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クレジット
タイトル: (直接)自殺対策推奨店
著者: ©︎Assistant Gija
作成年: 2022
http://scp-jp-sandbox3.wikidot.com/draft:7607419-07fd

SCP-XXXX-JP
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその性質から、完全な収容が困難です。街中に設置された監視カメラまたは社会不適合者への訪問を行なって、イベント開始までにSCP-XXXX-JPを発見するよう努めてください。
説明: SCP-XXXX-JPは、1990年代に普及した折りたたみ式の携帯電話です。構造は一般的に普及している携帯電話と同様のもので、異常な点は確認されませんでした。現在までに165台が収容下に置かれています。
SCP-XXXX-JPは日本国内において、自殺の準備をする人物(以下、持ち主と呼称する)の元に出現します。出現と同時にSCP-XXXX-JPからは、持ち主が出るまでの間、非通知設定の着信コールが鳴り響きます。持ち主が電話を無視しその場から離れた場合は、速やかにイベントは終了しSCP-XXXX-JPは消えますが、電話に出た場合は『天草自殺推奨店』の従業員を名乗る人物(以下、SCP-XXXX-JP-1と呼称する)が説得を始めます。SCP-XXXX-JP-1は始めに中性的な声で、「自殺をしたら大勢の人に迷惑がかかる」という自殺に対する否定を行います。この際、持ち主が逃避行動を行い通話を切っても、しばらくは自殺が行えない状態に陥ります。それは異常性ではなく、持ち主が現実を見直すからだと考えられてます。SCP-XXXX-JP-1の発言に対し電話を切らなかった持ち主は、以降に「なぜ自殺というこんなにも迷惑なことをするのか?」と問われ、答えられない持ち主に対して「迷惑のかからない死にかたを提供しましょう」とSCP-XXXX-JP-1は本題を持ちかけます。
SCP-XXXX-JP-1は持ち主に対し、「もしあなたが他殺、それも他人を庇って死亡したらどうなるか?」という主旨の言葉を投げかけます。これに対し思慮を行わない持ち主は、一貫して「理想的な死にかた」だと答えます。その理由は、見かけ上、子どもの頃から思い描く"憧れ"と同じ状況であるからであり、異常性が関与していない可能性を指摘されています。問いに答えた持ち主に対しSCP-XXXX-JP-1は、「それを私たちが提供しましょう。お代はいりません、あくまでも私たち組織の活動は支援ですので」、と『天草自殺推奨店』と呼称する団体の理念と目的に関する発言を行います。このことから、非営利組織で同じ理念を持つ人々の集まりだと推察されますが、異常といえる秘匿性を有しており、詳細は未だに不明です。SCP-XXXX-JP-1が本題を持ちかけるまで電話を切らなかった持ち主は、後述するイベントに肯定的になります。また、SCP-XXXX-JP-1はこれ以降イベント当日まで連絡を行わず、持ち主はSCP-XXXX-JPを所持し続けます。
当該イベントは、持ち主がSCP-XXXX-JPを所持し続けてから3〜4ヶ月後に実行されます。イベント当日、SCP-XXXX-JPからの着信音に持ち主は答えると、SCP-XXXX-JP-1からイベントの概要を知らされます。内容のシチュエーションは不定期に変わりますが、一貫して第3者(以下、SCP-XXXX-JP-2と呼称する)によって危機に陥った子供または女性を救出したのち死亡するというものです。例えば、「刃物を持った男が暴れる」、「ビルの建造中に落下事故が起こる」、「車に跳ねられそうな子供がいる」といった状況が確認されています。イベントの実行は主に昼過ぎが選ばれ、それまでに多くの持ち主は意気揚々と指定場所へ向かいます。イベント発生までに携帯電話が持ち主から離れるまたはイベント内容が他人に漏れると、イベントは即座に中止されそれ以降異常性は確認されなくなりますが、何事もなく指定場所に到着するとイベントが実行されます。
補遺1: 以下は今までに確認されたイベントの時刻、概略、結果の抜粋例です。
補遺2: 2021年4月19日、SCP-XXXX-JPがD-58412の収容室内に出現しました。その際、監査室付近に居合わせた担当職員がD-58412に「なぜこんなことをするのか?」を質問させたところ、以下の返答が返ってきました。
私たちは支援をおこなっているだけですよ。そこの彼ではなく、彼に恩を仇で返された両親、彼の糧となった生物、彼のために犠牲になった人々のために活動しています。全てから逃げた彼には、せめて最期ぐらいは役に立ってもらわないと割に合いませんよ。‥‥‥…まぁ、無理強いはしませんがね。
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ジャンル
アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7607414 (20 Aug 2021 09:56)
この記事はわかばコンテストエントリー作品です。
ファイルページ: 携帯電話
ソース: https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:NTT_DoCoMo_FOMA_P706imu_open.jpg#mw-jump-to-license
ライセンス: CC BY-SA 3.0
タイトル: P706iμ
著作権者: Mytho88
公開年: 2008年10月29日
補足:
Wikipedia「携帯電話」より引用
ご批評お願いします。
クリニカルではないので、所有者、または対象が適切だと思います。
定義がない単語なので定義を記事中に書いておいた方がよいと思います。
持ち主が応答、だと思います。
クリニカルではない文章です。
>これは異常性ではなく、対象の心理状態が変化することが原因です。
また、発言に関しては直接記載するとクリニカルさが薄れるため、間接的に記載することをお勧めします。例えば、『「迷惑のかからない死にかたを提供しましょう」とSCP-XXXX-JP-1は本題を持ちかけます。』は
「迷惑のかからない自殺方法を提供しようとします」に書き換えられます。
持ち主が答えると、だと思います。
熟語なので、第三者です。
外部に露呈すると、だと思います。
貧しい生活。
点は基本的に三点リーダーです。また、偶数個置くのが一般的です。
全体的にクリニカルトーンが徹底できておらず、文章の甘さが見られます。現状だと文章でvoteが悪くなるギリギリのラインだと思うので、他の記事を読み込んでクリニカルトーンを学ぶことをお勧めします。
異常性については、あまり面白くないと感じました。自殺する、という異常性がかなり使い古されており、まずその点であまり新規性がありません。加えて、謎の団体が実は事件を起こしていた張本人であったという展開もかなり使い古されています。使い古されている要素をそのままお出しされたような印象なのであまり面白く感じませんでした。
また、スポイラーでもご自身で書かれていますが、記事で書いた内容について、シッカリ設定を詰めていないというのは読者にも伝わります。敢えてぼやかしたわけではない部分は読者にもしこりが残り、その点について回答がないため不満が残ります。むしろそういった部分こそ、記事の完成度を高めるために必要なので団体については十分に掘り下げる必要があるでしょう。
ご批評ありがとうございます。
クリニカルトーンについて調べてみましたが、どうやら見逃してたらしく、初めての知識なのでとても勉強になりました。また、ご指摘頂いた点を参考に設定の練り直しと修正を行なってみます。