カッキテキなシード・プロトコル

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クレジット

タイトル: SCP-XXX-JP - カッキテキなシード・プロトコル
著者: ©ashimine
作成年: 2021

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPには現在、亀田博士の提言したシード・プロトコルが適用されています。

説明: SCP-XXX-JPは、外見が落花生(Arachis hypogaea)の実に酷似した実体です。SCP-XXX-JPは破壊耐性を有しており、人の摂食・消化によってのみ消費が可能です。人がSCP-XXX-JPを嚥下すると脳内の海馬が過剰に肥大化し、記憶形成が阻害されます。SCP-XXX-JPを5粒摂食した人間は海馬が破砕され、植物状態に陥ることが実験より明らかになっています。

1粒のSCP-XXX-JPが消費されずに1時間経過した場合、不明な原理で50粒に増大します。増大したSCP-XXX-JPも同様の異常性を有しており、千葉県の廃屋から大量に溢れ出した状態のSCP-XXX-JPが財団エージェントに発見された時点で、その数は█████████粒でした。これは現在日本支部が雇用しているDクラス職員の総数の5倍を超過しています。SCP-XXX-JPを放置した場合、2年以内に地球全土がSCP-XXX-JPで埋め尽くされ、人類が居住不可能となるNK-クラス世界終焉シナリオへ繋がると計算されています。SCP-XXX-JPの有する一連の異常性から、SCP-871との関連が研究されています。

Dクラス職員を用いた実験から、SCP-XXX-JP1粒の海馬肥大化作用はアルコールの海馬萎縮作用によって中和が可能であると判明し、SCP-XXX-JP担当の亀田博士によってシード・プロトコルが提言されました。これはSCP-XXX-JPをスナック菓子に混入させて販売し、「酒のつまみ」として流通させることで民間人による迅速かつ積極的な消費を狙ったものです。プロトコル実施以降、SCP-XXX-JPは年間約2,000,000粒が消費され続けており、個数増大の抑制に成功しています。なおアルコール摂取量の相対的不足から一部の民間人がSCP-XXX-JP摂取前後の記憶を部分的に忘却する、頭痛を発現する等の現象が報告されていますが、ごく軽度のものであり「飲み過ぎが原因」として自然処理されています。

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  批評コメント批評コメント

  
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  solvex 30 Nov 2021 23:36

  シード・プロトコル自体に違和感があり、また異常性もそれに従っているため全体としても不自然になっていると思います。
  まず最初の時点で例えば大量のDクラス職員に記憶障害が起こったとしても食べさせ続ければそれで対処可能なのではないでしょうか。871が脅威なのはたとえ完璧に食べきったとしても復活する点であり、このオブジェクトは研究用に2粒ぐらい残してあとは完食というのも可能だとは思います。
  またシード・プロトコルありきのために「アルコールで緩和可能」「成人男性のみの影響」と少々分かりやすすぎる露骨な異常性が目立ちます。こういう場合は先が読めないように遠回しな関連性でつなげるといった工夫が必要だと思います。

  ashimine 01 Dec 2021 00:19

  批評していただきありがとうございます。
  オチのために強引にし過ぎたと思います。
  もう少し工夫してみます。

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