SCP-280-JP-J 膨張する夏課題異常
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アイテム番号: SCP-280-JP-J
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-280-JP-Jの発生タイミングは完全にランダムなため現時点において確実な収容方法は確立されていません。しかし発生場所が財団サイトのみに限られているため新たな特別収容プロトコルの確立は不要です。SCP-280-JP-Jの出現を確認した職員はレベル3職員に報告し、計画性を持ってSCP-280-JP-Jに取り組み、9月1日までにレベル3職員に提出してください。
説明: SCP-280-JP-Jはレベル2職員の机にランダムに出現する1枚のA4プリントと█×101冊のテキスト、方眼紙、作文用紙です。
SCP-280-JP-Jは1970年8月にエージェント██のもとに出現して以来、毎年8月1日付近に複数のレベル2職員の元に出現しています。
実体そのものは異常性のない紙で構成されており破壊可能ですが、破壊後即座にSCP-280-JP-Jが再生成されるため、破壊行為は意味を為しません。実体群の内容は出現ごとに異なりますが学校から支給される課題と似通った内容です。またA4プリントには毎回同一の内容1が記載されています。
SCP-280-JP-Jが9月1日までに提出されなかった場合、SCP-280-JP-Jの対処にあたっていた職員はこれまでの勤務態度等にかかわらず左遷されます。反ミーム対抗剤等をレベル3職員に使用していた際もこの処置は実行されます。
海に遊びに行く
- portal:7609240 (11 Feb 2023 09:40)
初めてのSCP制作です。至らぬところあると思いますが、批評していただけると幸いです。
クレジット
「SCP-280-JP-J」 は"
dr_toraya"作「SCP-280-JP」に基づきます。
http://scp-jp.wikidot.com/scp-280-jp
"Kater"という表記に違和感を覚えたのですが、恐らく"Keter"ですかね……。
あっ·····ほんとだ·····
ありがとうございます
修正します
次々とページを飛ぶギミックと内容が面白かったです!
ありがとうございます!
そこがこのSCPの要なので楽しんでいただけてよかったです。
初版?の「膨大な量」のほうが好みでしたが、まぁそこは個人の好みなので口出しはしません。
指数表記をするのであれば、「10↑10↑5」のような表記のほうがスッキリすると思います
(祖父母とあった後、脚注として『「10の105乗」を意味するタワー表記』のように書く必要があるかも知れませんが。べきのべき乗がwiki構文的にできないので、タワー表記しか抜け道がないようです……)
SCP-3380の脚注7などではLaTeXを使って多重指数を表記していますね。LaTeXの書きかたはネットにたくさん転がっているのでWikiシンタックスなども参考にすればどうにかなると思います。
上記でそれぞれ $10^{10^5}$、$a^{b^{c^{πe}}}$ とできるようですね
(^ で上付きになることはわかってたけど、2文字以上がわかってなかった)
LaTeX使えるんですね!!ありがとうございます。使ってみます。
ありがとうございます!
数字表記にするか、複数→膨大な量→収容不可能な量にするかは僕もなかなか悩みどころなんですよね·····
読み物として、あと異常物品としても面白いので、現実的な(「全宇宙の原子の個数、より多い課題」でなければ)範囲であればDVも来ないと思います。
(もしくは、非現実的な量を納得させるアノマリーが脚注に書かれているなど)
まぁ祖父母に合った時点で、提出できない事は確定しているような気もしますが
量のとこは色々いじってみます!
夏休みの宿題は出来ないように仕組まれてるのですよ
付与予定タグですが、複数のオブジェクトクラスタグを付与することは禁じられているので、どれか一つを選ぶか、esoteric-classタグを使用する必要がありそうです。
そうなんですね!ありがとうございます。一つに絞ります。
こんばんは。読んだ者です。
非常に秀逸で、サイトツールを駆使して面白さを引き出していて、よかったです。
ただ、個人的には、タイトルではじめから、「夏休みの課題」と読者にわからせるんじゃなくて、
タイトルも「夏休みの課題」であることを隠したほうがいいかもしれない、と思いました。
例としては、SCP-O5評議会-Jとかですかね。
私がこれを踏まえてタイトルを考えてみると、「膨張する教育的課題」にするとか。
(あくまで一意見です。振り回されないでください。)
執筆頑張ってください!
ありがとうございます!
たしかにタイトルでは伏せておくのも1つ手法かもしれませんね·····。その辺も色々と試してみます!
面白くありませんでした。理由は大きく分けて2つあります。
1. 財団の世界設定との食い合わせが悪い
SCP財団の基本設定として広く共有されているのは、確保・収容・保護を理念に掲げる秘密組織という点です。その理念を達成する過程で彼らは時に異常存在や要注意団体と戦い、また異常存在を捉えて研究し、あるものに対しては無力化、あるものに対しては有効利用、あるものに対してはより安全かつ恒久的な収容手段の確立のために研究を行っているわけです。これはジョーク記事においても通用する観点かと思います(いくらジョークであったとしても、これらの要素を破棄するならばSCP財団でその創作を行う意義を別途示す必要に駆られ、結果として創作の難度が上昇するでしょう)。
この点で、夏課題というのは財団の世界設定と共存しえないように思います。夏の課題があるのは基本的に小・中・高の学校教育においてであり、専門学校などの実情は存じ上げませんが、少なくとも大学には存在しません。社会人に至っては長期的な夏季休業が存在しません。既に秘密組織に従事するようになった財団職員が何故高校以前の夏の課題なるものに追われているのか、そこにシナジーがありません。第一印象として強い困惑があります。もし提出を求められるものが収容計画書の提出や経費の申請書類であったならば、まだ呑み込めたかもしれません。
加えて、本家で言う廃棄物投入プロトコルで選択するものが「海に遊びに行く」「祖父母の家に遊びに行く」(一応、「祖父母に家に」という誤植があったのでお知らせしておきます)といった、小中学生の夏休みの日常のような内容になっているのも困惑が勝りました。財団職員も人間ですから四六時中真面目に勤務しているはずはないでしょうが、児童生徒の夏休みを思わせる内容とは受け入れがたいギャップがあり、端的に言えば寒い印象を受けました。
2. 演出や展開がSCP-280-JPを完全になぞっている
確かにSCP-444-JP-JやSCP-040-JP-Jのようにオリジナルオブジェクトの流れを踏襲したジョーク作品は存在しますが、それらは元ネタの流れから上手く派生して評価に繋げた印象があります。元の文書の血痕を油に置換したり、ねこがそっぽを向いた図を提示して読者を惹きつけたりといった工夫がなされているものかと思います。その点で、本作はページ更新に伴って数字が増えて課題に追われるだけであり、徐々に拡大していくことを数字の増大と画像の変化で示すSCP-280-JPの演出を超えられておらず、先に挙げたジョーク記事2本のように派生した+αの要素を欠いているように感じました。
ただこれについては1.の影響も大いにあるとは思います。もし課題ギャグが十分に面白いものであったならば、多少演出の磨きが弱くともギャグで押し通せたと思います。もしSCP-280-JPでギャグをするならまず1.の観点をしっかりと潰し、そして2.に関して本家に見劣りしない演出をすべきだと感じました。そして本家に見劣りする演出しかできず、面白さに支障をきたしてしまうならば、このフォーマットに拘らず勝負しにいかないのも手の一つです。
夏休みの課題は義務教育で誰もが通った道であるため、日本国民のほぼ全員から見てあるある中のあるあるです。シンプルに課題が増えるだけでは、特に面白みは無いことでしょう。
そうでなく、先に挙げた費用の請求や収容や研究のプロポーザルの提出であれば、財団世界感ともマッチしますし、それを経験していない読者も居るものと思われます。せっかく異常存在に塗れた財団世界を舞台に使うのであれば、ENやJPの有名オブジェクトの研究計画書の提出を義務付けるみたいなことをすると財団世界でやる意義が生まれるように思います。摩訶不思議なオブジェクトとの相互作用で面白い組み合わせも生じるでしょう。どちらかというとTale寄りの内容になってしまうかもしれませんが、読者の知らない世界、見たことのない化学反応をもたらすことができるのではないでしょうか。
とはいえ、タスクが積み重なって逼迫するだけであればオチは夏休みの宿題と同じで簡単に見透かされてしまうので、そのあたりは工夫する必要があると思います。個人的にこの手の作品はウケを取るのが難しい気もしますが、SCP-280-JPのジョークという形に拘泥せず必要ならば別のフォーマットも試してみて、書けそうな形を目指すのが良いかと思います。
遅くなってすみません
丁寧にありがとうございます
1でおっしゃられているように相性はあまり良く無いですよね…
もともとk大が終わらない苦悩をどうにか形にしようと思っていたので、課題ではない報告書等にするか、280-JPのジョークにこだわらずに、アイデア不足と構文力不足で演出が劣ってしまっている点と合わせて改善していこうと思います。