AK全国無差別放送

このページの批評は終了しました。

クレジット

タイトル: SCP-XXXX-JP - AK全国無差別放送
著者: Assistant Gija
作成年: 2022

財団環境向上委員会より通達

現在、財団は世界的に突如として発生した貧困、飢餓、戦争への対策に多額の金銭的支援をおこなっているため、一時的に大規模な節約が実施されます。その影響によりSCiPNETでは、電気使用量の抑制のために通常とは一部仕様が異なっています。

— FDIC責任者、シェルドン・カッツカツ

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

統一言語: 日本語　(副言語: イヌ語)

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8101の隔離施設の中庭に移送され、周囲には自動機銃と警備員の生物がそれぞれ配備されます。SCP-XXXX-JPの内部に駐屯する生物は、セキュリティクリアランスレベル4/XXXXの生物にのみ限定されます。実験は無期限に凍結中です。

プロトコルの実行にはO5評議会と日本支部理事会の双方の許可が必要です。

説明: SCP-XXXX-JPは財団サイト-8101に移送された電波塔です。普段は外部からラジオ放送の電波を受信していて、周囲は電界強度が非常に強いにも関わらず特異性とは関係ありません。内部は基本的な設備が用意されていますが、それらは何故か本来の機能とは別の効果を発揮します。電気機器類の構造に異常は確認できませんでした。

SCP-XXXX-JPから送信されたメッセージは"地球上の生物すべて"が受信します。SCP-XXXX-JP内が発信源となる情報はすべての生物のニューロンを傍受して、送信された内容を微弱な電気信号に変換して、脳内に発生します。それらは、文章、画像、音声に対応していて、非常に汎用性の高い送信装置です。

原理は不明ですがその特異性は極めて有用なため、AK-クラスシナリオ¹を代表する非常事態に対処可能なプロトコルがいくつも制定されました。

提案されたプロトコルの内容は一貫して、以下の内容のいずれかの要素を含みます。

• SCP-XXXX-JPにレベルA記憶処理の可能な画像、音声、文章を送信して大規模な記憶処理を行う。

• SCP-XXXX-JPにミームを利用した短期学習手順を実行して、一般生物に一時的な協力を求める。

• 一般生物の多くが意識を有していない、またはクローンの場合は、学習装置²を利用して文明の再建を行う。

以上の要素を含んだプロトコルは実験も兼ねて実施され、現在は当初より厳重な警備が敷かれることになりました。今までに計3回、プロトコルは発動しました。

補遺XXXX-JP-3: 20██/██/██、SCiPNETからSCP-XXXX-JPの第1、2回目のプロトコル実行記録がすべて削除されていたことが発覚しました。原因は不明ですが、復元された記録からプロトコル実行の日時が現在発生している異常な生物口増加現象(SCP-████と指定)³の発生時期と一致することから、関連性があるとして調査されています。

わん、わんわん、わんわんわん、わんわわん、わんわおーん、わわわわんわんわんわん、くぅん。わんわんわん、わんわおーん、わんわん。わん、わんんわわん、わんわふ。わおーん、くぅわん、わんわんわん、わんわわん、わわんわわんわんわんわんんわん。わんわんわん、わん、わんわん、んわんわわわん、わわわわん、わんわおーん、わわわわんわんわんわん、くぉーん。わんわおーん、わわわわんわんわんわん、くぅん。わんわんわん、わんわおーん、わんわん。わん、わんんわわん、わんわふ。わおーん、くぅわん、わんわんわん、わんわわん、わふ。わんわん、わんわんわん、わわんわん。くぅん、わん。わんわんわんわおーん。んわんわわわん、わわわわん、わんわおーん、わわわわんわんわんわん、くぅん。わんわんわん、おはよう。わんわおーん、わんわん。わん、わんんわわん、わんわふ。わおーん、くぅわん、わんわんわん、わんわわん、わわんわわんわんわんわんんわん。わんわんわん。わんわんわん、わん、わんわん、んわんわわわん、わわわわん、わんわおーん、わわわわんわんわんわん、くぉーん。わんわおーん、わわわわんわんわんわん、くぅん。わんわんわん、わんわおーん、わんわん。わん、わんんわわん、わんわふ。わおーん、わん。わおーん、わんわんわん。

— ██博士 (原文通りの写し)

Footnotes

1. 主観的な現実の再構築による世界終焉のシナリオです。

2. 意志や自我のない生物に思考能力を付与する効果があります。

3. この影響により発生した貧困、飢餓、戦争への対策に財団は多額の金銭的支援をおこなっています。

---

• • _
  批評コメント批評コメント

  
  コメント投稿フォームへ

  Assistant Gija 13 Jun 2022 14:49

  ご批判お願いします。

  + スポイラー

  このオブジェクトはすべての生物の頭に直接メッセージを送る電波塔です。この機能を利用して財団は大規模な記憶処理や意識を消す情報生命体への対抗策として利用しようとしてました。

  しかし、異常性が一般に広がるため、ヴェールが捲られる可能性を考慮して必要最低限の実験しか行いませんでした。そのため、影響範囲も分からず不確定要素が多いため保険として放置されていましたが、人類の意識がなくなるような少女が現れたので、しょうがなく記憶処理と学習装置を使用したら生物すべてが意志を持つようになりました。

  財団は必死に収束させようとしますが、規模が大きすぎるのと、意識の損失にオブジェクトを利用することは自分たちにも影響するため無理でした。不可逆的です。その結果、今後のオブジェクトの運用も考慮して生物たちは同じく知的な生命体であるとオブジェクトを利用しカバーストーリーを流布しました。

  これにより、報告書が作成された状況ができましたが、急激な需要の増加で世界は混沌としており、財団はそれを収束させようと頑張っています。

  決して財団を無能としたい訳ではありませんが、実験は限られていたため、このような事態を招いたifだと捉えて貰えたら幸いです。

  本記事は視覚的に面白そうなまずしいざいだんハブを使用させて頂きました。そのため、見た目で飽きないよう文書を書いたので違和感があるかもしれません。

  全体を見てスポイラー程ではなくともなんとなく学習装置あたりがこの世界を作ったと察せれるかどうか教えていただけると幸いです。また、文章がおかしければご指摘いただけると嬉しいです。

  もし本文書の評価をいただけるのであれば、どこが良かった/悪かったかをお教えいただけると後の勉強となるのでお願いします。

  最後の編集 16 Jul 2022 03:41 by Assistant Gija さらに表示

  批評コメントTopへ

  - hide block

ERROR

The Assistant Gija's portal does not exist.

エラー:	Assistant Gijaのportalページが存在しません。利用ガイドを参照し、portalページを作成してください。

利用ガイド

1. portal:7607414 (20 Aug 2021 09:56)