終わりと初まりの旅
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昔々…
機械で作られた神が生まれるよりも
あなたたち人間が生まれるよりも
そして"恐怖"達が生まれるよりも
もっともっと昔の、そして遠いところのお話…
ほんとにほんとにはじめの生命がその星には住んでいた
誰に作られたわけでもない、けれどもあなたたちの言う"機械"でできた生命たちが
異常の無い世界で幸せに生きていた
けれども…
私たちはもうこの先生きて行けない
電気と潤滑油が命を支える私たちにとって空気も水も何もいらないけれど
はるか昔に石油を使い果たした私たちにとって最後の生命線だった太陽が今その生涯を終えようとしている
これから先暗闇に包まれる地上で電気を作ることはもう叶わない
私と、10億の生命がそれを使い切ってしまうより
たった1人の誰かにそれを託して、この星を旅立ち
いつか、ほんとにいつか
彼を見つけてくれた誰かが、私たちに吉報を届けてくれるその日を
私たちは待つことにした
その1人に、私の息子は決まった
もうじき世界は暗闇に包まれるだろう
今、目の前で愛する息子が旅立って行く
私たちは愛を込めて彼に言う
さよなら、そして
いってらっしゃい ハービンジャー
- portal:7609240 (11 Feb 2023 09:40)
表現したいことに比べて描写が足りていません。ぶつ切りに状況が連ねられているため、唐突感が否めません。
まず折り畳み前の記述から、この文章は10億人の社会をある意味1人の人格として、その主観で書いたものだと思います。なのでその後の「私たちはどこかお酒の匂いのする場所で目が覚めた」で10億人がその場にいる状況が思い浮かびます。実際起きてることはそうなのでしょうが、それをすぐに分かる人はいないでしょう。「私たち」で表せられる人数は辺りを見渡して視認出来る程度だと思います。もし10億人をひとまとめにした何らかの個体があるなら、その記述は必要です。
次は今までのことを話したくなったところですが、すでにその内容を話しているなら、省略してもそこまで問題はないのです。しかし折り畳み前の描写はあくまで社会の最後らへんのことであり、今までのことを読者に想像させるには足りていません。ここでしっかり書くか、折り畳み前で社会のことについてちゃんと書くかは必要でしょう。
最後に全体の話ですが、社会側の口調は心の声(〇〇だろう、みたいなところから)で酩酊街側は思い切り話しかけているため、会話として成り立っていないと思います。心の声とは別に、何かしっかりとした会話は必要だと思います。
全体として良さげな雰囲気はあるのですが、その雰囲気のみに描写が留まっているため、裏付けとしてキチンとした描写は必要でしょう。
ありがとうございます
話が骨組みしかなくて内容が薄すぎる点、頑張って書き足してみます