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SCP-XXXX-JP発生時、紹介される事故の一例1。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの性質上完全に収容することが不可能であるため当プロトコルは、発生後に起こり得る過去改変の発生を防止することにに重点を置きます。
財団の保有するWebクローラーを用いてインターネット上の書き込み等から発生地域、およびSCP-XXXX-JPを視聴した人物の特定を行い、インタビューを行った後に記憶処理を施してください。この際、録画・撮影映像などSCP-XXXX-JPの記録が残っていた場合回収ししてください。また回収された当記録が、SCP-XXXX-JPの発生から3日間経過していない場合、5 10名以上 可能な限り多くのDクラス職員に視聴させてください。
上記Dクラス職員に、SCP-XXXX-JPの発生から3日後にあたる日付の就寝時、小型の無線機を装着させ、その後の状況により適切な指示を出してください。
財団の所有する各施設でSCP-XXXX-JPの発生が確認された場合も同様に対処に加え、Dクラス職員1名に撮影、または筆記によるSCP-XXXX-JPの映像の内容を記録を行わせてください。
発生時に記録された映像、および文書は、「SCP-XXXX-JP発生記録一覧」としてデータ保管室に保存してください。
説明: SCP-XXXX-JPは、テレビをはじめとした映像を表示する画面を持つ情報機器(以降媒体)に発生する一連の現象です。
SCP-XXXX-JPは1~2週間に一度の間隔で発生し、その際に発生する媒体の種類・地域・時間帯は、それぞれ発生する度に変化します。
SCP-XXXX-JPの発生から終了までの主な流れは、以下の通りです。
- 稼働状態にある媒体の画面に、スノーノイズ2が数秒続く。
- 報道番組等のスタジオに類似した空間を映した映像に切り替わり、オープニングと思われる音楽が流れる。
- 音楽が流れ終わると同時に女性の声で、司会が始まり、過去に起きた事件・事故の被害者に対し、周囲の人物が様々な行為を仕掛ける様子、およびその結末を実況形式で取り進めて行く。この時、被害者は周囲の人物を認識していないような素振りを見せる。
- 上記映像の終了後、先ほどとは別件の過去に発生した事件・事故の1件を、当時の被害者へのインタビュー、事象の一部始終、その事象に対する小言の順番で紹介をしていく。
- 上記の過程を終えると、終了の宣言と共に1.と同様な現象が数秒続き、変化前の画面に戻る。
特筆すべき点として、紹介される過去に発生した事件・事故多くのは、ダーウィン賞3に受賞、あるいはノミネートしている事例で占められていることが確認されています。
以下は、SCP-XXXX-JPの発生時、媒体に映し出された映像の一例です。
映像記録XXXX-JP - 日付20██/11/4
<記録開始>
女性の声: みなさんこんにちは。今回も始まりました。本編に行く前に今回のターゲットについて、軽くおさらいしていきましょう。
[女性の顔が写し出される]
女性の声: こちらの女性は、2015年自身の大好物であるフルーツゼリーを、自宅の家庭用ビニールプールを用いて作成しようとした結果、誤って飛び込んでしまい溺死してしまいました。さて、彼女の悲惨な結果を変えることが出来るのか?さっそく見て行きましょう。
[庭先に家庭用ビニールプールを設置した一軒家が映し出される]
女性の声: さぁ、さっそく登場しました、彼女が今回のターゲットです。
[紙袋を抱えた女性が、ビニールプールに近づく]
女性の声: おっと、先に動き出したのは革命チームです。いったい何をするのでしょうか?
[数体の人形実態が紙袋の中から果物を取り出し物陰に隠す]
女性の声: おぉっと!これは作ることを防ぐことによって、死亡を回避させるつもりだ!さぁ、それに対して保守チームはどう動くのか……なんということでしょう。どこにも見当たりません!このままでは革命チームの勝利となってしまいます。
[女性が紙袋を地面に置いた瞬間に1体の人型実体が、自身の持っていた紙袋と交換する]
女性の声: 遅れて保守チームも動き出した!これでは革命チームの行動が水の泡ではありませんか!
[中略]
女性の声: お互いに一歩も譲らない攻防の末、ゼリー作りも終了間近となってきました!彼女はまだ生きています。これは革命チームの勝利となるか?
[数体の人型実体が果物の皮を女性の足元に散布する]
女性の声: 保守チームなす術なくなったのか?彼女は気にしないまま箒を取りに行こうとしています!
[女性がビニールプールに倒れ込み動かなくなる]
女性の声: なんと倒れ込んだ!?そして気絶です!これにて決着!保守チームの勝利となります!しかし、何故倒れ込んでしまったのでしょうか?リプレイをみていきましょう。
[女性が倒れ込む場面が映される]
女性の声: リンゴやミカンなどの皮が散乱していますね。おっと、あれはなんでしょう?
[女性の足元が映し出される]
女性の声: これは……バナナの皮です!他の果物の皮で、見事にカモフラージュされていますね。まさかこんな呆気ない結果で終わることは、誰が想像したでしょうか!?しかしながら見事な隠し方でしたね。後に話を聞いた所、仕掛けた本人は猟師で動物を捕らえるための罠を設置していた経験があったそうです。
[画面がスタジオに切り替わる]
女性の声: 保守チームの勝利で終了になりました。最後まで気を抜けない、手に汗を握る熱戦でしたね。ここで一旦、CMに入ります。
[約90秒間、未知の企業によるCMが数社分流れる]
女性の声: それでは次回のターゲットについて見ていきましょう。
[画面に男性の顔が表示される]
女性の声: 1996年、驚くべき理由により死亡したこの男性。その死の理由とは、いったいどのようなものなのでしょうか。真相に迫る前に、我々が独自に入手した彼の生前インタビューを見ていきましょう。
[映像が切り替わる]
女性の声: すいません。少し伺ってもよろしいでしょうか?
男性: 一体なんだ?
女性の声: 実は今、男性の皆さんにアンケートをとっているもので。
男性: なるほど、何に応えればいいかな?
女性の声: ありがとうございます。それでは早速。世間の女性は男らしい男性に惹かれるものだと聞いていますが、貴方はどのようにお考えでしょうか?
男性: そりゃぁ、惹かれるだろうな。俺だってそのために男らしさを磨いているんだ。
女性の声: なるほど。ありがとうございます。ではもう1つだけ、貴方にとって男らしさとはどのようなものですか?
男性: 死を恐れない度胸を持つこと、それが男らしさだと思っている。
女性の声: ご協力ありがとうございました。
[映像が一時停止する]
女性の声: この男性は事故に遭う直前まで、一人の青年と自身の男らしさについて口論をしていました。この結末はどうなってしまうのでしょうか?それでは、事故の一部始終を見ていきましょう。
[映像が切り替わる]
青年: うるせえ!そこまで言うならお前が男らしいって今、ここで証明して見せろ!
男性: あぁ!やってやるよ![男性がチェーンソーを手に取り電源を入れる]
青年: 落ち着けよ!俺が悪かった!
男性: 男ならこれぐらいやってみろってんだ!
[男性がチェーンソーを自身の首に押し当て、そのまま切断する。男性の周辺に血液が飛び散る]
[画面がスタジオに切り替わる]
女性の声: なんという事でしょう!この男性は、自分の男らしさを見せるために自らの首を切り落としたではありませんか!「死を恐れない度胸」 を示すための勇気ある行動でしたね。彼を生かすも殺すもあなた次第、皆様のご参加をお待ちしております。今回の放送はこれにて終了です。それではまた次回お会いしましょう。
<記録終了>
SCP-XXXX-JPによって映し出される映像を視聴した人物のうち「面白い・愉快」などのポジティブな感想、あるいは「悲しい・不愉快」などのネガティブな感想を抱いた人物(以降、対象)は、視聴日から3日後の就寝時にその場から消失し、3~6時間後に再出現します。映し出された映像を撮影した記録を視聴し、上記の感想を得た場合は、他の対象が消失・再出現するタイミングと同期します。
補遺1: 20██/3/24、SCP-XXXX-JPの発生が確認された周辺地域の聞き込み調査の結果、SCP-XXXX-JPの様子を録画した人物を発見しました。記憶処理の後に映像を回収しD-6354に視聴させた後、小型のカメラ・無線機・発信器を装着させ、橋中博士の指示のもと消失後の対象の行方の調査を行いました。以下は当時の音声記録です。
補遺2: 20██/5/14に発生したSCP-XXXX-JPで写し出された████氏が、20██/5/14時点で生存していることが発覚しました。以下は、████氏に対するインタビュー記録です。
補遺3: 20██/██/██、にサイト-81██内のテレビ・パソコン等のモニターにSCP-XXXX-JPと同様の現象が発生しました。しかしながら、事故の紹介は始まらず、モニターに赤いスーツを着た顔の不明瞭な男性が映し出され、スピーチを始めました。以下は当時の音声を書き起こしたものですが、軽微な情報災害が含まれているため閲覧の際は、セキュリティクリアランスレベル2以上の職員2名以上から許可を得た上で閲覧してください。
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アクションSFオカルト/都市伝説感動系ギャグ/コミカルシリアスシュールダーク人間ドラマ/恋愛ホラー/サスペンスメタフィクション歴史任意
任意A任意B任意C- portal:7585233 (15 Aug 2021 12:45)
「変な死に方をする人間の前に現れてインタビューする連中がいるよ」で終わっていて、そこからの発展が無い様に思いました。「これから死ぬ人間にインタビューしている」から「共通項はヘンテコな死に方だった」では個人的に驚きが小さい様に感じます。
また、補遺2の内容も「偶然落ちていた手帳」がきっかけでは都合の良いメモオチになっていると思います。財団の調査能力なら既に「ダーウィン賞が共通項である」と見抜いていておかしくないと個人的には思うので、その辺りは最初に明かしても良さそうです。
展開としては、せっかくインタビューしているのだから、何らかのメディアを通じて発信している様子を入れるのが無駄が無いかなと思います。ただ、発信してる様子の描写だけだと結局拡がりが無いので、折り畳み内に入れておいたリンク先を参考にインシデント記録など入れると良いかと。
その点につきましては、当初ダーウィン賞をオチに使いたいと思っていたのでこういう形になってしまいました。
しかし、言われてみれば確かにその通りだと思うので最初に置く形で改稿したいと思います。
丁寧に教えていただきありがとうございます。張っていただいた記事、団体を読んで参考にさせてもらいます。
・大まかな流れ
問題ないと感じました。
・オブジェクトクラス
適切です。
・各種記録を追加、変更、削除した方がいいか?
少なくとも減らす必要はないはずです。複数のインタビューによって段階的に情報を出す形式は良かったです。
・読みづらさ
特に感じませんでした。
・他の記事との被り
SCP-2030を連想しましたが、これは実際に確認していただくとよいと思います。
・タイトル案
すみません、特に思いつきませんでした。現在のタイトルでも良いと思いますし、投稿期間はまだまだあるので急ぐ必要はないです。
・タグ
問題ないと思われます。
以下気になった点です。
エージェント・アルスによる発言なのですが、後半では「他には?」という内容の発言が連続するためもう少しバリエーションのある会話になっているとより良いです。
こうなると、反山氏にも「自身および、他者の死亡・生命の危機に対して悲観的な感情を覚えなくなり、自身が死亡することにより、他者へポジティブな感情を与えることが出来ると錯覚する。」が適用されるため、財団のインタビュー中に特に死を選ぼうとする動きがなかったことは食い違いを発生させているようにとれました。また、反山氏は悲観的な感情を出しているため、この点では確かに矛盾が発生しています。ただこれらについては、意図せずとも精神安定剤の接種が異常性をある程度抑えていた。という解釈をすることもできています。
ラストでR.G.B.プランニングが財団へ感謝を述べているのですが、財団は特に協力的な活動をしているわけではないのでいまいち意味が通りにくいかなと感じます。どちらかというと「SCP-XXXX-JP-Aの死亡する瞬間を目撃した人物もSCP-XXXX-JP-Aと同様の変化を起こす」を妨害しているため、連鎖的に起こせるはずの新ネタの出現を潰していることから敵対的になるのではないかと推測できます。逆にそれでも財団へ好意的に接してくる理由としては、収容違反によって惨たらしく死亡する職員たちの光景を数多く入手できているから? と勝手ながらそういった推測も浮かびました。このあたりの感謝の理由はなんであれ、明確に説明されていたほうが分かりやすいと感じました。
追記: R.G.B.プランニングが明確に登場する既存作品がないことを確認しました。これはたまたまR.G.B.プランニングがそうだっただけであり、既存作品に調子を合わせる必要は全く無いです。特徴をはっきり出している作品のほうが当然分かりやすいですし、記事の個性も出やすくなりますからそうするべきだと思います。
ご報告ありがとうございます。早急に直させていただきます。修正しました。
確かにそうですよね。気をつけてはいたつもりでしたが、気付かずこうなってしまいました。修正します。修正しました。
薬の効果である程度軽減している、直接映像を見たわけではないので効果が薄まっている。という自分の中の設定でしたね……もう少し分かりやすくなるように頑張ってみます。
という形に落ち着きました。
この点につきましては、あくまでも彼ら(の目的)は新しい番組のネタ(ダーウィン賞)をこちら世界で見つけ、そのためこちらの世界に対して、テスト放送の意味も含め、善意でユーモラスな事故を紹介しているだけであって、SCP-XXXX-JP-Aは、その副産物に過ぎない(目的とは関係ない)という自分の中の設定でした。また こちらにあるように財団と良い関係性を築きたいという思いのもとこういう形にしてみました。
追記(5/7):
お忙しい中ご確認頂きありがとうございます。作成当時、明確に関わっている既存作品がなく不安だったため保守的になってしまっていました。補遺3に関しましても案を練ってみようと思います。感謝を述べる文章を消して「SCP-XXXX-JP-Aの行動の観察を含めて企画の一環とし、財団に対してSCP-XXXX-JP-Aに干渉しないで欲しい」という趣旨の文章を追加しました。しかしながら、敵対的になるような文章が思い浮かばなかったため、なるべく穏便に済ませる形に落ち着きました。改めてご批評にありがとうございました。
拝読しました。展開は現状でも問題ないとは思いましたが、何か所か気になる点もありました。また、R.G.B.プランニングというGOIにはあまり詳しくない人間の意見になります。
まず、ダーウィン賞というのは作中の説明にもある通り「愚かな行為により死亡・生殖能力を無くすことにり、自らの劣った遺伝子の抹消・人類の進化に貢献した人物に皮肉の名誉として送られる賞」とされています。より具体的には、受賞される人物は明確な判断力を持ち合わせたうえで愚かな行為を行っている必要があります。
映像記録で示されているような「男らしさを見せるために自分の首をチェーンソーで刎ねて死亡」という例は、「男らしさを見せるために死を恐れない度胸を示そうとするが、それが原因で死んでしまう」というようにどのような動機で行われた行為なのかが明確にわかります。そのため、「確かに男らしさは示せるかもしれないけど、普通それをやったら死ぬよね」という(ブラックな)ユーモアとして成立していると思います。
しかし、補遺2で示されているような「全生徒32名が恩返しのために目の前で集団自殺」という例に関しては、生徒が死ぬことが何の恩返しになっているのかが分かりませんでした。もし仮にこの事案をダーウィン賞と絡めるのであれば、字面だけ見れば「恩返しのため」という目的には沿っているものの、実際にはそれをやったら死ぬことが(中学生でも)明確にわかるようなラインの事案でなければならないと思います。
また、そもそも現実のダーウィン賞にかなりぶっ飛んだ事案が多いので、もっと馬鹿げた事案を記事内に登場させても良いのかなと思いました。「過半数がダーウィン賞を取っている・ノミネートされている事例」ということは裏を返せばWikipediaのダーウィン賞のリストの中から抜粋することにこだわる必要もないでしょうし。
総じて、ダーウィン賞を絡めたSCPを書くのであればもう少し事案のナンセンスさを強調して描けるとより良くなると思います。映像記録やインタビュー記録で段階的に情報を出す手法は悪くないと思うので、あとは細かいところを詰めていく作業になるかもしれません。
以下は「お聞きしたいこと」への簡単な回答となります。
ご批評ありがとうございます。
この点につきましては、下書き内の「自身が死亡することにより、他者へポジティブな感情を与えることが出来ると錯覚します。」、「私も最後に教師らしいことをしたいと思い、ビデオレターを作成し「クラスの全員で見るように」と書いたメモと一緒に、学級委員の生徒に預けました。」とあるように、教師からのビデオレターを視聴中にSCP-XXXX-JPが発生し、視聴した生徒が先生のためを(先生に喜んで欲しいと)思い目前での自殺へと到った。というつもりで書いていたのですが、確かに考えてみればダーウィン賞との繋がりが薄いですね……ですので、
馬鹿げた事案という方向で補遺2を改稿していきたいと思います。若干の内容変更をしました。少なくとも前よりかはそれっぽくなったのかなと、自分は思います。
言われてみればそうですよね…注脚を付け足しておきます。注釈を付け足しました。
改めてご批評ありがとうございました。
拝読しました。あまり面白くありませんでした。
全体として、狙いがぶれてしまっている印象を受けました。まず、この記事のメインに据えたい面白さを明確にしていく必要があると思います。
オチについてです。本記事はオチ付近で「実は参加者は視聴者だった」ということが明かされますが、この点についてはあまり驚きがありません。というのも、読者の視点からすると参加者が誰であろうとあまり関係がなく、オブジェクトに対する印象をそこまで大きく変えないからです。
オチで新情報を出す場合、その情報が今までの読者の認識・印象をガラッと変えるものであったり、謎を解決するようなものが効果的です(例えば、SCP-006-JPが良い例です)が、本記事はただオブジェクトの背景を語って終わってしまっており、面白さにつながっていないと感じました。
また、「異常なテレビ番組」というテーマがやりつくされているため、その点だけでは新奇性を出していくことが難しいです。つまり、この記事はダーウィン賞+その死が再現されるかどうかの闘争という点を最大限生かしていった方が良いと思います。その過程で要注意団体を出す必要があるのであれば出してもよいですが、現状R.G.B.プランニングの要素はあまり活きていないと感じますし、視聴者が参加している云々のくだりはあまりこの記事のオリジナリティを活かせていないと思います。
私が改稿するとすれば、財団が「死の再現の闘争」で悪戦苦闘するストーリーを組むと思います。
もう少し細かく説明します。もし革命チームが勝利をしたり、革命チームの働きで死因が変わってしまうと、過去改変が起こってしまいます。財団としてこれを見過ごすわけにはいきません。そこで、財団から保守チームを潜入させ、死の再現をしようと試みます。最初財団の試みはうまくいきませんが、少しずつ糸口をつかみ、ついに死を再現することに成功します(この辺りはよくマンガで見かけるような頭脳戦の展開を意識して作ります)。収容チームは作戦の成功に大喜びですが、結局のところ財団の理念のためとはいえ、人ひとりの命を奪ったことには変わりがないという後味の悪さが残る…… という形でストーリーを組めれば、この記事の主要な要素である「死を再現できるかどうかの闘争」「ダーウィン賞」といった要素をある程度活かしながら展開を作っていけると考えています。
以上の案はあくまで一例ですので、あまり気にしていただかなくても大丈夫です。
まとめとしては、現状の構造だとオチが弱く全体的にブレがあり、新奇性の不足も感じるので、「死を再現できるかどうかの闘争」「ダーウィン賞」といった要素を活かすことと、どんな面白さを目指すか明確にすることが重要だと思います。
批評に対するご意見・ご質問で返信が必要なものにつきましては、ディスカッションで返信の形で投稿いただいたうえで、PMにご一報ください。SB3のフォーラムは追っていませんので、ディスカッションへの投稿だけだと気づけない場合がございます。
ご提案ありがとうございます。こちらと似たような展開を一時期考えてはいたのですが、いざ文章にするとなると上手くいかなかったもので現在のよううな形になってしまいました。
そうですね…一旦コンテストはあきらめてゆっくり考え直したいと思います。