カイロ殺人事件

それはSCP-078-JPの移送作業中に起きた。
耐熱防護服を1mmの肌を露出させること無く着ているのはAgt.高梨だ。彼は一時的な収容室、とは言っても仮設真空収容室に異常性の定期確認のため入っていった。もちろん酸素ボンベも欠かせない。宇宙服のようだと言ったら伝わるだろうか。そんな格好をしていた。確か午後10時ごろに仮設収容室に入っていった。もちろん、直ぐに終わる任務で長居したら現在2596℃の熱で何も残らないだろう。しかし彼は5分、10分、15分と経過しても戻って来なかった。Agt.田畑が確認しに行った。「さすがに長すぎる」と。そうすると直ぐに田畑は転げ出てきた。中にはカイロ以外何も無かったらしい。

イベント「密室懐炉殺人事件」が発生した
Agt.田畑が容疑者リストに加わった


「と、言うわけなんでよね!まったく…どこに行っちゃったんでしょうね?」
と、あまりにも楽観的過ぎる答えにたどり着いたのはAgt.猫宮だった。
「おいおい、君はこれをマジックショーかなんかだと思っているのかい?」
「だって消えたんですよ!て、いうかなんで戸神さんとペアを組まないといけないんですか?!」
「知るか」
そう、一昨日のこと、Agt.高梨がSCP-078-JPの仮設収容室に入った後、消えたという事件が起きた。財団は何らかの方法で防護服を外させカイロの熱で焼死させたと考えているらしい。そこで、何故か俺とAgt.猫宮に白羽の矢が立ったらしい。
「で、この後どうするんですか。」
若干怒り気味なのは第一印象を最悪な物にした俺が原因だろうか。
「とりあえず現場に行ってみるか。事件は会議室じゃなく現場で起きてるからな。」
「は?何ですかそれ?」
難しい。本当に女の子は難しい。この事件が解決しても女の子の気持ちは解き明かせないだろう。←ここ笑うとこ

Agt.猫宮が仲間になった


さて、現場となったのはサイト81-██だ。ここは076-JPの移動の中継地点として使用された。
「事件が起きたのはこの真空室だ。入り口はここだけ。中は真空状態にするため穴は無い。完全な密室というわけだ。」
「戸神さんはこう考えているんですか?密室殺人事件だと。」
「まぁ、そう考えるのが妥当だろ。」
うーむ。この答え方で気を損ねないで欲しいが…。
「相変わらず冷たいですね。」
どっちがだよ!!!!!!と叫びたくなったが、ここは自分の信頼獲得と元の原因は自分にあることから叫ぼうとした自分を抑えた。クールな男はモテないらしいな。やれやれ、ジェネレーションギャップというものは恐ろしいな。
「猫宮君、最近はどんな男が…」
モテるのかな?と、振り返るとそこに猫宮は居なかった。辺りを見回すと自販機の前に立つ猫宮がいた。
「おーい。何してるのー?」
伸ばし棒を付けることで少しはガチガチとした印象が改善されるだろうか。
「あ、飲み物持ってくるの忘れたあげく、財布まで忘れちゃって。」
………どう返せばいいんだ?
「あの…非常に申し訳ないですが奢ってくれませんか?ほら、百数円ですし。」
「ぜんぜんいいよ。万事おーけーだ。」
ピッキィィィィンと空気が凍り付いた音がした。078-JPのせいではないだろう。
「うっ、うん。あ、お茶でいいですよ。私は。」
「あ、ああ分かった。お茶でいいんだな。」
このギャグで失った物は両手で抱えきれないだろう。そして何より猫宮との関係が「最悪」から「気まずい」にランクアップかダウンかよく分からないステージに移行した。「中途半端な言葉遣いは関係を変える」と手帳にメモを取った。

猫宮との関係が中途半端になった


「そんなことはどうでも良い!現場視察だ!」
「は、はーい」
うぅむやはり関係の修復というのは難しいな。
「さて、ここが現場となった真空収容室だ。中は完全な密室。まぁ真空にするなら当然だ。扉は分厚い2層構造。そうすることで真空を保てる。たしかISSもこういう構造だったな。そりゃあ空気が少しでも入れば中のカイロは一瞬で熱々だ。」
「で、被害者の証拠品は残っているんですか?」
「全部蒸発したよ。」

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