投稿済みの記事が参加資格を満たしていたので後から参加させたいのですが。
A:Discussでその旨を示していただければ勿論可能です。ただ後から追記すると多分葦嶺は気付かないと思うので直接ご報告いただけると有り難いです。
Q:友達いないの?
A:はい。
Q:でもお前彼女いるじゃん。
A:うるせえ。
Q:参加賞の称号いらないんだけど。
A:🥺 もらっとくだけ……もらっといて……。
Q:当然主催者は参加するんだよね?
A: 春休みは色々忙しいんです……。
秘密の実験室
サンドボックスに自分のページを作成する
私の提言
評価が1以上のSCP-001-JP記事を作成する
巻頭カラー
執筆したSCP記事が注目のSCPに取り上げられる
表紙を飾る
執筆したTaleが注目のTaleに取り上げられる
みならい・冗談じゃないぜ
SCP-J記事を5以上作成する
ミスター・冗談じゃないぜ
SCP-J記事を10以上作成する
多分SCP-001か何か
SCP記事を20以上作成する
博士の大爆笑ギャグ20連発大図鑑!
SCP-J記事を20以上作成する
マスター・冗談じゃないぜ
SCP-J記事を40以上作成する
お祭り男
コンテストのために累計10以上の記事を書く
人類学者
評価が20以上かつ、自我を持っていて人間に近い外見の人型オブジェクトについてのSCP記事を書く
生物学者
評価が20以上で、かつ生物学、生命、遺伝子、動物、植物、バクテリアのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
物理学者
評価が20以上で、かつ物理法則、外部エントロピー、電気、磁力、重力のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
化学者
評価が20以上で、かつ化学、腐食、ガス発生のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
地質学者
評価が20以上で、かつ地質、水晶、鉱石のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
天文学者
評価が20以上で、かつ外宇宙、惑星、衛星、太陽のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
言語学者
評価が20以上で、かつ言語、文書、文字入り、記述、語りのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
心理学者
評価が20以上で、かつ精神影響、ミーム、強制力、感情、記憶影響、知識のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
数学者
評価が20以上で、かつ数学、立方体、多面体、球体のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
医者
評価が20以上で、かつ医療、生理的、眼球、骨格、毒性のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
芸術家
評価が20以上で、かつ芸術、彫り物、装飾品、音楽、彫刻、像のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
建築家
評価が20以上で、かつ都市、建築家、場所のいずれかのタグを持つSCP記事を書く
旅人
評価が20以上で、かつ時空間、未来、異次元、地図、ポータルのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
エンジニア
評価が20以上で、かつ機械、時計仕掛け、電子デバイス、自動装置、コンピュータのいずれかのタグを持つSCP記事を書く
崩壊のきっかけ
評価が20以上で、かつxkクラスのタグを持つSCP記事を書く
めちゃめちゃいケテル
評価が20以上のKeterクラスオブジェクトについてのSCP記事を書く
秩序を守る悪魔
評価が20以上のThaumielクラスオブジェクトについてのSCP記事を書く
ニュートララライスド
評価が20以上のNeutralizedオブジェクトについてのSCP記事を書く
映画とかで後ろの方にいるモブ
評価が20以上のExplainedオブジェクトについてのSCP記事を書く
常識外れ
評価が20以上のunclassedオブジェクトについてのSCP記事を書く
英雄譚
自我を持っていて人間に近い外見の人型オブジェクトが主人公であり、評価が20以上のTaleを作成する
誰かの日常
財団職員が登場せず、かつ評価が20以上のTaleを作成する
SCPは世界をつなぐ
日本支部以外の支部、または本家サイトの記事が元となっており、かつ評価が20以上のTaleを作成する
てのひら財団
800文字未満かつ評価が20以上のTaleを作成する
シンプルイズベスト
通常の形式で補遺、音声記録、実験記録、インタビュー記録、探査記録等が無く、かつ評価が20以上のSCP記事を作成する
人気者
自分が書いたSCPオブジェクトについて書かれており、かつ自分以外が作成したTaleが10以上ある
ひっぱりだこ
自分が書いた人事ファイルの職員が登場しており、かつ自分以外が作成したTaleが20以上ある
議論の的
ディスカッションに総計50以上の書き込みがある記事を作成した
普通じゃない
日本のAnomalousアイテム一覧に追記する
メン・イン・ブラック
日本の超常現象記録に追記する
来週もお楽しみに
連作Taleのためのハブページを作成する
フリーのカメラマン
SCP日本財団中枢資料室に画像を投稿する
スカスカのアルバム
自分の撮影した写真を使用した記事が10以上ある
バイリンガル
本家以外の支部サイトの記事を日本語に翻訳する
ドクター・フー?
「博士」の起源に関するTaleを執筆する
©hal_aki, tsucchii0301, Sekai_s, 7happy7
運命を変えた記事です。
財団職員になってまず書き上げたのが「接近した人を喰って外部の人間にそれを認識させないロッカー」のSCP記事でした。そこからかくれんぼの要素を付け足し、子供の神隠しに用いられていた、というオチにして批評に出したのですが、いい評価は得られず。
そこから試行錯誤する中で生まれたのが、「世の中に必要とされてない人間を隠してしまうロッカー」かつ「誰からも必要とされなかった人間によって生み出されたオブジェクト」という設定でした(「人工」タグにはそういう意味も込めています)。
「オブジェクトの主が必要とされなくなった経緯」として安直に思い浮かべたのがいじめでした。インタビュー内での「バイト」の描写や伊藤渚の発言は、自分の中にパズルピースをぴったり当て嵌めていく感覚があり、書いててとても気持ち良かったのを覚えています。
記事を書き上げ、様々な方に批評していただき、サイトへ投稿したのが2021年10月20日。この時点で葦嶺のSCPへのモチベは大分下火になっており、「これが低評価削除されたら暫くSCPからは距離置くか……」と半ば諦観しながらの投稿でした。結果として多くの方に褒めていただき、その日の内に+15、翌日には+30の評価を貰いました。皆様からいただいたコメントは、全部自分の宝物になっています。因みにこの日葦嶺は大好きなロックバンド、SUPER BEAVERの大阪城ホール公演を観に行っていたのですが、評価が気になって全く集中出来なかったですね。なぜよりにもよってそんな大事な日に投稿したのかは永遠の謎です。
何はともあれここからSCP財団での創作意欲も復活し、自分の記事に自信が持てるようになりました。初投稿作であり、デビュー作であり、代表作です。
「コンテストに出たい。あわよくば優勝したい。」
SCP-2137-JPで勢い付いた葦嶺の次なる目標はこれでした。調子の良い人間です。その時は丁度夜のコンテストが終了し、次の公式コンテストが開催されるまでは暫く時間が空くようだったため、著者が主催する個人コンテストに狙いを定めておりました。
そんな折にタイミングよく開催されたのが、
iti119様の埋没のコンテストでした。「埋没……埋める……。……タイムカプセルかなあ。」と記事のテーマを決定し、「死の直前に自身が埋めた物が出現すると面白そう、それなら死ぬ前に持ってた物と交換した方が色々想像できるかも」と内容を固めていきました。
投稿直前まで「これは面白いのだろうか?」という不安が拭い切れず尻込みしていましたが、
Kajikimaguro様からいただいた「UVだと思います」というコメントに最後の背中を押していただきました。あの言葉がなければお蔵入りも有り得たと思います。ありがとうございます。
そして初めて参加したコンテスト。結果は力及ばず2位となりましたが、初参加では大奮闘だったかもしれないとも感じています。良い経験になりました。
意欲作です。
待ちに待った公式コンテストが遂にやって来ました。リサイクルコンテスト2021、これは参加するしかない。
リサイクル元にいつもお世話になっている
Kajikimaguro様のネタを選択し、子供のネグレクトやカルト宗教など様々な要素を付け足して、インタビュー記録に自分の嫌なものを詰め込みました。頭の中でイマジナリー読者が「もうやめてあげてよ……!」と泣き叫び出したら大体上手くいってる合図です。
投稿されるまではそれはもう自信満々で「これはテレキルも狙えるのでは?」等とほくそ笑んでいたのですが、結果あまり伸びませんでした。リサコン投稿期間開始まで投稿を待っていた間に思い付きで投稿した「のりかえ」が大躍進したせいでもありますが、これはもう本当に予想外で、「何か投稿の手順を間違えてて読まれていないのでは」とまで疑い出して、Twitterで投稿を報告したツイートをRTしまくるなどしてくどい程に宣伝を繰り返していました。純粋に自分の実力不足ですね。まだまだ精進が必要だと感じられました。
なおこちらの記事は
Mistertako様主催の タコのコンテストにも参加しました。まさかまさかの単独優勝。「本当にこんなんで賞品まで貰っていいのだろうか?」と思いましたが、葦嶺は貰えるものは貰っておく精神の持ち主のため、いただいた優勝賞金3000円でずっと欲しかったamazarashiのベストアルバムを購入しました。ありがとうございました。
皆さんは帰宅したら、まず何をしますか?
手洗いうがい?それも確かに重要ですが。
僕は真っ先に、扉に鍵をかけます。家に入ってすぐ。
家に入った瞬間って、人が1番油断する状況だと思うんですよね。外の空間から、自分の住み慣れた空間へと移動したことへの安心感は大きいものですから。
でも、忘れないでくださいね。
鍵をかけてないのなら、あなた以外のものが自由に出入りできるのなら、そこはまだ、あなたの空間ではありません。
もし、家に入って一息ついている後ろから、ドアを開けてなにかが誰かが入って来たら?
「港口で船を破るな」とは誰の言葉だったでしょうか。
皆さまもどうか、戸締りにはお気をつけて。
という妄想から始まったのがこの作品です。最初はこのアイデアと、これまた普段から妄想している「走ってる自転車の後ろに誰かが乗っていたら?」を混ぜた純粋なホラーだったのですが、「展開にもう一工夫欲しい」と意見をいただいたためオチを追加し今の形になりました。自分でもお気に入りです。
雰囲気が依談のようである、というより途中までほぼ依談として書いていたのですが、最終的には「依談」タグは付けないことにしました。理由としては、作中に出て来る怪異は人に対して明確に敵対的なものであり、「ただそこにあるだけの怪異」という依談のイメージとはかけ離れている気がしたからです。
そしてこの「のりかえ」、
Tsukiyomizuku様主催の神速抜刀コンテスト参加作品であり、Tale部門優勝作品でもあります。文字数もTale部門の中で最少だったらしく、抜刀賞も受賞しました。本当に嬉しかったです。ストーリーを思い付いてから下書きを書き上げるのに30分弱。そこから1日待たずに改稿した作品を投稿まで漕ぎ着けたので、そこの速度も多分最速だったと思います。投稿の翌日には+50評価に到達し、こちらも自著の中で最速でしたね。
「短く、かつ面白い記事を書く」神速抜刀コンテスト。葦嶺はこのコンテストに参加しようとして、大苦戦を強いられました。短い下書きを作ってはボツにし、作ってはボツにし……。ズタボロになりながら終いには主催者の
Tsukiyomizuku様に勝手に逆上していた始末です。ごめんなさい。そうして「もうこのコンテストに参加するのは諦めよう」と思っていたところにこの話を書くことが出来、尚且つ優勝することが出来た為、感動もひとしおでした。
「のりかえ」の大成功から「もしや僕にはTaleを書く才能があるのでは?」とまたもや有頂天になった結果生まれた作品です。こちらも「のりかえ」同様、書き上げてから投稿まで1日かかりませんでした。
タイトル通り「ふた」の話です。途中物語が迷走してるように見えるかもですがそこもちゃんと「ふた」の話になってます。評価はあまり芳しくないですが、書いている中で自然と1本の筋が生まれて行った綺麗なお話だと思います。
あまいしる
着想は「エナジードリンク」と「水虎」です。
書いたのが大体1月中旬で、この頃は葦嶺のリアルがすごく忙しくなった時期でした。大学の期末レポートの期限とバイトのシフトで板挟みになり、何かしらエンジンを入れる口実を作るために毎日のようにMonsterやZONEを開栓するようになります。エナドリって飲んだ直後は良いのですが、数時間すると目と頭に鈍い痛みが走るようになり、ボーっとして考えも纏まらなくなったりしてめちゃくちゃしんどくなります。酷い時は1日2本も飲むのでその夜なんかはとても辛い。飲んだことを後悔してでも翌日にはまた飲んでる。怖いです。
「これはいつか文字にしてみたいな」と薄ぼんやり思っていたところに、もう一つ「水虎」というアイデアが降ってきました。水木しげる先生の「墓場の鬼太郎」に登場する妖怪で、冒頭甕の中に閉じ込められていた水虎を子供が「すごく甘い」と飲み干してしまうんですよね。結果子供の体を水虎が乗っ取ってしまうんですが、その場面がすごく印象的だったので取り入れさせていただきました。
そしてこの作品はこれまでやってなかった特殊なことを色々試してみた作品なので、それについても話させてください。
歪み文字
この作品のホラー描写の肝とも言える部分ですね。老婆その他児童達の悲鳴です。
「ひいいいいいいいいいいいい。」
最初はこれだけでした。それで
ponhiroさんに批評していただいた際に「S.D.ロックの提言の「入って出て入って出て入って 」みたくすれば不気味になるかもしれません」というアドバイスをいただき、早速見様見真似で取り入れてみました。
「ひいいいいいいぃぃいいい。」
おお凄い、悲鳴がうねってるように見えて確かに迫力が出てきた。そこで更に目敏く、同記事のフォントを模倣してみました。
「ひいいいいいいぃぃいいい。」
これはいい。すごく薄気味悪い。編集を反映した瞬間にグッと来て、このフォントを採用することにしました。
因みに葦嶺は基本記事の執筆をスマホのメモで行っています。wikidotを信用してはいけないなのでこの時もスマホのブラウザから記事を編集していたのですが、もう少しで完成というところでふと気になったのです。
「そういえばwikidotのフォントってスマホとPCじゃ表示違くならんかったっけ……?」
恐る恐るパソコンから下書きを確認してみました。
「ひいいいいいいぃぃいいい。」
[[size 180%]]ダッッッッッッサ!!!!!!
なにこれ最悪。スマホで見えてるのと全然違うじゃん。文字も全然波打ってるように見えないし。少なくともこんなフォントで怖がってくれる人いません。よく気付けた過去の自分。絶対にこのまま投稿してはいけない。
しかしながらどうすればスマホで見えている素敵なフォントをパソコンにも持って来れるのか。元々機械音痴の葦嶺には具体的な手立ても全く思い浮かばず徒に時間が過ぎました。
(いっそフォントを弄るのは止めるか?いやでも折角見つけたこのおどろおどろしい感じで波打つ文字を捨ててしまうのはあまりに勿体無い……。どうすれば……。)
こうして途方に暮れていた葦嶺に、その人はまるで彗星の如く手を差し伸べてくださりました。
そう、構文の神様
iti119大明神様です。
早速フォントの悩みを相談したところ、すぐさまパソコンにもスマホにも反映できるCSSモジュールをご用意していただき、無事フォントを活用することが出来る様になりました。今の「あまいしる」があるのは
iti119さんのお陰です。本当にありがとうございました。
隠し文字
歪み文字問題が解決するかしないかの段階で、下書きを
Kajikimaguro様に批評していただきました。その中で提案していただいたのが「隠し文字に挑戦してみてはどうか」ということでした。
隠し文字……!記事を書く中で一度はやってみたかった、高評価記事では度々用いられている要素です。と同時に、下手に手を出すとDVの要因となる諸刃の剣でもあります。
一先ず物語の主題となる怪異がどうやって生まれたかみたいな背景を盛り込んでみようとしてみたのですが、葦嶺は基本的に思い浮かんだ不気味な場面を繋ぎ合わせて話を作るのが好きで、ぶっちゃけた話怪奇のバックストーリーなどは深く考えたことがありませんでした。当然考えてないものを隠し文字に出来る訳もなく、この線では中々うまくいかず。
そもそもとして隠し文字とは、文章を直接表記せずに隠して書く理由というのもある程度必要になってくる要素であり、ただ意味深な文を合間に並べるだけだと物語としての雰囲気にはともかく、UVには繋がりにくい印象があります。
そこでふと、物語のオチである「語り手もあまいしるに汚染されていた」ことを示す悲鳴に注目しました。
この「語り手が手遅れオチ」をより補強する形で、語り手の「外の視点」から語り手がどう見えているかを仄めかすように隠し文字を散りばめていきました。
するとあら不思議、あまいしるを飲んだ影響の「上の空」により、周囲の言葉が語り手には聞こえていない=文字が隠されているという理由付けまで出来てしまっているのです。
「こだから」を書いている時にも起こったことですが、書いている内に設定同士が勝手に結び付き合っていきめちゃくちゃ緻密なバックストーリーが出来上がっていくような感覚がとても楽しかったですね。
こうして様々な要素を取り入れて「あまいしる」は出来上がりました。自著の中で初のテレキルを獲得した作品であり、この解説を書いている段階では+120を目前に控えております。また投稿時期に偶々複数の個人コンテストが同時期に開催されていたことに目を付け、出来る限り多くの個人コンテストに参加しようと要素をこじつけ見つけていき、
OwlCat様の風土コンテスト、
Enderman_desu様の臨界のコンテスト、
Tsukajun様の不気味のコンテスト、
EianSakashiba様の三原色のコンテスト、
iti119様の不明瞭のコンテスト、
Mitan様の呪いのコンテストの6つのコンテストに参加した結果、その全てで優勝を修めることができました。
Discussにも書きましたが、自分一人の力ではこの作品の完成には至らなかったと確信しています。批評をしていただき、親身に相談に乗っていただいたサイトメンバーの皆様には深く感謝しております。財団で活動する中での、葦嶺の勲章のようになった記事です。
私は神だ。
ID:
ashimine
自己紹介: 葦嶺 拙(あしみね はじめ)という名前です。はい、読みにくくてすみません。
SCP-040-JPをきっかけにSCP財団に足を踏み入れ、「なんだこれめちゃくちゃ面白い!」となってのめり込みました。「好きになったものは取り敢えず自分自身でもやってみたい」のスタンスから2021年8月18日にサイトメンバーとなり、初投稿のSCP-2137-JPが残って以降は1ヶ月に1、2本程度の間隔で執筆を続けています。
Twitterやってます。ツイート数はそんなに多くないですが、葦嶺は垢を4つ持ってるツイ廃なので起きている間はほぼTwitterに居ます。この垢ではSCP関連のことだけ呟いてます。
@ashimine_hajime
称号: 初代タココンチャンピオン、語部抜刀斎
好きなもの: 音楽(amazarashi、SUPER BEAVER、秋山黄色など)、読書(小説、漫画、同人誌)、FGO、炭酸飲料、美味しいご飯、暖かいお布団、僕の彼女
好きな記事: パッと思い付くものを。
SCP-040-JP「ねこですよろしくおねがいします」
自分のSCP財団の原点ですね。「意味が分からない怖さ」がどんどん深刻化していくのが好きです。最後までゾッとさせられました。
SCP-050-JP「かっぱれ」
雰囲気が物凄く好きです。下校時に流れていた「夕焼け小焼け」が実はオブジェクトを封じ込めていたというのも面白いと思います。
SCP-065-JP「きょうからぼくはそうり大じんAll We Need Is Dominator」
読後感最悪ですね。日記パートまでは肝心なところが巧妙に隠されてるのも上手いです。
SCP-183-JP「繁栄の街頭」
異常性がエグすぎる。途中の家系図も、淡々と描かれているのが寧ろ薄気味悪かったです。GoIフォーマットに触れたのもこの記事が初めてでした。
SCP-199-JP「もう1人の観客」
比較的最近読んだ記事です。不気味な画像+厳重な特別収容プロトコルという掴みが好きで、その後の実験記録も読んでいてホラー映画を観ているような感覚になりました。補遺が最悪です。
SCP-268-JP「終わらない英雄譚」
ニコニコ動画での紹介で泣きました。報われて欲しいと思います。
SCP-395-JP「止められない電話ボックス」
雰囲気が非常に好みな記事です。めちゃくちゃ面白いという訳ではないのにずっと頭に残り続けてる印象。
SCP-511-JP「けりよ」
これを読んで暫くSCP財団に触れるのがトラウマになりました。
SCP-751-JP「EVERYBODY FUCK YOU」
中指大好きなので大いに笑わせていただきました。
SCP-910-JP「シンボル」
最初期に読んでめちゃくちゃ好きになった記事です。単純な戦闘力として無敵だと思います。
SCP-1006-JP「カバーストーリー」
話がとても凝っていて好きです。
indonootoko様の記事は常に予想の一歩上を行く展開がある気がします。
SCP-1039-JP「もうやめてあげて」
生々しい話になって大変恐縮なのですが、自分も実は██とか████とか███が癖なのです……。なのでインタビューとメタタイには大いに共感できました。
SCP-1062-JP「絞福論」
最悪でした。映像記録も事例も補遺も、全てが。自分もこんな記事が書きたいと切実に思います。
SCP-1249-JP「人々」
一番最後の画像に形容することの出来ない気味悪さを感じました。無力化経緯が好きです。
SCP-1283-JP「踏切のむこう」
話が進むにつれて不穏になっていき、オチでどん底に突き落とされました。好きです。
SCP-1286-JP「そして笑った」
全身に鳥肌が立ちました。本当にすごい。このすごさを自分の語彙では表せないので未読の方は是非読んでください。
SCP-1302-JP「廻る。」
異常性のバーゲンセール。2030年になるのが非常に怖いです。
SCP-1374-JP「大団円」
最初に読んだ時は意味がよく分からなかったのですが、紹介動画で理解できて大好きになりました。人の不幸は蜜の味なんですよね。
SCP-1460-JP「紅べこ」
X JAPANの「紅」でヘドバンをする赤べこ、大変笑いました。研究員とのやり取りが全部好きです。
SCP-1585-JP「ゴバン」
話全体の完成度が非常に高いです。オチの詫び石好きです。
SCP-1604-JP「戦ったところで運命は変えられぬ」
要注意団体があんまりにも可哀想な話です。ラストの「石榴倶楽部(10名)」で呼吸困難になるほど笑いました。
SCP-1706-JP「叩けば直してあげられる」
日記が非常に好みでした。胸糞悪さの極みだと思います。
SCP-1740-JP「通行人B役 ウォルター・シッカート」
最初「ん?ん?ん???」となってからストーリーに引き込まれて行き、オチで呆然としました。凄い。
SCP-1745-JP「ケツジェット」
説明でめちゃくちゃ笑わされて、補遺2でとどめを刺されました。好きです。
SCP-1779-JP「この動画はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。」
途中途中笑いつつ、NGシーン集6でちょっとウルっと来てしまいました。
SCP-1787-JP「ただあなたの傍に咲く」
「もうお前いい加減黙れよ」と思いつつニヤニヤしながら読み進めました。
SCP-1917-JP「夜が明けるまで踊らせて、それがダメなら貫いて」
記事全体の雰囲気がとても好きです。切ない。
SCP-1982-JP「"素顔"見せます」
機動部隊の名前とDクラス職員の発言で大爆笑しました。自分はこの時高評価順に記事を読み進めており、これの下にSCP-511-JPがあって感情がジェットコースターになったのもいい思い出です。
SCP-2011-JP「あの[罵倒]自転車野郎█ねよ!」
実際に居たらめちゃくちゃムカつきそうですね。実験で博士が四苦八苦する様子も好きです。
SCP-2040-JP「ようこそ未来へ」
素晴らしい物語だと思いました。大好きです。
SCP-2167-JP「過ち」
分かりそうで分からない不気味さが漂っており好きです。もっと評価伸びて欲しい。
SCP-2200-JP「そり立つはでっかいクマさんの」
SCP財団の大問題児。お父さんの証言の言い回しが最高なんですよね。
SCP-2493-JP「破顔」
サイトメンバーになってから恐らく一番最初に読んだ記事です。SCP財団の洗礼。読み終えた日は眠るのがとても怖かったですね。
SCP-2520-JP「くぐつれ」
「知るべきでなかった」ものを知ってしまうことが稀にあるのですが、正にそれでした。記事の一文や記録が、お風呂や寝室で何度も何度もフラッシュバックする日々が続いて本当に大変だったのを覚えています。遠去かりたいです。
SCP-2956-JP「ヒト好きで芸術肌なお友達」
Dクラス職員とウェスターランドさんのやり取りが好きです。理解の及ばないものに必死に歩み寄ろうとしてるDクラス職員くん良いですね。
SCP-2973-JP「史上最強の能力を持つ者」
能力の用途に笑いました。でも実際あったら便利な能力ですね。
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