私達は諦めた

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP
我らは望まれた
オブジェクトクラス: Keter　Archon
望まれた存在だった。
特別収容プロトコル: XXXX-JPは破壊が困難なXXXX-JP-αを除いてSCiP登録しないでください。実験に使用したXXXX-JP-αは収容が困難でない限りSCiP登録してください。
研究目的でのXXXX-JP-βとの接触は低脅威度のアノマリーのみ許可されます。また、研究以外でのXXXX-JP-βへの接触は禁止されます。XXXX-JP-αに変化したアノマリーは研究に使用したのち終了してください。

+ 旧 特別収容プロトコル

SCP-XXXX-JPの出現ポイントは予測が困難なため、財団の監視網及び、フィールドエージェントの報告¹を主とする情報収集を行ってください。
SCP-XXXX-JPの発生を確認した場合、近くの財団サイトから機動部隊を派遣し状況の説明、被害の拡大の抑制を行ってください。出現したXXXX-JPの収容が長期化及び困難と判断された場合は、機動部隊ほい-4("優柔不断")を派遣して事態の収集を行います。
この世界のため役に立つために
XXXX-JPの収容方法は現地の収容スペシャリストと稲垣博士の指導のもと行ってください。確保されたXXXX-JPは基本的に近くの財団サイトに収容されます。

説明: SCP-XXXX-JPは定期的に発生、消失を繰り返すミーム的特性を併用した外次元的な時空間異常です。発生した際、空間内から未確認な異常アノマリー(XXXX-JPと呼称)が出現します。その時SCP-XXXX-JPは発生するXXXX-JPによって大きさが変化し最大で███████mものSCP-XXXX-JPが発生しました。SCP-XXXX-JPは内部に不安定な空間の存在が確認されていますが、知的生命体がSCP-XXXX-JPを中心として半径20m内に近づくとXXXX-JPの出現を問わず小型の竜巻を残して消失するため、現在SCP-XXXX-JP内部の詳しい調査は難航しています。SCP-XXXX-JPは世界各地で発生しており、発生地点を予測するのは非常に困難です。
だというのに何故拒む
財団により発見されたXXXX-JP(XXXX-JP-αと呼称)の異常性はランダムであり予測は困難ですが、現実改変能力を持つものが多く、確認されたXXXX-JP-αの約2/5はカント計数機で高いヒューム値を示します。また、それとは関係なく脅威度の高いアノマリーがほとんどです。XXXX-JP-αは発見の際対処が困難なものが多く、調査に使用する際は、時間経過または、本来の性質で低脅威度アノマリーだと確証が得れるまで干渉は禁止されます。
XXXX-JP-αはその特異性から発見当時は大規模な被害を及ぼしました。下記は発見当時から１ヶ月間のXXXX-JP-αの概要であり、詳細については別添資料を参照してください。

XXXX-JP-αの異常性	概要
再生能力の高い肉塊	対象が██mまで肥大化したため火炎放射器を用いて封じ込めを行う。ダメージより回復速度が高いため爆破により終了された。何故だ
光より早いバイク	職員が乗車したと同時に瞬間速度2km/sで走り出した。そこから指数関数的に速度が上がり█████山に衝突した。その際████km/sを記録しアノマリーごと山の1/4が吹き飛んだ。何故我らを認めない
ミーム的特性を持ったプラスチック製眼鏡	アノマリーを拾った児童2によって感染が拡大し、███県が眼鏡の町となった。財団に確認された時には保護者に捨てられており回収はされていない。お前たちの理想を
落石注意な台風	██████に水蒸気が石くずに変換された台風が出現。雨の代わりに3cm程の石が降り注ぎ███人が被害にあった。発生から１週間後自然消滅。何故認めない
歩く爆弾	秒速2mで歩く知性を示す行動をとる時限爆弾。1日に１度爆発し、完全な物理耐性を有している。俺も
現実改変能力を持つ人型実体	財団に対し敵対的な態度を示したため、終了された。ワタシも
切れ味のすごい日本刀	完全な物理耐性を持つアノマリーを切断できることが判明。SCP-████の破壊実験が承認されたが、移送の際謎の爆発が起き運搬車と共に破壊された。お前たちが作り出した
破壊光線	地中に向けて破壊力を持つ可視光線を放射する証明ライト。██████時間後に内核に到達すると予想され、███kmまで掘り進んだところで財団により破壊された。この化け物は
現実改変能力を持つ人型実体	前回発見されたものとは別個体。自身を存在しないO5-██の孫と主張し、財団のアノマリーに対する膨大な知識を披露した。即時終了しました。お前たちが望んだんだろう
異常性を打ち消す石	███県に出現し、ミーム的特性を持ったプラスチック製眼鏡の影響を打ち消した。その後財団に回収されたが、他のSCPに触れさせた際に爆発とともに効果を示さなくなった。サイト-███で収容違反が発生。なのに何故
█████	強力なミーム的特性を有する文章。現在記録は紛失しているため詳細は不明。…….

XXXX-JP-αは脅威度の高いアノマリーが殆どであるのに対し、発見当初まで被害者が確認されていないことから調査を行ったところ、財団に発見される以前は全個体共通して非実体で半透明な状態(XXXX-JP-βと呼称)であることが一般に設備された監視カメラより判明しました。また、XXXX-JP-β状態でも異常性を披露しますがその時点では一般人への被害、異常性に対する違和感及び興味を示す行動及び、無生物への影響は確認されませんでした。XXXX-JP-βと接触した人物に聞き取り調査を行いましたが、そのほとんどは「記憶にない」「当時は違和感を覚えなかった」と主張しています。このことからXXXX-JP-βは財団関係者以外の人物を対象とした反ミーム能力を有していると推測されています。
いや
XXXX-JP-β状態は財団関係者との接触をトリガーとしてXXXX-JP-αへと変化することが確認されました。そのためSCP-XXXX-JPの発生には、財団に対し敵意を持つ異常な存在が関与していると予想され、引き続き調査が実行されます。
また、XXXX-JP-βは２日から２週間ほどで消滅することが確認されています。そのため、XXXX-JPの危険性を考慮し研究用途以外でXXXX-JP-βに接触することは禁止されます。
違う
補遺: 200█/██/██:これまでSCiP登録されていたXXXX-JP-αのうち脅威度の高いアノマリーは破壊、終了されたのち統一してDecommissionedクラスに再分類されました。また、大幅に特別収容プロトコルが変更されました。
要らなかったのだな
20██/06/██: 近年、SCP-XXXX-JPの発生率は年々増加していますが、とりわけ日本での発生率が高く1年で
1300体ものXXXX-JPが確認されました。
このセカイのために我々は犠牲になろうと立ち上がったのに
20██/09/██:SCP-XXXX-JP内部から、異常な電磁波が発生していることが観測されました。調査の結果、人間の脳波と酷似していることが判明しました。詳細については''実験記録XXXX-JP-011''を参照してください。
お前たちは我々を認めないのか
20██/07/██:今まで右肩上がりだったSCP-XXXX-JPの発生率が下がり始めました。それに伴い、基底世界の現実強度が脆弱となっていることが観測されました。詳細については''実験記録XXXX-JP-067''を参照してください。特別収容プロトコルの変更が申請され、即日承認されました。
なら
+ XXXX-JP-α 日付別記録一覧　
もういい

Footnotes

1. 当時は東南アジアで財団の監視網が確立していません。

2. エージェント██の息子。家族は財団の存在を知りません。

3.私達は諦めた

SCP-XXXX-JPにより少なくとも異常が世界の根幹と何らかの関係性を持つことがわかった。異常が消えるとき世界も終わるとか、、知りたくなかったな、、そんなこと、、、・・・──稲垣博士

せいぜい我らを生み出し殺しセカイ共々苦しめてろ。

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  批評コメント批評コメント

  
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  Assistant Gija 09 Oct 2021 06:13

  批評お願いします。
  時間ををかけて執筆したので誤字脱字はないとは思いますが、新人なため知識不足な点があると思います。
  そのため、文章が変とか何でもいいので指摘してくれるとありがたいです。よろしくお願いします。
  (白文字で隠した文章もあるのでそちらも見てもらえると助かります。)

  H0H0 09 Oct 2021 15:25

  以下は文法的な問題点、言葉遣い、改行に関する言及です。以下の指摘を参照して文を書き直す前に、読んでおく必要のあるエッセイがあります。それはSCPの報告書が満たすべき特徴を記したエッセイです。こちらを参考にしてください。SCP記事の文体とは

  SCP-XXXX-JPは定期的に発生、消失を繰り返すミーム的特性を併用した外次元的な時空間異常です。

  併用は「(何か二つのものを指して)両方を用いる」意なのでここで使われていることに違和感があります。

  代案: 併用した → 有した

  発生した際、空間内から未確認な異常アノマリー(XXXX-JPと呼称)が出現します。

  XXXX-JPを純粋に文字列としてみたとき、SCP-XXXX-JPに同様の文字列が存在しています。これはXXXX-JPがSCP-XXXX-JPと書こうとして"SCP-"が抜けたものか、純粋に未確認な異常アノマリーを指しているのかが一目で判別できません。何かを命名するときはその名前が他の名称の文字列の一部と一致するべきではありません。

  代案: XXXX-JP → 対象

  また、アノマリーとはある理論などでは説明のつかない、異常なものの意を持つため、異常アノマリーは二重表現です。

  代案: 異常アノマリー → 異常

  その時SCP-XXXX-JPは発生するXXXX-JPによって大きさが変化し最大で███████mものSCP-XXXX-JPが発生しました。

  主述がねじれています。主語は"SCP-XXXX-JPは"ですが、述語は"発生しました"となっており、述語がXXXX-JP実例について述べています。

  確認されたXXXX-JP-αの約2/5はカント計数機で高いヒューム値を示します。

  割合に言及するときは百分率を用いることが多いです。

  代案: 約40%

  また、それとは関係なく脅威度の高いアノマリーがほとんどです。

  主語が欠けています。伝わりはしますが、クリニカル的ではありません。

  XXXX-JP-αは発見の際対処が困難なものが多く、調査に使用する際は、時間経過または、本来の性質で低脅威度アノマリーだと確証が得れるまで干渉は禁止されます。

  この内容はオブジェクトの対処について言及しているため、収容プロトコルに記載されるべきだと思います。

  本来の性質で低脅威度アノマリーだと確証が得れるまで干渉は禁止されます。
  XXXX-JP-αはその特異性から発見当時は大規模な被害を及ぼしました。下記は発見当時から１ヶ月間のXXXX-JP-αの概要であり、詳細については別添資料を参照してください。

  同パラグラフ中で改行を用いないでください。これは純粋に読みやすさを損ないます。

  下記は発見当時から１ヶ月間のXXXX-JP-αの概要であり、詳細については別添資料を参照してください。

  １が全角です。

  ダメージより回復速度が高いため爆破により終了された。

  代案: ダメージ → 与える損傷

  その際████km/sを記録しアノマリーごと山の1/4が吹き飛んだ。

  吹き飛ぶは主観的な表現です。

  代案: 消失

  秒速2mで歩く知性を示す行動をとる時限爆弾。

  "秒速2mで歩く"と"知性を示す行動をとる"の接続がうまく行っていません。

  代案: 移動能力と知性を持つ時限爆弾。

  1日に１度爆発し、完全な物理耐性を有している。

  1が全角です。

  SCP-████の破壊実験が承認されたが、移送の際謎の爆発が起き運搬車と共に破壊された。

  謎の、は主観的な表現です。

  地中に向けて破壊力を持つ可視光線を放射する証明ライト。

  おそらく照明の誤字です。ただ、照明ライトは二重表現なのでライトを削ると良いと思います。

  一般に設備された監視カメラより判明しました。

  設備する、は取り付ける行為自体を指すことが多く違和感があります。

  代案: 配備

  また、XXXX-JP-β状態でも異常性を披露しますがその時点では一般人への被害、異常性に対する違和感及び興味を示す行動及び、無生物への影響は確認されませんでした。

  披露は主観的な表現です。

  代案: 発現

  また、XXXX-JP-βは２日から２週間ほどで消滅することが確認されています。

  2が全角です。

  近年、SCP-XXXX-JPの発生率は年々増加していますが、とりわけ日本での発生率が高く1年で

  1300体ものXXXX-JPが確認されました。
  "とりわけ"は比較的口語的です。ここでの"もの"は強調の意であり、クリニカルではありません。削った方が良いと思います。

  代案: とりわけ → 特筆すべきことに

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  このまま投稿されたらDVすると思います。

  初読時の感想

  日本語的なミス、クリニカルではない表現、パラグラフ中の改行が散見され読みにくかったです。

  やりたいことは多分伝わりました。おそらく、上位存在がこの報告書を書いた世界に継続的に異常を送り続けるが、受け入れられなかったため上位存在はその世界を見放した、のような感じだと思っています。ただ、これはSCP-7308-1、SCP-1374-JPに代表される既存の作品群に比べて明確な強みが欠けているなと感じました。

  最終的に読み終わって、よく分からなかったなと思っています。

  この記事の問題点について

  この記事には読者に対してこの感情を想起させようといった意図を感じません。

  このSCPの報告書を通じて読者にどんな影響を与えようと考えていましたか？現状の記事は事実が記載されているのみで、この記事は読み物としての工夫があまりありません。¹そのため、最後まで読んでも私は感情を想起されず、よく分からなかった感想が残りました。ここがこの記事の最大の問題点です。改稿する際、今後何かを書くときはこれを意識してみてください。

  オチが面白くないです。

  SCP-XXXX-JPにより少なくとも異常が世界の根幹と何らかの関係性を持つことがわかった。異常が消えるとき世界も終わるとか、、知りたくなかったな、、そんなこと、、、・・・──稲垣博士

  読者は直前まで稲垣博士という人物について一切知らされていません。稲垣博士が一体どういう信条を持っており、どんな背景を持っており、どんなキャラクターであるか、それは作中に一切書かれていません。そのような人間が「知りたくなかったな」とぼやいていても、読んでいて感情が動きませんでした。

  Footnotes

  1. 具体的に読み物としての工夫とは、と言われると非常に難しいです。読み物としての工夫が成功するときは、読者が何らかの影響を受けます。例えば、読んだら悲しくなる本があります。読んだらそれについて考えさせられる社会問題に言及したニュースがあります。こういった文章は読み物としての工夫が凝らされています。読み物としての工夫の具体例を挙げることが難しいのは、読み物に何か工夫をするときは前提として読者にどういった感情を想起させたいかを決定してから行うためです。

  Assistant Gija 10 Oct 2021 03:42

  批評ありがとうございます。
  自分でもハッキリしないな、文が変だなと感じていたので助かります。もっと文章の書き方や指摘された点を勉強し直してみます。

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