夢を見る戦艦

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アイテム番号:SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス:Keter

特別収容プロトコル:財団監視衛星は常時SCP-XXX-JPを監視し座標と画像を30秒ごとに送信させます。座標は全ての船舶、航空機の管理に関係する施設に共有され、船舶、航空機がSCP-XXX-JPから半径350kmに侵入しないように指示します。財団機動部隊 を-5(仮想敵国)はSCP-XXX-JPから半径300kmの円周上に6隻の特殊改修護衛艦「いが」を航行させSCP-XXX-JPに接近したあらゆる船舶及び航空機にカバーストーリー「軍事秘密」を勧告します。その際SCP-XXX-JPの半径200kmに入ったと思われる船舶、航空機(以下、被害機)が確認できた場合6隻がシャンク/アナスタサコス恒常時間溝を12時間作動させ、被害機は撃沈、墜落したものと見なされます。

説明:SCP-XXX-JPは1945年に建造された全長301.2m、全幅56mの大日本帝国海軍の戦艦です。製造時の名称は「習志野」とされていました。SCP-XXX-JPは以下の装備があります。
・512mm三連装砲3基1
・210mm単装砲6基2
・600mm超電磁砲1基3
・肆肆式高射砲4基4
・九六式二十五粍機銃6挺5
・九三式短魚雷10基6
・九二式妨害探信1基7
・九三式探信1基8
・九八式絶対現実性装甲9
これらの装備はその殆どが再現不可能です。またこの艦内には生体反応が確認されておらず、現在操縦者の捜索が進められています。補遺4を確認してください。またその動きは基本的に太平洋を円形に巡航していますが、極希に付近の沿岸に接近する場合があり、その際は緊急プロトコルが発令されます。

SCP-XXX-JPは今までに5回の戦闘がありましたが弾薬が尽きた事がなく、異常性により弾薬を製造していると考えられています。またその戦闘の際、対艦ミサイル2発が被弾した事が確認されましたが、その異常性で修復されています。
その5回の戦闘の際、合計で9隻の空母、21隻の戦艦、159隻の駆逐艦、10隻の哨戒機、586機の戦闘機の撃墜、撃沈が確認されています。

補遺1 特殊改修護衛艦「いが」

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まや型護衛艦一番艦「まや」

財団が海上自衛隊と協力し2019年から運用を開始した対SCP-XXX-JPの特殊改修護衛艦です。現在表向きには2隻運用されている護衛艦まや型を改修しています。現在まで護衛艦まや型は29隻製造されています。以下は「いが」の装備です。
・62口径5インチ砲×1
・高性能20ミリ機関砲×2
・シャンク/アナスタサコス恒常時間溝装置×1
・一九式特殊防護システム10
・アスロック装置11
・SPY-1レーダー12
・SPQ-9Bレーダー13
・水上艦用ソーナー
・反ミーム装置一式
「いが」は24時間体制でSCP-XXX-JPの監視を任務としていますが、SCP-XXX-JPからの攻撃を受けることもあり、一年に3隻ほどが大破、沈没します。そのため「いが」は6隻の常用監視艦と9隻の予備艦があります。現在まで「いが」は27番艦までが製造されており、その内12隻がSCP-XXX-JPの攻撃により航行不能または沈没しています。

補遺2戦闘記録SCP-XXX-JP-A
以下はSCP-XXX-JPの初発見時の戦闘記録映像です。この記録は太平洋を航行していたアメリカ空母キティーホークが2009年2月3日に空母打撃群と共に遭遇した際に撮影されました。
この時の空母打撃群の構成はキティーホーク一隻、アーレイバーク四隻です。

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駆逐艦アーレイバーク 2008年の画像

映像開始

00:01 カメラがSCP-XXX-JPを捉える。

01:25 キティーホーク空母打撃群が戦闘体型に入る。

02:08 SCP-XXX-JPが512mm三連装砲三基の斉射を行う。

02:35 アーレイバーク級駆逐艦2隻にそれぞれ2発が着弾、轟沈する。

02:59 キティーホークからF-15戦闘機が8機飛び立つ。

03:02 アーレイバーク級駆逐艦から対艦ミサイルが発射される。

03:04 SCP-XXX-JPから再度512mm三連装砲の斉射が行われる。

03:06 SCP-XXX-JPから600mm超電磁砲が発射、キティーホークの艦橋構造物に着弾する。レーダー機能が完全停止する。

03:15 F-15戦闘機一機が高射砲により撃墜される。

03:32 通信系統が一斉シャットダウンする。艦艇の通信、戦闘機との通信、ミサイル誘導システム、救難信号の伝達が運用不能となる。

03:34 アーレイバーク級駆逐艦一隻に一発の512mm砲弾が着弾する。大規模火災が発生する。

03:56 対艦ミサイルが海上に着弾する。SCP-XXX-JPにダメージは見られない。

04:00 F15戦闘機に対して高射砲による迎撃行動が始まる。

04:09 F15戦闘機から合計5発の対艦ミサイルが発射される。しかしSCP-XXX-JPに着弾した様子は見られない。

04:12 F15戦闘機3機が高射砲により撃墜される。

04:24 アーレイバーク級駆逐艦から4発の対艦ミサイルが発射される。

04:36 大規模火災が発生しているアーレイバーク級駆逐艦に魚雷が着弾したものと思われ、轟沈。

04:53 F15戦闘機から対艦ミサイルが合計6発が発射される。当たった様子は見られない。

05:02 SCP-XXX-JPから600mm超電磁砲が発射される。アーレイバーク級駆逐艦下部に直撃、沈没する。

05:12 キティーホークが旋回行動をとる。

05:23 F15戦闘機二基が撃墜される。

05:29 対艦ミサイルが海上に着弾する。

05:35 SCP-XXX-JPから600mm超電磁砲が発射され、キティーホーク前方に着弾、船体前方が大破する。

05:36 SCP-XXX-JPから512mm三連装砲三基の斉射が行われる。

05:59 SCP-XXX-JPから600mm超電磁砲による砲撃が空母滑走路上のF15に直撃、爆発する。これにより滑走路の35%ほどが破壊される。

06:03 512mm砲弾8発が海上に着弾、1発が艦橋構造物に着弾、大破する。

06:31 600mm超電磁砲が発射され、前部に直撃、大破する。これにより船体が後方に傾く。

07:05 F15戦闘機を目視で確認する。

07:16 F15戦闘機が肆肆式高射砲により右翼のみに16発被弾、撃墜され残骸がキティーホークに落下、爆発する。

07:12 SCP-XXX-JPが512mm三連装砲三基による斉射を行う。

07:54 キティーホーク後部に3発の512mm砲弾が直撃。航行能力を喪失。

08:06 総員退避命令がだされる。同時に600mm超電磁砲が船体下部に着弾する。

08:51 緊急脱出ボートが下ろされ、カメラを持っている人物もこれに乗る。

09:36 およそ60名が残っていると推測されるキティーホークに210mm単装砲が連続して14発被弾する。

10:12 キティーホークの側面にSCP-XXX-JPが衝突する。

10:25 SCP-XXX-JPがキティーホークに乗り上げ、キティーホークは船体が2つに割れる。

10:28 ボートに高さ9mほどの波が到達し、ボートが転覆する。

10:56 キティーホークが完全に沈没する。

11:08 SCP-XXX-JPが旋回行動をとり、攻撃活動を終了する。

USS_Kitty_Hawk_CV-63.jpg

キティーホークに偽造された艦艇

これによりキティーホーク及びアーレイバーク級駆逐艦四隻が沈没しました。アメリカは予備艦隊の艦隊番号を塗り替えることでこの事実を隠蔽しました。これによりアメリカ軍はSCP-XXX-JPの調査、撃沈が最優先事項にする宗が全世界の海軍に伝達されたことが海軍に潜入していた世界中のエージェントにより伝達されました。この時SCP-XXX-JPの特徴が「昔、本で見た大和を3倍くらいに大きくしたような姿だった。」と遭遇した隊員が表現しました。この証言は映像の公開により裏付けられ、旧日本海軍の遺物ではないかという意見がO5会議により出されたため、日本支部管轄のSCPとなりました。

補遺3緊急プロトコルの発動
2015/05/06にハワイ沿岸100kmに接近したため、緊急プロトコル「習志野撃退作戦」が発令されました。この作戦は、アメリカ海軍、カナダ海軍、オーストラリア海軍、海上自衛隊、ロシア海軍が参加しました。以下は作戦後の報告書です。

緊急プロトコル「習志野撃退作戦」

参加国(艦艇行動数順)
アメリカ
カナダ
日本
オーストラリア
ロシア

作戦期間
現地時間 2015/5/6
21:00-03:08

作戦参加艦艇数内訳

空母 駆逐艦/護衛艦 潜水艦
アメリカ 3隻 25隻 5隻
カナダ 1隻 20隻 0隻
日本 0隻 10隻 10隻
オーストラリア 1隻 15隻 1隻
ロシア 1隻 10隻 3隻
合計 6隻 80隻 19隻

作戦結果
SCP-XXX-JPをハワイ沖150kmまで押し戻すことに成功。しかし人工衛星による航空写真に写っていた戦闘の様子が撮影、拡散されたため、アンニュイ・プロトコルを施行。これにより一般人に事実が広まることはないと思われる。
SCP-XXX-JPに損傷は見られず、活動は継続できる状態にある。

被害艦艇数
空母 

5隻轟沈
アメリカ艦艇2隻
カナダ艦艇1隻
オーストラリア艦艇1隻
ロシア艦艇1隻

1隻航行不能
アメリカ艦艇1隻

駆逐艦/護衛艦

76隻轟沈
アメリカ艦艇23隻
カナダ艦艇20隻
日本艦艇8隻
オーストラリア艦艇15隻
ロシア艦艇10隻

3隻航行不能
アメリカ艦艇1隻
日本艦艇2隻

1隻大破
アメリカ艦艇1隻

潜水艦

12隻沈没
アメリカ5隻
日本5隻
オーストラリア1隻
ロシア1隻

7隻中破
日本5隻
ロシア2隻

作戦終了報告
SCP-XXX-JPの撃退は成功したものの、SCP-XXX-JPは未だ航行可能である。しかし、SCP-XXX-JPの攻撃方法を知ることに成功。今後の戦闘に活かす。またこの戦闘により戦死した1857名には心から冥福を祈る。

補遺4 SCP-XXX-JPの調査
財団はSCP-XXX-JPの製造、設計に携わった人物を捜索していた所、2020/06/18に広島県呉市でSCP-XXX-JPの設計士の一人である神野 実を発見することに成功し、現地に赴いてインタビューを行いました。カバーストーリーは実氏に親戚関係や地域関係が確認されなかったことや非常に生活水準が低いことから不要と判断されました。そのため実氏には戦艦のメカニズムを知るという目的のみを伝えた上でインタビューを行いました。

インタビュー記録SCP-XXX-JP
対象 神野 実氏[以下、実氏]
インタビュアー 六道主任研究員[以下、六道]


実氏:で、何が聞きたい?

六道:全てです。もう時間がありません。

実氏:なるほど。かなり焦っているんだな。

六道:はい。ではまず兵器についてお願いします。

実氏:そうか。まず注意すべきはあの600mm超電磁砲だろう。

六道:待ってください。600mmと言いましたか?しかもレールガンとは?

実氏:あぁ。間違いなく600mm×3120mm貫通弾を馬鹿げた速さで発射する超電磁砲だ。しかもあれは対地、対艦、対空全てに対応できる。お前たちはあれと戦ったか?

六道:はい。そのレールガンで百何隻の艦が沈みました。600mmなら納得です。一撃で3隻も轟沈させる砲ですからね。

実氏:それに512mm三連装砲もあるだろう。あれですら世界最大口径なんだからな。現代の戦艦を沈めるには一撃で十分だろ。それに肆肆式高射砲もかなり広い射程範囲を誇る。日本の鉄をかき集めて完成させたんだ。強くなきゃ困る。

六道:あと、あのフェーズドアレイレーダーはどうやって作ったんですか。当時そのような技術はないはずです。さらにあの魚雷は迎撃できないように撹乱させるとはどんな技術なんですか。

実氏:あぁ。それは知らない。

六道:知らない?それはなんでですか?あなたが設計したのなら知らないことはないんじゃないですか。

実氏:確かに設計したのは俺だが、あの戦艦は生きている。っていう表現が一番合っているだろうな。

六道:詳しく説明して貰えませんか?

実氏:俺達が設計、制作したのは主砲と超電磁砲、艦艇本体くらいだ。それ以外は全部あの戦艦がいつのまにか手に入れていた。こんな馬鹿げた話を信じるかは置いておいて、試験をすればするほど副砲が増え、機関銃が置かれ、装甲は厚くなっていった。

六道:[長い沈黙]あの、なぜそのような事が起きたのでしょうか。

実氏:お前は俺の言うことを信じるか?

六道:はい。我々は貴方の発言ほど重要視しているものはありません。

実氏:そうか。今じゃとても考えられないだろうが、あれは、人柱を使った。

六道:神に命を捧げる儀式ですか?その儀式があの戦艦の異常と結びつくとは思いませんが。

実氏:儀式じゃない。実際にだ。神に捧げてんじゃない。戦艦の一部として人を使ったんだ。まぁ、この時代にいるのは神じゃなくて天皇かもな。

六道:[沈黙]

実氏:続けるぞ。ただ、一部っていうのもあれだな。装甲の中に、砲塔の支柱に、艦艇本体に、あらゆる場所に人が埋められている。そうすることで鉄の節約になるからな。なんせ特攻するくらいだ。人の命の重さなんて紙一枚に過ぎないんだろう。あの時は俺もどうにかしてた。

六道:つまり、あの戦艦には何百人もの命が宿っていると。

実氏:ああ。そして何よりあいつが…森がその原因だろうな。

六道:森とは一体どんな人物ですか?

実氏:あいつは凄かった。自分の思い通りの事が起きるんだ。戦闘機乗りだったが弾薬は尽きないし、視認できないし、必ず弾があたるしでエースパイロットとして政府からも表彰されてたな。そして政府はこいつを超能力者じゃないかと言い始めた。なんせどっかの同盟国はオカルトめいたことに惹かれて南極に基地を作ったからな。14

六道:[沈黙]

実氏:そして森に海上幕僚長が直々にこう聞いたらしい。「お前、魂を日本に捧げる気はないか?」と。ヘッドハンティングってやつだ。そして戦艦にこいつの意識を入れることにしたらしい。そうすることで人がいなくてもずっと動く。さらに燃料や弾薬、ダメージも回復できるだろう。実質無敵ってことだ。

六道:[沈黙]その計画はどうなりましたか。

実氏:成功した。人の意識が戦艦に乗り移った。完全に不沈艦となってしまった。乗り移ったとは言っても半分だけだ。戦艦は巨大砲を撃ち、ダメージは与えられず、戦うほど機能が増える完全なる化け物だ。しかも駆動力も核融合式になっている。せめてもの弱点はそこだろう。

六道:[動揺する]…質問ですが、森氏の性格というのはどういったものなんですか?

実氏:悪いやつではないんだが負けず嫌いだ。そしてその能力から少し強欲で、積極的に戦いに赴くやつだ。

六道:森氏は何処に…埋められたのですか?

実氏:意識は半分だけ入ってたが、もう片方の意識は人間の匣に入った儘だ。埋められてなんかいない。今も生きているさ。

六道:なるほど。そういえば森氏はどうやって戦艦に意識を入れたのですか?

実氏:あいつは思い通りになる能力があると言っただろう。恐らくだがその能力で戦艦と同化するように願ったのではないのか?なんせなんでも有りだからな。

六道:なるほど…ご協力ありがとうございました。

実氏:そうだ。あの艦艇の名前を教えてなかったな。

六道:あの…いや、戦艦の名前ですか。聞かせて貰います。

実氏:習志野級戦艦一番艦、習志野だ。覚えておくんだな。

このインタビューの後、日本支部理事による会合が開かれ、SCP-XXX-JPの異常性は現実改変による物だと考えられました。現在、実氏をSCP-XXX-JP-Xとして身元調査が進められています。その中で、実氏の兄である、神野 森氏が日中戦争時に陸上部隊として戦死していたことが分かりました。
現在、SCP-XXX-JP-Xを殺害する計画が提案されています。しかし、SCP-XXX-JP-Xを殺害してもSCP-XXX-JPの行動が停止する可能性は低く、最悪の場合さらに危険性が増す可能性もあるため、対応が検討されています。


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